「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

柏市長が理解求める 我孫子市は中止要請(放射性セシウムを含むごみ焼却灰の一時保管)<東京新聞>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
柏市長が理解求める 我孫子市は中止要請
2012年12月21日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20121221/CK2012122102000126.html
▼全文引用

 手賀沼終末処理場での放射性セシウムを含むごみ焼却灰の一時保管の開始決定を受け、搬入予定の柏市の秋山浩保市長は二十日、受け入れに反対する周 辺住民に対し「ご心配をかけ心からおわびする」と保管に理解を求めるコメントを出した。一方、灰を受け入れる側の我孫子市は、県に抗議するとともに、柏市 などに搬入中止を要請した。

 柏市は一時保管に関し、県と協定締結した十九日から市南部クリーンセンター(CC)を再稼働した。CCは埋め立て処分ができない焼却灰の置き場が なくなり、十月末から停止していた。CC内に保管していた約三百七十トン(ドラム缶千八百本分)の灰は、敷地内に建設した保管庫に移したが、今回の再稼働 後に発生した灰は全量、手賀沼に持ち込む方針だ。

 搬入予定の各市は灰だけでなく、焼却するとセシウムの濃度が高まるため、処理を見送っている草木も大量にたまり、保管が限界になっている。柏市の担当者は「今後は濃度をコントロールしながら焼却を進めたい」としている。

 我孫子市ではこの日の発表に先立ち、県幹部が説明に訪れた。市議会では委員会で一時保管に反対する協議の最中で、県幹部は市議に直接、搬入開始の 方針や我孫子市内を通過せず灰を運び込むことを説明。市議会側は一斉に「もっと丁寧に説明すべきだ。あすの搬入はやめていただきたい」と強く抗議した。

 説明を受けた星野順一郎市長も驚きと憤りを隠せない様子で、柏、松戸の両市に急きょ、搬入中止を要請した。 (横山大輔)

セシウム:光らせて存在示す薬品を物質・材料研が開発<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
セシウム:光らせて存在示す薬品を物質・材料研が開発
毎日新聞 2012年12月20日 23時11分(最終更新 12月20日 23時22分)
http://mainichi.jp/select/news/20121221k0000m040105000c.html
▼全文引用

物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は20日、紫外線を当てると、放射性セシウムがある場所を青緑色に光らせて示す薬品を開発したと発表した。放射性セシウムがある場所を目で確認でき、東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の除染作業の効率化にも役立つと期待される。

 ニトロベンゼンなど市販の3種類の薬品を混ぜて開発した。薬品の分子は、鎖状につながり、セシウムイオンを取り込んで反応する。

 研究チームは、ろ紙の上にまいたセシウム粒子に、アルコールで薄めた薬品を噴霧。紫外線を当てると、セシウムのある場所だけが青緑色に光って見えることを確認した。ミリメートル単位まで特定でき、土壌1キロあたりの放射性セシウム濃度が1000ベクレル程度まで見える。今後、企業と協力し、さらに低い濃度のセシウムが見えるカメラの開発を目指す。

 実験段階では薬品は1グラム約2万円かかるが、大量生産すれば同数十円になるという。同機構の森泰蔵研究員は「今まで汚染が分からなかった場所を把握でき、除染費用も大幅に削減できる」と話している。【安味伸一】

開発した薬品をろ紙に吹き付けて紫外線を当てると、セシウムがある部分が青緑色に光った(中央部分)=茨城県つくば市文科省研究交流センターで2012年12月20日、安味伸一撮影http://mainichi.jp/graph/2012/12/21/20121221k0000m040105000c/001.html
毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/



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浜岡原発:防波壁 22メートルにかさ上げへ<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
浜岡原発:防波壁 22メートルにかさ上げへ
毎日新聞 2012年12月20日 11時32分(最終更新 12月20日 13時07分)
http://mainichi.jp/select/news/20121220k0000e040148000c.html
▼全文引用

 中部電力は20日、浜岡原発(静 岡県御前崎市)の津波対策として建設を進めている高さ18メートルの防波壁を4メートル程度かさ上げし、高さ約22メートルとする方針を固めた。20日午 後の取締役会で決定し、水野明久社長が名古屋市内で記者会見して発表する。内閣府の有識者検討会が8月、南海トラフ巨大地震で想定される浜岡原発付近の津波高を最大19メートルと公表し、建設中の防波壁を上回ったことを踏まえた。

 防波壁を巡っては、静岡県の川勝平太知事ら地元自治体から見直しを求める声が強まり、中部電は年内にかさ上げするかどうかの結論を出す方針を示していた。中部電は防波壁のかさ上げによって、自治体の理解を得て再稼働につなげたい考え。ただ、浜岡原発東海地震の想定震源域に立地しているため、地元の不安が解消されるめどは立っておらず、再稼働が実現する見通しは立っていない。

