「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原子力規制検討会メンバー15人へ不正資金=原発関連から6830万円超―新基準策定に関与・規制委(時事通信)

★阿修羅♪
原子力規制検討会メンバー15人へ不正資金=原発関連から6830万円超―新基準策定に関与・規制委(時事通信)
2013 年 3 月 21 日 00:31:42
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/800.html
▼全文転載


検討会15人が資金受ける=原発関連から6830万円超-新基準策定に関与・規制委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000060-jij-soci

時事通信 3月20日(水)15時30分配信

 原子力規制委員会が外部の専門家を集めて設置している検討会のメンバーのうち少なくとも15人が、電力会社などから寄付や共同研究費などの資金提供を受 けていたことが分かった。検討会では原発の新たな安全基準の策定などが行われており、「信頼性にかかわる」との批判も出ている。

 規制委はこれまでに13の検討会を設置。このうち商用原発の規制に関わる9検討会のメンバーについて、原則として3年以内に電力会社や原発メーカーから個人や研究室が寄付を受けた額や、講演などの報酬の有無を自主申告してもらい、ホームページで公開している。

 公表資料によると、2008~12年度、14人が総額6830万円余りを寄付や共同研究費などとして受け取っていた。金額は少ない人で30万円、多い人 は2714万円だった。このほか、共同研究費の提供を受けたが「企業秘密に当たる」として、金額を明かさなかった専門家が1人いた  

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原子力規制検討会メンバー15人へ不正資金=原発関連から6830万円超―新基準策定に関与・規制委(時事通信)



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「フクシマ 同じ轍踏むな」 チェルノブイリ元作業員訴え(東京新聞:核心)

★阿修羅♪
フクシマ 同じ轍踏むな」 チェルノブイリ元作業員訴え(東京新聞:核心)
2013 年 3 月 09 日 12:52:26
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/609.html
▼全文転載



1986年4月に旧ソ連ウクライナで起きた史上最悪のチェルノブイリ原発事故で、事故後の除染作業に携わった元作業員らが「低線量被ばく」と関連する可能 性のある白血病などに苦しみ、将来への不安や国の対応への不満を募らせている。今月11日に発生から2年となる東京電力福島第一原発事故でも、除染作業の 問題点などが指摘されるなか、ウクライナの医療関係者や元作業員は、福島がチェルノブイリと同じ轍(てつ)を踏まぬよう警告している。(キエフで、原誠 司)


■打ち切り

ウクライナの首都キエフに住むマクシメンコさん(68)は、白血病をはじめ血液や心臓に18の病気を抱える。痛みが消えない背中を押さえ、時折せき込みながら、「いつ命が終わるか不安だ」とつぶやいた。

チェルノブイリ事故後の3年間、リクビダートル(後始末の作業員)として原発敷地内や2キロ以内の除染作業に加わり、放射能に汚染されたがれきや土をコンテナに詰め込んだ。積算被ばく線量は約250ミリシーベルト。年間200ミリシーベルト以下の「低線量」の被ばく者だ。

ただ、日本の原発作業員に適用される被ばく限度(年間50ミリシーベルトかつ5年間で100ミリシーベルト)より相当高い。

「私は軍から支給された重装備の防護服とマスクを着用していた。周りにはマスクを着けずに作業をした仲間も大勢いたが、既に死んでしまった」とマクシメンコさん。

リクビダートルは60万~80万人に上るとされる。うち低線量の被ばく者を約20%とするロシアの専門家の調査もあるが、詳細は不明だ。ウクライナでは 1989年ごろ、一部を除いて土壌の汚染作業が打ち切られた。作業による二次被ばくで命を落とす人がいる一方、除染の効果が上がらないと判断したためとい う。

■追跡調査

米国立がん研究所などの研究チームは昨年11月、リクビダートル11万人の追跡調査の結果、低線量被ばくでも白血病の発症リスクが高まることを証明したと発表した。

チェルノブイリ事故の被災者だけが利用できるキエフの専門病院「放射能防御市民センター」のベカエワがん部長(52)は「低線量被ばくによる典型的な病気は、事故後10~15年で発症すると考えられる。センターでは2000年前後がピークだった」と説明。

除染作業が本格化している福島第一原発や周辺地域でも「低線量被ばくへの適切な対策が徹底されなければ、今後、病気の発症者が相次ぐ恐れがある」と指摘する。

■性格苦境

元リクビダートルたちは、闘病に苦しむだけでなく厳しい生活環境に直面している。

6年間の除染作業で計250ミリシーベルトの低線量被ばくをしたクラシンさん(72)の年金は月に約9万5000円。一般市民の平均月収のほぼ2.4倍だが、しばしば貧血で倒れ救急車で病院へ運ばれる。

受診は無料とはいえ「高額な薬代は自己負担。年金の一割しか生活費が残らない」と嘆く。

規定の積算被ばく線量を超え、本来就業できないチェルノブイリ原発で、今も働く元同僚もいるという。生活のため「検査官に賄賂を渡して積算線量をごまかしてもらうんだ」とクラシンさん。

被ばくした元リクビダートルでつくる「障害者の会」のコプチク代表(75)は「国のために働いたわれわれは、今や国にとって医療費のかかりすぎる厄介者だ」とうなだれる。

発症までに年単位の時間が経過する低線量被ばく者の中には、発症の因果関係が特定できないとして国から補償を受けられない例もあると指摘。「国は科学的な 情報を国民にしっかりと伝え(治療や支援への)経済的な備えが必要だ。われわれの例から学んで、日本で同じ問題が起きないことを願っている」と話す。


[チェルノブイリ原発事故]
1986年4月26日未明、4号機の運転試験中に炉心溶融と爆発が起き、大量の放射性物質が空中へ放出された。当時のソ連政府は死者数を33人と発表した が実態は不明。原発から半径30キロ圏内では約13万5000人が避難した。同年5月から原子炉などを覆う「石棺」が造られたが老朽化。これをさらに覆う 巨大アーチ型シェルターが2015年完成を目指して建設中だ。


2013年3月9日 東京新聞 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013030902000135.html

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フクシマ 同じ轍踏むな」 チェルノブイリ元作業員訴え(東京新聞:核心)





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動燃を所管する科技庁がNHKの番組に抗議していた〈週刊朝日〉 

★阿修羅♪
動燃を所管する科技庁がNHKの番組に抗議していた〈週刊朝日〉 
2013 年 3 月 27 日 07:52:03
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/865.html
▼全文転載



http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130327-00000000-sasahi-soci
週刊朝日 2013年4月5日号


 動燃の元総務部次長・西村成生(しげお)氏が残した資料「西村ファイル」。ジャーナリストの今西憲之氏と週刊朝日取材班がこれまで報じてきたように、旧 動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現・日本原子力研究開発機構)を中心とした「原子カムラ」のさまざまな「工作」が記録されていた。そして今回、動燃の所 管官庁だった科学技術庁(現在は文部科学省に統合)が、原発を扱ったNHKの番組に抗議していた資料を発見した。
 
〈科学技術庁とNHKとのやりとり(概略メモ)〉というタイトルのA4用紙1枚分の文書は、1993年5月28日に動燃広報室が作成したものである。欄外には「取扱注意」の印が押されている。内容は、NHKの番組に関するものだ。
 
 93年5月21日と23日、NHKは2回シリーズでドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 調査報告 プルトニウム大国・日本」を放送した。
 
 当時、国内では91年に高速増殖原型炉「もんじゅ」が試運転を開始するなど、燃やした核燃料からプルトニウムとウランを取り出す「核燃科サイクル」の試 みが本格スタートした。しかし、アメリカなど諸外国からは、核兵器に転用可能なプルトニウムを日本が保有することは「核武装」につながりかねないと危惧す る声があがっていた。また、高速増殖炉の開発は海外で次々と頓挫しており、その実現性や経済性などに疑問符がついていた。
 
 こうした問題点を国内外の取材で浮き彫りにしたのが、この番組だった。だが、2回目の放送から5日後の5月28日、NHKの担当ディレクターと科学文化部記者2人が科技庁の原子力局長室で抗議を受けたのだ。
 
 資料には〈16:30~17:50 原子力局長室にて〉とある。会談は、科技庁側が一方的に話す展開だったと思われる。
 
NHKスペシャルに対する不満・誤りは全て言った〉
 
 強い怒りが文面から伝わってくる。資料には、次のようなやり取りが記載されている。
 
科技庁「技術的に間違いだった。説明の場を設けるべきである」
 NHK「その予定はない。しかし上司には伝える」
 NHK「番組に対するクレーム、指摘はなかった」
 
〈STA(科技庁の略称)が報道姿勢を非難したところ、NHKは反論。他の指摘については聞くだけ〉
 
 会談は80分にも及んだものの、両者の主張は平行線を辿り、結論は得られなかった。番組にかかわったNHK関係者が語る。「放送後、科技庁に担当ディレ クターらが呼ばれて抗議を受けたと聞いている。番組は当時のNHKが総力を挙げて取り組んだもの。隙がないように相当、知恵を絞って作ったが、国策に正面 から疑問を呈する放送内容に納得できなかったのでしょう」。

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動燃を所管する科技庁がNHKの番組に抗議していた〈週刊朝日〉 


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原発要員計画が破綻 福島第一、半数が偽装請負の疑い <朝日デジタル

★阿修羅♪
原発要員計画が破綻 福島第一、半数が偽装請負の疑い 朝日デジタル
2013 年 3 月 12 日 08:07:52
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/664.html
▼全文転載


佐藤純東京電力福島第一原発で働く作業員の要員計画が破綻(はたん)し、政府が見直し作業に入ったことが分かった。違法な偽装請負の状態で働く 人が約半数に上る疑いが浮上し、適法な作業員だけでは足りない恐れがあるためだ。業界の慣行である偽装請負に依存しない新たな計画を打ち出せるかが焦点と なる。
 
 政府と東電は昨年7月にまとめた工程表で、年間最大1万2千人の作業員が必要と試算し、2016年までは「不足は生じない見込み」と明記。福島第一で働 く際に必要な放射線業務従事者の指定を昨年5月までに受けた2万4300人のうち、高線量を浴びた人を除く2万3300人を「再び従事いただける可能性の より高い母集団」と位置づけ、要員確保は十分可能と説明していた。
 
 ところが東電が昨年9~10月に作業員4千人を対象にしたアンケートで、「作業指示している会社と給料を支給している会社は同じか」との質問に47%が 「違う」と回答。下請けが連なる多重請負構造の中で偽装請負が横行している実態が判明し、経済産業省は2万3300人を「母集団」とみるのは困難と判断し て6月までに工程表を見直す方針を固めた。被曝(ひばく)記録より高い線量を浴びた人が多数いることも発覚し、「母集団」の根拠は揺らいでいる。舟木健太 郎・同省資源エネルギー庁原発事故収束対応室長は「労働環境の改善は重要。工程表全体を見直す中で要員確保の見通しを検討する」と話す。
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朝日新聞社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130312-00000008-asahi-soci
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原発要員計画が破綻 福島第一、半数が偽装請負の疑い 朝日デジタル



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<レベル7>第10部 2年後の迷走4 (東京新聞)

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<レベル7>第10部 2年後の迷走4 (東京新聞
2013 年 3 月 27 日 13:11:01
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/869.html
▼全文転載

◆核のごみ 権益守る? 最終処分場 町の一握り誘致推進

二〇一一年秋、北海道北部にある人口約二千六百人の小さな町・幌延町(ほろのべちょう)の飲食店で、町議の佐々木忠光(62)が突然、「原発の事故があったばかりだぞ。何を考えているんだ」と声を荒らげた。

町には、核のごみの最終処分技術の研究をする日本原子力研究開発機構の深地層研究センターがある。佐々木は、センターの「今後を考える」会に誘われたのだった。

「今後を考える」とは、最終処分場の誘致も視野に話そうとの意味だ。原発事故の衝撃が続く中、誘致話が受け入れられるとは考えにくいが、こんな動きが出た背景には、相応の理由があった。

会の仕掛け人は、町長の宮本明(70)と会社を経営したこともある町の商工会長、松永継男(65)だ。

センターの研究期間は〇一年からおよそ二十年とされ、あと十年もすればセンターは使命を終える。困るのが松永と宮本だった。

松永が社長を務める警備会社「ほくせい」は、機構に職員住宅一棟を貸し、センターの警備も請け負う。創業当時は宮本が取締役を務め、町長に就任したとき、その座を息子に譲っている。

宮本が社長を務め、町長就任時に息子に引き継いだ会社「幌延商事」も、機構に職員住宅を二棟貸している。

二社が毎年、機構から得る収入は計三千万円以上。センターがなくなれば、新たに住宅の借り手を探すのは極めて難しくなる。「考える」会への動きは、そうなる前に、確実に借り手がつくよう準備することでもある。

    ◇

機構から幌延町内の業者に落ちる仕事の総額は毎年二億円ほど。町はこの数字をセンターがもたらす経済効果だとアピールするが、実際の効果は極めて限定的だ。

機構の公表資料によると、一二年度に受注した地元業者はわずか九社。その内容も、職員住宅の賃貸と運営管理、センターの警備、タクシーの契約、暖房用の燃料の納入など波及効果が小さいものばかり。

