「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

皆様、いかがお過ごしですか??

毎日、沢山のご訪問を、ありがとうございます。
厚く御礼申し上げます。
先月の17日から、どういう訳か訪問者が急増いたしました。ありがたい限りでは、ありますが
困った事もあります。以前の読者の方は、読んだ事がある。新しい方は、読んだ事がない。
このような記事が、沢山有ります。私の書いた記事は、もう出来のよしあしは、別にして700本は超えているのでは、ないかと思います。自分でも過去ブログを捜すのが大変で、人が探せば
もっと、大変だろうと思い、目次ブログを作りました。一番、目次ブログを使うのは自分だろうと
思います。

どのくらい増えたかと申しますと、以前は150〜160PVが平均的なPVでした。今、500〜700PVが普通になりました。このような次第でございますので、昨年の過去ブログも再掲載して行こうと考えております。昨年からの読者の方は、お読みになっていても、今年から読者になった方は、読んだ事が無い記事が沢山あるからです。以前に記事にも、お読み頂きたい記事は、沢山あります。そのような訳で、昨年からの読者の方は、ご了承くださいませ。

特に、「被曝関係」の記事は、大事ですので多く再掲載することになると思います。
放射能汚染と被曝の問題は、今後何十年も、何世代にもわたって続いていくことになります。
政府の話を聞いていると、数年で終わるような錯覚をもたれるかもしれません。実際には、25年前に原発事故に見舞われた、チェルノブイリ周辺諸国を見れば、誰にでも分かる事です。「ウソ」を、ついても何の意味もありません。「冷温停止」と言う言葉をとっても、そうです。壊れた原子炉で「冷温停止」は、物理的に不可能です。用語がそうなっています。それを平気で
言葉の意味を変えてしまって、使っています。学校なら落第です。

などなど、考えております。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)

YouTube から
原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)1/3
http://www.youtube.com/watch?v=K3VFzSLFpwg&feature=player_embedded

原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)2/3
http://www.youtube.com/watch?v=yWcOrnLCRMc&feature=related

原発と白血病の因果関係(ドイツのテレビ番組)3/3
http://www.youtube.com/watch?v=ttUfQ-426R8&feature=related

akwneindanke さんが 2011/04/18 にアップロード

訂正:
字幕に出てくる日付が間違っています。
1986年12月12日ではなく、
1986年9月12日です。

*****

北ドイツの港町、ハンブルグから数十キロ離れた場所に、クリュンメル原子力発電所とGKSS原子力研究所、ふたつの原子力施設があります。1986年9月12日に、クリュ­ンメル原子力発電所のあちこちで、放射線測定器が異常に高い数値を示しました。

それから数年後、この地域で子どもの白血病が増えました。ある小さな村では(そこは、統計学上では60年に一人、白血病患者が出るかでないかといわれているのですが)たっ­た5年の間に、6人の子どもが白血病になりました。

その後も、小児の白血病患者は増え続け、このあたりは、世界で最も小児白血病の発病率が高い地域のひとつになっています。

なぜ、この地域で、たくさんの小児白血病患者があらわれたのか、白血病と原子力発電所に因果関係はあるのかを、様々な角度から取材をした、ドイツのテレビ局、ZDFのドキ­ュメンタリーです。

2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、福島第一原発で事故が起こりました。

福島原発の近くで、被曝の危険にさらされている人たちに対して、日本政府が避難命令を出さないことに、私は、大きな怒りを覚えています。

何も知らない、小さな子どもたちが、いま、この瞬間にも被曝しているであろうことが、悲しくて仕方がないです。

自分が、 世界中で一番愛する人間の身体が、
少しずつ、 少しずつ、
病に蝕まれながら、
その機能を失っていく。

そして、 最後に、 もう二度と会えなくなってしまうまでの、
苦しみ、 不安、 恐怖、 絶望、 悲しみ、
そういうものを抱えながら
生きていかなくてはならなくなる人が増えても、
まだ、原発を必要悪だと言えるのでしょうか。

論点をすり替えるために、
風評被害などという言葉をつくり、
内部被曝する人を増やしてはいけません。

農家の人たちが苦しまなくてはいけないのは、
野菜を買う人がいなくなったからではなくて、
原発事故が起こったからでしょう。

私たちは、もっと怒るべきだと思います。
これは、怒っていいことなのです。

賄賂とか、 天下りとか、 機密費とか、

政治家はずいぶん、ずるいことをしているけれど、
原発の問題はそんなレベルではない。

私たちの、私たちの愛する人の、命にかかわることなのです。



*****

当チャンネルの動画

*****

放射線と放射線物質について学ぼう
放射能? α線ストロンチウム??? という人のために
http://www.youtube.com/watch?v=z_5AlpmB4Sg

被ばくで細胞が傷つくとは?
http://www.youtube.com/watch?v=NKsr4AI00es

*****

「浜岡が事故ったら、福島でいま起きていることなど、線香花火くらいにしかならないですよ」

東海地震の活断層の真上、しかも、関東の首都圏の風上にある浜岡原発。米国ゼネラル・エレクトリック社で、原発関連会社で技術者として、東海・福島原発建設に従事してこら­れた菊地洋一さんが、中部電力静岡支店で、浜岡原発がいかに危険かをお話しされました。

ダイジェスト版 1/2 浜岡原発は即刻停止すべき! 菊地洋一さん
http://www.youtube.com/watch?v=9s1JO3LcQGg


*****


なぜプルトニウムを吸い込むのが危険なのか
http://www.youtube.com/watch?v=wu3ZrzwU35U

この動画の一部を抜粋したものです。
30秒ほどのアニメーションです。

初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道〜中国地方まで広く拡散

この情報自体は、新しいものでは、ありません。しかし、ご注意頂きたい点があります。
その意味で、再掲載しました。従来考えられていた以上に、山岳地帯が、汚染されているのです。と言うことは、山に行けば確実に「外部被曝」することに、なります。それだけでは、ありません。

