「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

「原子力規制庁 ムラから必ず切り離せ」 「保安院に資格はあるか 原発安全評価」

今日は、いささか他の記事は、かすんでしまいますが、是非、お読み頂きたい記事を2本紹介します。ご一読ください。

(1)保安院に資格はあるか 原発安全評価

信濃毎日新聞  01月20日(金)
http://www.shinmai.co.jp/news/20120120/KT120119ETI090003000.html
(全文引用掲載)
関西電力が国に提出していた大飯原発3、4号機の安全評価(ストレステスト)に対して、経済産業省原子力安全・保安院が妥当とする判断を示した。

 政府はストレステストを定期検査で停止中の原発を再稼働させるための条件と位置付けている。保安院の判断は再稼働に向けてのゴーサインと受け取れる。

 東京電力福島第1原発の事故解明は緒に就いたばかりだ。福島県は廃炉を宣言し、原発を抱える全国の自治体で安全性に対する疑問が高まっている。再稼働できる環境とは程遠い。

 野田佳彦政権は、事故原因の究明と監視体制の立て直しに全力を尽くすべきだ。

 ストレステストは、地震、津波、全電源喪失、海水に熱を放出する機能の停止といった事態が生じた場合、燃料損傷などに至るまでにどの程度余裕があるかをコンピューターで解析する。菅直人前政権が導入した評価方法だ。

 定期検査中の原発を対象とする1次評価と全原発に対する2次評価があり、7社から14基分の1次評価が提出されている。

 今回、保安院が妥当としたのは福井県の大飯原発3、4号機の1次評価だ。ストレステスト導入以来、初の判断である。

 野田首相は昨年9月の所信表明演説で、地元自治体との信頼関係を大前提として「定期検査後の再稼働を進める」と述べている。こうした発言を踏まえれば、政府は大飯原発を皮切りに再稼働へと踏み出したと言えるだろう。

 現在稼働中の原発は5基にとどまる。4月中にはゼロになる可能性もある。このままでは電力供給に問題が生じるとの指摘は理解できる。だが、だからといって再稼働には賛成できない。

 ストレステストの妥当性を判断する資格が保安院にあるのか、疑問が残るからだ。

 福島の原発事故で、保安院や原子力安全委員会のチェック機能が働いていなかったことが明らかになった。電力会社とのなれ合い体質が指摘され、チェック機関としての存在意義が問われている。その最中に「妥当」と言っても信頼は得られないだろう。

 大飯原発のストレステストをめぐる専門家会議に対し、市民から公開を求める声が高まったのは当然だ。地に落ちた信頼を取り戻すためには、会議の全面公開を含め原発行政全般にわたる思い切った改革が欠かせない。

 安全性の論議は、それがあって初めて可能となる。
(以上、全文「信濃毎日新聞」から引用)


(2)中日新聞 CHUNICHI WEB 【社説】 2012年2月4日
原子力規制庁 ムラから必ず切り離せ
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012020402000005.html
(全文引用掲載)

 原子力は多くの命を危険にさらすことがある。それを監視すべき機関がこれまで実は、原子力ムラの一員だった。新たに発足する原子力規制庁の最初の仕事は“独立”を示すことである。

 原発の規制を担う原子力安全・保安院は、原子力の旗振り役を務める経済産業省外局、つまり下部組織。これが、そもそもの間違いだった。推進と規制が同居する産学官のムラ社会の中で、すべてが決められ、進んでいた。

 緩い基準と規制のもと、国中に原発と、その安全神話をばらまいておきながら、大事が起きれば「想定外」とほおかむり。シンポジウムで推進をあおるような、電力会社へのやらせ工作もあった。

 保安院の無責任と偏りに強い不信を覚えているのは、福島の被災者だけではない。看板をいくら書き換えても、中身が変わらなければ意味はない。 

 信頼回復に今最も必要なのは、規制庁の独立性だ。

 米国の原子力規制委員会(NRC)のように、なぜ政府から独立した機関にしなかったのか。保安院から多くの職員が移るとされるが、それで本当に大丈夫なのか。国民の不安はぬぐい切れない。