しかも、職員住宅は、ほくせいと幌延商事を含め特定の五社が随意契約を続けており、他社が入り込める余地はまずない。

その一角を首長らのファミリー企業が占める状況は、機構との癒着を疑われるが、宮本は「契約は私が町長になる前の話で、何も問題はない」と意に介す様子もない。「職員住宅は建てるのに金がかかったし、修繕費もある。もうかる話ではない」とも言う。

    ◇

一二年四月、松永の「処分場誘致の期成会を立ち上げたい」との発言が地元紙に大きく取り上げられた。反対派を中心に強い反発が出たため、現在は表だった動きはなくなっている。松永も「しばらくは無理。今は時期が悪い」と話す。

ただ、宮本も町として誘致に乗り出すことは否定する一方、民間で誘致を進める動きは容認する態度を示してきた。幌延町は過疎化が進み、産業らしきものがないだけに、福島事故のほとぼりが冷めれば、また水面下で動きが出始めそうだ。

そんな様子に町民の一人、岡本則夫(66)は複雑な思いだ。長引く不況で数年前、経営していた建設会社をたたんだ。町の活性化につながるかもしれない処分 場誘致に一定の理解は示すが、懸念も感じる。「一部の利害関係者だけで決めるような進め方では、とても合意は得られない」(敬称略)


<核のごみの最終処分> 国は、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を、地下300メートル以上深い地中に埋める「地層処分」を実施するこ とを関連法で定めている。処分場を誘致する自治体には、地盤の文献調査に応じるだけで最大20億円を支払うなどの優遇策を提示しているが、進展はない。


2013年3月27日 東京新聞 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032702000114.html
   
★阿修羅♪
<レベル7>第10部 2年後の迷走4 (東京新聞

 

 


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フクシマの自主避難者たち 「置き去り」に危機感(東京新聞:特報)

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フクシマの自主避難者たち 「置き去り」に危機感(東京新聞:特報)
2013 年 3 月 25 日 07:58:26
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/847.html
▼全文転載


2013年3月25日 東京新聞 朝刊[こちら特報部]より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013032502000133.html

福島原発事故による放射能汚染から逃れるために、いまから自主避難を望んでいる人たちが困惑している。国は自主避難者たちに家賃補助をしてきたが、その新 規申請の受け付けが閉じられてしまったからだ。代替策と位置付けられ、前政権時代に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」の運用は政権交代で事実上、 棚上げされている。被災者の「避難する権利」が奪われた形だ。(荒井六貴)


「長女の中学卒業を待って、避難するつもりだった。市内の放射線量は除染した後も高いまま。ところが、制度が変わってしまった。これでは避難できるのは、お金がある人たちだけに限られてしまう」

福島県郡山市に住む主婦野口時子さん(48)はそう話す。野口さんらは家賃補助の申請継続を求めて昨年末、約10万人分の署名を県に提出した。だが、反応はまだない。

福島市郡山市では、いまも除染目標の年間1ミリシーベルトを超える場所が少なくない。除染効果に失望して、事故後2年たった現在になって、避難を計画する人たちがいる。ところが壁が築かれた。

県によると、事故により避難している人は県内外で約16万人(県外は5万6000余人)。このうち、避難指示区域(11市町村)の住民ではなく、福島市郡山市から自主避難した人の数は約2万8000人に上る。

ただ、この数字は行政の補助を受けている人に限られ、実際の自主避難者数はこれよりも大きいとみられている。

避難期間中の金銭的補償については避難指示区域の人たちは原則、1人当たり月10万円を受け取っている。一方、自主避難者には一括で妊婦と子ども(18歳以下)に60万円、その他の人には8万円が支払われた。

避難者にはこのほか、災害救助法に基づく住宅支援がある。適用の実態は都道府県によって異なるが、一般に避難者が民間住宅を借りた場合、みなし仮設住宅の位置づけで、国から一世帯当たり(4人以下の場合)月6万円以下の家賃が補助される。これは自主避難者にも適用される。

ところが、この補助の新規申請が昨年末に打ち切られた。今後、新たに自主避難する場合には、完全に自腹で家賃を賄わなくてはならない。

本来なら、昨年6月に超党派で成立した「原発事故子ども・被災者支援法」で、打ち切り後の支援策を示すことになっていた。しかし、年末に自公政権が誕生。基本計画はおろか、支援策の予算付けもしていない。

たとえ政権が代わっても、全会一致で成立した法律が放置されたままでよいわけがない。

県避難者支援課の原田浩幸主幹は「国に対して自主避難を選択する方法をなくさないでほしいと要望してきた。だが、打ち切られた」と語る。

県は独自に県外の子どもや妊婦がいる世帯が、自宅とは別の県内の自治体に戻ってくる場合は、住宅を提供する制度を始めた。しかし、自主避難者の間では、避難者を県に戻すことが本当の目的ではないか、という懐疑の声も上がっている。

一方、復興庁の斉藤馨参事官は「県からは県民の流出を防ぐため、支援策をやめてもいいと聞いた。支援法の基本計画は早くつくりたいが、検討段階だ」と説明した。

国と県の言い分は食い違う。ただ、新たな自主避難者が置き去りにされることは疑いない。

住宅支援の新規申請打ち切り後、福島市で活動する市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が10世帯の枠で、引っ越し代20万円を補助する計画を公表したところ、福島市郡山市などの13世帯から応募があった。

代表の佐藤幸子さん(54)は「まだまだニーズがある。原発事故はまだ収束してない。それなのに国や県は被災者を見放し始めた」と指弾する。

不安を抱いているのはこれから自主避難する人たちだけではない。すでに自主避難した人たちもいら立ちを隠さない。

それというのも、現在の国からの家賃補助は来年3月までの期限付きになっており、延長されるかが不透明だからだ。

郡山市から新潟市に小学生の子ども2人を連れて、避難している女性(38)は、家賃補助を受けた住宅で生活している。

「補助の問題がはっきりしないと、新潟で今後も暮らしていけるのかどうか、将来の計画が立てられない。長期で支援を考えてほしい。夫は郡山に職場があるため、いまは二重生活。経済的にどんどん追い込まれており、子どもに習い事をさせるのもあきらめた」

新潟県内に避難する人たちの交流の場「ふりっぷはうす」(新潟市)には、同じような悩みを持つ自主避難者たちが集まる。経済的な理由で福島に戻る人たちも増えてきているという。

この施設を運営する福島大の村上岳志講師(地方行政論)は「自主避難者たちの声が反映されている施策がない。自主避難者たちの生活状況を調査したデータもなく、実態を把握しようとしていない」と批判する。

村上講師らは今月14日、参議院議員会館で国会議員らに、自主避難者の取り巻く環境を説明した。避難指示区域と異なり、家賃を除けば、継続的な金銭支援はない。

必然的に東京電力に対して生活費や慰謝料を求めることになる。東電に直接求めるか、原子力損害賠償紛争解決センター(原発ADR)を利用するかに分かれ、東電と和解できない場合には、訴訟に持ち込まれる。

山形県で暮らす自主避難者たちの相談に乗っている外塚功弁護士は「これまで二重生活を送る自主避難者たちの福島と避難先を往復する交通費については、補償 されてこなかった。しかし、今年に入り、その8割が認められるようになった」と話す。「しかし、生活費として事故直後に渡された8万円(妊婦や子どもを除 く)以外、いまにいたるまで、東電側は慰謝料の支払いなどを一切拒否している」

こうした事態を打開するため、自主避難者を含む被災者らは各地で集団訴訟に動いている。東京や千葉では、今月11日に提訴。避難者が多い山形、新潟、群馬の各県の被災者たちは6月までに訴訟を起こす方針だ。

避難指示区域の双葉町から愛媛県に避難しているNPO法人「えひめ311」事務局長の沢上幸子さん(37)は、自主避難者たちの苦境をおもんぱかり、こう訴える。

「避難指示区域の人たちと、自主避難者との間で溝が深まっている。自主避難者らの状況は深刻だ。国が被災者の『避難の権利』を認めていないことが最大の問題だ」


[デスクメモ]
自主避難を「勝手に逃げた」と曲解する人がいる。避難するか否かは、国や電力会社が決めることではない。まして「すぐに影響はない」なんて言われた日に は、逃げて当然だろう。東電は賠償を減らしたい。国はゼネコンへ「名ばかり除染」でカネをまく。避難者たちがたたかれる汚れた背景がある。(牧)

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フクシマの自主避難者たち 「置き去り」に危機感(東京新聞:特報)

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首都圏 民家除染、補助に格差(東京新聞:核心)

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首都圏 民家除染、補助に格差(東京新聞:核心)
2013 年 3 月 25 日 07:59:50
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/848.html
▼全文転載



2013年3月25日 東京新聞 朝刊[核心]より

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013032502000142.html

東京電力福島第一原発事故から2年が過ぎ、首都圏でも民家の庭の表土除去など、除染が本格化している。ところが、首都圏の場合、表土除去に国の補助が出な い。代わりに資金を援助する市町村も、財政事情などによって対応はバラバラ。補助を受けられない地域の住民は、無用な被ばくを避けるのに自腹を切るしかな く、「不公平」との不満が出ている。(横山大輔、石井紀代美)


■断念

「何も悪いことをしていないのに、なぜ自分で負担しなければならないのか」

奥州街道の宿場町で、福島県境に接した栃木県那須町芦野地区。空間放射線量は、国の基準値(毎時0.23マイクロシーベルト)を大きく上回る0.8マイクロシーベルト以上の地点も。しかし、無職の女性(79)は、自己負担が発生する表土除去などはしないと決めた。

町は、表土除去も含めて除染費用の8割を補助する制度を導入。2013年度からは一部世帯を全額補助とするが、20万円の上限がつく。農村地帯で住宅の規 模が大きい那須町では、平均約40万円にもなる一戸当たりの除染費用のうち、半分しか出ない計算だ。住民が業者を探すなど使い勝手の悪さもあり、これまで の申し込みは19件だけ。

町は、もっと手厚い補助も検討したが、財政的事情で断念したという。町の担当者は「無理にカネを捻出すれば、生活道路の整備など他の行政サービスにしわ寄せがいく。国や東電からお金が戻ってくる確証もない」と説明する。

■対応

一方で、自治体が全額負担して私有地を除染する制度を整えている千葉県松戸市のケースもある。松戸市では計測の結果、
除染の必要があると判断した約4700戸を対象に、市が委託した業者が除染を実施。表土除去も含め、線量が基準値未満に下がるまで行う。

実際には、部分的に線量が高い雨どいの下にたまった泥の除去など、国の補助が出る除染が大半だが、補助対象にならない表土除去まで行っても、住民負担ゼロというのは市民には心強い。強い住民要望と、「汚染されたイメージ」からの脱却を目指して決断したという。

ただ、同じ千葉県内でも隣の柏市は、私有地は所有者による除染が原則。

茨城県取手市守谷市も、国費補助の範囲を超える除染はカバーしない。群馬県桐生市は、必要な場合は市費で表土除去も含めた除染をしている。自治体によって対応はバラバラだ。

■不条理

こうした格差は、首都圏では表土除去などが国の補助対象になっていないことが原因。国がカネを出さない以上、各市町村は線量や住民要望、財政力を勘案しながら、自前の補助がどこまでできるか個別に判断せざるを得ない。

那須町NPO「那須希望の砦」理事長の藤村靖之さん(68)は「自治体の力量によって、住民の被ばく量に差が出てくる。本来責任を負うべき国は、この不条理を是正すべきだ」と憤る。

栃木県や那須町、柏氏は、福島県以外でも表土除去などを国の補助対象とするよう要望している。しかし、国は今のところ応じていない。環境省の担当者は、国の補助対象外とした理由を「やる必要がないから」と説明するだけ。住民の不公平感に対し感度は鈍い。


[「福島」と「それ以外」で分かれる]
国は放射性物質汚染対処特措法に基づき、空間放射線量が毎時0.23マイクロシーベルトを超える地域を含む市町村を「汚染状況重点調査地域」に指定し、除 染に取り組む市町村を補助している。補助対象になるのは、「比較的線量の高い地域」(福島県内)と「比較的線量の低い地域」(それ以外)に分かれている が、同じ線量でも福島県外では補助対象が異なる。

民家(集合住宅と一戸建て住宅)の場合、庭の表土除去、上下層の入れ替えや屋根の高圧洗浄などは「高い地域」だけが補助の対象。「低い地域」では、雨どいの清掃、壁の拭き取り、枝葉のせん定などしか国の補助は出ない。


★阿修羅♪
首都圏 民家除染、補助に格差(東京新聞:核心)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/848.html





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横浜市の学校9校で8000Bq/kg超え!神奈川県各地も高線量の放射能に汚染されている現実!( 正しい情報を探すブログ)

★阿修羅♪
横浜市の学校9校で8000Bq/kg超え!神奈川県各地も高線量の放射能に汚染されている現実!( 正しい情報を探すブログ)
2013 年 3 月 16 日 18:08:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/738.html
▼全文転載


 