山で採れる、「キノコ」や木の実、山菜、イノシシ、川魚。などなど、全部、放射能で汚染されている事になります。特に、「キノコ」は何回も申しますが、放射性物質をよく吸収して育つ植物として欧米では、広く知られています。雑食性のイノシシも、野生のキノコや山菜等を食べますのでイノシシも汚染されます。チェルノブイリ原発事故の汚染が、ひどかった南ドイツでは、いまだにイノシシは食用に適さないほどに、汚染されています。

更に、山岳地帯は雨や雪が多いです。これが、川を流れ下ってくる水に汚染物質(放射能)が含まれているのです。山の湧き水が、キレイと思ったら大間違いである事になります。

春になれば、スギ花粉が飛びます。これにも、沢山、放射性物質(放射能)が含まれると考えられます。と言うように、考えていくと、山岳地帯の汚染が、ヒドイと言う事は色々な面で影響が多いということなのです。間違っても、春、山菜取りなどしないでください。好んで、外部被曝と内部被曝のダブル被曝をすることになります。

改めて、zakzak の記事を、読み直すと事態の深刻さに気が付くと思います。これからは、余程注意して、生活していかないと大変な事になると思います。

zakzak から引用
地図URL
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20111115/dms1111151134009-p1.htm
初の“セシウム汚染”全国マップ!北海道〜中国地方まで広く拡散

土壌へのセシウム沈着量を計算した地図。単位は土壌1キログラム当たりのベクレル(米科学アカデミー紀要提供)
記事URL

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111115/dms1111151134009-n1.htm
(2011.11.15)
 東京電力福島第1原発事故で放出された放射能が、日本列島各地に拡散している状況が明らかになった。名古屋大などの研究チームは福島第1原発から放出された放射性セシウムの全国分布を推定した地図を作成した。15日の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。各自治体などが公表したデータに基づく推定とはいえ、実態に近い全国版の汚染マップが示されるのは事故後初めてだ。

 地図は名古屋大の安成哲三教授、ノルウェー大気研究所などのチームが作った。3月20日から1カ月間に福島第1原発から放出されたセシウム137について、各地の自治体が計測した連日の降下量データをもとに大気中の拡散をシミュレーション。土壌への沈着量を推定した。

 セシウムは北海道から中国地方にかけた広い範囲に沈着するが、西日本の汚染は少ない結果だ。研究チームは「中部地方の山岳地帯が西日本への汚染大気の拡散を防いだ」と分析している。

 地図上の分布状況は、文部科学省が岩手県から岐阜県まで18都県で行った航空機モニタリングの実測値とほぼ合致している。そのため、専門家らは「汚染は、この地図通りに広がっている」とみている。

 ただ、今回の解析には建屋の水素爆発などで大量の放射性物質が放出された3月中旬のデータは含まれていない。同チームでは、地図に示された状況は「実際の汚染の下限に近い」としている。現実はさらに深刻ということか。

小出裕章氏:2号機圧力容器底部の温度上昇と川内村の2万Bq/kgミミズ@たね蒔きジャーナル

YouTube から引用
小出裕章氏:2号機圧力容器底部の温度上昇と川内村の2万Bq/kgミミズ
@たね蒔きジャーナル
動画URL
http://www.youtube.com/watch?v=mem87LdOk0k&feature=player_embedded
tacc77 さんが 2012/02/06 にアップロード

2号機再臨界の可能性 「(東電発表が)本当なのであれば、再臨界ということはな
いと思います」小出裕章
『小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏による情報』
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/02/07/tanemaki-2012feb6/

・2月に入って圧力容器の底の部分の温度上昇が続いている2号機の再臨界の可
能性について
・帰村宣言を出した川内村で、ミミズから1キログラムあたり2万ベクレル
放射性セシウムが検出されたことについて
です。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/mE95f

書き起こしブログ
「ざまあみやがれい!」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65789237.html
2012年02月07日08:07
adiation01[1]温度上昇続く2号機 再臨界の可能性について「(東電発表が)
本当なのであれば、再臨界ということはないと思います」小出裕章 2/6(1)

から、書き起こし部分を転載。

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生にうかがいます。小出さん、こんばんはー」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

平野「あっ、こんばんは。よろしくおねがいします」

小出「はい。よろしくおねがいします」

水野「え…小出さん、まずはですねえ、この福島第一原発の2号機、の圧力容器の底の部分の温度が上がっていると、いうニュース、お伝えしましたけれども」

小出「はい」

水野「これについて心配していらっしゃるリスナーの方々、非常に多くてですね」

小出「はい」

水野「え…いろんなかたが質問してくださってるんです。これ結局どういうことなんだろうかと。何が2号機でおこっているんだろうかと、いうご質問ですけれども。え…これは今月に入ってから50度前後だった温度が、4日間で20度ほど上昇しているっていう話なんですよねえ」

▼2号機 73.7℃記録 圧力容器底部ーー冷却水1日24トン増でやっと温度若干低下

小出「はい」

水野「一体何が起こっているというふうに小出先生はお考えでしょう」

小出「え……温度というものは、」

水野「はい」

小出「まあ、ある、ある場所の温度を測ってるわけですが。え…その温度というものは、発熱量と冷却量のバランスできまります」

平野「ふむー」

水野「つまりどんどん冷却するために水を外から入れてますよね」

小出「そうです」

水野「その水、で冷やしているそのエネルギーと発熱するエネルギとの兼ね合いで温度が決まると」

小出「そうです」

水野「いうことですね」

小出「はい。あの、必ずそうなる、のです」

水野「で今…」

小出「それで…」

水野「一生懸命水入れる量、増やしてるんですよね」:

小出「はい。えーと。まず冷やす前……水の量を増やす前に、ずうっとおんなじ量で入れていたわけですから。冷却量は一定だった、んですね」

水野「そうです」

小出「え…それでも温度が上がったということは、その場所での発熱量があがっているということなの、です。それで、発熱量が上がる理由には2つありまして」

水野「2つあります。はい」

小出「はい。え…その場所に、え……いわゆる炉心部分、というか燃料ですね、ウランの燃料が集まってきたという可能性が1つ、だし。もう1つが原子炉の中でまた、ウランが核分裂反応を起こすという再臨界が起こっているという可能性が1つ、です。」

水野「はい」

小出「それで……まあ、どちらだかは…なかなか判断難しいと思うのですが。」

水野「はい」

小出「東京電力は、え…今聴いたニュースで、は、え……核分裂生成物の測定をしたところ、短い半減期の、え…核分裂生成物は増えてないということを確認したというふうに言ったのだ、そうですね」

水野「はい」

小出「はい。もしそれが本当なのであれば、再臨界ということはないと思います」

水野「はあー」

小出「え…つまり、そうなると残ってる可能性は、え……溶けてしまった炉心、の、一部が、その…温度を測定してるところに集まってきているという、そういう事なんだろうと思います。ですから、あの……まあ……溶けた炉心がなくなってしまうわけ、なくてですね」

水野「ええ」

小出「私は…ほ」

水野「どこに行くかですね」

小出「そうです。私はほとんどのものはもうあの圧力容器から下に落っこちてると私は思ってるのですけれども。まあなにがしかのものが圧力容器の中に残っていて。それがその冷却水、まあ水をじゃーじゃーと流してるわけで。その流してる水によってあっちこっちに動いてるんだろうと思います。それでその動いたものがその温度を測定してるところに、え…たまたま動いてきたという可能性は、あるだろうし。多分、東京電力もそれ、そう言ってるのだろうと思います。で、その可能性が私は強いと思います」

水野「はあ」

平野「東電は、あの…」

小出「はい」

平野「配管の切り替え工事で、」

小出「はい」

平野「まあその冷却水の流れが変わったことも原因があるんじゃないか」

小出「はい」

平野「みたいなことを言ってますが」

小出「かもしれませんね。要するにとってもその微妙なバランスで、今、事故が進行しているわけで。中を確認することもできない、わけでうし。まあその、確認するためのその言ってみれば1つの手段が温度計なん、ですね。それで温度計の動きをみてると、え……今までよりも急に上昇してきてしまった場所があるということなわけで。え…そのことから類推して中のことを想像するしかない、のです。そうなると、まあ、私が聞いていただいたようにいくつか可能性はある、わけですけれども。多分、東京電力が言ってるように、溶けた炉心の一部がその温度を測定してる部分のところに、集まってきてしまっているという可能性は高いと思います。」

平野「うん」

水野「これは、今さきほど、小出先生が事故が進行しているっておっしゃって」

小出「はい」

水野「私は今、あの、非常にショックを覚えたんですけど」

小出「はい」

水野「あの、事故収束してるっていうのが政府の見解ですよね」

小出「そうですよね。まあ、私はいんちきだと言ってるわけですけれども。あの、今も、その、今回の温度があがるということ自身もですね、その溶けた燃料がどこにあるかすらが、わからない」

水野「わからないっていうことですよね」

小出「はい。そういう状態で今、事故が、まあ、事故の、現実がある、のですね。」

水野「そういうことですよねえ」

小出「はい。ですから……うん…その…今は圧力容器ということの、部分を問題にしているわけですけれども。多分ほとんどの溶けた炉心はもう格納容器の底に落ちているわけですし。え…それが一体どうなっているかはもう、それこそ全くわからないという状況に、今、あります。それで…それを収束宣言という形で、日本の政府は出してしまったわけですけれども。」

水野「はい」

小出「まあ大変恥ずかしい国だと私は思って…います」

水野「うん…東電は、原子炉全体としては十分冷えており、冷温停止状態という現状はかわらないと、言って、いるんですね」

小出「え…冷温停止状態という言葉はテクニカルにはないのです」

水野「はい」

小出「はい。冷温停止という言葉は、も…ありまし…たけれども」

水野「専門用語としてちゃんとあるんですが」

小出「はい。もうそんなモノはあの、圧力容器の底が抜けちゃっているじょう…現実では使ってはいけない言葉なんですけれども」

水野「もともとですね」

小出「はい。それをまあ政府のほうは冷温停止…に『状態』という言葉をつけくわえて、え…まあ取り繕ってる…わけですけれども。まずはそのいったいじ…炉心がどこにあるのか。そういう事を、きっちりと知らなければいけない、時に、え……あたかも事故を収束してるということを言うというのは私は間違いだと思います」

水野「これ、あの、ま、再臨界でないとしたらですね」

小出「はい」

水野「う…心配は要らないんですか。このまま上昇をもし続けたとしても、大丈夫なんでしょうか」

小出「えー、その、圧力容器の温度が例えば100度を超えてしまうようなことになると、すぐに水は沸騰してしまうということになりますので」

水野「ええ」

小出「え……ん……かなりた…重要な事になるだろうと思いますけれども」

水野「はい」

小出「50度であるか70度であるかということで、言えば…」

水野「はい」

小出「一応水が水で、ありえているということですので」

水野「ほおー」

小出「え……まあ東京電力としてはまだ冷やしていられているよと、言いたがるでしょうし」

水野「はい」

小出「まあ、それは、あの、100度を超えない限りはそういう主張は成り立つと思います」

水野「…ほおー」

小出「ただ、あのー、本当にそのー、どういう状態なのかがわからない」

水野「はい」

小出「観に行くこともできないし、それこそまあ、こないだはファイバースコープを格納容器の中に入れたわけですけれども」

▼2号機格納容器内 動画を内視鏡で撮影 東電が公開(全動画紹介)

