「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

20120222 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章−1

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YouTube  から引用
20120222 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

http://www.youtube.com/watch?v=rIf6CaPgvzc&feature=player_embedded

tacc77 さんが 2012/02/22 にアップロード
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「ざまあみやがれい!」
クウェート、原発計画やめる 「正常な神経を持ってればそうだろう」小出裕章 2/22(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65791743.html

2012年2月22日(水)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。
クウェートが原発をやめたことに関して言及しました。

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺います。小出さんこんばんは」

小出「こんばんは」

水野「よろしくおねがいしますー」

小出「よろしくおねがいします」

水野「東京には近藤さんです」

近藤「あ、よろしくお願いしまーす」

小出「よろしくお願いします」

水野「まず今お伝えしたニュースで。クウェートが原発計画をやめたと、いう話。小出さん、わずか事故から4ヵ月後にこういった判断を下す国が…外国にはあるんですね。」

▼クウェート:原発断念 福島事故で安全性疑問視 - 毎日jp(毎日新聞)

小出「すいません。今の今まで知りませんでした。」

水野「ええ」

小出「はい」

水野「どう感じられます? 第一印象ですけど」

小出「え…まあ、正常な神経を持ってればそうだろう(苦笑)と思います」

水野「ああ。」

小出「はい」

水野「近藤さーん」

近藤「はいー」

水野「事故から4ヶ月で、決定ですって。クウェートは」

近藤「やっぱりその…原発を断念した理由はまあ福島だっていうんですから、そうでしょうけども。いわゆる中東でこういう計画があって放棄するってことは、核を放棄するっちゅうことですよね」

小出「その通りです」

水野「ああ! そういうことなんだあー…」

近藤「そういう意味では、あの、実に立派だと思いますよ」

小出「はい」

水野「…単に、エネルギーという枠だけではないわけですね」

小出「はい、まあ…」

水野「なるほど」

小出「中東とか、もそうですけども。原子力発電をやるということは、何がしかは必ず核を開発するということと結びついて、います。ん……クウェートという国がどこまで本気だったかは知りませんが。やはりこれはやばいと、思ったのだろうと思います」

水野「はい…。え…そして、最初にお伝え致しました、アメリカの原子力規制委員会が、公表した内部文書のニュースなんですが。これはですね。小出さん。あの、まず、わたくしが、ああ、こういうことかって思いましたのは。アメリカも、事故直後から自体の深刻さをよくわかっていて。で、最悪の事態を想定して人を逃がそうとしたわけですよね。」

小出「そうです。」

=====(文字おこし、続く)

クウェート:原発断念 福島事故で安全性疑問視
毎日新聞 2012年2月22日 15時00分
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120222k0000e030219000c.html

20120222 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章−2

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20120222 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章

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米NRC、原発事故直後の議事録3000P公開「まだまだ米国のほうがまともな国」
小出裕章 2/22(2)
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=====(文字おこし、ここから)
2012年2月22日(水)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。米NRC
原子力規制委員会)が公開した、原発事故直後の議事録について言及しました。

※「クウェート、原発計画やめる「正常な神経を持ってればそうだろうと思います」小出裕章 2/22(1)」からの続き

水野「はい…。え…そして、最初にお伝え致しました、アメリカの原子力規制委員会が、公表した内部文書のニュースなんですが。これはですね。小出さん。あの、まず、わたくしが、ああ、こういうことかって思いましたのは。アメリカも、事故直後から自体の深刻さをよくわかっていて。で、最悪の事態を想定して人を逃がそうとしたわけですよね。」