横浜市の学校9校で8000Bq/kg超え!神奈川県各地も高線量の放射能に汚染されている現実!
http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11491642403.html
2013年03月16日 17時19分33秒NEW ! 正しい情報を探すブログ


横浜市会議員の井上さくら氏によると、横浜市にある小学校の汚泥から8000Bq/kg以上の放射能が検出されたとのことです。また、8000Bq/kg 以上の放射能が検出された学校は横浜市だけでも合計で9校あり、最大値は都筑区茅ヶ崎東小学校の14200Bq/kgとなっています。


☆井上さくら‏@sakuraline
URL https://twitter.com/sakuraline/status/312494235842658304
引用:
  横浜市は【放射性物質汚染対処特措法】に基づき、8,000Bq/kg超の指定廃棄物申請をする旨公表しました。神奈川では現状申請がないはずなので、こ れで県内最初の指定廃棄物です。画像:記者発表資料(全3ページ中の1枚目) pic.twitter.com/oqClupo7VU

http://ameblo.jp/kennkou1/image-11491642403-12459722020.html

放射性セシウムが8,000Bq超となり、指定廃棄物申請されるのは、学校に保管中の雨水利用施設の沈砂と除去した側溝汚泥等です。
画像:記者発表資料(全3ページ中の2枚目、対象となった学校と沈砂の放射能濃度) pic.twitter.com/ICnfTC7VUs

http://ameblo.jp/kennkou1/image-11491642403-12459725028.html

:引用終了

上記資料から抜粋。
8000 Bq/kgを超えた横浜市内の学校。
鶴見区末吉小学校 9900 Bq/kg
港北区矢上小学校 13400 Bq/kg
西区軽井沢中学校 13600 Bq/kg
都筑区東山田 9600 Bq/kg
緑区山下みどり台小学校 9500 Bq/kg
戸塚区下郷小学校 8700 Bq/kg
青葉区桂小学校 9200 Bq/kg
都筑区茅ヶ崎東小学校 14200 Bq/kg
都筑区南山田小学校 10700 Bq/kg、


未だに知らない方が多いのですが、東京を含め関東の南部も福島原発事故で発生した放射能によってかなり汚染されてしまっているのです。
例えば、福島原発事故直後には「横浜でストロンチウム検出 福島第一原発から100キロ圏外では初」という報道がありましたし、他にも探せば無数に横浜周囲の放射能汚染が出てきます。

↓関東の放射能汚染地図を見ると、東側と東京湾周囲の線量が高いことが分かります。
http://ameblo.jp/kennkou1/image-11491642403-12126824662.html

関東の放射能汚染地図
http://savechild.net/archives/6690.html


☆横浜のアパートの屋上の土から放射性鉛8400Bq/Kg検出
URL  http://fukushima-diary.com/2012/01/fukushima-news-8400-bq-kg-lead-210-measured-sample-yokohama/

http://ameblo.jp/kennkou1/image-11491642403-12126815989.html

☆高濃度セシウム、横浜市でも検出!首都圏は“総汚染”か
URL http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/602.html
引用:
高濃度セシウム、横浜市でも検出!首都圏は“総汚染”か
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110917/dms1109172234014-n1.htm
2011.09.17 夕刊フジ

 横浜市は17日、同市港北区大倉山の住宅街にある車道側溝の堆積物から、1キログラム当たり4万200ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。地上50センチの空間放射線量は毎時0.91マイクロシーベルトだった。

 同市放射線対策部は「市が測定した中で最も高い値だが、健康に影響が出るレベルではない。どのような場所で高放射線量になるのか、把握していきたい」としている。

 市によると、側溝は雨どいの下にあり、独自に調査した市民からの連絡を受けて調べ。このほか雨水がたまりやすい港北区内の植え込みなど3カ所でも、同1万1320~3万5千ベクレルが検出され、土砂など計13キログラムを管理施設に保管した。
:引用終了


当ブログでは何度も書いていますが、福島原発事故による放射能汚染は北は北海道南部、西は静岡辺り、東はハワイ辺りまで広がっています。
福島原発事故の放射能汚染は福島だけだと本気で思っている方がいますが、このように関東の放射能汚染も決して少なくはなく、「安全」とは言えない状況なのです。


☆横浜市地図
URL http://maps.google.co.jp/maps?rls=com.microsoft:ja:IE-Address&oe=UTF-8&rlz=1I7GGHP_jaJP477&redir_esc=&q=%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x60185becbbb66509:0x69683f660285400,%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E7%9C%8C%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82&gl=jp&sa=X&ei=QyVEUZmwMsjRmAXi24HABw&ved=0CJoBELYD

 

福島原発事故前の食品安全基準値はキロ10Bqです。神奈川や東京からはキロ1万ベクレルというような数字がそこら中で検出されているので、関東の地面に は基準値の数百~数千倍の放射能がゴロゴロと転がっている状況をイメージして頂ければ、現状の汚染が何となく理解できるかと思います。

いずれにせよ、PM2.5のような大気汚染物質とは比べ物にならないほど、高線量の放射能に汚染されているということです。今後も東日本の大半では、風が強い日の外出にはマスクなどを着用して身を守ったほうが良いでしょう。

YouTube
武田邦彦教授 ガリレオ放談第2回横浜のストロンチウム問題と行政の矛盾
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=CuACWtmg-OE


★阿修羅♪
横浜市の学校9校で8000Bq/kg超え!神奈川県各地も高線量の放射能に汚染されている現実!( 正しい情報を探すブログ)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/738.html






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上関原発、補償金拒否を申し入れ 県漁協祝島支店の組合員(東京新聞)

★阿修羅♪
上関原発、補償金拒否を申し入れ 県漁協祝島支店の組合員(東京新聞
2013 年 3 月 22 日 13:50:58
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/812.html
▼全文転載


申入書に署名しているのが組合員の過半数を優に超しているので、受け取りを議決した際に何らかの不正な方法あるいは卑怯な策略を用いたのではないかと思われる。


==============================================


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013032201001640.html


【社会】
上関原発、補償金拒否を申し入れ 県漁協祝島支店の組合員
東京新聞 2013年3月22日 12時17分


 山口県上関町の上関原発計画をめぐり、地元の県漁協祝島支店の組合員39人が22日、中国電力からの漁業補償金受領を拒否する申し入れ書を本店に提出した。


 支店は補償金の受け取りを拒否してきたが、2月28日に本店理事会の招集で開かれた会合で、賛成31、反対21の賛成多数で一転して受領を決議。申し入れ書では、決議が無記名投票で行われ「不当な方法で強行された」として、信義則に反し受領できないとしている。


 申し入れ書に署名したのは支店の正組合員53人中の31人と、準組合員8人。


(共同)

★阿修羅♪
上関原発、補償金拒否を申し入れ 県漁協祝島支店の組合員(東京新聞
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/812.html




★管理人追記
東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
上関原発補償金拒否を申し入れ 地元漁協組合員
2013年3月24日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032402000126.html
▼全文転載

 山口県上関町の上関原発計画をめぐり、地元の県漁協祝島支店の組合員三十九人が、中国電力からの漁業補償金受領を拒否する申し入れ書を本店に提出した。

 支店は補償金の受け取りを拒否してきたが、二月二十八日に本店理事会の招集で開かれた会合で、賛成三一、反対二一の賛成多数で一転して受領を決議。申し入れ書では、決議が無記名投票で行われ「不当な方法で強行された」として、信義則に反し受領できないとしている。

 申し入れ書に署名したのは支店の正組合員五十三人中の三十一人と、準組合員八人。

 申し入れ書を提出した正組合員の岡本正昭さん(63)は「本店が勝手に会合を開いたもので、決議は到底認められない」と話した。本店は「会合は規約に基づいて開いたもので決議も有効」との認識を示した。

 中国電力からの補償金は計十億八千万円で、支店が受け取りを拒否したため本店が代理で受理。預かり金として会計処理したが、本店は会計上の問題や、支店の赤字を組合員が負担していることなどを挙げ、受け取りを要求した。

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/




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脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円 (朝日新聞)

★阿修羅♪
脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円 (朝日新聞)
2013 年 3 月 22 日 00:50:01 
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/463.html
▼全文転載


 

脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円
http://www.asahi.com/national/update/0321/TKY201303210486.html
2013年3月21日23時41分 朝日新聞


 東京・霞が関経済産業省前でテントを張って「脱原発」を訴えるグループは21日に記者会見を開き、経産省から「テントを無許可設置した損害金」として約1100万円を支払うよう通知されたことを明らかにした。

 通知は14日付で、テントを運営するグループ「経産省前テントひろば」の代表ら2人に対して支払いを求めているという。経産省はテントの撤去を求めて提 訴する動きを見せているが、会見に同席したルポライターの鎌田慧さんは「私たちは政治を批判できる権利がある」と指摘。メンバーたちは撤退しない考えを示 した。

グループは2011年9月にテントを張り、署名活動などを続けている。

★阿修羅♪
脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円 (朝日新聞)
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/463.html

 

 


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原点を忘れていないか 原医研の違法行為(中国新聞・社説)'06/7/9 (2006年)

★阿修羅♪
原点を忘れていないか 原医研の違法行為中国新聞・社説)
2013 年 3 月 20 日 00:53:02
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/780.html
▼全文転載


'06/7/9 (2006年)


http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200607090064.html

 「なぜ、どうして」という疑問がわく。広島大原爆放射線医科学研究所(原医研、広島市南区)で発覚した違法行為である。神谷研二教授(55)らのグループが基準を超える量の放射性物質で実験しながら、使用記録にうその記載などをしていた。

 被爆地・広島の「世界的な被曝(ひばく)者医療の研究拠点」を目指す原医研。放射線影響研究の専門機関として放射性物質の扱いには特に厳格、敏感でなければならない。今回の不祥事は世界のヒバクシャが寄せる信頼を損ないかねない。動機などを早急に解明してほしい。

 違法行為があったのは「放射性ヨウ素の内部被曝と小児甲状腺がんの実験研究」。原子力施設の事故で外部に放出された放射性のあるヨウ素131を体 内に吸収すると、甲状腺がんなどを引き起こすとされる。研究はチェルノブイリ原発事故被災地で多発する小児甲状腺がんの解明にもつながると期待されてい る。

 グループは二〇〇〇年から〇三年にかけて、放射性同位元素のヨウ素131を与える動物実験で、放射線障害防止法で定められた一日の許容量の最大六倍も使用。ところが、記録には複数の日に分けて許容範囲内で作業したように偽って記入していた。

 「動機は分からない」と大学側は言うが、研究成果を早く求めようとする焦りはなかったのだろうか。不正を隠そうとしたのは明白で、倫理観の欠如や研究の信頼性を疑われても仕方がない。

 さらに資格のない非常勤職員が従事したり、遮へいしないまま放射性物質を宅配便で送る違法行為もあった。人体や環境への影響はなかったというが、管理がこれほどずさんなのにはあきれ果てる。

 メンバーが違反を知りながら作業していたのも問題だ。大学への内部告発で明らかになった。原医研では、昨年の医師派遣に絡む汚職事件に続く不祥事。実権を握る教授が中心になった組織の密室性にメスを入れる必要がありそうだ。再発防止策を急ぎたい。

 広島大の「放射線災害医療開発の先端的研究教育拠点」は三年前、21世紀COE(卓越した研究拠点)プログラムに選ばれた。〇四年には、原子力災害時の緊急医療拠点となる三次被曝医療機関にも選定された。

 いずれも原医研が中心になり先端的分野を担う。それだけに医の心と危険な放射性物質を扱う原点を忘れてはならないだろう。

★阿修羅♪
原点を忘れていないか 原医研の違法行為中国新聞・社説)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/780.html




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京都大学原子炉実験所 小出氏「福島の事故は、広島原発の800発分あるいは1000発分放出された」(まっちゃんのブログ) 

★阿修羅♪
京都大学原子炉実験所 小出氏「福島の事故は、広島原発の800発分あるいは1000発分放出された」(まっちゃんのブログ) 
2013 年 3 月 16 日 15:00:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/735.html
▼全文転載



京都大学原子炉実験所 小出氏「福島の事故は、広島原発の800発分あるいは1000発分放出された」
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11491531587.html
2013-03-16 13:22:06 まっちゃんのブログ

YouTube
Fukushima Daiichi: A Chronological Account of the Disaster
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=clmHptj2RVo

2013年3月11日、12日にアメリカのニューヨークで


福島の原子力発電所事故に関するシンポジウムを行われました。


そのシンポジウムで流れたビデオテープです。


5分55秒ごろ


「1号機から3号機まで合わせれば、広島の原爆がまき散らした


放射性物質。そのうちで私が一番危険だと思っているのはセシウム137と


呼ぶ放射性物質が尺度にして測ると、広島原発がまき散らした


セシウム137の168発分をすでに大気中に放出してしまったと


日本政府が国際的な原子力推進組織であるIAEAに対して


報告しています。私自身はおそらくそれは過小評価で


それの2倍~3倍。つまり、広島原爆がまき散らしたセシウム137の


400発あるいは500発分がすでに大気中にまき散らされたと思っています。


それと同時に水に溶けた放射性物質が地下に流れて行って


海に流出するということも起きていて、おそらく大気中に放出された


放射性物質とほとんど同量の物が海に流れていると思います。」

★阿修羅♪
京都大学原子炉実験所 小出氏「福島の事故は、広島原発の800発分あるいは1000発分放出された」(まっちゃんのブログ) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/735.html