水野「そうでしたねえ」

小出「あ、圧力容器の中なんてそこれこそまた見ることもできませんので。どうなってるかがわからないという本当にその困った状態なんですね、今。」

水野「…はい。ではあのもう1つ、ミミズの話を教えていただきたいんです」

小出「はい」

水野「ミミズ、1キロ当たりってどんだけやって、ちょっと何となく私想像もつかないんですけど」

小出「(笑)はい。」

水野「ミミズ、1キロあたりで2万ベクレルの放射性セシウムというのは、どれぐらいの濃度って思ったらいいんでしょう」

=====(文字おこし、続く)

続き:帰村宣言の川内村 ミミズからセシウム2万ベクレル/kg検出「私が使っているような測定器は放射能が強すぎて測定ができなくなる」小出裕章 2/6(2)


(その2)
「ざまあみやがれい!」

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65789239.html

2012年2月6日(月)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。帰村宣言を出した川内村のミミズから2キログラム当たり2万ベクレルの放射性セシウムを検出したことについて言及しています

=====(文字おこし、続き)
※「」からの続きです。

水野「…はい。ではあのもう1つ、ミミズの話を教えていただきたいんです」

小出「はい」

水野「ミミズ、1キロ当たりってどんだけやって、ちょっと何となく私想像もつかないんですけど」

小出「(笑)はい。」

水野「ミミズ、1キロあたりで2万ベクレルの放射性セシウムというのは、どれぐらいの濃度って思ったらいいんでしょう」

東日本大震災:ミミズ1キロから2万ベクレル 食物連鎖で蓄積も−−福島・川内村

小出「えー、まあ私…は、放射性物質を取り扱って」

水野「ええ」

小出「まあ、かれころ何十年かきてる人間ですけれども。1キログラムあたり何万ベクレルなんていう放射能があると、ほとんどそく…私が使っているような測定器は、その、死んでしまうというかですね。その、放射能が強すぎて測定ができなくなるというぐらいの」

水野「針、振り切れちゃって」

小出「はい」

水野「使い物にならなくなるんですね」

小出「はい、そうです。え…そういうものですから、すごいなあと…。私は思います」

平野「これやっぱり食物連鎖が心配ですよねえ」

小出「はい」

平野「ミミズっていうのは別にミミズだけでは、」

小出「そうですね」

平野「あのー、もぐらが食べたり、鳥が食べるといって。」

小出「はい」

平野「こう、広がっていく可能性があるんですね」

小出「そうですね。もちろんだからミミズそのものだって、えー、要するに大地が汚れている」

平野「ええ」

小出「土が汚れてるからミミズも汚れてしまってるわけですし。え…大地が汚れてしまえばもちろんミミズだけではなくて、他の生き物も、え…植物も動物も汚れてしまうというのはさけ用がないことなの、ですね。」

平野「うん。だからまあこの…政府のそのいわゆる食物連鎖により食品、植物の汚染というものになんら指標もだしていませんよね」

小出「はい。今のところは出してないです。要するに…」

平野「これは…なかなか難しいですね。でも」

小出「これから長く続きますので、いったいこういう事態に、何年何十年ってどうやって向き合っていくのかということをシッカリと調べながら、え…判断をしながら指針を作りながらいくしかもうないんだと思います」」

水野「私いままでミミズと自分の関係ってかんがえたことないんですね」

※一同笑い。

水野「考えたらミミズを食べた、あの、動物…そしてまたその動物…どんどんどんどんなっていくと、あたしにくるんですよね」

小出「もちろんです」

水野「ミミズとあたしってこういう密接な関係だったと、今日はじめて気がついたんですよ。」

小出「はい」

水野「でもそういう中でこの、今回のミミズが生息している場所がどこかというと、福島県の川内村。先週、帰村宣言、あの、村にかえってくださいよという宣言をした村ですよ。そ、こうしたミミズ、つまり土の状況の中で、帰りましょうよということ、をどういうふうに小出先生、捉えたらいいでしょう」

小出「えー……、大変痛ましいと私は思います。え…もちろん、皆さん帰りたい、」

水野「はい…」

小出「と思っているはず、ですよね。うん…。なんとか、うん、今まで通り、避難所とかですね、仮設住宅ではなくて、自分の家で今まで通り生きたいとみなさん思うはず、なわけで。そ……まあ、村長町長がですね、決断するというのは私はありうるとおもうけれども」

水野「はい…」

小出「でもそう言われても膨大な汚染地帯なんです。あの…放射線の管理区域にしなければいけないというそういう汚染地帯…なわけで。う…そういうところに、ん…まあ、帰るといってもですね、やはり子供をかかえた親とかは帰れないと思いますし。そうなればもう町地震が分断されて、結局崩壊して、し、いくしかないと」

水野「はあ…」

小出「私はおもいますので。本当にその…なんていうんですかね、痛ましいというか、お気の毒というかですね、こういうことを本当にどうしたらいいのかって私はよく分からなくなってしまいます」

水野「うん…はい…。どうもありがとうございました」

平野「ありがとうございました」

小出「はい。」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんにうかがいました」

=====(文字おこし、ここまで)