 中部電は1400億円かけて津波対策工事を進めている。福島第1原発事故を受け、昨年7月に防波壁の高 さを当初予定の12メートル以上から18メートルに変更すると発表。昨年9月に着工し、全長1.6キロにわたって高さ18メートル、厚さ約2メートルの鋼 鉄製ブロックを設置する工事はほぼ終え、さび止めなどの仕上げをし、来年3月に完成する予定だった。かさ上げすることで、工事費が膨らむのは避けられな い。

 津波対策として、防波壁のほか、敷地内に浸水した場合の原子炉施設への防水扉設置や原子炉を冷却するための非常用発電機の高台配備を進め、13年12月までの完了を見込んでいた。だが、かさ上げの追加工事で津波対策の完了時期も遅れる可能性がある。

 浜岡原発は、福島第1原発事故後の11年5月、菅直人首相(当時)が中部電に運転停止を要請。中部電も受け入れ、運転していた3〜5号機を停止した。1、2号機は09年1月に運転を終了し、廃炉に向けた手続き中。【森有正


★ご参考
浜岡原子力発電所 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E5%B2%A1%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
浜岡原発:海水流入で専門家検討委 規制委が設置を決定<毎日新聞>
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20121222/1356119740

東日本大震災:福島第1原発事故 3号機核燃料プール内の水没鉄骨を撤去<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/東日本大震災:福島第1原発事故 3号機核燃料プール内の水没鉄骨を撤去
毎日新聞 2012年12月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121221ddm008040057000c.html▼全文引用

 東京電力は20日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プール内に水没していた鉄骨(長さ約7メート ル、重さ約470キロ)をクレーンで撤去した。先端がはさみ状になった油圧カッターで鉄骨をつかみ、プールから引き上げた。鉄骨は、3号機原子炉建屋上部 のプール脇にあったがれきの一部。9月22日にクレーンでの撤去作業中に滑り落ち、プール内に沈んでいた。

 核燃料プールには使用済み核燃料が残ったまま。今回は作業の万全を期すため、模擬鉄骨を使った撤去訓練を先月から繰り返したという。【野田武】
毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/


★3号機での鉄骨除去作業とは、以下のような非常に難しい作業です。放射線が強く人間が近くに寄れないので、遠くからクレーン操作をします。

鉄骨落下 福島第一原発3号機のクレーンは 500m先から遠隔操作! 2012年10月05日(金) フライデーhttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/33715一部引用

写真URL>8月から、放射性物質の拡散を防ぐ灰色のカバーの設置が進められている3号機。2台のクレーンなど10台の重機が遠隔操作で瓦礫を撤去しているが、その正確性には疑問の声も〔PHOTO〕桐島 瞬
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/f/d/600/img_fd8c160faa92a79956ec651e6bae667e146316.jpg
 またもや福島第一原発で、とんでもない事故が起きた。9月22日の午前11時過ぎ、3号機原子炉建屋上部の瓦礫の撤去作業中に、クレーン車が長さ 7m、重さ約470kgの鉄骨を掴もうとしたところ失敗。この巨大な鉄骨を、使用済み核燃料の貯蔵プールに落としてしまったのだ。この事故の発生時、3号 機近くで仕事をしていた作業員の一人が語る。

「クレーンなどを使った3号機の瓦礫撤去作業は、すべて遠隔操作で す。500mほど離れた遠隔監視室と呼ばれる部屋で、ゼネコンの『鹿島』の作業員らが操作しています。3号機の瓦礫の線量は高いものだと毎時1000ミリ シーベルト以上もあり、人間では撤去できない。だから、無人の重機を遠隔操作しているのです」

 だが以前から、遠隔操作では事故が起きるのではないかと危惧されていたという。前出の作業員が続ける。

「作業員たちの間で『500mも離れた部屋のモニター映像だけで正確 な操作はできないだろう』と、話し合っていたんです。今回の事故も、現場で人が重機を操っていればまず起きない重大なミス。平常時でも物を落とせば、数百 万円を払って専門のダイバーに落下物を処理してもらわなければならないほど貯蔵プールは危険な場所なんですから。せめて実際に作業現場が見える場所に合図 者がいて指示を出さないと、重機のコントロールは難しい。今後はもっと大きなトラブルが起きないかと、とても不安です」

 3号機のプールには使用済みのもの514本、未使用のもの52本、合わせて566本の核燃料棒が貯蔵されている。重さ470kgもの鉄骨が燃料棒を直撃していたら、とんでもない事態に発展していたかもしれない。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が警鐘を鳴らす。
(2)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33715?page=2



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東京都 電気代節約で新たな契約へ<NHK NEWS WEB>

NHK NEWS WEB
トップページ>http://www3.nhk.or.jp/news/
東京都 電気代節約で新たな契約へ
12月21日 6時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121221/k10014340661000.html
▼全文引用