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発信箱:原発と倫理=青野由利(毎日新聞)/エネルギー計画の審議会 原発推進派をずらり揃える

★阿修羅♪
発信箱:原発と倫理=青野由利(毎日新聞)/エネルギー計画の審議会 原発推進派をずらり揃える
2013 年 3 月 15 日 09:46:23
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/717.html
▼全文転載



発信箱:原発と倫理=青野由利
毎日新聞 2013年03月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130315ddm004070021000c.html


 手元にちょっと変わったドイツ語の教科書がある。ぱらぱらめくっても普通だが、前書きを読むと作った意図がはっきりしている。原発事故以降の世界を生きていくために何が必要か。一つの答えが「ドイツ語を読む力」だったという。


 著者の一人である京都大教授の大川勇さんによれば、3・11以降、精度の高い情報を得るにはドイツ語が欠かせなかった。メルケル首相が間髪を入れず脱原 発にかじを切った背景を理解するにもドイツ語が必要。メルケルさんは、原発の専門家による「原子炉安全委員会」と、哲学者らによる「倫理委員会」に意見を 聞いた。二つの答申は相反していたが、すんなり倫理委の主張を受け入れた。そこに、カント以来の倫理の思想が読み取れる、というのだ。


 日本ではどうか。原発政策に倫理は無縁かと思っていたら、意外なところで出合った。原子力委員会が昨年末に公表した見解だ。今後の原子力研究開発の評価には、市民団体や社会科学の人も参加し、「倫理的、法的、社会的」視点を入れた作業が重要だと述べている。


 その通りと思うにつけ、エネルギー基本計画を作る審議会の委員の入れ替えに驚く。民主党政権の時には原発に批判的な委員が3分の1を占めた。安倍政権 は、そこから市民団体のメンバーや、原発の高コストを明らかにした委員、再生可能エネルギー推進派の委員をはずした。代わりに、明確な原発推進派や、原発 立地自治体の知事を加えた。あからさまなやり方に、倫理はどこへ?と言いたくなる。


 原発事故の背景には利害関係者の声を無批判に受け入れてきた政策があった。そんな過去への逆戻りだけはごめんこうむりたい。(論説室)


==============================================


【関連記事】



(「しんぶん赤旗」 2013年3月15日 日刊紙 14面)

★阿修羅♪
発信箱:原発と倫理=青野由利(毎日新聞)/エネルギー計画の審議会 原発推進派をずらり揃える
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/717.html




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米国プルトニウム製造所跡ハンフォード・サイト 放射能放出を続けるアメリカの廃墟

★阿修羅♪
米国プルトニウム製造所跡ハンフォード・サイト 放射能放出を続けるアメリカの廃墟
2013 年 3 月 13 日 00:21:16
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/683.html
▼全文転載



放射能放出を続けるアメリカの廃墟 とは長崎原発プルトニウムを製造したハンフォードサイトのこと。今の福島第一原発は同じような状況になりつつある。

*********************

(転載元ブログ)

http://vogelgarten.blogspot.jp/2011/07/blog-post_16.html
samedi 16 juillet 2011

米国プルトニウム製造所跡ハンフォード・サイト

これは3月の福島原発事故発生直後に、ドイツ 「シュピーゲル・オンライン」 (Spiegel-Online) に掲載された記事です。あまりにショッキングな内容だったので、さすがの私も当時は紹介する気になれなかったのですが、とーしさんとyuukoさんから鎌 仲ひとみさんの映画『ヒバクシャ』にもハンフォードのことが出てくると聞き、シュピーゲルの記事も翻訳してご紹介しようと思いました。

* ****

放射能放出を続けるアメリカの廃墟
原子力時限爆弾

福島の原発が爆発して以来、世界中が原子力発電所の安全再確認に専心している。しかしアメリカの北西部には原発とは別の心配の種が存在するのだ。 元プルトニウム製造所ハンフォード・サイトである。冷戦時代が後世に残した西半球で最も放射能汚染の激しい区域。この場所の 除染が終了するのは2052年とされている。

生まれてきた子羊には目や口がなかった。足がグロテスクにくっついているものもあれば、まったく足のない子羊もあった。多くは死産だった。一晩だけで31 頭の子羊が死んだ。 時を同じくして牧場では足を天に向けて牝牛が死んでいた。さらにその近くの川では、ヤカマインディアンが目の三つあるシャケを釣り上げた。マスは全身が癌 の腫瘍で覆われていた。

そしてやがて赤ん坊が病気に罹るようになっていった。

こうした気味の悪い出来事に初めて農夫ネルス・アリソンが気付いたのは1962年春のことだった。「いったいここで何が起こってるんだ!?」 と妻に尋ね た。アメリカ北西部の最先端コロンビア川沿いの片田舎ベイシン・シティにあるアリソンの農場では、何か異変が起こると 必ずまず子羊に症状が表れるものだった。子羊の大量死したこの夜のことを、アリソンは ”小悪魔の夜”と名づけた。

そのアリソン夫妻もこの世を去って久しい。しかし異変は今でも進行を続け、その記録は1993年「原子力の果実」(Atomic Harvest) という題名の本の中で暴露された。この本は米国のプルトニウム製造所ハンフォード周辺で目撃され、今日に及ぶまで住民達の間にとてつもない不安を広めてい る何千という怪奇談を紹介している。

ハンフォードは米国の原子力原罪の地である。シアトルから車で4時間、1518平方キロメートルという膨大な施設で、かつてアメリカは冷戦時代のほとんど すべての核兵器材料をここで製造 していた。製造所は1988年に閉鎖されたものの、あとには西半球で最も放射能汚染の激しい土地が残ったのである。先日、エネルギー省は米国史上最大の環 境浄化計画であるハンフォード・サイト除染の予想終了年の見直しを行った。除染が完了すると予定される年はさらに遅れて、2052年秋とされた。施設誕生 から108年以上も後ということになる。

長崎原爆用のプルトニウムを製造

今回の日本の原発事故は、再び我々の眼を、この冷戦の遺物ハンフォード・サイトに向けさせることになった。しかもこの汚染地域の片端には、現在でも稼働中 の原子力発電所が存在するのだ。地震多発地帯であるアメリカ北西部における唯一の原発だ。「地震はハンフォードにとって大きな脅威です」と語るのは、環境 保護グループ”ハート・オヴ・アメリカ・ノースウェスト ( Heart of America Northwest )”の執行部長ゲーリー・ポレである。しかしそんな不安に対して、ハンフォード周辺の住民達はただ溜息を漏らすほかない。彼らの祖父母達は、生涯汚染や被 曝と闘い続けてきたのだ。流産、先天性異常、稀有な小児病。農婦ホアニータ・アンドリュウスキーは60年代に、”死者達の地図”の作成を思いついた。心不 全による死者には十字架を、癌による死者には円形を記入する。間もなく地図は十字架と円形でびっしり埋ってしまった。「ハンフォードは冷戦の歴史の中で最 も人類にとって悲劇的な一章でした」と当時の内務長官スチュワート・ユードルは語る。

ハンフォードに9基の原子炉が建設されたのは1943年のことである。それはギガントマニー(巨大趣味)に取り憑かれたようなプロジェクトであった。今日 それらの原子炉は、大草原にうち捨てられ石化した恐竜のごとき姿をさらしている。その中の原子炉Bは、そのモデルで初めて世に現われたものだった。この原 子炉B の中で、マンハッタン計画のためのプルトニウムが超極秘裏に作られたのだ。その中には、1945年7月16日ニューメキシコで爆発に成功した人類史上初の 原爆と、そして”ファット・マン”と命名され、1945年8月9日に長崎に投下された原爆とが含まれていた。その後何十年もの間、ハンフォードでは米国の 核兵器のためのプルトニウムが製造され続けた。西側世界の自由はハンフォードに掛かっている。そのように言われたのだ。そしてそれは人間の命よりも重要だ とされたのだった。

汚染牛、汚染ミルク

ハンフォードの労働者達には、その功労を讃えるためにキノコ雲をデザインした記章が授与された。キノコ雲はまた、近郊の町リッチランドのフットボールチー ム”ボンバーズ”のマスコットでもあった。 皮肉なジェスチュアである。近郊のリンチランド、パスコ、そしてケネヴィックの農家や住民は、今日に至るまで、地球上で最もひどい被爆者のうちに数えられ ると言うのに。実際被害状況は惨憺たるものである。52件の建物が汚染され、622キロ平方メートルに及ぶ土地が居住不可能となった。また20万4千立方 メートル積み上げられた高濃度放射性廃棄物は全米の核廃棄物総量の三分の二を占める。2億1千6百リットルの汚染水がヒビの入った貯水タンクから地下水に 漏れ出し、10万本以上の使用済み燃料が半壊したプールに溜め込まれ、4万3千立方メートルの汚染砂と72万リットルの硝酸が土を汚染し続けている。施設 で使用される冷却水はコロンビア川から汲み上げられ、1971年までは極秘のうちに、ほとんど除染されないまま再び川に廃棄されていた。その汚染は、後 に、コロンビア川が太平洋に注ぎ込む500キロ先においても検出された。汚染された川魚は主にインディアンの主食であった。また施設から定期的に放出され た放射能雲は、風に乗って近隣のオレゴン、アイダホ、モンタナ州やカナダにまで届いた。 ”死の灰”の脅威にされされた”風下組 ( Downwinder)”は、とりわけ初期の1945年から1951年にかけてヨード131の汚染を受けた。それはやがて家畜、ミルク、卵といった食料サ イクルを汚染していくことになったのである。

年間除染費用20億ドル

それだけではない、何千人という作業員や住民、農家が、一部は故意に、被曝を受けさせられたのである。実験目的のためだった。 1949年12月3日ハンフォードの物理学者達は当時世界一大きかったプルトニウム工場の煙突から、高濃度の放射能雲を拡散させた。それは後のスリーマイ ル島原発事故によって放出された線量の千倍を越すかと言うほどのものだった。実験は”グリーン・ラン ( Green Run )" と名付けられ、死の灰はカリフォルニアにまで届いた。人々は突然一斉に病気の発生したことに驚いた。ハンフォードで生まれた赤ん坊の中には、被曝量がチェ ルノブイリの子供達の二倍に達するものもあっことをフィールドワークは示している。

農家の息子トム・ベイリーは1949年当時二歳で、野原で遊ぶのが好きだった。”グリーン’ラン”実験の後、彼は身体が麻痺するようになり、後には証言能 力を失うことになる。彼の家族は全員癌で死亡した。それにも関わらずトム・ベイリーは1986年地元の新聞”スポークスマン・レヴュー”紙に務める不屈の 女性記者の協力を受けて、徐々に真実を突き止めていくことに成功した。米国の被爆者達による政府を相手にした何十年も続く闘いの始まりだった。彼らは政府 を法廷に立たせ、釈明を求め、ハンフォードの秘密書類を公開するよう要請した。集団訴訟は今日まで続いている。

1988年、ハンフォードは停止され、膨大な除染活動が開始された。それは今日まで続いている。 ワシントン政府は、”人類史上最大の処理作業” とあたかも誇らしげに表現する。その除染には、今でも年間20億ドル以上の費用が掛かっている。2013年の予算では、29億ドルが見積もられている。ず さん工事や後退、事故などが絶えず起こるのだ。作業開始から20年を経た2008年には、ようやく行程の半分が終了しただけだった。9基の原子炉のうち今 まで ”石棺”で囲むことに成功したのはたったの4基。外部区域は遅くとも2020年に、タンクは2047年末に除染が完了する予定である。それでもさらに、稼 働中の原子炉が残る。1984年に始動したこの原子炉は、米国中で最も安全性が危ぶまれているものである。福島原発事故後、原子炉を所有する Konsortium Energy Northwest社は、非常用のバックアップは幾重にも敷かれており、マグニチュード6.9の地震にも耐えられることを主張して、住民を安心させようと している。昨年ハンフォード一帯では210回の地震が記録されたが、そのうち最大のものでもマグニチュード3.0 だったと言うのだ。しかし環境保護者はそんなことでは納得しない。漁業協会PCFFA会長グレン・スペインは言う。「ハンフォードはこれからも放射能の惨 事に脅かされ続ける。まるでチクタク言う時限爆弾みたいなものだ」。  

★阿修羅♪
米国プルトニウム製造所跡ハンフォード・サイト 放射能放出を続けるアメリカの廃墟
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/683.html

 

 


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短評:「除染」に見られる日本社会の幼稚性 <平成25年3月10日 武田邦彦

(ページURL http://takedanet.com/2013/03/post_069c.html )

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短評:「除染」に見られる日本社会の幼稚性




「gennsiryokujosentdyno.94-(4:10).mp3」をダウンロード

除染してでた汚染水の捨て場がないから、除染できない」
という話を聞く。少し傲慢な言い方だが、そんなに日本社会は幼稚なのかと驚いてしまう。

家を大掃除するときに、掃除で出たゴミを捨てに行くところがないので、部屋の中にゴミを積んでおいたら、いくら掃除をしても家はキレイにならない。「掃除」というのはそこからでる「ゴミ、汚い物」を処理する所までを含めて「掃除」なのだから。