小出「そうです。」

水野「ただ、その、最悪の事態を想定した根拠は、言うても日本からのデータなんですよね」

小出「はい。そうです」

水野「つまり、日本でも同じデータを使って、同じような判断をくだすようなことは、できたというふうに小出先生は思われますか」

小出「もちろんです。ですから、つい先日も、原子力委員会の近藤さんという委員長がいるんですが」

水野「はい」

小出「え…近藤さん自身が最悪のシナリオというのをその当時もうつくっていて。」

水野「はあ」

小出「250キロ先まで強制避難させなくてはいけなくなるという、ことを当時からいっていたわけですし。私自身もそう思っていた、いましたし」

水野「ええ」

小出「はち…米国が言った80キロ、なんていうものが、まだ緩すぎる、ひょっとしたらばもっとひどいことになるというふうに私も当時から思っていました。」

水野「ええ」

小出「まあ、言ってみれば専門家であれば当然そう思っていたのです。」

水野「…はあ…。だけど、原子力安全委員会は、結局そっちに動きませんでしたね」

小出「はい。日本の場合には、とにかく住民のパニックを防ぐということが、1番のまあ、重要項目になってしまっていて。被曝を避けるということは2の次にな…されてしまっていました」

水野「うん…。」

近藤「あの…小出先生ね。パニックを防ぐっていうのはまあいわばあの、ある種こう、自分らにとってあまりいい結果をもたらさないという判断があるからだと思うんですよ。」

小出「はい」

近藤「僕はマスコミの人間だから思うんですけどね」

小出「はい」

近藤「パニックを起こすか起こさないかっていうのは、我々が考えるべきことじゃないんです。」

小出「はい」

近藤「あの…住民サイドでそれは判断すべきことですから」

小出「はい」

近藤「必要な情報は僕は出すべきだと思うんですよね」

小出「はい。近藤さんがそう言ってくださるのは、私は嬉しい、です」

近藤「まあ」

小出「あの、マスコミという人たちがちゃんと情報を出すということでやっていただきたいと思うし。もちろん政府だって情報はきちっと出す。そしてそれは住民自身が判断するというふうに、い…して欲しいと私は願います。はい」

水野「うーん…。ただ、この80キロというふうにアメリカ政府がいっていたときに、日本ではどうだか…だったかと言いますと。まあ最初は3キロっていってましたね、避難。」

小出「そ、そうです(苦笑)」

水野「で、10キロは屋内退避と」

小出「はい」

水野「で、それから20キロ避難で」

小出「はい」

水野「30キロまでの、かたは屋内退避と」

小出「はい」

水野「いうふうに小出しだったんですよ」

小出「そうです」

水野「…でも、これもですね、あの…元はといえばメルトダウンしている、可能性、を、認めるか認めないか、が大きく判断を左右したかと思うんですね」

小出「はい」

水野「じゃないすか。今回のことで解ることの一つは」

小出「ただし、もちろんそうですけれども。」

水野「ええ」

小出「すでに12日、地震が起きて1日後には1号機の原子炉建屋が吹き飛んでいる、のですね。え…それはすでに原子炉がメルトダウンしているということを示している。専門家であれば誰でもわかる」

水野「あ…そうですか!」

小出「のです。はい」

水野「はい」

小出「ですからその段階でもちろん米国の規制委員会もそのことが分かっている、わけですし。え…場合によっては格納容器からの大量の放射性物質の、放出があると。彼らも考えたし、私も考えました。ですから私は、あの、逃げる準備をしてくださいと言って、12日にみなさんに警告しました。」

近藤「うん…」

水野「そうですよね」

小出「はい」

水野「その、警告なさっていることをしって、私たちたね蒔きジャーナルは小出先生に連絡差し上げて」

小出「はい。ありがとうございました」

水野「3月14日からこうやって解説をしていただく、」

小出「はい」

水野「ことになり。14日の時にもう、1メートルでも遠くに逃げてください」

小出「はい」

水野「と。小出さんがおっしゃったのを覚えておりますが」

小出「はい」

水野「…じゃあ、政府もわかっていた」

小出「…だって東京電力が、もう、放棄して撤退したいと言ったん、です。」

水野「うん…」

小出「で、菅さんが、もうそれを聞いて、これではだめだと言って東京電力に乗り込んで撤退を許さないというようなことがその時に起きていた、わけで。当の本人である東京電力がもうだ…持ちこたえることができないというぐらいの判断をしていた時期だったのです。」