東京都は、公共施設の電気代を減らすため、電気料金を値上げした東京電力からの供給量を大幅に減らす一方、その分を料金が安い新規の電力事業者からの供給に切り替える新たな契約を結ぶことになりました。

関係者によりますと、東京都は、港区にある中央図書館で使用する電力について、来月から新たな契約を結ぶことになりました。
具体的には、東京電力からは主に夜間の時間帯に電力供給を受ける一方で、電力消費量が格段に多い昼間は新規の事業者を中心に供給を受けるということです。
この図書館では、電気料金を値上げした東京電力だけからこれまで電力の供給を受けていましたが、そのほとんどを安い料金を強みとする新規事業者に切り替えることで、電気代は10%程度、安くなるとみられています。
このように、1つの施設が複数の電力事業者から電気の供給を受けるのは「部分供給」と呼ばれ、国が導入を促してきましたが、資源エネルギー庁によりますと、現在、こうした契約を結んでいる企業や自治体はないということです。
電気料金の値上げを目指す動きが各地の電力会社に広がるなか、今後、部分供給の導入を検討する動きが広がることも予想されます。
NHK NEWS WEB トップページ>http://www3.nhk.or.jp/news/

廃炉計画「リスク評価が不十分」 東電に規制委<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
廃炉計画「リスク評価が不十分」 東電に規制委
2012年12月21日 18時49分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122101001887.html
▼全文引用

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)は21日、東京電力がまとめた福島第1原発の廃炉作業の実施計画が妥当かどうか議論する検討会の初会合を開い た。規制委側からは燃料の再臨界などに対し「リスク評価が不十分だ」と厳しい意見が相次いだ。検討会は2月下旬に審査結果を取りまとめる予定。

 東電の実施計画には、使用済み核燃料プールからの燃料取り出しといった中長期的な作業計画のほか、作業員の被ばく線量管理などの安全対策が盛り込まれている。

 会合で外部専門家の阿部弘亨東北大教授は「再び(放射性物質を)出さないという姿勢が見えない」と批判した。
(共同
東京新聞 TOKYO WEB トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/

青森・東通原発:活断層認定 原発付近、評価難しく 影響予測、手法検討へ−−規制委<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
青森・東通原発:活断層認定 原発付近、評価難しく 影響予測、手法検討へ−−規制委
毎日新聞 2012年12月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20121221ddm002040056000c.html
▼全文引用

 原子力規制委員会の調査団は、東北電力東通原発の敷地内にある断層について、「活断層」との見解を示し た。問題の断層は原子炉建屋など重要施設の直下は通っていないが、耐震性の見直しは避けられない。規制委は今後、他原発でも重要施設の至近距離にある活断 層が確認されるケースが相次ぐ可能性があるとして、活断層が与える影響評価について検討を始めた。今後、その評価に基づいて再稼働の可否を判断するが、近 くにある活断層による揺れの規模を予測するのは難しい。電力会社は耐震対策に苦慮しそうだ。【岡田英、酒造唯、中西拓司、西川拓】

 「近くの活断層を適切に評価する手法はない」。敷地内に活断層があるとの見解をまとめた調査団の島崎邦彦委員長代理は20日の会合後、近くにある活断層の影響を予測する難しさを口にした。

 東通原発では、敷地内にある問題の断層は、日本原子力発電敦賀原発福井県)のように原子炉建屋の直下を通っていない。

 国は活断層の上に原子炉建屋など重要施設を建てることを認めていないが、活断層が施設から離れている場合、揺れと施設への影響を計算で予測し、安全性が確認されれば、稼働を認めていた。

 ところが、東通原発のように最短で約200メートルという至近にある活断層の揺れを正確に予測する評価手法は、確立されていない。規制委は、別の有識者会合で、こうした近くの活断層の評価手法を見直している。

 今月7日の会合では、藤原広行・防災科学技術研究所主任研究員は「1、2キロしか離れていない活断層の評価手法は確立されていない。短期的に手法を改善するのは難しい」と指摘。島崎氏も「適切な手法がない」と発言した。

 一方で、島崎氏は20日の会合後、「経験で、ここまで(揺れは)大きくならないと言うことは可能かもしれない。手法はないが、必ずしも何もできないというわけではない」として、評価の手法を検討する意向を表明した。

 評価手法の有識者会合は来年1月にも骨子案を提示する予定。規制委の田中俊一委員長は「基準を作らないと判断できない。(評価手法の有識者会合の)議論を待ちたい」と述べた。

 東北電力は96年に1号機の設置許可を申請した時、敷地内に活断層はないと報告。国の耐震設計審査指針の改定(06年)に伴い、東北電が08年に国に提出した耐震性再評価の中間報告でも「5キロ圏内の敷地近傍に活断層は存在しない」と反論した。

 こうした経緯について、島崎氏は「(東北電が調べた)古い時代の(地層の)スケッチは信頼性に欠ける」と不信感を口にした。

 東北電がこれまで想定していた揺れは450ガル(ガルは加速度を表す単位)。震源を特定せず全原発で共通に想定するマグニチュード6・8相当の地震を基にしている。
 ◇地元は再稼働へ圧力も