そんなことは大人なら誰でもわかっている事だ。つまり、「除染」というのは「水で汚染された所の放射性物質を除く」というだけではない。除染によって汚染された水を処理する施設を含めて「除染」である。

汚染された水を処理する技術はすでにある。蒸留装置とフィルターで、その施設を最初に作ってから除染に入らなければならない。このようにあまりにも当然のことが行われず、「除染して何になる」などと言う大人が出てくるのは実に不思議である。

現代日本の七不思議でもある。

(平成25310日)

 

武田邦彦

 


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(C)武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ

『原子力大国フランス』の非人道的な実態(世の中の不思議をHardThinkします)

★阿修羅♪
『原子力大国フランス』の非人道的な実態(世の中の不思議をHardThinkします)
2013 年 3 月 07 日 21:29:33
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/575.html
▼全文転載



2012年01月16日
世界の潮流は原子力? — イランのニュースのみが明かす『原子力大国フランス』の非人道的な実態
ます、一つのニュースを紹介したいと思います。


「iran Japanese Radio」によると、フランスでも原発の建設が中止となり、同時に日本では全く明らかにされていない、原子力大国フランスの非人道的な実態が暴かれております。


<iran Japanese Radio>仏で、原発1基の建設が中止http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=24331:2012-01-07-13-28-47&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

 


--------------------------------------------------------------------------------

<引用>
フランスの電力公社が、同国リヨン市から5キロ弱離れたブジェイでの原発建設活動を中止しました。
フランスの新聞ル・フィガロが、フランスの電力公社のスポークスマンの話として伝えたところによりますと、「リヨン市の行政裁判所が、ブジェイ原発の建設許可を取り消したことから、この原発建設計画は立ち消えとなった」とされています。
フランスの電力公社は、ICEDAと呼ばれる仮施設を、ブジェイ原発の跡地に建設しており、2013年末から2014年初めにかけて、現在取り壊し中の9つの原子炉から出た残骸を集積しなければならないことになっていました。
現在、フランスの総電力需要量の85%は、原子力発電によりまかなわれていますが、これらの発電を支える原発の多くが、老朽化し、危険を抱えたまま発電を継続しているということです。
フランス政府は、昨年3月11日に発生した日本の福島原発事故以来、同国の原子力安全局に対し、フランスの原発の安全性を検査するよう要請しています。
フランスの原子力安全局は、数ヶ月に渡る調査の後、先週火曜、「フランスの原発の安全性の改善には、数百億ユーロの費用が必要である」としています。
フランスは、自国に必要な核燃料を、アフリカ諸国から輸入し、さらにメディアに報道されないよう、過去に植民地政策を敷いていたこれらの諸国において、放射性廃棄物を埋め立て処理していました。

--------------------------------------------------------------------------------
※ 日本の大手メディアの報道を一通り調査しましたがこのフランスの原発建設中止を報道しているメディアは見つけられませんでした。


フランスは核燃料を再処理した後に活用する高速増殖炉「スーパー・フェニックス」をあまりの危険性から早々に撤退しております。日本と同様に冷却剤であるナトリウムの発火による火災事故が起きたためとされております。


米ソの冷戦が終息したために、核兵器を製造するための大量のプルトニウムが不要になったことも、高速増殖炉を止めたもう一つの理由なのかもしれません。


そしてこのニュースからは、高レベル放射性廃棄物の最終処分はどうしているのかと言えば、過去の植民地であるアフリカ諸国に押しつけていることまでもが明らかになっております。


この元植民地がどこであるのかを調べていくと、ニジェールという国に行き着きました。


WikiPediaニジェールhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB


ニジェールはウラン産出国でもあり、さぞ潤っているのかというとそんな事は全くなく、貧困に苦しむアフリカの中でも最貧国の一つとされております。日本もこのニジェールからウランを輸入しております。


ニジェールは、さらに独立を果たした1960年から既に4回も軍事クーデターが起きております。


その4回もクーデターが起きている国ニジェールに対して、常に武器を輸出し続けているのが、過去にその国を統治していたフランスなのです。


<北沢洋子の世界の潮流>ニジェールの“ウラン鉱”クーデターhttp://www.jca.apc.org/~kitazawa/undercurrent/2010/niger_uranium%20ore_coup.htm


そのニジェールの国土に対し、フランスはウラン鉱石を巻き上げるばかりか、放射性廃棄物の埋め立て処分までしているのです。


ニジェールにおけるウラン鉱石の採掘には、地下水を多量に使い、放射能で水、空気、土壌を汚染し、さらに放射能に汚染された廃鉱石を道路建設に使うなど、 放射能に対する危険性を全く無視してしまっている国であるからこそ、フランスの原発から出た放射性廃棄物の処分地にしてしまっているのでしょう。

 

フランスは元々「キュリー夫人」の功績によって原子力を発見した国でもあり、そのプライドからか、核兵器についても高い意欲を持って開発してきました。


その犠牲となっていたのが、やはりフランスの植民地であったアルジェリアです。


なぜフランスは、独立国家である筈のアルジェリアで核実験が行えたのでしょうか。その理由は、アルジェリアの独立を承認するエヴィアン協定内に「アルジェリアの独立と交換に、核、化学、通常兵器の実験をサハラで今後5年間行っていいという密約」が含まれていたそうです。


<associations.jp>原子力大国フランスの状況とその反原発運動http://associations.jp/archives/806


放射能汚染についてアルジェリアの一般市民が知ったのは、つい最近であり、アルジェリア政府もフランスとの密約であったが為に、住民の被曝を認めることができなったというから酷いものです。


レガンヌの核兵器の実験では1966年までに地下実験13回、空中実験4回を繰り返し、放射能汚染は深刻となり、ようやく2007年に国際会議を催し、正式にフランス政府に補償を要求するようになったそうです。


ニジェールにおいては恐怖のIMFの支援まで受けてしまっているようですから、今後数十年は地獄の様な貧困から抜け出すことは困難であると予測できます。


貧困に喘ぐアフリカの国々が如何に資源を搾取されてきたかはこれまでも示してきました。


<参考>IMF国際通貨基金)の欺瞞 — 国際的な機関も疑いましょう!http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51862009.html

 

ニジェールの事情、アルジェリアの事情を見ると、原子力大国フランスは、元植民地の国民を、まるで「人ではない」とでも思っていると感じます。


先日、武田邦彦氏がブログの中で「福島県民は日本人ですか?」という福島の首長さんの発言を採って考察をしておりました。


武田邦彦氏ブログ>福島県民は日本人ですか?http://takedanet.com/2012/01/post_b4ac.html

原子力発電所に経済的合理性が無いことはアメリカの歴史が示しております。アメリカにおける原発の発注がキャンセルされた理由は、他の発電方法と比較してあまりにもコストがかかり過ぎるからです。


(参考)アメリカが40年間も原発を新設できなかった理由 — アメリカの合理性と20前の日本から学ぶべきこと
<アメリカの原発の発注数とキャンセル状況>http://blog.livedoor.jp/hardthink/archives/51905556.html

 


ネット上では調べることはできませんでしたが、原発作業員の中でも特に危険を負う作業にはどこから来たか分からない外国人が一時的に使われるという話も聞いたこともあります。

福島第一原発労働者の実態を撮影:小原一真(独ZDF)
http://www.youtube.com/watch?v=YNZ3bFUGyq4&feature=player_embedded

※ 小原一真氏が語るどこから来たか分からない大量の外国人は
  何語で話しているか分からないアフリカ諸国を指している?


原子力大国フランスは、「人では無い」元植民地から資源を搾取し尽くし、更に放射性廃棄物を押しつけて危険に晒しているのが実態なのです。


あらゆる面で、人の道から外れている、それが原子力大国フランスの実態なのでしょう。


原子力大国を維持するには、その犠牲となる人々が居る、理由はそれだけなのでしょう。


世界のエネルギーの潮流が原子力であるとするならば、それはそのエネルギー量に応じた犠牲者が居ることも示唆しているのでしょう。


世界には原子力発電所を通じて人間とは見なされない人達が大勢居る、非常に悲しいのですが、直視しなければならない現実の一つであると言えます。

私にはアフリカ諸国を犠牲にしてまで原子力を押し進める「フランス」こそが非人道的と思えてなりません。

★阿修羅♪
『原子力大国フランス』の非人道的な実態(世の中の不思議をHardThinkします)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/575.html





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東京のカナダ大使館で福島放射性降下物は225000 Bq/m² (乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援) 

★阿修羅♪
東京のカナダ大使館で福島放射性降下物は225000 Bq/m² (乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援) 
2013 年 3 月 26 日 15:45:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/861.html

▼全文転載


http://ameblo.jp/pochifx/entry-11496799521.html
2013-03-24 01:48:15 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援


http://enenews.com/study-fukushima-fallout-at-tokyo-embassy-was-225000-bqm%C2%B2-exceeds-limit-set-for-radiation-control-zones
考察:東京のカナダ大使館で福島放射性降下物は225000ベクレル/㎡であった - 極東放射線管理区域に設定された制限を超えて

発行:11:28 2013年3月22日はET午前

タイトル:周囲のガンマ線量率と福島原発事故の時に東京のカナダ大使館で採取した土壌試料と核分裂生成物の推定の在庫
出所:Radioanalyticalと核化学誌
華チャン、ユダフリーゼ、クルト·アンガーの著者:
日付:4月2013年、296巻、1号、ppの69から73

本研究では、土壌のサンプルは放射性降下物中の放射性核種の濃度は、総放射性降下物のインベントリ、関心の放射性核種の深さ分布を推定する目的で、 2011年3月23日と5月23日(福島県から約300キロ)は、東京のカナダ大使館で収集したそして、この限られた場所で高い周囲ガンマ線量率。いくつ かの核分裂生成物とアクチニドはガンマ線スペクトロメトリー、アルファ分析および液体シンチレーションカウンターを用いて分析した。131I、132I、 134Cs、137Cs濃度、136Cs、132Te、129mTe、129Te、140Baと140Laの上昇放射能濃度レベルは、3月23日に収集し た第一の試料中のガンマ線スペクトロメータで測定した。二ヶ月事故後、134Cs及び137Cs線のみ検出可能な核種となった。3.0 g/cm2の質量弛緩の深さは土壌コアに含まれるセシウム137の深度分布での活動によって決定された。総放射性降下物の在庫は、このように月のサンプリ ング日に月のサンプリング日と25 kBq/m2で225 kBq/m2として算出した。[...]

また、東京から: "セシウム検出は、1平方メートル当たり23万ベクレル、コントロールゾーンからアイテムを取ってから1を制限する放射線管理ゾーンに設定された制限と同じ高さの6倍だった。"


Study: Fukushima fallout at Canadian embassy in Tokyo was 225,000 Bq/m² ― Far in excess of limit set for radiation control zones

Published: March 22nd, 2013 at 11:28 am ET

Title: The ambient gamma dose-rate and the inventory of fission products  estimations with the soil samples collected at Canadian embassy in Tokyo during Fukushima nuclear accident
Source: Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry
Author: Weihua Zhang, Judah Friese, Kurt Ungar
Date: April 2013, Volume 296, Issue 1, pp 69-73

In this study, soil samples were collected at Canadian embassy in Tokyo (about 300 km from Fukushima) on 23 March and 23 May of 2011 for purposes of estimating concentrations of radionuclides in fallout, the total fallout inventory, the depth distribution of radionuclide of interest and the elevated ambient gamma dose-rate at this limited location. Some fission products and actinides were analyzed using gamma-ray spectrometry, alpha spectrometry and liquid scintillation counting. The elevated activity concentration levels of 131I, 132I, 134Cs, 137Cs, 136Cs, 132Te, 129mTe, 129Te, 140Ba and 140La were measured  by the gamma-ray spectrometer in the first sample collected on 23 March. Two months after the accident, the 134Cs and 137Cs became only detectable nuclides. A mass relaxation depth of 3.0 g/cm2 was determined  by the activities on the depth distribution of 137Cs in a soil core. The total fallout inventory was thus calculated as 225 kBq/m2 on March sampling date and 25 kBq/m2 on May sampling date. [...]

Also from Tokyo: “Cesium detected was 230,000 becquerels per square meter, 6 times as high as the limit set for the radiation control zone to restrict one from taking an item out of the control zone.”