水野「ふうむ…。しかしながら、その情報が今回アメリカから入ってきてですよ」

小出「(笑)」

水野「(苦笑)日本、で開示されたわけではないですよね」」

小出「そうですね」

水野「こ、これをどう思われますか」

小出「うーん、まあ、この日本という国が本当にその、近代国家といような国ではなくて、情報地震の流れすらが、恣意的に捜査をされてしまっている。失礼ながらマスコミもですね、そのことをきちっと報道しないでここまで来てしまったということだと私は思います。私はあの、米国という国は実は大嫌いなんですけれども」

水野「ふふふ(笑)」

小出「まあ……それをのぞいて、私のような個人的な好みを除けば、」

水野「ええ」

小出「まだまだ米国のほうがマトモな国だと思います」

水野「あの…今回の資料でですね。事故の5日後にアメリカの原子力規制委員会の委員長は、え…3つの原子炉がメルトダウンすることを予測しているわけですよね」

小出「はい」

水野「ところが日本政府がメルトダウンを認めたのは…皆さん思い出してください。それは、5月のことでした」

小出「そうです」

水野「5月の半ば。つまり、2ヶ月以上たって、やっと、メルトダウンを、認めたんですよ」

小出「はい」

水野「で、結局そのことで、あの…いちはやく遠くに多くの人を逃がすことが、日本政府はできませんでしたよね」

小出「はい」

水野「これはやはり、もしもですよ。アメリカと同じように80キロ県外に出てくださいと、いう判断をもしも事故直後にしていたならば、だいぶ違ってましたですか」

小出「もちろんです。え…飯舘村というところは、原子力発電所から約50キロ、40キロから50キロの圏内にあるのですが」

水野「そうですね」

小出「そこが猛烈な汚染をしてしまっていたのですね」

水野「はい」

小出「ですから、80キロかなたまで逃がしていれば飯舘村の人たちは、被曝をしないで済んだわけですし。え…別のことで言えば、南相馬市という20キロ圏内に含まれる人たちは、避難を白と言われて逃げたのですが。逃げた先が飯舘村だった」

水野「はい」

小出「ですから、逃げなければ被曝をしなくて、むしろ被曝が少なかったのですが」

水野「ええ」

小出「飯舘村に逃げてしまったがために、不要な被曝をしてしまったということもあるわけですし。え…日本政府の判断というか指示の間違いのために、被曝をしてしまった人が沢山出てしまいました」

水野「うーん、無用の被曝をさせられてしまった方が大勢いらっしゃるわけですねえ」

小出「そうです」

水野「近藤サーン」

近藤「これはあれでしょ。やっぱ僕は意図的にね、あの…情報を操作してるとおもいますねえ」

小出「はい」

近藤「ですから。あのー、要するに議事録もないんだと思うんですよ」

小出「(苦笑)そうですね」

水野「日本の場合にはね。アメリカは」

近藤「僕は…」

水野「こんなに詳細にあるんですね。3000ページ」

近藤「なおかつね、あの時、菅さんの動き方見てるとね、ようするに、ほ…要するに官邸のそういう、カメラをつけて、自分がヘリを乗ってどうのこうのしてるのはちゃんと映さして、それを、あの、配りもしてるわけですよ」

小出「はい」

水野「…配ってんですか……?」

近藤「うん。だから自分のそういうものはちゃんと記録してね。」

水野「ふーーん。その余裕は、おありなにゃ」

近藤「うん、なあーんかね。だからもうやっぱり政権そのものがね、自分の保身と一緒に関わってるからこういうけったいなことが起きてるんだと思うんですよね」

小出「はい」

水野「うん…。一体誰の身を守る政府なのかってことですよね」

近藤「うん。うん」

水野「で、もう、当たり前なんですけど、アメリカってちゃんと議事録つくってるんですね。」

小出「(苦笑)」

水野「当たり前ですよね」

小出「当たり前ですね」

水野「録音もちゃんとあって」

小出「はい」

水野「もう一言一句全部残ってるんですね。はい。え…米と日本の違いが非常によくわかるニュースでした。え…小出さんどうもありがとうございました」

近藤「どうもー」

小出「はいありがとうございました」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんに伺いました」

=====(文字おこし、ここまで)