 一連の活断層調査は、東日本大震災を受け、旧経済産業省原子力安全・保安院が専門家の指摘を受けて選定 した6施設が対象になっている。すでに東北電力東通(青森県)、日本原子力発電敦賀(福井県)の両原発で現地調査を終了。年明け以降、北陸電力志賀(し か)(石川県)、関西電力美浜(福井県)、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(同)の3施設で現地調査する。

 関電大飯(おおい)原発(同)については11月に現地入りしたが、活断層か地滑りかをめぐってメンバーの意見調整が難航したため、年末に再度現地調査する。

 一方、先の衆院選では、原発の再稼働に前向きな自民党が大勝した。この6施設がある青森2、石川3、福 井3の3選挙区でも、すべて自民党議員が当選した。青森2区で当選した自民党の江渡聡徳(えとあきのり)副幹事長は16日の当選直後、「国会の同意を得て いない(原子力規制)委員が勝手に動くのはどうか」と発言。電力業界からも「専門家の議論がわかりにくい。もっと説明責任を果たしてほしい」(服部拓也・ 日本原子力産業協会理事長)などの不満が出ている。政治に加え、電力や地元自治体から「再稼働圧力」が高まる可能性がある。

 規制委は今後、この6施設以外では、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)、中部電力浜岡原発(静岡県)、関 電高浜原発、日本原燃再処理施設・特定廃棄物管理施設(青森県)、Jパワー(電源開発大間原発(同)−−について現地調査が必要か文献調査する。建設中 の大間原発では現地調査の前倒しも検討している。

 今後の方針について、規制委の田中俊一委員長は「原発を動かしたいという地元の要求は、雇用などの経済事情であり科学ではない。(規制委の判断で)仮にもし原発が止まる場合は、科学的に地元に説明するが、安全規制の基本は政治や地元の意見からの独立だ」と語る。


★関連記事
東通原発:活断層と断定、敷地内を縦断…規制委調査団
毎日新聞 2012年12月20日 20時36分(最終更新 12月20日 20時57分)
http://mainichi.jp/select/news/20121221k0000m040065000c.html
▼全文引用

 原子力規制委員会の有識者による調査団は20日、東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)の敷地を南北に縦断する「F系」と呼ばれる10本の 断層を一連の活断層と認定した。26日に東北電の主張を聞いたうえで報告書をまとめる。活断層の真上に原子炉建屋など重要施設の設置を認めない国の指針に は抵触しないが、断層は建屋から最短で約200メートルしか離れておらず、耐震性の見直しで停止期間の長期化は確実になった。

 調査団が敷地内で活断層の存在を指摘するのは、日本原子力発電敦賀原発福井県)に続いて2例目。

 活断層とされたのは「F−1」から「F−10」の10本で、長さ数百メートル〜3.5キロ以上。原子炉 建屋から西約200メートルに延びる「F−9」や西約400メートルを南北に縦断する「F−3」などがある。いずれも上の地層がたわむなど変形している が、東北電は、これらの断層について粘土を含む地層が地下水を含んで膨張する「膨潤(ぼうじゅん)」などが原因で生じたとして「活断層ではない」と主張し てきた。

 調査団が13、14日に現地調査した結果、これらの断層が約8万〜10万年以内に複数回、水平方向に横 ずれした逆断層だと判断。12万〜13万年前より新しく、耐震設計上考慮すべき活断層という意見で全員が一致した。島崎邦彦委員長代理は会合で「活断層で ないという主張は受け入れがたい」と述べた。また「横ずれを示しているものが東北電の調査で見落とされていた」と言及し、同社の調査に不備があったと指摘 した。

 「F−3」は同原発の北に隣接する東京電力原発建設予定地にも延びるため、東電の計画にも影響が及ぶ とみられる。また、同じ下北半島には日本原燃の使用済み核燃料の再処理工場や、建設中のJパワー(電源開発大間原発など原子力施設が集中。事業者はいず れも活断層を否定するが、見直される可能性が高まっている。

 今回の問題は、10年に旧経済産業省原子力安全・保安院の専門家会合が「活断層ではないと判断するにはデータが不足している」と指摘。保安院は昨年11月に東北電に再調査を指示していた。東北電は年度内に最終報告をまとめる考えを示している。【酒造唯、岡田英】


★関連リンク
東通原子力発電所 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E9%80%9A%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
東通原子力発電所東北電力
http://www.tohoku-epco.co.jp/genshi/higashi/index.html
東通原発に活断層 原子力規制委見解 再稼働は当面困難
朝日新聞 2012年12月20日20時19分 
http://www.asahi.com/national/update/1220/TKY201212200670.html
枝野経産相、東通原発判断を「重く受け止めるべき」
産経新聞 2012.12.21 12:34
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121221/trd12122112350013-n1.htm