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東京のカナダ大使館で福島放射性降下物は225000 Bq/m² (乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/861.html






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日本の公式な放射線数値に疑問の声が上がっている(DW English)

★阿修羅♪
日本の公式な放射線数値に疑問の声が上がっている(DW English)
2013 年 3 月 17 日 15:50:22
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/748.html
▼全文転載



(Rising doubts about Japan's official radiation figures : DW English)
http://www.dw.de/rising-doubts-about-japans-official-radiation-figures/a-16631709


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災害

日本の公式な放射線数値に疑問の声が上がっている



2年後のフクシマ


世界で2番目に最悪の原発事故が発生して2年目の日が近づいているが、政府が発表する福島第1原発周辺地域の汚染データの正確さに、市民諸団体が疑問を抱いている。

2011年3月11日の破壊的な大地震の結果、福島県に位置する最初の原子炉が爆発する映像を見たとき、あたかも映画を見ているかのように感じられたと、ヒロノ・ユウコ氏は語った。

「それは、非現実的だった-信じ難かったが、それを信じるよう努めなければならなかったし、自分自身や家族を守るために何をすべきかを現実的に考えなけれ ばならなかった」と、彼女はDWに語った。「楽観的に事態に反応した方がずっと楽だったが、私は現実的であろうと努めた。」

  
「制御不能」

ヒロノ氏はそれ以降、スコットランド人の夫と娘と共にグラスゴーに移っている。発電所の事態は「制御不能」と確信したからだ。彼女はまた、当局が提供する情報の正確さもほとんど信じていない。

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一部の日本の住民は、事態はまだ制御不能だと確信している


現在、核降下物に直接冒された日本の東北地方の外では、人々の大部分は、あたかも危機が終わったかのような生活を送っている。それでも一部には、独自にモニタリングの取組を実施し、ウェブサイトで情報を伝えているボランティア団体がある。

「人々がいまだに高汚染地域に住んでいることを、私たちは危険だと確信している」と、東京を拠点とする原子力資料情報室(CNIC)の松久保肇氏は語っ た。彼は、福島や郡山-政府が指定した避難区域からかなり遠方にある都市-の人々はいまだに高いレベルの放射能を浴びていると指摘する、いくつかの自主研 究を示した。

「国際放射線防護委員会が設定した、年間1mSvという線量のレベルは、数多くの研究の結果だ」と、松久保氏は語った。「だから、リスクがあまり高くないとしても、福島県の人々はそれを受け入れるべきでない。」

こうした区域は住んでも安全だと、たとえ科学者・医者・政府が言っていても、人々は被曝を心配していると、彼は付け加えた。、
 
避難区域の中や周辺の遠隔モニターから得られた情報を政府は提供しているが、CNICはそのデータの正確さに疑問を抱いている。

  
理解しやすいデータ

「モニタリングポストの周辺区域は、既に除染された可能性がある」と、松久保氏は語った。「こうした数値が公式な大気中放射線レベルと認定されて、被曝の評価に使われることを、私たちは非常に心配している。」

農地の汚染の度合いを算定するために、全ての源から大気中放射線データを集め、それを一つのウェブサイト上で利用可能に-そして、簡単に理解可能に-することを、CNICは当局に求めている。

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農地の汚染を算定するために、まだ沢山の調査が必要だ


しかし、じゃがいもや他の根菜類に影響を及ぼす可能性が出るだけの地中の深さの地点まで、放射線が浸透するのに5年程かかるため、今日行われている評価が、後日になれば不十分な評価となるかも知れないと、警告する専門家もいる。

「最初の年に大きな失敗がいくつかあったが、現在、普通に生活している人々が回避可能な内部被曝の大部分を防止できるよう、食品のモニタリングプログラム は汚染上限値を超える食品の大部分がスーパーに入るのを防止しているようだ」と、フェイスブックを通じて日常的な放射線データを提供しているグループ、ト ウキョウ・ラディエーション・レベルズのアントニオ・ポルテラ氏は語った。
       
野生のキノコ類やベリー類・野生動物の肉・柑橘類が特に心配される。淡水魚や東北沖の海底魚も同様だ。

「例えば公式なデータだけを使って、汚染の広がりや、汚染が食物連鎖に及ぶプロセスについて、穏当な精度の理解を持つことは可能だと思う」と、ポルテラ氏は語った。「しかし、情報の入手経路の問題で、この作業が非常に時間のかかるものとなっている。」

必要なことは、東日本の関東地方や日本東北部のいくつかの県で生産された食品の一部に汚染レベルの上昇が示されているということを、はっきりと警告するこ とだと、ポルテラ氏は主張する。「今後数年・数十年の間では事態は変わらないであろう」ことを、人々は知る必要があると、彼は語った。
       
原子力規制委員会(NRA)・文部科学省東京都健康安全研究センター・放射線医学総合研究所など、いくつかの日本の国・地方の当局は、放射線モニタリング情報をインターネットに接続している。


「国民の健康を第一に考える」

原子力規制庁政策評価・広聴広報課課長補佐のアオヤマ・ヨシコ氏は、国民に提供される情報は「有用だ」と考えていると語った。

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日本の安倍首相は、政府のデータの一つ一つを信用してもらうことがまだできていない

同氏は、12月に開催された原子力安全に関する福島閣僚会議での、田中俊一NRA委員長のスピーチに言及した。田中氏はスピーチで、委員会は「国民の健康 を第一に考え」、「政治・経済的な考慮よりも事実に基づいた科学に立脚した、客観的かつ厳格な規制システム」の構築を目指していると語った。

しかし、為すべき作業は膨大に残っており、市民団体の一部から、為されている取り組みが時代遅れなものとなるのではないかとの疑問の声が上がっている。

「私は、男たちが濡れた雑巾を手に、窓を拭いたり、無人の街に溜まった玄関前の泥を洗い流したりするのを、この2年間見てきた」と、セーフキャスト・ジャ パンの技術者でありボランティアでもあるジョー・モロス氏は語った。「ちょっとはましになったように見えるが、セシウム汚染を除去するには、殆ど何も行わ れていない。この種のものは箒で掃きとることができない。」


恐怖心を克服する

彼の指摘によれば、セシウムの除去には、冒された表面の最上層を削り取ることが必要となり、主要道路の一部でこの処置がとられた。

避難区域にどうしても戻りたいと考えるのなら、人々はその前に、目に見えず、耳に聞こえず、舌で味わえず、臭いもしないものに対する恐怖心を克服する必要があると、専門家たちは認める。
        
「人々はそこが安全かどうかが分からないだけで、そこが安全でないと感じられれば、戻らないだろう」とモロス氏は語った。「多くの人々また、政府が人々や健康のことよりも、経済や企業活動により多くの関心を抱いているかもしれない心配している。」


 
発表 2012年2月27日
執筆 Julian Ryall / Tokyo
編集 John Blau


-----------------------------

(投稿者より)
 
ドイチェ・ヴェレの英語サイトに掲載された記事です。「2年後のフクシマ」という、一連の特集の1本です。
 
少し古いですが、日本に住む日本人だとどうしても感覚が麻痺してしまうということ、また、記者はイギリス人ですがメディアはドイツなので比較的安心して読めるだろう、という観点から、投稿させていただきました。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
 
「しかし、じゃがいもや他の根菜類に影響を及ぼす可能性が出るだけの地中の深さの地点まで、放射線が浸透するのに5年程かかるため、今日行われている評価 が、後日になれば不十分な評価となるかも知れないと、警告する専門家もいる。」"Experts warn, however, that assessments made today may be of limited later as it takes about five years for radiation to sink to a depth in the ground at which point it can affect potatoes and other root crops. "ちょっとひねった文に読めます。私が持っている知識とも整合しません。ウラも取れませんでした。読者の皆様が各自で精査していただければ有り難いです。

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日本の公式な放射線数値に疑問の声が上がっている(DW English)
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恐怖というのは持続できませんが事故は進行中です。 「忘れないで欲しい」と思います。小出裕章氏3/13吉田照美ソコトコ

★阿修羅♪
恐怖というのは持続できませんが事故は進行中です。 「忘れないで欲しい」と思います。小出裕章氏3/13吉田照美ソコトコ
2013 年 3 月 14 日 10:35:00 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/705.html
▼全文転載


恐怖というのは持続できませんが事故は進行中です。 「忘れないで欲しい」と思います。小出裕章氏3/13吉田照美ソコトコ(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2834.html
2013-03-13(14:50) みんな楽しくHappy♡がいい♪


吉田照美 ソコダイジナトコ
http://www.joqr.co.jp/soko/


2013年3月13日 
アシスタント 唐橋ユミ
・週刊エンター:「After3.11 ソコトコが伝えたかったこと」
20130313 週刊エンター「小出裕章さんが伝えてきたこと」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=bpsfprnnI9w
公開日: 2013/03/12

京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんが伝えてきたこと」


※後半今日の小出先生が登場します。


週刊エンター、今週は「Afetr3.11 ソコトコが伝えたかったこと」をお届けしています。


小出:
私は原子力を一刻も早く廃絶したいと願いながら、原子力を廃絶出来ないで事故を起こさせてしまった
防げなかった一人の責任者でもあるので、


吉田:
いやいや、そういうことをおっしゃるというのは僕は本当にお人柄だと思うんですけどね、


小出:
とっても残念だけれども、私は非力だった訳ですね。
その非力な私が、せめてこの事故を引き起こしてしまった責任をどうやって取れるか?と言えば、
「子どもを守りたい」という、
そこで、その1点で私のやるべきことはあるだろうと思っている。


ーー


吉田:
今流れましたのは2011年8月にですね、京都大学原子炉実験所にお邪魔した際に、
小出裕章先生に伺ったインタビューの一部なんですけれど、
とにかく僕がビックリしたというのは、
小出先生は専門家の立場から原発無くそうというふうに、ずーーっと働き続けてこられた方なんですけども、
その反対の考えの福島第一原発で事故が起きちゃったことを、
その小出先生が逆の立場でいらっしゃって活動も続けられていたのに、
真っ先に謝られるということっていうのはね、
ぼくとしては本当に、その事だけでも全うだし、
おっしゃっている事が全部得心できるというね、思いに至っています。


唐橋:
東日本大震災が発生した2011年3月11日。
あの日から私たちは何を考え、どんな思いで震災、
特に福島第一原子力発電所の事故と向かい合ってきたのか?
今朝は専門家の立場から原発や放射能について番組でたびたびお話を頂きました、
京都大学原子炉実験所の小出裕章先生のインタビューを振り返ります。


吉田:
小出先生はおよそ2カ月に一度、都合13回ご出演頂いています。


唐橋:
初めてご出演頂いたのが2011年4月11日ですね。
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを燃料に混ぜ合わせて使うプルサーマル。
福島第一原発3号機で、
そのプルトニウム混合燃料であるMOX燃料が使われていたことから伺った質問では、
こんなお話をして下さいました。



小出:
プルトニウムというのはですね、ものすごく生物学的毒性が高くて、
ウランに比べると20万倍危険だという、そういうものなんですね。
現在日本で使われている原子力発電所というのはウランを燃やすために設計された原子炉です。
たとえば皆さん家庭で灯油のストーブを使っているかもしれませんが、
灯油のストーブにガソリンを入れて火を付けたら火事になるんですね。
ですからウランを燃やすために設計された原子炉でプルトニウムなど燃やしてはいけないのです。
それなのに、プルトニウムが余り過ぎたというので、
普通の原子力発電所プルトニウムを燃やそうとしているのがプルサーマルと呼ばれる計画です。



唐橋:
また翌月、5月26日の放送では、
原子力発電についてこんなことを語られています。



吉田:
原子力発電を始めた理由の一つにですね、
石油等の化石燃料の枯渇という事が言われていますけれども、
化石燃料が無くなってしまうとしたら原子力に頼らざるを得ないという、
こういう論理はどうなんですか?


小出:私自身はそういうふうに思って原子力の場に足を踏み込んだ人間です。


吉田:小出先生もそうなんですね、実は。


小出:60年代にはずっとそういうふうに言われていまして、


吉田:ね、言われていましたよね。


小出:
私もそれを信じて原子力に来てしまったんですが、
実際にデータを調べてみるとですね、
原子力の燃料というのはウランなのですが、
ウランというのは石油と比べても数分の1しか資源がありません。
石炭に比べれば数10分の1しかないという事で、実に馬鹿げた資源だったのですね。



吉田:
推進の方々はこのあたりどういうふうに受け止めているんでしょうかね。
さらに福島第一原発4号機にあります使用済み核燃料プールの危険性が注目される中ではですね、
こういうお話もありました。
2012年2月20日の放送です。



小出:
4号機の場合には使用済み燃料プールが埋め込まれているその階すらが爆発で吹き飛んでいるのです。
だから使用済み燃料プールが宙ぶらりんのような形でまだ存在しているわけで、
これから大きな余震でも来て、使用済み燃料プールが倒壊するような事になれば、
それで、一切の打つ手が無くなると思います。



吉田:
もう、この発言でもう、絶望っていう以外に何にもないっていう思いに至ると、
このあたりの事を、本当に推進している方々、
推進を信じている方にね、やっぱり問い返したい気持ちに強くなるわけですけれども、
メルトダウンした1号機2号機3号機よりも、
4号機の核燃料プールが危険だという事を事故直後から小出先生は指摘されていまして、
違う日にご出演頂いた際にはですね、
「万が一倒壊するような事があれば、東日本は壊滅してしまう」とおっしゃっていたのは
実に衝撃的でありました。


その危機は今現在も続いているという事は、いまの現状なんですけれども、
今朝はここで小出先生と電話でまたご出演頂けるという事なので、お呼び出ししてみたいと思います。
小出先生お早うございまーす。


小出:おはようございます。


吉田:
非常に短い時間で恐縮なんですけれども、
原発事故と我々が今現在おかれている状況を
小出先生のお話で再確認させていただきたいと思うわけなんですけれども、
東京あたりでは放射能の危険性が意識の中でみんなもう薄らいでいる感じがするわけなんですが、
暮らしていくにあたってですね、政府が除染の対象としているような場所を除けば、
その土壌汚染であるとかですね、外部被ばくはもう気にしなくてもいい状況なんでしょうか?