いかがでしたか。ご意見、ご感想、お叱りなど、なんでもお気軽にコメントにくださいまし。


★いつものことながら、ブログ「ざまあみやがれい!」の管理人の、ご努力に敬意を表します。

「内部被曝」の分かりやすい説明(1〜6)

以前、6回に分けて書きましたのを、一まとめにして掲載します。内部被曝に付いて、お知り下さい。

(1)今週は、放射能汚染と「被曝」についてです。
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077881615.html
さて、今週は「放射能汚染」と「被曝」について勉強して行きます。
今週は、難しい事は書きません。ごく基本的な事を取り上げますので「放射能汚染」と「被曝」とは、どのようなものか、お知りいただきたいと思います。

放射能汚染は、「残留放射性物質」が有るか無いかの問題です。放射能に汚染されているとは「残留放射性物質」が有ると言うことです。簡単に、「放射能に汚染」されていると理解すれば良いと思います。

空間放射線計測器があれば、土地的な汚染の有無を調べる事が出来ます。土地の放射能汚染は、面的に同じではありません。少し、離れた所は強く汚染されていてもここは、余り汚染されていないと言う事が、ごく普通にあります。

もう一つ、その地域としてある程度広いエリアを考えて、地域的にどの程度汚染されているかを知っておくべきです。

土地の汚染は、ある程度広い汚染と局地的な汚染と、二通り知っておいた方が、良いと思います。最低でも、「ある程度広い汚染」は知っておいてください。ご自分が住んでいる土地が、どの程度
汚染されているのかは、今後、生活していくうえで、不可欠の知識です。


さて、今日はもう一つ、放射線被曝がもたらす健康被害について簡単に説明します。

これは、「外部被曝」と「内部被曝」の、二通りの被曝があります。
3月〜4月に政府が、「直ちに、健康に影響はありません」と言っていたのは「外部被曝」についてです。文字どおり、自分の体の外から来る放射線によって被曝します。

もう一つ、違う被曝のしかたがあり、これが「内部被曝」です。
どっちも被曝だから、似たようなものかな???
と考えると、「大間違い」です。このように誤魔化そうとする研究者や医療関係者もいます。

しかし、このように誤魔化そうとするのは、「御用学者」と言われる、騙すのが商売の学者です。

※詳しい説明は、明日です。

★本日の結論です。突然、結論になってしまいますが、書き続けると軽く2000字オーバーするので止めます。

①被爆には、「外部被曝」と「内部被曝」の二種類があって、全く別物である。

②「内部被曝」の危険性は、非常に大きい。

このように、覚えておいてください。

★ご参考(Team Coco から引用)
(この説明が、一番分かりやすいと思います。)

6.内部被曝について知って欲しいこと
http://kingo999.web.fc2.com/naibu.html

1.放射能を正しく理解するために(PDF)
http://happy-net.jp/uploader/hosyano.pdf


☆ご参考
「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html



(2)内部被曝について学びます
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077883161.html
今日は、「内部被曝」について勉強します。昨日、
①被爆には「外部被曝」と「内部被曝」があり全く、別ものです。
②「内部被曝」の危険性は非常に高いです。

このように、説明しました。被曝とは、放射線を浴びる事を言います。
なぜ、これが人間の体に害なのか??
放射線が、細胞の遺伝子の一部を破壊してしまうからです。

外部からの放射線に対しては、(外部被曝)人間はあるていどの耐性があります。宇宙放射線に代表される放射線を、随分長い昔から、浴び続けているために、これについては、あるていど折り合いが付いているのです。但し、線量が強くなるに従って、危険度は高まります。

これに対し、「内部被曝」は、全く事情が違います。「耐性が」全くありません。

★☆外部被曝より、遥かに「内部被曝」のほうが、危険なのです。

さらに、体の内側から被曝する「内部被曝」は、逃げようがないのです。残留放射性物質(放射能と簡単に考えてもよいです)は、一旦、体内に取り込まれると24時間365日細胞の遺伝子を破壊し続けるのです。

体内に取り込まれた放射能のうち70%ぐらいは、一定期間後体外に排出され一部は体内に留まります。

この体内に残っていってしまう分が、徐々に蓄積されていって、将来の遅く発病する色々な病気の原因になるのです。5年後、10年後、20年後と人によって、病気の種類によって発病する時期は、異なります。

☆ここで、重要なポイントが、あります。
放射線被曝(放射能)により引き起こされる病気は、沢山あります。
甲状腺ガンや白血病は、ごく一部に過ぎません。
一番多いのは、「心臓病」です。
映画「チェルノブイリ・ハート」の意味は、チェルノブイリ周辺地域で多発する心臓病の事を、指しています。

このように「残留放射性物質=放射能」が体内に蓄積され続け、長い期間の後に、発病するのが、「内部被曝」を原因とする病気の特徴です。

では、その恐ろしい「内部被曝」をもたらす放射能は、どのようにして体内に取り込まれるのでしょうか??

『呼吸(息をする)と飲食物から、体内に取り込まれるケースがほとんどです。』

呼吸については、高性能のマスクをする事で防ぐ事が出来ます。
※花粉・ウイルスを防ぐ事の出来る製品。

★☆★問題は、食べ物と飲み物からの取り入れです。

これは、明日勉強します。

※放射能汚染の単位を覚えてください。
①空間線量の強弱に使う単位(外や土地の汚染に使います)
ミリシーベルト(mSv)  マイクロシーベルト(μSv)
1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト

②主に食品の放射能汚染に使う単位
ベクレル
1kgあたり、いくら  1リットルあたり、いくらある。のように使います。

③法律で、決められている被曝の上限は、内部被曝と外部被曝を合わせて、「1ミリシーベルト(年間)」です。
これは、必ず覚えてください。これを基準に、危険か危険でないかを判断します。