 原子力ムラから抜けられるかどうか、長官人事が最初の試金石になる。経産省はもとより、官僚からの天下りや出向は、断じて許されないだろう。

 原子力規制庁の設置を含む関連法改正の基本理念は、放射線の有害から人と環境を守ること。規制と責任のあり方を、国民の目に見えるようにすることだ、という。

 政府はこれまで、原子炉の設置を認めたあとの安全対策は、電力会社の自主的な取り組みに委ねてきた。しかし、福島の事故を受け、直接規制に乗り出した。

 原発の“寿命”を法的に原則四十年に制限し、過酷事故への対策や、最新の安全基準や技術を古い原発にも適用すること(バックフィット制度)を義務付けた。

 規制庁は法の理念にのっとって、国民の健康と命を守る独立した立場から、原発や原子力に監視の目を光らせるべきだ。そして評価や規制の内容を、国民に対してまず正直に、次にわかりやすい言葉で報告すべきである。


 四十年寿命が確立すれば、老朽原発の廃炉、解体も大きな問題になってくる。
福島第一原発の残骸や溶け出した燃料の処分も気がかりだ。規制庁は廃炉や核の
ごみからも目を背けるべきではない。
(以上、全文「中日新聞」から引用)



★今週の掲載記事の一覧
「原子力規制庁 ムラから必ず切り離せ」 「保安院に資格はあるか 原発安全評価」
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11154887985.html

4号機爆発は、想定外の核爆発だった???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11154732751.html

東電のこれまでの高コスト体質(呆れた、コスト意識)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11154729782.html

福島原発事故の現状と国民の取るべき行動
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11154729536.html

伊方原発再稼働は「白紙」!!中村時広愛媛県知事
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153690058.html

原発利権の構図(転載)・・・再掲裁
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153688133.html

原発利権の腐れぶり、と言うべきか癒着振り!!(民間企業側と官僚機構側)・・・再掲裁
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153685298.html

電力会社と官僚機構の「ズブズブ」の関係(再掲裁)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153677699.html

東京電力の電気は買わない!  東京23区のうち19区がPPSからの購入を実施・検討
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153670114.html

会社のために、組織のために不法行為を犯すのは時代遅れ???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11153669036.html

元東電社員の告白 辞めたワケと20年前の"ある事故"
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11152769547.html

ラ・アーグ再処理工場事故〜1980年人類絶滅寸前の事故があった
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11152748780.html

【日本しか買わない「タミフル」という薬】 タミフルに利権あり???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11152713141.html

「2.11さよなら原発全国1000万人集会」開催予告
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11152518752.html

福井の原発2基、再開困難(細野原発相、40年超「再稼働ない」)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151944260.html

玄海原発運転差し止め訴訟・(国内最大規模)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151937488.html

ホットスポット』は、意外なところにあります(マイカーの場合)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151905213.html

「イカリ」(怒り)を忘れた、日本人!!!(おおやけ・=公に、イカルべし!!!)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151897432.html

フェイスブックの恐怖???
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151896607.html

コリンヌ・ルパージュ元環境相の緊急メッセージ (YouTubeから)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151891049.html

ユーロ崩壊で世界はどうなる!?【経済学者・中谷巌氏インタビュー】
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151889197.html

沈み行く「泥舟=東電」から、逃げ出すネズミ(=東電社員)たち
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151887867.html

イリノイ州の原発、緊急停止 外部電源喪失
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151037050.html

週後半にかけ大雪の恐れ 気象庁が警戒呼び掛け   
ウクライナや東欧 大寒波で40人超死亡
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151035029.html

ドイツ人はどう感じた!? 3.11後の脱原発運動、上映へ
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11151034068.html

下水処理施設とごみ焼却施設での放射能の再拡散
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11150937328.html

脱原発宣言」をした城南信金のその後
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11150936574.html

菅前首相の“犯罪”
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11150935784.html

毎日新聞記事から(この国と原発  六ヶ所)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11150935209.html




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国家とは、何か???政府とは、何か???