小出:
放射能、あるいは被ばくという事に関しては、安全量はありません。
ですから、「大丈夫」だとか「安心」とか「気にしなくていい」というような言葉は、
出来れば使わない方がいいし、
吉田さんも今「気にしなくてもいいか」とおっしゃったわけですけれども、
使って欲しくはありません。
どんな場所でも「気にしてほしい」と私は思っています。
特に私たちがこれまで調べてきたところでは、
汚染には濃淡があってですね、ホットスポットと呼ぶところもありますし、
もっと局所的なマイクロスポットと呼ぶように、
本当に限られた場所に猛烈な放射能が濃縮されていたりするのですから、
そういう場所を丹念に調べて、
せめて子どもたちがそういう場所に接しないようにするという注意はしなければいけませんし、
それは現在もそうですし、これから永い間そういう注意は必要だと私は思います。


吉田:
ああ、わかりました。
それと、福島第一原発で増え続けています、高濃度の放射能汚染水の問題なんですけれども、
この汚染水は何時まで増え続ける事になるというふうに思えばよろしいんですか?


小出:ずっと増え続けます。


吉田:ずーーっとなんですか?これ。


小出:
はい、
1号機から3号機までは原子炉が動いている時に地震と津波に襲われまして、
炉心と呼ばれている部分が溶け落ちてしまいました。
そしてその溶け落ちた炉心が今どこにあるかすらわからないのです。
見に行くこともできませんし、知るための測定器の配置もありませんでしたから、
どこにどんな状態であるか?がわかりません。
そのため、ただひたすら水をかけて、冷やさなければいけないという状況がすでに2年間続いている。
で、水をかけてしまえば、そこらじゅうが壊れて穴が開いてしまっていて、
どんどんどんどん漏れてきてしまっているという事になっているわけですが、
水をかける事を止めることができませんので、これからも増え続けていきます。


吉田:果てしない訳ですね、これはね。


小出:そうです。


吉田:
そしてその10年先、20年先と言われています、核燃料の取りだしが行われるまで、
循環冷却が必要ということで、汚染水も当然、これ、出続けるっていう事になるんですよね?


小出:
そうです。
どんどんどんどん増え続けますし、
東京電力福島第一原子力発電所の敷地の中に、次々とタンクを増設して、
そのタンクに入れながら今日までしのいできたのですけれども、
敷地にはもちろん限りがありますし、
タンクを置ける場所ももうほとんど無くなってきていますので、
やがて汚染水を、今度は海へ流さざるを得なくなると思います。


吉田:もうそれは必然の流れになるんですね。


小出:残念ながら多分そうだと思います。


吉田:
とにかく福島第一原発4号機にある危険性を知った、その使用済み核燃料プールの冷却なんですけれども、
この使用済み核燃料プールは、これもやっぱり際限なく冷却が必要という事になってくる訳ですか?


小出:
そうです。
使用済みになった燃料の中には、核分裂生成物、つまり放射性物質が大量に含まれていますので、
冷やさなければ溶けてしまいます。
ただし取り出した直後には、発熱量が多いのですが、
発熱量がだんだん、年が経るにしたがって減っていっててくれます。
そのため、ずーーっとプールというものの中で冷却しようと思うと、
たとえばプールに穴が開いてしまったら、水が漏れてしまって冷却が出来なくなるとかですね、
そういう危険がありますので、
5年とか10年経って、発熱量が少なくなった段階で、
キャスクと私たちが呼ぶ保管するための容器に入れて、空冷で冷やせないか?という事を考えてきています。


吉田:はぁ…可能なんですか?


小出:
はい。
もうすでにやっているところもありますし、
5年10年経った後の使用済み燃料は、空冷で出来る事がすでに分かっていますので、
福島でもそういう形に、多分なると思います。


吉田:
そうなんですか・・今初めて伺いましたけれど、
それで、使用済み核燃料プールですけれども、
六ヶ所村の再処理工場をはじめとしてですね、全国の原発にこれがあると思いますけれども、
原子炉が停止していたとしても、日本では福島第一原発が現在置かれているような危機の可能性を
す―ーっとこれは抱え続けていくっていう、事になるんですよね?


小出:
そうです。
プールの底に今は使用済み燃料が眠っているのですが、
プールというのは今聞いていただいたように、水漏れとかがあるわけですから、
それで水が抜けてしまうと、また燃料が溶けてしまう危険というのは、
どこの原子力発電所の、どこの使用済み燃料プールにもあるのです。
ですから出来るだけ早く、プールではなくて、
私たちが乾式貯蔵といっている空冷の形に移す必要があると思います。


吉田:
わかりました。
短い時間で非常に今朝は恐縮だったんですけれども、
今改めて現在ですね、小出先生が改めておっしゃりたい事がもしあればですね、
一言お願いしたいんですけれども。


小出:
はい。
吉田さんが初めに東京に人たちがですね、
「だんだん放射能の事を気にしないようになっている」とおっしゃって、
確かにその通りだと思います。
恐怖というのは持続できませんし、
出来れば忘れてしまいたいと皆さん思っていると思いますが、
残念ながら事故はいまだに進行中ですし、
故郷を奪われて流浪化している人が何10万人もいるということになってしまっています。
全く状況は2年経っても改善していませんし、
「忘れないで欲しい」と思います。
私も忘れないでいようと思っています。


吉田:そういう認識は安倍さんにはないんですかね?やっぱり。


小出:私はあの人からそういう認識を感じ取ることができません。


吉田:そうですね!ありがとうございました。またよろしくお願いします。

恐怖というのは持続できませんが事故は進行中です。 「忘れないで欲しい」と思います。小出裕章氏3/13吉田照美ソコトコ(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2834.html
2013-03-13(14:50) みんな楽しくHappy♡がいい♪






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子どもの甲状腺ガンについての総説和訳(抜粋) (赤の女王とお茶を) 

★阿修羅♪
2013 年 3 月 11 日 17:20:00
子どもの甲状腺ガンについての総説和訳(抜粋) 
(赤の女王とお茶を) 
2013 年 3 月 11 日 17:20:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/650.html
▼全文転載



http://d.hatena.ne.jp/sivad/20130311/p1
2013-03-11 赤の女王とお茶を


まず、311東日本大震災および原発事故関連の被害によって命を落とされた方々に追悼の意を表します。

津波被害に対する補償も十分進まない中、原発事故に関しては事故そのものが収束せず、現在進行中の公害問題であると考えられます。

特に大きな注目を集めたのは被曝による甲状腺ガンの発生ですが、現時点で結論を出すことは難しいとはいえ、少なくとも疫学的に見て高い数字であるという意見が津田敏秀氏より出されています。発症率、有病率に関する議論もありますのでぜひご一読を。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2821.html

ただ、子どもの甲状腺ガンに関しては、ネット上にも情報があまりにも少ない。

ツイッターなどで断片的な議論はありますが、まとまった日本語の情報がないため、非常に散漫な印象を受けます。

そこで、2011年に公開された子どもの甲状腺ガンに関する英文総説を、特に重要と思われる部分を抜粋して和訳いたしました。

総説の原文はこちら。

Thyroid Carcinoma in Children and Adolescents―Systematic Review of the Literature

無料で読めますので、関心のある方はぜひ原文をどうぞ。

和訳したのは、2. Epidemiology of the Disease 3. Risk Factors 4. Presentation in Childhood 6. Prognosisの各項目です。

*1

小児および青年期における甲状腺ガン

■疾患の疫学

児童における甲状腺結節の頻度は、おそらく1~1.5%程度と見積もられる。しかし、10代以上においては、有病率が13%にも達する場合もある。成人と 比べた場合、甲状腺結節と診断された場合のガンリスクは児童では4倍大きい。米国では、毎年20歳以下ではおよそ350人前後が甲状腺ガンと診断されてい る。National Cancer Instituteによると、ブラジルでは、その発症率は小児ガンの2%におよぶといわれている。まれな病気であり、分化型甲状腺ガンは小児ガン全体の 0.5~3%にあたるとされている。

さらに、甲状腺は他の新生物の治療のために頸部に外部放射線治療を受けた子供において、もっともよく二次発ガンの起こる箇所の一つである。小児期における 甲状腺ガンの発症はきわめてまれである。ただ文献によれば、1歳以下の小児で分化型甲状腺ガンが見つかった例もあるという。

また、甲状腺ガンの発症率は年齢にしたがって上昇する。Maria Sklodowska記念がんセンターでの235人の小児および少年の甲状腺ガン患者のうち、5%は6歳以下で、10%は7-9歳で発見されており、10 代以降に大きく増加している。男子と女子の差も13-14歳以降により顕著になってくる。

近年の米国SEER (Surveillance, Epidemiology and End Results)コホート研究における20歳未満の甲状腺ガン患者1753名のデータによれば、女子では10万人当たり0.89人、男子では10万人当た り0.2人の発症率とされる。

■リスク要因

過去60年で、児童の甲状腺ガン発生率には明瞭な二つのピークがある。

最初のピークは1950年代、頭部白癬、ニキビ、扁桃炎、胸腺過形成など、子どもの様々な治療に放射線を使った時期だ。この時は、被曝後平均10~20年 後に甲状腺ガンが見いだされ、40年間はリスクが続いた。頸部被曝と甲状腺ガンの因果関係が確立され、このような方法が破棄された後、発生率は低下して いった。これらのデータにより、放射線が甲状腺ガンのリスク要因であると認められるようになった。同様に、他の小児ガンに対する外部放射線治療も甲状腺ガ ンの発生率を増加させると考えられる。

次のピークは、1990年代中ごろより、西ヨーロッパ地域にて、1986年のチェルノブイリ原発事故以降に起こった。最初の症例は事故後4-5年後に診断 され、特に被曝時に5歳以下だった児童に見いだされた。これらの症例のおよそ75%は出生から14歳までに、25%は14歳から17歳までに、原発事故の フォールアウトによって被曝した。チェルノブイリ事故によって、小児期には成人と比べ、高い放射線感受性があることが明らかとなった。

甲状腺に対する放射線の影響は、科学界の高い関心を集めている。イギリスの小児ガン調査BCCSSは、17980名の小児ガン患者に対する、17.4年に わたるコホート研究で、特に二次発ガンに注目している。この研究では、甲状腺ガンの88%は、頸部に放射線治療を受けた患者に見つかっている。甲状腺ガン のリスクはホジキン病および、非ホジキンリンパ腫の治療を受けた患者で高かった。

■児童における臨床像

臨床像においては、いくつかの点において小児における病態は大きく異なっている。

第一に、20歳以下においては、20~50歳の患者よりも発見される腫瘍の体積が大きい傾向がある。Zimmermanらは1988年にに、新たに見つか る甲状腺ガンは4cm以上が児童では36%に対して成人では15%、1cm未満が児童では9%に対して成人では22%と報告した。乳頭ガンの患者のみを考 慮すると、診断上は1.5-3%しか1cm未満が見つかっていない。さらに、おそらく児童では甲状腺の体積が小さいためだろうが、カプセル状の被膜や周辺 組織の発生が早い。

このように、成人で使われているような微小ガン(1cm未満を含む)の分類は、児童においては除外されるべきである。つまり、1cmのガンをこの年齢においては見つけるのはきわめて重要なことだといえる*2。

第二に、児童では多中心性のガンが、特に乳頭ガンにおいて多い。これらの多くはポリクローナルなガンの発生であると考えられる。このことは、甲状腺ガンの外科的治療における全摘出処置を議論する際に特に重要であろう*3。

第三に、児童の甲状腺ガン患者では遠隔転移と同様に、頸部リンパ節への転移の割合が高い。Mayo Clinicにおける1039例の甲状腺乳頭ガンにおいては、成人では頸部リンパ節への転移が35%、遠隔転移が2%に対して、児童では頸部リンパ節への 転移が90%、遠隔転移が7%であった。われわれが65人の青少年に関して行った調査では、リンパ節への転移は61.5%、局所浸潤は39.5%、遠隔転 移(肺転移)は29.2%であった。

診断技術の向上にしたがって、児童における分化型甲状腺ガンの臨床像は変化してきた。ミシガン大学の1970-1990年における診断を、同 1936-1970年の診断と比較すると、この何十年かの早期発見技術の進歩を反映し、最近のものの方がリンパ節転移の診断は低く(63%から36%)、 局所浸潤も少なく(31%から6%)、肺転移も少ない(19%から6%)。また10年後の予後も改善している。

児童の甲状腺ガンの遠隔転移においてもっとも多いのは肺転移であるが、骨転移や中枢神経への転移も少数報告されている。サブタイプの分類は、成人のものと類似している。乳頭ガンが90-95%、5%が濾胞ガンである。未分化ガンはきわめてまれである。