④今、政府の基準としている食品の汚染の上限値は、WHO基準なら、「非常時に餓死しないための上限値」だそうです。又は、「全面核戦争時に餓死しないための上限値」と言う大学教授もいます。

⑤今の日本の食品基準の、セシウムについて500ベクレル(1kg・1リットル)は、食べて良い基準のなかでも、最大限緩く決めている事を、知ってください。普通の言い方をすると、非常に危険な基準を採用しているという事です。


☆ご参考
「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html



(3)食品をつうじての「内部被曝」を防ぐ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077884464.html
さて、人体に害のある被曝について
①「外部被曝」と「内部被曝」がある。
②「内部被曝」は、非常に危険である。
③「内部被曝」の蓄積が、長い年月の後に健康被害を引き起こす。
④そして、その病気の種類は多く、なかでも心臓病が多い。
⑤「内部被曝」の原因は、呼吸と食べ物・飲み物です。

以上を、2日間で簡単に説明しました。
被曝から、身を守るためには難しい知識は必要ありません。簡単で基本的な知識を知りそれに基付いた、対策を確実に実行し続けるだけで良いのです。しかし、この基本的な部分の認識に誤りがあると、被曝対策は、ほとんどか全く意味の無いものになります。

基本を正しく知る事の、『重要性』を理解して頂きたいと思います。
放射能汚染は、今後、何十年も続くことなのです。1年や2年でどうなるものでは、ありません。

環境の中に、一番多くあると思われる、「セシウム」を考えます。半減期、放射線の強さが今の半分に減るのに必要な期間です。「セシウム137」の場合、「30年」です。
今の、50%の強さに減るまでには、「30年」必要です。
今の、25%の強さに減るまでには、「60年」必要です。
今の、12.5%の強さに減るまでには、「90年」必要です。

今後、何十年も続くと言う意味が、お分かりいただけたでしょうか??
親から子へ、子から孫へと、放射能による健康への害を避ける知識と生活習慣を伝えていく必要があるのです。今後、100年くらいの話です。もっと、長いのかもしれません。


食品の放射能の基準値については、昨日少し、話しました通り、安全には、ほど遠い設定がされています(日本政府)。どう安全でないかと言うと、水道水について言うと、大人の場合WHO(世界保健機構)の基準である、「1ベクレル(1リットル)」の300倍の基準に決められています。

セシウムについて言うと、「500ベクレル(1kg)」は、WHO(世界保健機構)の基準で言うと「非常時に餓死しないための基準の上限値」です。
意味を説明すると、非常時に「これ以外選択肢がありません。」
このような時に採用する、非常事態(全面核戦争時)を想定した基準値の、「上限」なのです。

つまり、日本政府の基準値の範囲内であるから、食品が『安全』です、などとは全然、言えない訳です。別の言葉で言うと、非常に危険なほどに放射能に汚染された食品が、「安全です」とされて、店頭で売られているのです。

何故、このような事をするのか???
本来、汚染のヒドイ地域の農家・酪農家・漁民・その他関係者について、汚染のヒドイ産品については政府又は東電が、全量買取して「破棄」して、市場に出すべきではありません。

しかし、こうすると資金が必要です。手間暇もあるでしょう。これを、するのが嫌なので、「基準を緩くして」汚染食品を、流通させているのです。

では、どの程度を基準に食べて良いか、悪いかの判断をしたら良いのか???
これは、難しい問題です。「内部被曝」に、『これ以下なら安全です』と言う数値はありません。
これを、「低線量被曝に、しきい値は無い」と専門用語で言います。分かりやすく言うと、被曝する事自体が、何らかの危険性があるという事です。

しかし、北海道を除く東日本全域が、汚染の程度の差はあれ汚染されている状況が判明しました。これは、私は6月頃から日記に書いて「内部被曝」を避けるように警告を続けて来ました。

もう、今となっては、ある程度汚染された食材を受け入れるしか道が、無くなりつつあります。多くの人が、この事実に気がつけば、汚染されていない食材は購入者が増え、絶対量が減っていくからです。


ここでは、中部大学の武田教授の考え方を紹介します。武田教授の良い点は、考え方が実践的で状況に合わせて意見を変える点にあります。今回の、非常時にあって、頑迷固陋な石頭は役に立ちません。実際に、生活の場でどうするべきなのか??これが、重要です。



☆★☆武田教授の最新の考え方は、食品について
「20ベクレル(1kg又は1リットル)」
以下を基準に考えてはどうか、と提言しています。
私も、このくらいが現状を考えれば、やむを得ない数字かな、と思います。
よりまして、武田教授の最新の考え方
★☆「20ベクレル(1kg又は1リットル)」以下
を、食品についての放射能汚染の許容値の目安としてお勧めします。

★しかし、実際には500ベクレル(1kg)」をクリアした食材が店頭で売られています。
これについて、「どう考えるべきか??」
これが、明日の課題です。
明日、説明します。

★☆★私は、過去日記で沢山書いています。
シリーズに分類した日記のうち、食品の安全性や健康被害について書いた日記を
読む事をお勧めします。特に、汚染食材の調理方法は、重要な項目だと思います。

☆ご参考

「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html




(4)食品をつうじての「内部被曝」を防ぐ(2)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077886050.html
まず認識しなくては、ならないのが政府・行政は、原発事故後、事故の規模や被害状況を小さく、少なく見せかける事に非常に熱心であった事。そして、マスコミがそれに全面的に協力してきた事である。