東電発表「福島原発で5号機・6号機の送電線鉄塔が倒れた事故原因は地下水」

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東電は、地震の際、福島第一原子力発電所で5号機と6号機に電気を送る送電線の鉄塔が倒れた事故について、原因は、下に地下水が流れる敷地内の盛り土が、長い時間の揺れで崩れて、鉄塔の根元に流れ込んだためと発表した。
とのことです。

ブログ
がんばれ福島原発!から全文引用
原発の鉄塔倒壊 原因は“地下水”
2012年02月20日
http://blog.goo.ne.jp/genshiryoku_2011/e/ff7d66aecb1b90d2f588f04fd7418fee?fm=rss
(写真URL)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/95/41f4ca78becb13b7d0ef4a3ad18c2aae.jpg
から全文引用
地震の際、福島第一原子力発電所で5号機と6号機に電気を送る送電線の鉄塔が倒れた事故について、

東電は、原因は、下に地下水が流れる敷地内の盛り土が、長い時間の揺れで崩れて、
鉄塔の根元に流れ込んだためと発表した。


地震と送電の記録から、盛り土によって鉄塔が倒れるまでに、地震が始まってからおよそ2分30秒。
盛り土の下には地下水が流れていることから、原因は、地下水がある地盤が長い時間の揺れで弱くなり、その結果、盛り土が崩れた。

この盛り土は、昭和40年代の前半に沢を埋めて造成した場所で、地下水が多い。

今回の事故で体験した電源喪失は、電力業界が初めて経験した事象であり「発電所から
電気が無くなることは無い」という固定観念を覆した。

電源喪失の場合には、外部からの送電に頼ることになるが、その送電線が無くなるという最悪
のケースが今回の事故に繋がったのだ。

それにしても、発電所内の鉄塔だけが倒壊し、それ以外の鉄塔が大丈夫だったとうことに違和感を
感じる・・・・・・

こういった環境下にある鉄塔は、他に無いと発表されているが、いくらでもあるような気がする。
鉄塔の倒壊には、別に原因があるような気がするが・・・

★参考記事時事ドットコム(から全文引用)
地下水位影響、盛り土崩れる=外部電源鉄塔倒壊で東電−福島第1
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201202/2012021700952
 東京電力福島第1原発事故の際、5・6号機に外部電源を供給する電線の鉄塔が倒れたのは、隣接地の沢を1960年代後半に埋めた時に排水管を設置しなかったため、盛り土が巨大地震の強く長い揺れで崩れたことが原因と分かった。東電が17日、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。
 5・6号機は鉄塔倒壊で電線が切れて外部電源が失われたが、非常用発電機の一部が機能し原子炉を冷却できた。1〜4号機は別ルートの鉄塔や電線が無事だったが、配電設備や非常用発電機が津波被害を受け、冷却電源を完全に失った。
 報告書によると、鉄塔付近では昨年3月11日午後2時48分すぎに最も強く揺れ、同49分すぎに鉄塔が倒れ電線が切れた。66年当時の工事図面などによると、鉄塔建設地に向かって沢が流れており、盛り土をした後は地下水の流れとなった。この流れの位置は旧表土層から約2メートル上になり、盛り土の中を通る形になっていた。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、「沢を埋めた際、地下水は旧表土層に沿って流れるとみていた」と説明した。(2012/02/17-20:38)

福島第1原発に外部電源を供給する鉄塔が倒壊したニュースについて

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実は、福島第2原発でも4系統ある外部電源送電線のうち、3系統がダメになっています。1系統が無事であったため事故は、免れました。もし、4系統ともダウンしていたら、危なかったと第2原発の所長が発表していました。女川原発も、実は際どい所でした。こちらは、3系統ある外部電源のうち、1系統が無事であったため、やはり大事には至りませんでした。3箇所の、原発で同時事故の可能性もあったのです。(非常用電源は、8時間分しかありません)