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社説:原発政策 震災前には戻れない(2012年12月19日)毎日新聞

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
社説:原発政策 震災前には戻れない
毎日新聞 2012年12月19日 02時30分
http://mainichi.jp/opinion/news/20121219k0000m070130000c.html
▼全文引用

 「原発ゼロ政策」を掲げた民主党が大敗し、これを「無責任」と批判してきた自民党が圧勝した。だからといって、震災前の原発依存社会に戻りたいと思う人はいないだろう。

 そもそも、自民党も「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立」を公約に掲げている。連立を組む公明党が「可能な限り速やかな原発ゼロ」を掲げていることも軽視できない。

 原発の過酷事故を踏まえ、国民の声を聞きつつ探ってきたエネルギー政策の方向転換を振り出しに戻しては いけない。原発事故の背景には自民党政権が進めてきた原発政策や規制の甘さもあった。新政権は、その反省を出発点に、原発からの脱却を求める国民の声に真 摯(しんし)に向き合ってもらいたい。

 自民党は公約で、「10年以内に持続可能な電源構成を確立」との方針を示している。問題は、原発比率の 決定を10年も先送りにすることによって、投資や研究開発の方向性が定まらなくなることだ。「3年間、再生可能エネルギーの最大限の導入、省エネの最大限 の推進」も掲げるが、行く手にどのような社会をめざすのかが描けないと、企業も国民も腰が引けてしまう。

 現実的に考えれば、原発の再稼働が簡単に進むとは思えない。原子力規制委員会が進める活断層の再調査では、これまでの電力会社の調査や規制当局の審査の甘さが浮き彫りになった。全原発での見直しは避けられない。

 規制委は、来夏までに新たな安全基準を策定する。既存の原発施設にも最新基準の適応を義務づける「バッ クフィット制度」も盛り込まれる。その結果、大規模な改造が求められる施設も出てくるだろう。原発の寿命を原則40年とする改正原子炉等規制法もないがし ろにはできない。総合的に見て、原発が減り続けることは自明であり、脱依存を前提とした政策に向き合わねばならない。

 規制委の厳しい判断に異論が出る恐れもあるが、自民党は「安全性については規制委の専門的判断に委ねる」と明言している。規制委を独立性の高い「3条委員会」にするよう求めたのは自民・公明両党であり、その独立性を侵害するようなことがあってはならない。

 原発政策を考える上で避けて通れないのは使用済み核燃料を再処理して再び燃やす「核燃料サイクル」の扱 いだ。自民党は決定を先延ばししているが、政策変更のハードルは先送りするほど高くなる。核燃料サイクルは行き詰まっており、公明党が掲げる「高速増殖炉 もんじゅの廃止」などを足がかりに、サイクルからの脱却もめざしてもらいたい。
毎日新聞 ホーム>http://mainichi.jp/



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関東で大地震の確率上昇 30年以内の震度6弱以上<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
関東で大地震の確率上昇 30年以内の震度6弱以上
2012年12月21日 17時00分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122101001522.html
▼全文引用

 政府の地震調査委員会は21日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を地図上で示す「全国地震動予測地図」の2012年版を発表 した。東日本大震災を受けた最新の研究結果を盛り込み、前回の10年版と比べ、水戸市で31ポイント増となるなど、関東地方で上昇が目立った。

 調査委は「茨城沖などでこれまでに知られていない大きな地震の可能性を考慮した」と説明している。

 大震災前は「一部地域で震度が大幅な過小評価になっていた」との反省を込め、次回以降、過去に起きた地震の規模にとらわれない想定も検討するなど作成方法の見直しをする方針も示した。
(共同)


★関連リンク
全国地震動予測地図 - 地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka04.htm
平成24年12月21日
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/12_yosokuchizu/index.htm
リンク集
http://www.jishin.go.jp/main/p_link.htm

「活断層」は、どうして危険なの???

★どうでしょう??
「活断層」は、どうして危険なの???
お子さんに聞かれて、パッと答えられますか???


★一番、簡単な答えは、以下の通りです。
まとめ

活断層はなぜ危険なのか? それは、

 1.活断層は、震源が浅くかつ規模の大きな地震を起こす。
 2.それは将来においても繰り返す。

だから危険なのです。

四万十帯に便利
地震と活断層(2):活断層はなぜ危険なのか
update 2003.3/8
http://www.arito.jp/LecEQ02.shtml

★ですから、原発の地下や近くに活断層が走っていると、きわめて危険なのです。中越地震の時の例では、近くの普通の場所では、最大地震の強さは、約1000ガルでした。ところが、活断層が敷地に下を通っている刈羽柏崎原発では、1階建屋の最大地震の強さは、2000ガルを少し超えました。同じ地震でも、活断層があると地震の強さがさらに強化されてしまうのです。ちなみに、福島原発事故でも、断層の上に立っていた4号機は、建屋が少し傾いていて崩落が心配されています。プールだけではなく、建物自体が危険な状態にあります。
福一4号機写真 の画像検索結果
https://www.google.co.jp/search?q=%E7%A6%8F%E4%B8%80%EF%BC%94%E5%8F%B7%E6%A9%9F%E5%86%99%E7%9C%9F&hl=ja&client=firefox-a&hs=0Aq&tbo=u&rls=org.mozilla:ja:official&channel=np&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=OQHWUKasO-6KmwWPmoHwAQ&ved=0CDEQsAQ&biw=1069&bih=771