当然、食品汚染についても、もっとも緩い500ベクレル(1kg)の基準を訂正しようとしない。

これは、WHO(世界保健機構)基準では、「非常時に飢餓を避けるためのやむを得ない場合の上限値」である。

こんな基準が、長い期間適用されて良いわけがありません。更に、それほど危機的な状況が続いていたのかと言うと、せいぜい4月まででしょう。

どうしてそれが、今も継続しているのか???
これは昨日も書いたとおり、汚染食品を、東電・政府が全量買取しないで消費者に売りさばいて処分しようと言う考えによります。国民の健康や生命など、東電や政府には、どうでも良い事なのです。

よく考えて頂きたいのですが、急性の放射線障害の危険が、ほとんど無くなった今、残っているのは『晩発性の健康被害』なのです。これは、発症までに多少時間が経過します。推測では4〜5年後から
子供の甲状腺ガンが発症すると予測されます。

このように、放射能による晩発性の健康被害の発症まで、多少の時間的余裕があるから、今、安全基準を上限値まで緩めて食品を流通させているのです。

放射能による健康被害が発症し始める頃には、今の政治家も官僚の幹部も今の地位にいないから、責任は先送りにしているのだ。このように推測します。

つまり、政府も行政も国民の健康や安全など、ほとんど考えていないと言う事です。

これを、明確に認識しないと、どうして食品の安全を別に考えなければならないか??
が、理解できないと思います。簡単に言うと、政府の基準が、インチキだから、自分達で考えないと、自分たちの健康が確保できないと言う事なのです。

もし、現行の500ベクレル(1kg)
の基準を使い続けていたなら、何年かの後には多くの人が健康被害を発症し死に至る人も出てくるであろうという基準値なのです。

以上、長くなりましたが食品の安全基準には、このような事情があり、「メチャクチャ」な基準値が適用されている事を、理解してください。

北海道を除く、東日本全域が放射能に汚染されていると言う事は、そこで取れる農産物なども汚染の程度はあれ、放射能に汚染されていると言う事です。海産物も同じです。それが500ベクレル(1kg)以下、であれば全部、商品として流通しているのです。そして、検査すら満足にされていない現状があります。検査資機材も人員の慢性的に不足しているのです。それを補充したと言う話は聞いていません。

これらを考えるなら、全てにおいて汚染の無い食材を手に入れるのは段々、難しくなるであろうと思われます。

米について言えば、古米・古々米を確保しておいた人以外は、もう汚染のない米を確保するのは無理です。仮に、古米・古々米を宣伝していても、混ぜていない保障がないのです。産地についても同じで、汚染の無い地域の農家から直接購入するルートが、なければ入手の方法が無いのです。

では、どのように汚染食品について考えるべきなのか???
①これは、年齢層を分けて考えるべき事が一点目。
②全部、汚染の無い食品にしようとせずに食品の種類ごとに入手方法を別々に考えるのが二点目です。


もう字数がなくなりますので、①について書きます。
☆(第一グループ)絶対、汚染食品を避けるべき人たち。妊産婦、乳幼児、10歳未満の子供。
この年齢層は、若いほど放射線被爆の悪影響を受けやすく、出来うる限り汚染食材を食べさせてはなりません。最も、安全な食材を優先的に与えられるべき人たちです。

☆(第二グループ)次に、20歳未満の子供たち。この年齢層も、食材の安全については、十分な考慮をしなくてはなりません。
女性について言うと、20代後半まで注意するべきだと思います。女性は、男性より単純に「2倍」悪影響を受けると考えておいた方がよいと思います。これは、第一グループでも同じです。

以降、大人になるに従って放射能の影響は少なくなって行きます。無くなるのでは、ありません。

原則、「若い人たちに、若いほど安全な食材を優先的に与える必要がある。」と理解しておけば大体、正解です。


☆ご参考
「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html


(5)食品をつうじての「内部被曝」を防ぐ(3)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077887313.html
今日は、実際、食材を買う(入手する)にあたってどうするべきか??
を、考えて見ます。基本は、汚染が無いであろう、関西・九州・沖縄・北海道の食材を買うようにします。又は、外国産です。

①主食
米・・・新米については、特殊なルートがないと安全な新米は入手できない。
古米・古々米も今後、販売される商品は、安全とは、言い切れない。
産地偽装・袋偽装・混ぜ物の危険性は、常に存在する。

小麦・・・ほとんどが輸入原材料なので汚染は無いと考えられる。

米は、精米することと、水で研ぐ事で、かなりのセシウムを減らすことができる。
(放射能に汚染された食材の調理方法(再掲載)①(再掲載)から)

と言う事は、3回の食事のうち、2回を小麦(パン、麺、パスタ)にし1回を米食にするなどすればかなり、放射能汚染を減らせると考えられる。


②肉類
これは、信頼度「ゼロ」です。
全部、外国産をお勧めします。国内産の購入についての、アドバイスはありません。


③魚(海産物)
太平洋側で取れた魚は、徐々に汚染が確認されつつあります。
約半年後から数年、生態濃縮が起こると言われています。
回遊魚も、今後(又は既に)生態濃縮が起こると考えられます。

関西・九州・沖縄産で産地が、ハッキリ確認できる魚を選ぶべきだと考えます。

④乳製品
牛乳とヨーグルト・・・・・私は、パスします。基準値内ながら、汚染の確認されている商品もあります。
チーズとバター・・・・・成分が油であるため、水溶性のセシウムは移行しないと言われています。

④野菜
これが、大問題です。一番良いのは九州などの農家からの直接取り寄せ購入です。
スーパーなどで、買う場合は、出来る限り産地の分かる商品を選ぶようにします。
どこを、避けるべきかはお考え下さい。
外国産があれば、外国産を優先します。