Reuters JP(ロイター)
イランは圧力に屈せず、制裁や脅迫には報復=ハメネイ
2012年 02月 3日 21:44
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE81200420120203
特集イラン情勢(図的資料あり)
http://jp.reuters.com/news/globalcoverage/iran#a=1

変わる中東の勢力図、「米国後」を狙う中露の思惑
2012年 02月 2日 16:19
http://jp.reuters.com/article/jpIran/idJPTYE81K1VE20120202

イランは原子爆弾4発の製造可能=イスラエル軍高官
2012年 02月 3日 18:36
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE81K25L20120203

米国防長官、イスラエルがイラン攻撃する可能性高まる=報道
2012年 02月 3日 12:28
http://jp.reuters.com/article/jpIran/idJPTYE81K21D20120203

イラン軍が米国に域外退去を迫る(字幕・30日)
http://jp.reuters.com/video/2012/01/31/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E8%BB%8D%E3%81%8C%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E3%81%AB%E5%9F%9F%E5%A4%96%E9%80%80%E5%8E%BB%E3%82%92%E8%BF%AB%E3%82%8B%E5%AD%97%E5%B9%95%E3%83%BB30%E6%97%A5?videoId=229378060&videoChannel=201


以上の様に、アメリカとイラン、そしてイスラエルの関係は、非常に緊張しています。
しかし、これが国家と言うものであり、政府と言うものだと私は、思います。
国内でしか通用しない「平和憲法」を、宗教の経典のごとく後生大事にする。
そして、古今東西、軍隊の無い国家など存在しなかった事実に目を背けて、これまでは
アメリカの軍事力に頼って、地域の平和を保ってきました。その結果が、どうであったか??

金儲けしか考えない、自分や自分のグループの利益しか考えない人間や集団ばかりになりました。用心棒を雇って、安全を確保しているのと同じ事です。用心棒の方が、遥かに強力なので、用心棒代金は上がる一方で、まるで日本は、アメリカの植民地のようです。

イランは、経済力においては、日本などと比較にならないほど低いです。しかし、上記記事を読むなら、そこには確かに「国家」も「政府」もあります。「金」に魂を売り渡した、日本とどちらが立派だと、皆さんはお考えになりますか???



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福島原発、恐ろしい実態…(鳥類)

鳥は、体が小さいせいなのか、放射能被曝の悪影響が、速く出るようです。植物でも、異常に葉が大きくなったり、異常に大きな実がなったりしました。実は、皆さんご存知の方も多いかもしれませんが、チェルノブイリ原発事故の時も、同じ現象が見られました。私が、一番記憶に残っているのが、90cmくらいに成長した、「おばけタンポポ」の写真です。

そして、同じ事が数年後から人間にも、発生するのです。放射能の影響を一番受けるのは、胎児です。ですから、気の毒な事に赤ちゃんに、人間では一番先に影響が出るでしょう。
御用学者の言う、被曝の影響は、甲状腺がんと白血病しかない。と、言うのは、「真っ赤な大ウソ」です。

一番、多い病気は(何度も申しましたが)心臓系疾患です。その他、様々な病気があります。
そして、それが被曝の影響なのかどうか、証明するのが難しいので、「無い」と誤魔化すのです。
ですから、御用学者の「タワゴト」を信じていると、将来健康被害を発症したり、寿命が短くなったりします。日本には、現在でも心臓系疾患を中心とする30代40代の年齢層の「突然死」が、全国で
『5万人』くらい発生していると、言われています。(学界の統計です)原因は、生活習慣です。

つまり、現在の日本人は、ただでさえ体が弱いのです。ここに、被曝の悪影響が加われば、チェルノブイリ周辺諸国以上の多数の健康被害が、発症する可能性が高いのです。本当に、国を挙げて対策に望まなければ、甚大な不幸が近い将来に訪れると思います。

とにかく、「内部被曝」には敏感になってください。「内部被曝」の蓄積が、被曝による健康被害の発症の原因です。これが、少なければ少ないほど、健康被害のリスクも減ります。汚染の少ない地域であろうと、10年20年のうちには、主に食品を通して、「内部被曝」が蓄積して行くのです。これは、チェルノブイリ周辺諸国で証明されている事です。

そして、汚染のひどい地域に、現在住んでいる方は、出来るだけ早く移住する事を考えてください。早ければ、早いほうが良いのです。汚染のひどい地域に住むと言う事は、「外部被曝」と
「内部被曝」のダブル被曝になっている事を、忘れないでください。除染したから、どうにかなる問題では、ありません。加えて、原発に近いほど、今尚、漏れ続けている放射能にも被曝しているのです。チェルノブイリ原発事故の25年後の今でも、事故原発からは、放射能が漏れ出し続け、環境を汚染し続けています。日本では、本来、人が住んではいけないような地域にも住民が留まっているのです。それを、どうぞご理解ください。政府・地方自治体が何もしない以上
ご自分の判断で、行動しなければなりません。汚染の強い地域に住んでは、なりません。