■予後

児童の甲状腺ガンの予後は非常に興味深いテーマである。成人に比べて高い再発率であるにも関わらず、生存率は成人よりよいようだ。Mazzaferriと Kloosは16.6年の追跡調査により、20歳以上の患者は再発率20%程度であるが、20歳未満の患者の再発率はおよそ40%であることを見いだし た。

一方、生存率は成人より高い。ミンスクでの741名のコホート研究によれば、児童の甲状腺ガン患者の5年生存率は99.3%、10年生存率は98.5%とされている。

年齢も、甲状腺ガンの予後に関してきわめて重要な因子である。小児と青年は通常、ともに比較的よい予後を持ち、45歳以下として分類される。しかし、Lazarらは、10歳未満の、おもに思春期前期の児童は、それ以降の青年期の場合よりも予後が悪いと報告している。

★阿修羅♪
2013 年 3 月 11 日 17:20:00
子どもの甲状腺ガンについての総説和訳(抜粋) 
(赤の女王とお茶を) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/650.html




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茨城県沖、福島県沖、宮城県沖の海底土からプルトニウム、アメリシウム、ストロンチウム検出 (まっちゃんのブログ)

★阿修羅♪
茨城県沖、福島県沖、宮城県沖の海底土からプルトニウムアメリシウムストロンチウム検出 (まっちゃんのブログ) 
2013 年 3 月 24 日 22:26:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/843.html
▼全文転載


茨城県沖、福島県沖、宮城県沖の海底土からプルトニウムアメリシウムストロンチウム検出
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11496471765.html
2013-03-23 17:34:38  まっちゃんのブログ

 
文部科学省が3月22日に宮城県・福島県・茨城県沖に

おける海域モニタリング結果を発表しました。

その資料によると、宮城県・福島県・茨城県沖で

平成24年8月に海底土を採取して、検査した結果

プルトニウム238,239 + 240、アメリシウム241

セシウム134、137、ストロンチウム90が検出されました。

http://ameblo.jp/misininiminisi/image-11496471765-12469682116.html

ソース
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/7000/6797/24/229_s_0322_18.pdf


        ◇

横浜で女川町で水揚げされたサンマ5000匹を無料振る舞い、復興支援
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11497285204.html
2013-03-24 20:49:30NEW ! まっちゃんのブログ


女川町のサンマ食べ復興支援

宮城県女川町で水揚げされたサンマを使った料理をふるまい

復興支援につなげようという催しが横浜市で開かれ

家族連れなどで賑わいました。

この催しは横浜市中央卸売市場の南部市場の業者の有志で

つくる団体が企画しました。

横浜市中区の大さん橋のイベント広場、「横浜三塔物語」では

女川町で水揚げされたサンマ5000匹を炭火で焼いて無料で

ふるまい、受け取った人が募金に協力していました。

会場ではサンマのすり身を団子にして入れた「すり身汁」も

販売され買い求めた人がおいしそうに味わっていました。

主催した団体では復興に役立ててもらおうと募金や売り上げ金を

女川町に贈ることにしています。

会場を訪れた横浜市内の45歳の男性は「脂がのっていてとても

おいしいです。こういうイベントがあると被災地のことを忘れず

にいられます」と話していました。

主催した団体の代表、大川貴志さんは「2年がたち、『被災地のことを

忘れてしまっている』という声も聞かれますが、これからも自分たち

にできることを続けていきたいです」と話していました。

03月23日 11時48分

ソース
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055886021.html

魚拓
http://megalodon.jp/2013-0324-2006-52/www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055886021.html

私は、さんまにはイタイイタイ病の原因となったカドニウム

が含まれていると思っています。

政府や東電の調査発表によると、福島県沖の魚には

Ag-110m(放射性銀、半減期 250日)が検出されています。

ソース
厚生労働科学研究費補助金による測定結果(プルトニウム、Ag-110mが検出)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000023p4a-att/2r98520000023pas.pdf

東京電力発表 (Ag110mは、最大 69 Bq/kg 検出)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_121130_02-j.pdf

Ag-110m(放射性銀、半減期 250日)は崩壊により

カドミウム(Cd-110)に変わります。

さんまは秋になると産卵のために寒流に乗って太平洋側では

東北、関東沖を通過します。

去年 日本産のサンマからカドニウムの基準値超えが見つかりました。

日本から輸入の冷凍サンマ、カドミウムの基準値超えで返送=中国山東
毎日中国経済 2012年06月14日

新華社】 中国山東省の日照検験検疫局は13日、日本から輸入された

冷凍サンマ24トン、456万円相当について、カドミウムの含有量が

基準値を超えていたとして日本に送り返した。

ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/6657992/


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福島市 郡山市は8年後には赤ちゃんほぼゼロ? (ずくなしの冷や水) 

★阿修羅♪
福島市 郡山市は8年後には赤ちゃんほぼゼロ? (ずくなしの冷や水) 
2013 年 3 月 19 日 19:50:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/776.html
▼全文転載




 

福島市 郡山市は8年後には赤ちゃんほぼゼロ?
http://inventsolitude.sblo.jp/article/63860935.html
2013年03月19日 ずくなしの冷や水


2013/3/19、福島市の2013/2月分の人口動態統計公表。

福島市の出生数のダウントレンドがますますはっきりしてきた。表計算ソフトに近似直線を描かせると、y=-1.3996x+270.58 と出た。

1ヶ月で約1.4人赤ちゃんが減っていることになる。5年間では60ヶ月だから約84人、72ヶ月経過で100人、96ヶ月経過で月当たりの赤ちゃん誕生は134人減る。

2013/2の出生数は142人だから、この近似直線の示す傾向が続けば、2021年の年初には赤ちゃんが月数人しか生まれないことになる。

そこまでいかなくても、3年後には約50人赤ちゃんが減るだろうから、月当たり新生児が100人を切ることになる。

その時、当局や福島の殺人狂おやじたちは、震災のストレスの後遺症で人々の子作り意欲が低下しているとでも言うのだろうか?

郡山市も同じような傾向が出ている。こちらは1ヶ月当り1.7人の赤ちゃん減。やはり96ヶ月経過すれば、1.7人×96=163人減。やはり月に数人しか生まれなくなるだろう。

http://inventsolitude.sakura.ne.jp/images/201303/201303193.gif

子作り年代の男女の健康悪化、意欲減退に加え、妊娠障害、胎児の異常、発育不良などによる人工中絶、死産などが増え、医療現場はすさまじいことになっているはずだ。

★阿修羅♪
福島市 郡山市は8年後には赤ちゃんほぼゼロ? (ずくなしの冷や水) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/776.html





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専門家が警告「被ばく量隠ぺい疑惑」 <実測はモニタアリングの2倍 奇形動物が次々生まれている>

★阿修羅♪
専門家が警告「被ばく量隠ぺい疑惑」 <実測はモニタアリングの2倍 奇形動物が次々生まれている> 東スポ) 
2013 年 3 月 14 日 18:30:00
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/712.html
▼全文転載


http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/119714/
2013年3月14日11時00分 東スポ


 東日本大震災で巨大津波とともに世界を震撼させたのが福島第1原発の事故だ。大爆発やメルトダウンの拡大など、最悪の事態は免れたものの、このまま楽観 視していいのか。 原発問題や内部被ばくに詳しい2人の識者はそろって「NO」を突きつける。そればかりか国の誤った政策により地獄絵図のような最悪の事態も想定されるとい う――。

「真に恐ろしいのは、国による真実の隠蔽、歪曲。その片棒を担ぐ大手マスコミの報道姿勢だ!」

 そう声を大にするのは原発問題に詳しい中部大教授の武田邦彦氏(69)だ。テレビでおなじみの“御仁”ではあるが、過激な発言が物議を醸し、このところは各局で出演NGとなっている。

「番組で『福島の野菜は汚れているので、食べてはいけない』とやったら、やれ不適切発言だと。私は事実を話したまでですよ」

 放射能汚染はヒトや家畜、作物、魚介類などすべてに及ぶ。武田氏によると「いまだ原発内は放射線量が高く、作業できない。それを踏まえると、いまも1日数億ベクレルの放射能をまき散らしている」。

 だが、こうしたネガティブな話は時間の経過とともに減った。

「それどころか復興の名のもとに『福島の野菜を食べよう』とやっている。イイ話と思ったら大間違い。被ばくの危険のあるものを食べているのは世界を見渡しても日本だけ。北朝鮮や中国より恐ろしいことをやっている」

 内部被ばくに詳しい琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏(69)も同意見だ。日本原子力研究開発機構は10日、福島第1原発から半径80キロ圏内の空間放射 線量(地上1メートル)が、2011年4月から12年11月までの1年半で全体的にほぼ半減したことを発表。「当初予測より早いペースで着実に減少してい る」とコメントしているが、とんでもない!

 もともと事故で出た主な放射性物質はヨウ素セシウム134とセシウム137。セシウム137の半減期は30年だが、ヨウ素半減期は8日、セシウム 134は2年で、集計期間に鑑みれば、ほぼ半減するのは「当たり前のこと」(矢ヶ崎氏)。むしろこのタイミングでデータを発表したことに何らかの意図を感 じる。

 さらに同氏はある重大な疑惑についても言及する。「そもそも空間放射線量を測定するモニタリングポストに過小評価の疑いが出ています。実際、私たちが国 際基準に沿った検出器で計測したところ、数値は2倍でした。つまり公表されているモニタリングポストの値は実際の半分ほどの線量しか示していないというこ とになります」

 内部被ばくの問題でも、国のずさんさが明らかになっている。

チェルノブイリの事故の時は周辺3か国が、年間の被ばく量上限を1ミリシーベルトとして、それを超える地域では国が移住を保証しました。5ミリシーベル トを超える地域については『住んではいけない』『農業生産もしてはいけない』としました。それが日本では逆。『良くなったから地元に帰っておいで』と言わ んばかりの対応です。原発80キロ圏内の年間被ばく量は5ミリシーベルト近くに達しているのにです」

 チェルノブイリ事故では強制退去となる地域に、日本ではいまだ100万人規模で住んでいることになる。

 前出の武田氏は「こんなことをやっていたら、子供の甲状腺がん、セシウムに起因した心臓疾患はどんどん増える。人間より外気に触れる機会の多い動物のな かには、すでに奇形の赤ちゃんが次々と生まれている」と語る。数年後にそれが人間の身にも降りかかってくることは火を見るより明らかだ。

★阿修羅♪
専門家が警告「被ばく量隠ぺい疑惑」 <実測はモニタアリングの2倍 奇形動物が次々生まれている> 東スポ) 
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甲状腺がん「被曝の影響、否定出来ず」~疫学専門家インタビュー (YouTube~OPTVstaf

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甲状腺がん「被曝の影響、否定出来ず」~疫学専門家インタビュー
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=dB5UhtGXQ_w
OPTVstaff


公開日: 2013/03/06

福島県民管理調査の検討チームは先月13日、2011年(平成23年)に甲状腺検査を

­おこなった3万8114人のうち、3人の子どもが甲状腺がんであることを発表した。こ­のほか、細胞診断で、7人が悪性または悪性疑いであることも明らかにした。もともと1­00万人に1人か2人程度とされている子どもの甲状腺がん。疫学的に見ると、この数値­は、いったいどんな意味を持つのか? 疫学を専門とし、『医学と仮説―原因と結果の科学を考える』の著者でもある岡山大学­学院環境生命科学研究科の津田敏秀教授に話を聞いた。
  
甲状腺がん3人を疫学的にどうみるか?
 
津田教授によると、比較的稀な病気が、ある一定のエリアや時間に3例集積すると、「多­発」とするのが、疫学の世界では常識だという。今回のケースは、わずか38,000人­の調査で、1年の間に3例もの甲状腺がんが発生しており、「多発」と言わざるを得ない­と断言する。
 
ただ、福島県立医科大の説明によると、甲状腺エコーの精度が優れているために、事故前­から微小ながんが発見されただけだと説明している。これについて津田教授は、「大人と­子どもを比較できない」とした上で、今回の3例は既に手術を終えいるうえ、大きさは平­均15ミリと発表されていることから、微小がんなどと言い出すのはおかしいと批判。ま­た、発生率ではなく、有病率で見るべきとする意見があることについても、疫学者の間で­は、今回のケースは発生率で計算すべきという意見が有力だとしながらも、有病期間を7­年や10年といった長い期間に設定して算出した有病率でも、なお「多発」であると分析­した。

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日本から輸入の冷凍サンマ、カドミウムの基準値超えで返送=中国山東省(livedoor NEWS)

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日本から輸入の冷凍サンマ、カドミウムの基準値超えで返送=中国山東
    毎日中国経済
    2012年06月14日14時51分
http://news.livedoor.com/article/detail/6657992/

▼全文転載

 

 

新華社】 中国山東省の日照検験検疫局は13日、日本から輸入された冷凍サンマ24トン、456万円相当について、カドミウムの含有量が基準値を超えていたとして日本に送り返した。

【その他の写真】

http://news.livedoor.com/article/image_detail/6657992/?img_id=3403169
(編集翻訳 恩田有紀)

 

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毎日中国経済 2012年06月14日