野菜について、大切な事がもう一点あります。
それは、野菜の種類によって、セシウムの吸収の度合いが違うと言う事です。
例えば、関東産を買うのであれば、セシウムを多く吸収する種類を避け、吸収の少ない野菜を買うなどすると、これで大分、放射能の摂取量が違ってきます(少なくできます)。
これについては
セシウムの吸収量が少ない野菜」
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075924474.html
の中のURLに表が記載されていますので、参考にしてください。
分量が多いので、各自勉強してください。

⑥加工食品と調理済み食品
これは、基準値以下であれば、汚染食材を使用しています。何が、どれだけ使われているか全く分かりません。
生産地が外国で、外国の食材が使われたと確認できる商品以外、食べないほうが無難です。

⑦ファースト・フード、コンビニ、ファミリー・レストラン、普通の飲食店、飲食チェーン店、外で売っている弁当やオカズなど。全部、⑥と同じです。安全は全く、保障されていません。

⑧ここに、例示しなかった食品・食材も基本的に全部、同じです。放射能に汚染された地域で取れた食材は、多いか少ないかの違いは、あれど何らかの放射能汚染が有る、と考えて食材調達の参考に
してください。

⑨一部のスーパーなど(イオンなど)では、自主検査を実施しており、この品目を増やして検査内容を公表する方向であることが、昨日報道されていました。このように、自主検査して、結果を公表する店舗から購入するようにすれば、このような動きが広がるのではないか、と思います。

★消費者の『安全』を考える、小売店舗を支持する事も、今後必要ではないかと思います。

⑩今、困るのは基準値以下なら、安全とされて、500ベクレル以下どれだけ汚染されているかの情報が少ないことです。

⑪汚染食材の調理方法については、簡単に過去日記に書いてありますが、これは各自勉強してください。
放射能に汚染された食材の調理方法(再掲載)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11016392963.html
ほんのチョトした、調理の時の工夫と手間隙が、長い期間の後には大きな差となって、あなたとご家族の将来の健康に大きく影響すると思います。

⑫繰り返しですが、基本的に放射能に汚染されていない地域の産品を選ぶのを第一にしてください。
外国産があれば、外国産を優先するのも良い選択です。
選べない場合は、セシウムの吸収率の低い野菜を選んでください。吸収率の高い野菜はパスするのも有効な方法だと思います。

私が、見聞きした中で「絶対、止めたほうが良い」のは「キノコ類」です。これは、セシウムをよく吸収して育つ事が知られています。
川魚、山菜、野生動物の肉、これらも「危険」です。

★とにかく、この種類の情報に敏感であってください。

★年齢別の放射線の悪影響を、知っておいてください。
妊婦〜10歳以下の子供は、厳重に放射線被曝から保護される必要が、あります。


☆ご参考
「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html



(6)「内部被曝」の危険性の再確認
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11077888802.html
ここで、一番困る事があります。
それは、昔の協定により、WHO(世界保健機構)の活動が
放射能汚染から引き起こされる健康被害(=病気)について
独自の活動を、封じられている事です。従って、中々本当の
健康被害が、分からないようになっているのです。
以下の日記に、その事情が書いてあります。
★☆★☆{{重要}}何故、チェルノブイリの健康被害が隠されているのか???
IAEA国際原子力機関)とWHO・世界保健機構の古い協定のためです)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11014430797.html

要は、IAEA国際原子力機関)は、元々アメリカ主導で作られた、核兵器独占のための国際機関で核施設査察が本来の任務であり、放射能による健康被害の調査・把握などは、本来の仕事ではないのです。当然ながら、原発推進の立場であり、原発に都合の悪い情報は、徹底的にもみ消そうとします。それも、国際的にです。

しかし、チェルノブイリ原発事故以降、ヨーロッパの研究者が中心となって、放射能汚染の健康被害への悪影響がかなり、明らかになりつつあります。

★追記
昨年、秋にWHO(世界保健機構)の放射能汚染と病気を調査する部門は、実質的に閉鎖されました。今後は、IAEA国際原子力機関)の情報だけが、公式見解とされると思います。ますます、放射能汚染の環境や健康被害への悪影響は、隠されるようになると思います。福島原発事故の健康被害を隠すために、このような処置が取れれたのでは、ないかと推測します。

放射能による健康被害が、時間の経過とともに出てくる事に
ついては、以下の日記を参考にしてください。
チェルノブイリを直視すれば、フクシマの未来が見える!!!(再掲載)
チェルノブイリ周辺諸国の健康被害)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11037241652.html

現在、明らかにされつつある健康被害の状況については
以下の日記を、参考にしてください。

★☆★ベラルーシ・ゴメリでの、子どもの非がん性疾患の激増
チェルノブイリ原発事故で汚染が最も酷かった地域)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11065135922.html

★☆ベラルーシの放射能による健康被害について非常に良いブログがあり紹介します。
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11037597168.html

★☆放射能汚染の死亡者推定98万5千人の恐怖!!!
チェルノブイリ原発事故)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11024443483.html

※一部省略

★などなど、沢山ありますが、この問題は、とても2000字で書けるような簡単な問題では、ありません。又、関連記事も多いです。
しかし、一度は目を通して頂きたいと思います。
そうしないと、中々放射能汚染がどう健康に悪影響をもたらすのか
理解しにくいと思います。


★甲状腺ガン、白血病などは、放射線被曝により引き起こされる
病気全体の、ごく一部に過ぎないことを、理解して頂きたいと
思います。

★最も汚染のヒドイ、ベラルーシのゴメリ地区では、新たに生まれてくる新生児のうち、健康に生まれてくるのは20%以下だと言う驚くべき事実が、伝えられています。
放射能被曝に何の対策も取らなければ、将来、日本がこうならない保障は、何もないのです。

☆ご参考
「食品の安全基準について」シリーズ(1)
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11075912735.html