新潟県中越地震 - Wikipedia(2007年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87
柏崎刈羽原子力発電所
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8F%E5%B4%8E%E5%88%88%E7%BE%BD%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
※ここに、地震の時の状況が掲載されています。


★関連記事・資料など
原発の活断層 科学的な判断を評価する / 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/338503

河北新報 コルネット 社説 敦賀原発に活断層/危険性明瞭なら廃炉が筋だ
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2012/12/20121212s01.htm

愛知県弁護士会
会報「SOPHIA」 平成24年7月号より
原発問題の学習会「地形学から見た断層に関する知見」
http://www.aiben.jp/page/library/kaihou/2407_14_genpatu.html

★阿修羅♪ >2012 年 8 月 12 日
活断層と地震、どう原発の危険性が隠されているか
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/464.html

活断層リスクの社会的認知と活断層帯周辺の地価形成
の関係について:上町断層帯のケース
(改訂増補版、2012年6月)
顧濤1・中川雅之2・齊藤誠3・山鹿久木4
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/23092/1/070econDP12-02.pdf

内閣府
ホーム http://www.bousai.go.jp/index.html> 地震・津波対策 > その他(過去の専門調査会・マニュアルなど) >
活断層について
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_sonota/katsudanso.html

断層 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E5%B1%A4




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「未来の党」の未来???

朝日新聞
未来の首相指名、阿部知子氏で党内調整
2012年12月22日23時1分
http://www.asahi.com/politics/update/1222/OSK201212220139.html

★この記事から、「未来の党」の未来を占ってみます。
・・・・・ウ〜〜ン・・・・・・・

★未来は???〜ありませんネ!

★残念!!!

★なぜか??
阿部知子」議員は、社民党を離党して、「未来」に合流しました。それは、ご本人の判断ですからかまいません。しかし、中身は「社民党」です。長年、社民党の中心議員として活躍してきた阿部議員の考え方が、簡単に変わるものではありません。もし、変わったのなら何が??どう??変わったのか説明するべきでしょう。「脱原発」を唱えるだけなら、社民党にいても出来たはずです。「未来」に参加した理由が、分かりません。


★そして、中身が社民党の「阿部知子」議員を共同代表にしようと言うのが、嘉田知事の考えのようです。と言う事は、「亜流社民党」を作ることになります。本家社民党は、これだけ「追い風」が吹いているにもかかわらず、議席を減らしました。トコトン、国民に見放されたのが、社民党です。その「亜流」を作ってどうしようと言うのか???


★ここに嘉田知事の本質を見たような気がします。これでは、選挙に負けたのも、当然だと思います。「新党の立ち上げが遅く、党名が浸透しなかった」と言う事も、大きな敗因の一つではあると思います。それ以上に、「亜流社民党」または「亜流民主党」と国民から見られたことが大きな敗因であると思います。


★「亜流社民党」を作るのなら、最初から社民党と協力するべきでは、ないでしょうか???「亜流社民党」を作ったところで、全国的な国民の支持を集められるとは、私には思えません。


★いくらなんでも、今回の選挙は負けすぎでしょう。反消費税と脱原発の2枚看板なら、現有議席くらいは、確保できたと思います。それが出来なかったのは、民主党社民党の支持層からしか票を獲得できなかったからです。無党派層は、支持しなかったということになります。追い風が、ビュンビュン吹いていました。それに乗れなかったと言う事は、「ダメ!」と言う事です。次の参議院選挙も、今回と似たような結果になると思います。支持層が同じであれば、次はもっと民主党に票が流れるでしょう。今回、民主党の支持層は、「しまった!」と思っていると推測します。「お灸」が、過ぎてしまったんですネ?