これを聞いて、「恐ろしい」と思いませんか???
福一だけでも、これだけの被害が出ているのです。3箇所同時なら、想像できません。
同じ可能性は「原発銀座」と呼ばれる地域には、全部あります。
J−CASTニュース
福島第2原発も「あわや炉心溶融」だった 「紙一重」で避けられた理由
2012/2/ 9 19:03
(1)http://www.j-cast.com/2012/02/09121688.html
(2)http://www.j-cast.com/2012/02/09121688.html?p=2
産経新聞
東北電2原発 冷却停止、最大1時間半
2011.4.9 09:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040909330017-n1.htm


原発が、「地震に弱い」ことは以前書きました。震度6以上くらいの地震が来たら、古い原発は、全部危ないのです。

仮に、原子炉が持ちこたえても「周辺設備」が耐震性をそれほど持っていませんから、これが壊れる可能性が高いのです。もう一つ、明らかになった事は、原発の外部電源は、地震に弱いと言う事です。福島第1原発では全部ダメになりました。これは、受電設備の故障と言う事だそうです。(しかし、鉄塔が倒壊したと聞いたようにも思います。以前にも、地震で倒壊したことがあるとも聞きました。)外部電源が無事だった確率は福島第2は、4分の1の確率でした。女川原発は、3分の1の確率でした。

ところが、一般の高圧送電鉄塔が、倒壊した話は、聞いた事がありません。あるのかもしれませんが、少ないのでしょう。ここで、普通に考えると「疑問」が生じます。
どうして、原発の外部電源の送電鉄塔だけ、倒壊するの???故障するの???
こう思いませんか???

以下は、私の『推測』に過ぎません。この点、誤解しないで下さい。
上記を、考えると原発への送電用の鉄塔は、ズサンに建設されたのでは、ないのか???
と私は、疑います。前の記事では明らかに、設置場所を選ばなかった事と、排水について何の対策もしていなかった事が分かります。多分、直線ルートで一番、安上がりに作ったのが原因ではないのか???と、あくまで私の推測です。

現在の放漫経営と言ってもよい、資金の使い方(電力会社)を考えると想像しにくいかもしれませんが、原発の導入の当初は、電力会社は「コスト」に、ものすごく「敏感」だったのです。

理由は、以前書きましたが政府の方針と電力会社の行動が、一致しませんでした。当時の原子力大臣の正力氏の意向と、違う方向に電力会社が動いた(アメリカの原発を導入した)ため、原発導入に当たり政府から電力会社への援助や補助は、ほとんどなかったそうです。つまり、当時アメリカの最新式の石炭火力発電所とのコスト競争があったのです。そのため、電力会社は現在とは異なり、コストを抑えることに必死でした。私は、原発への送電鉄塔の「ズサン」な建設は、それが理由ではないのか、と思います。そして、『ズサン』に作ったことは、時と共に忘れられてしまったのでしょう。

つまり、他の原発でも事情は同じと言う事です。原発への外部電源の送電鉄塔には、強度の問題が有ると推測します。

であるのに、非常用電源の対策は、ほとんどなされていません。福井県のある原発で高台に非常用電源を移設して津波対策をしたと言う事で、ある新聞社の記者が、質問したそうです。電源の容量は、どれくらいあるのですか???
答えは、複数の原発があるにも拘らず、1基の原発の一部を動かすだけの電源容量しかないそうです。

これで、原子力安全・保安院は、津波対策が出来たと判断しているのです。そして、原発再稼動の手伝いをしている分けです。相変わらず、経済産業者の意向に沿った、「見事な」仕事ぶりです。本来であれば、そもそも非常用電源が、原発全部を動かすのに足りる電源容量が確保されているのか???
外部電源を供給する、送電鉄塔の強度は十分なのか、など調べる事は、「山ほど」あるはずです。
第一、政府自身が今回、全く「過酷事故対策」が出来ていなかった事が、明らかになっています。だから、東電に「丸投げ」して、政府は何も出来ません。これも、大至急対策が必要ですが、何かなされたと言う話は、聞いていません。

そんな事で、よく原発の再稼動を急げるものだと、呆れるばかりです。同じ規模の地震が来れば、ほとんどの原発が事故を起こすでしょう。それが、運悪く「もんじゅ」なら、ほとんど日本壊滅です。
玄海原発1号機なら、確実に「原子炉爆発」です。これが、古いし日本で一番原子炉の脆い原発ですから。
玄海原発1号機が爆発したら、西日本は大体、壊滅ですよ!!!