鳥の調査結果の記事が、ありますので全文転載します。明日の人間の姿である事を、どうぞ、お忘れなく。

ZAKZAK から全文転載
福島原発、恐ろしい実態…鳥の脳が小さくなった!生殖能力も低下
2012.02.04
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120204/dms1202041438004-n1.htm

 3日付の英紙インディペンデントは、東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。

 研究チームは、1986年に事故が起きたウクライナチェルノブイリ原発と福島第1原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する14種類の鳥について分析。

 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認されたほか、脳の小さい個体が発見された。このほか、DNAの変異の割合が上昇、昆虫の生存期間が大きく減少するなどの影響も見られた。(共同)





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放射能汚染の中で生きていくには???(1)

どうするべきか、大問題です。
汚染地域は、ほぼ関東と東北その一部周辺地域に及びます。
まず、第一に考えるべきは、年齢によりかなり被曝の悪影響が異なる事です。
小出裕章さんの「原発のウソ」をお持ちの方は、91ページからの記述を
参考にして下さい。92ページにJ.W.ゴフマン博士の年齢別危険性に棒グラフが
掲載されています。それによると

0歳児において、極端に高くなっています。
5歳児、10歳児とそれについで、高い数字を示しています。
つまり、10歳以下の子供は、何が何でも被曝から守らなければならない
と言う事が、分かります。
15歳〜30歳までは、低くはありませんが、10歳以下に較べると
かなり低下しています。
更に、男女でも違いが有ります。低線量被曝では、大体女性のほうが
発ガンと言う点で見ると、2倍の発症率です。これは、どこかで見ましたが
データが見当たりません。高線量被曝だと女性は、劇的に上昇します。

50歳以上になると、発症率は無視できるほどに下がります。
これを、一つの基準に考えるのが良いのではないかと思います。

結論は、二つあります。
<第一>
出来る限り、空間線量の低い地域に住む。
高ければ、その分、「外部被曝」の影響が大きくなります。
元々、高濃度に汚染されている地域は、大体判明しています。
それらの地域には、出来うる限り住まないようにするべきです。

汚染地域が、人工的に出来ている、あるいはこれから出来るであろう地域が
あります。それは、数日前のブログに書きましたとおり、下水処理施設、汚染ガレキの
焼却施設。これは、間違いなく高濃度に汚染される地域を作り出すと思われます。
家庭ごみの焼却施設も、今後家庭ごみから汚染食材の残りがゴミとして出されますので
有る程度の汚染が予想されます。

局地的な、ホットスポットもあります。これは全部、調査が済んでいないと思いますので
身の回りに注意が必要です。水の通り道は、大体高い放射線量を示すようです。
家の周りでも、雨水のたれるような箇所は、時間をかけて汚染されます。
それから、「コケ」です。これは、放射能を吸収して育つ事が知られています。
家の北側などには普通に生えていると思います。これを踏んだり、触ったりしては
いけません。被曝します。
定期的に除去するべきです。その時は、道具を使い、水分の浸透しない手袋を
使うなどの注意が必要です。除去した「コケ」をどう処分するかは、最寄の
自治体に問い合わせてください。

更に、女性セブンの記事で、自家用車の汚染が報道されていました。
外にあるものは、定期的に清掃するべきである事を、示しています。
外出から帰った時も、そのまま家に入ってはダメです。外に出ている部分や
靴底などを、簡単に清掃します。靴底は、何かで水拭きします。
衣服も、水拭きします。チリを払うような動作は、ダメです。

このように考えていくと、結構注意するべき事は沢山有ります。

以上が、外部被曝についての簡単な注意点です。
誰か専門家の書いた対策書を読んだ方が宜しいと思います。


<第二>
内部被曝です。
これは、次回に書きます。
今の季節は、「マスク」の着用は絶対条件です。
「マスク」の着用にも使用上の注意点が有りますので、製品の説明書きは
必ず、お読みください。
目の保護も忘れないで下さい。
ゴーグルが、一番良いのですが大き目のサングラスで目に直接、風を
当てない程度の注意は、してください。
目の病気も、放射線被曝で多く起きる病気です。
(※一番多いのは、心臓病です)

☆少々、まとまりが無くなって、ゴメンナサイ。





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ベラルーシのゴメリ地区に見る放射能被曝によると思われる死因のうち多数を占める死亡原因