★ですから、「未来の党」には、今回以上に票が入らないと思います。そして、「亜流社民党」の色を出してしまえば、更に票が減ります。その証拠は、岩手県に見ることが出来ます。かつての「小沢王国」です。本来なら、小沢系が勝つはずです。実際に勝利したのは、小沢系民主党でした。2議席を逆風と小沢氏の刺客と自民党との戦い中で守りました。小沢王国は、民主党の中で健在でした。これが、全てを物語っていると思います。


★「未来」で頑張るものは、それで構いません。しかし、民主党の脱藩組は、民主党に戻るべきでしょうネ?民主党に戻って、民主党の再建に力を尽くすべきだと思います。
民由合併 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E7%94%B1%E5%90%88%E4%BD%B5


民主党関係者も、民主党離党の関係者も、「なぜ??民主党自由党が合併したのか??」思い出すべきだと思います。「政権交代の受け皿を作らなければならない」、その一点で「大同小異」の精神で、合併を行ったはずです。今回、民主党の政権運営と党内運営には問題が多すぎました。ですから、大量の離党者が発生してしまったのは、いたし方の無いところだと思います。


★しかし、選挙も終わり双方の関係者は、冷静に考えるべきだと思います。もう、旧民主党も旧自由党も選挙母体が、一体化していたという事実が判明しました。民主党の議席減もひどかったですが、それ以上に「未来」の議席減がひどすぎました。支持層が同じだから、そうなったのです。民由合併は、着実に進化しもう、後戻りは出来ない事に気が付くべきです。


★もう一度、「民由合併」の初心に立ち返っていただきたいと思います。


★それで、「未来の党」の未来が見えてきます。民主党の脱藩組が民主党に戻らなければやがて、立ち枯れとなるでしょう。だから、民主党の脱藩組は、民主党に戻ると思います。戻らなければ、徐々に数を減らし、今の社民党と同じことになるでしょう。


★「未来の党」は、「亜流社民党」になっていくと思います。そうなれば、国民的な支持が得られるとは、思えません。小政党として、存続できるかどうか??、その程度の期待しか出来ません。


★自民党政治を止めようとする者は、民主党の建て直しを第一に考えるはずです。冷静に考えるなら、民主党の政権時代は、ほんの3年少々に過ぎません。しかも、初めて政権を担当し、その中で東日本大震災原発事故が発生しました。それを考えるなら、「致し方ない」部分もあります。自民党は、長い間政権の座にありながら、例えば原発問題にしても正しい政治をしてきたとは、思えません。ですから、2009年政権交代がありました。野党に下野した自民党が、政権の座に戻ってみると、昔と変わらない自民党でした。メンバーまで当時とほとんど同じです。つまり、「全く、反省してない!」と言う事です。


★「未来の党」が、たったこれっぽちのメンバーで、その受け皿となれますか???、という問題だと思います。受け皿に、なれなければ、どうなるか???未来が見えるように思います。

社説[惨敗民主党]容易でない再生への道<沖縄タイムス>

沖縄タイムス
トップ >http://www.okinawatimes.co.jp/top/
社説[惨敗民主党]容易でない再生への道
2012年12月22日 09時20分
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-22_43045
▼全文引用

 民主党は21日の拡大役員会で、野田佳彦首相(党代表)の後任を選ぶ代表選を25日実施することを確認した。

 当初、22日を想定していたが、出席者から落選者や地方議員の声を聞くべきだ、との批判が噴出し先送りになっていた。

 政権運営に対する厳しい自己検証がないまま表紙だけ取り代えても、とても国民の信頼は取り戻せない。

 党の窮状に対して次代を担うと目される幹部らが名乗りを上げない。深刻な状況だ。

 民主党政権はマニフェスト政権公約)からの後退の連続だった。財政的な裏付けのない公約は総崩れ状態となった。事業仕分けによる公約実現のための予算発掘も限定的に終わった。

 「官僚主導から政治主導へ」の理念は、政策実現のために官僚を使いこなすのが本来の姿だが、民主党は 官僚を除外した。官僚主導の象徴だった事務次官会議を廃止したものの、その後、事実上復活し官僚依存をより深めた。予算の骨格をつくり、政治主導の要とな る「国家戦略局」も設置できなかった。

 大型公共工事を見直す「コンクリートから人へ」の転換も、凍結した八ッ場ダムを再開するなど、旗を降ろしてしまった。

 消費税増税を頂点に、公約を覆す中で説明がことごとく不足していたのは致命的だ。

 政策決定過程は党内論議を尽くすシステムが欠如し、党内抗争が絶えなかった。

 この間、3人の首相が交代したが、そのたびに「自民党化」が進んだ。

    ■    ■

 それでも、政権交代の意義が全くなかったとはいえない。米軍普天間飛行場の移設について「最低でも県外」を打ち出したのは歴代政権で初めてのことである。

 確かに、鳩山由紀夫元首相に戦略がなく、稚拙な政治主導だったことは否めない。関係閣僚さえまとめることができず、外務・防衛官僚に至っては米国の高官に「過度に妥協的であるべきではない」と足を引っ張る始末だった。

 辺野古に回帰し、沖縄の期待を裏切ったことは批判されなければならない。ただ、県外移設を追求し、なぜ実現できなかったのかを明るみに出した。民主党政権の3年3カ月の間に、普天間問題をめぐる沖縄の民意は一変した。意識の変化を促したのは民主党の功績といっていい。