このような事を、是非、お知り頂きたいと思います。

追記
★何故、政府は原発導入当初、電力会社を援助しなかったのか???
私の、推測に過ぎません。この点、誤解の無い様にお願いします。
当時の原子力大臣は、イギリス型黒鉛式原発の導入に、「異常に熱心」でした。一番最初の、商業用原発は、この型の原発が導入されています。それが、失敗だらけで経費も随分増えたそうです。そのため電力会社は、当時新たに開発されたアメリカの原発導入に踏み切ったのです。(他にも、理由があります。今回省略)


★では、原子力関連予算は、どうするのか???(40年以上前の話ですよ!!!)
そこで、重水炉原発高速増殖炉原発の開発や、中間処理施設の開発に関連予算が振り向けられた経緯があるのです。最初から、原発関連予算を消化するために始められた事業が、今も色々理屈をつけて継続されているのです。今では、関係者を養うしか目的はありません。それを、名目を付けて継続しているだけなのです。だから、他の原発先進国では、開発が断念された「高速増殖炉」を今も止めようとしないのです。それにぶら下がって、飯を食っている連中が「失業する」。それだけの意味しかないのです。呆れませんか???

★産経新聞から全文引用
東北電2原発 冷却停止、最大1時間半
2011.4.9 09:31
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040909330017-n1.htm

 東北電力の女川(宮城県)と東通(ひがしどおり)(青森県)の両原子力発電所で8日、東日本大震災後では最大となる7日深夜の余震によって核燃料貯蔵プールの冷却機能が最大1時間半近く失われるなどトラブルが相次いだ。深刻な事故は起きていないが、東京電力福島第1原発事故の原因となった全電源喪失につながる恐れもあったため、経済産業省原子力安全・保安院は、注意を喚起している。

 女川では3系統の外部電源のうち2系統が遮断され、1系統で冷却を維持。東通では外部電源がまったく使えなくなり、非常用発電機に切り替えた。しかし、貯蔵プールの冷却機能が、女川2号機で1時間21分、同1号機が53分、3号機も59分、東通1号機は21分停止した。いずれも、水温上昇や水位低下はほとんどなかったとしている。

 東通では外部電源が復旧した後に、非常用発電機が故障で停止した。残り2台も点検中で使用できない状態だった。東北電力では、電源車3台を配置しており、バックアップはできるとしている。女川原発1号機でも余震発生時、2台の非常用発電機のうち1台が故障していた。

 福島第1原発では全電源喪失で冷却機能が失われ、深刻な危機に陥った。保安院は、「電源車の配置や接続訓練を行うよう求めている」と説明した。

 一方、東電は8日夜、福島第1の1〜4号機のタービン建屋地下にたまった汚染水について、貯水タンクとして使う「集中環境施設」に直接、ホースで排出することを明らかにした。同施設の壁に穴を開け、ホースでつなぐ。これまではタンクからタンクへ「玉突き」で排出しており、時間がかかっていた。また経済産業省は同日、海江田万里経済産業相が9日に同原発を視察すると発表した。

福島原発メルトダウン(ブログ?のご紹介です)

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福島原発メルトダウン(ブログ?のご紹介です)
福島第一原発事故について、資料を集め詳しく書かれています。
多分、これ以上詳しい「ブログ」は、ないのでは???
と思います。何か、調べたい時は、このブログを見ると便利です。

福島原発メルトダウン」
http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/cooldata2/politics/politics27.htm