ベラルーシのゴメリ地区に見る放射能被曝によると思われる死因のうち多数を占める死亡原因
(子供に対するセシウム137の、影響の大きさ)

★放射能による健康被害は、甲状腺ガンや白血病だけでは無い事を、お知り頂きたいと思います。それは、ほんの一部に過ぎません。

★『ベラルーシは欧州全体で最大の被害をこうむった国だ。チェルノブイリ原発4号炉で起きた事故の結果大気中に放出された放射性物質の約70%はベラルーシ共和国の領土の23%以上に当たる部分に降下し、そこを汚染した』

ベラルーシの住民の死亡原因で一番多いのは、心臓病で二番目が悪性腫瘍です。文中ベラルーシの住民の死亡原因から引用。
下記、「図2.7 ベラルーシの各地方における住民死亡率の推移」を見てください。
心臓病    52.7%
悪性腫瘍   13.8%
と、なっています。

★特に注目していただきたい事。

『子どもの臓器と臓器系統では、50Bq/kg以上の取りこみによって相当の病的変化が起きている。
しかし、10Bq/kg程度の蓄積でも様々な身体系統、特に心筋における代謝異常が起きることが報告されている。』

★子どもの場合わずか、10ベクレル(1kg)以上の体内への取り込み蓄積で異常が、発生する事です。


★『Piace Philosophy Centre』からの引用
チェルノブイリ事故による放射性物質で汚染されたベラルーシの諸地域における非ガン性疾患 Y・バンダシェフスキー教授」
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/09/non-cancer-illnesses-and-conditions-in.html
☆このURLの中に、色々な図が掲載されていますので、是非ご覧下さい。

<一部そのまま引用>

まとめると、長寿命の放射線核種セシウム137は、多数の生命維持に重要な臓器や身体系統に影響を与える。その結果、放射性セシウムの濃度に依存するプロセスとして高分化細胞が悪影響を受ける。エネルギー産出系統の破壊を基盤にしたこのプロセスは、蛋白の破壊へとつながっていく。この繋がりにおいて、セシウム137が人体に与える影響の特徴は、生命維持に重要な臓器や臓器系統の細胞内の代謝プロセスの抑制だとみられる。これは毒性組織(窒素化合物)の直接的な影響と効果、および心臓血管系の障害による組織発育の阻害とによるものである。セシウム137により人間や動物の体内に引き起こされる病理的変異をすべてまとめて「長寿命放射性物質包有症候群」(SLIR)と名付けることもできそうである。この症候群は生体に放射性セシウムが取り込まれた場合に表れる(その重症度は取り込まれた量と時間で決まる)。そして、その症候群は心臓血管系、神経系、内分泌系、免疫系、生殖系、消化器系、尿排泄系、肝臓系における組織的・機能的変異によって規定される代謝障害という形で表れる。SLIRを誘発する放射性セシウムの量は年齢、性別、そしてその臓器の機能的状態により異なる。


『子どもの臓器と臓器系統では、50Bq/kg以上の取りこみによって相当の病的変化が起きている。

しかし、10Bq/kg程度の蓄積でも様々な身体系統、特に心筋における代謝異常が起きることが報告されている。』




『 Peace Philosophy Center 』記事元

Thursday, September 29, 2011
チェルノブイリ事故による放射性物質で汚染されたベラルーシの諸地域における非ガン性疾患
 Y・バンダシェフスキー教授 」から転載引用
記事URL
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/09/non-cancer-illnesses-and-conditions-in.html

この中に「図2.7 ベラルーシの各地方における住民死亡率の推移」が、あります。
それによると
心臓病    52.7%
悪性腫瘍   13.8%
感染症    1.0%
その他の要因 14.9%
外部要因   10.7%
泌尿生殖系  0・7%
消化器系   3.4%
呼吸器系   3.0%

図2.8 ベラルーシの死因構成、2008年[訳注:外部要因とは事故・犯罪死など]から引用

ベラルーシの住民の死因のうち主なものは心臓病と悪性腫瘍である。最大死因である心臓病が統計的に有意な増加を示していること、中でもチェルノブイリ原発事故の後処理に関わった人びとの間で増加していることには不安を禁じえない(図2.9)。
食物から永久的・慢性的に摂取される状況下において、放射性核種セシウム137は
甲状腺、心臓、腎臓、脾臓、大脳など、生命活動のために重要な臓器に蓄積される。
これらの臓器が受ける影響の度合いは様々である。