 核兵器を搭載した米艦船や航空機が事前協議なしに日本に出入りできることなど日米密約の存在を調査し、明らかにしたことは自民党政権ではあり得なかった。

    ■    ■

 民主党の議席は、選挙前の4分の1に相当する57まで激減した。とはいえ、野党第1党である。参院では第1党を保っている。

 保守色を強める巨大自民党に対抗するためにも、リベラル中道勢力の受け皿となるよう、どう党を再建するのかが問われている。

 自民党の補完勢力にとどまるのか、リベラル中道としての対立軸をはっきり打ち出すことができるか。再起を期する出発点とするためにも、徹底した総括と議論が必要だ。
沖縄タイムス トップ >http://www.okinawatimes.co.jp/top/



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社説 民主党再建 風に頼らぬ自覚がいる(12月22日)<北海道新聞>

北海道新聞
ホーム>http://www.hokkaido-np.co.jp/
社説 民主党再建 風に頼らぬ自覚がいる(12月22日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/429043.html
▼全文引用

 衆院選で惨敗した民主党が、党再建への出発点を見いだせず、さまよっている。

 野田佳彦首相の代表辞任表明を受け、きょう予定した代表選は、党内の異論に押され延期した。

 新代表を早期に選ぶことは大事だが、なぜ国民の支持を失ったかをしっかり総括し、どんな政党に生まれ変わるのか描くことが欠かせない。

 それなしに、知名度があって来夏の参院選の顔になりそうだからといった理由で代表を選んでも、国民はそっぽを向いたままだろう。

 衆院の新議席数は日本維新の会に迫られた。民主党が二大政党の一角をこれからも担っていけるかどうか正念場だ。今回は民主党に入れなかった有権者も、今後の歩みを注視していることを忘れてはならない。

 落選した閣僚や前議員らは、野田首相の解散時期判断の誤りを敗因に挙げる。自分たちが選んだリーダーに恨み節をぶつける姿は見苦しい。 だが、敗北は解散時期のせいか。

 国民は民主党に対する審判の機会を待っていた。衆院選を来年度予算編成の後などに先送りしても、大敗の流れは変わらなかったはずだ。

 3年3カ月の政権運営は迷走を重ねた。マニフェスト政権公約)違反どころか、上げないと言った消費税増税を決めた。改革志向を失い、政策は自民党に似通っていった。

 3人の首相は世論の支持が長持ちせず、野田首相は「純化路線」で異論のある議員を党外に追いやった。幅広い支持が必要な小選挙区を勝ち抜けるはずがない。

 議席を激減させておいて「筋肉質になった」と強がってはだめだ。

 再建の道筋はまず、どんな国づくりを目指すのか明確な指針を示すことだ。そこで一致せず、非自民勢力というだけで寄り集まっても、突然の政策転換や党内対立を繰り返し、自壊の道を再びたどるだけだ。

 ただ、国民が共感できる理念を掲げるだけでは足りない。

 衆院選でも「共生社会」などの理念の下に、社会保障充実、2030年代の原発ゼロなどの公約を掲げたが、何を訴えても響かなかった。

 当然だろう。政策実行力に疑問符が付いたままだからだ。

 そこをどう鍛えるかが鍵だ。理念や公約は頭で考えられるが、政治的な手腕は容易に身につくまい。

 落選議員も含め地道に地域の声に耳を傾け、地方議会はじめ各界から有為な人材を集めて経験を積み重ねていくしかなかろう。

 自民党政権への支持率低下など敵失や風頼みでは、民主党再生はおぼつかない。新代表を選んでこと足れりとせず、党内で徹底的な議論を重ねる必要がある。
北海道新聞 ホーム>http://www.hokkaido-np.co.jp/

ノロウイルス集団感染、6人死亡 宮崎、寝たきり入院患者(47NEWS>共同通信)

47NEWS>共同通信
トップ >http://www.47news.jp/
ノロウイルス集団感染、6人死亡 宮崎、寝たきり入院患者
2012/12/23 17:19 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122301001367.html
▼全文引用

 宮崎県日南市の医療法人春光会東病院は23日、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が発生し、入院患者や職員計44人が下痢や嘔吐の症状を訴え、うち入院中の78〜88歳の男性患者6人=いずれも日南市=が死亡したと発表した。

 宮路重和理事長は県庁で記者会見し「当初はノロウイルスが原因という意識がなかった。患者に接触した職員を介して感染拡大した可能性が高い。大変申し訳なく、遺憾に思っている。報告も遅れ、申し訳ありませんでした」と述べた。
 
病院によると、死亡した6人は脳梗塞や脳出血で寝たきり状態の長期入院患者。


★関連記事
ノロウイルス変異、感染性胃腸炎が大流行の恐れ<読売新聞>
2012-12-18
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20121218/1355824717
ノロウイルス:変異型、猛威 06年に次ぐ流行 嘔吐物処理、手袋つけて<毎日新聞>
2012-12-18
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20121218/1355824603



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