葛飾区の「水元公園」の土壌から、高濃度の放射性セシウムを検出

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東京東部は、去年3月21日の降雨でかなり、ひどく汚染されました。これは、放射能雲が一旦福島東海上に出て、それから南下して茨城北部から千葉県東部、そして東京東部を通過したためです。風の気紛れで中央区の手前あたりで再び進路を東に変えたようで、港区や大田区は、それほど汚染されていません。神奈川県沖で前線(当日は東西に前線がありました)に沿って、西へ進路を変えたものと思われます。ですから、静岡県も汚染されていますし、大阪あたりでもホットスポットが、見つかったりしました。その後も、日によっては、風が西へ吹くこともありましたので、関西・中国地方の山岳地帯にセシウムの汚染があるのです。そして、今「土地的な濃縮」により、又は元々なのか、ホットスポットが発見されます。

ホットスポットが、出来る場所にはある程度の共通点があります。それを知るのは、特に小さなお子さんがおられる場合には大切な事です。都市部では、「公園」が要注意の場所です。セシウムと土壌、樹木は親和性が有ります。「公園」には、両方あります。水の滴り落ちる場所、流れる場所、たまりやすい場所、これらがホットスポットの出来やすい場所です。お子さんを遊ばせる場所は、放射線の計測が必要だと思います。「土地的な濃縮」と言う言葉は、聞きません。(私の造語です)普通は、「生態濃縮」といって生物に使います。しかし、現にアチコチで当然のようにホットスポットが、見つかっています。これは、時間の経過と共に出来たものです。
「土地的な濃縮」と言うような、言葉を使い分かりやすく説明するべきだと思います。


日刊ゲンダイ から全文引用
葛飾区の公園でチェルノブイリ級最高レベル ホットスポットの衝撃
http://gendai.net/articles/view/syakai/135250

2012年2月22日 掲載

東京都はすぐに徹底調査と除染しろ!

東京・葛飾区の「水元公園」の土壌から、1キロ当たり2万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出された。葛飾区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、事故から1年が経とうとしているのに、今なお、こんな危険地域があったのはショックだ。
 日本共産党都議団が調査し、21日、会見で明らかにした。それによると、調査したのは「水元公園」内にある「メタセコイアの森」「駐車場植え込み」「ドッグラン」「野鳥観察舎」――の4カ所で、土壌や落ち葉を採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定。精度を高めるため、今月15日以降、複数回に分けて測ったという。
 その結果が別表なのだが、仰天なのは、最も高かった「野鳥観察舎」入り口の土壌、落ち葉のセシウム濃度だ。
 原子力安全委員会によると「Bq/kg」を「Bq/平方メートル」に換算するには65をかける。単純計算で1平方メートル当たり約140万〜150万ベクレルになる値だ。これはチェルノブイリ事故の際、土壌の汚染濃度に応じて居住区域が制限された最高レベル「居住禁止区域」(1平方メートル当たり148万ベクレル以上)に相当する。

「水元公園」の全ての土壌や落ち葉が高濃度汚染されているワケではないだろうが、誰でも自由に出入りできる公園内に、「居住禁止区域」レベルに近い放射能汚染場所が存在していることになる。
「今回の調査で『水元公園』の汚染は判明したが、近隣場所にもこうしたスポットが存在する可能性がある。そもそも、1キロ当たり2万1700〜2万3300ベクレルというのは、国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた『8000ベクレル』を3倍近く上回っているのだから、都は早急に対処するべきです」(共産党都議団関係者)
 日本環境学会土壌汚染問題WG長の坂巻幸雄氏はこう言う。
「東京は世界で初めて人工放射線の被曝(ひばく)をこうむった首都だといえます。東部はもちろんのこと、都庁周辺でも事故後の空間線量率は事故前の2〜3倍に高まっている。多くの人が行き交う都心部で、無視してよい数字ではありません。行政当局を含めた諸機関の努力が求められてしかるべきです」

 老害の石原知事は、「五輪招致」などと寝言を唱えていないで、そのカネを一刻も早く汚染の調査と除染対策に回すべきだ。

★追記
記事の中に、「今なお、こんな危険地域があったのはショックだ。」とありますが、これまで、ほとんど調査されていなかっただけの事です。綿密に調査すれば、続々と高濃度の汚染地域が、見つかると思います。空間線量が低下した分、今度は「ベクレル」的な計測をしないと分からないと思います。これからは、空間線量が高い低いだけで、安全と危険を判断しては、ダメだと言う事です。

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