「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

福島第1原発:汚染水漏れ 東電、終始苦しい弁明−−未明会見<毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ 東電、終始苦しい弁明--未明会見
毎日新聞 2013年04月06日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130406dde041040046000c.html
▼全文転載


                    

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から汚染水が漏えいした問題で、東電は6日未明から昼にかけて記者会見を2回開いた。最初の会見は6日午前1時半に開始。終始苦しい説明に追われた。

                         

 3日に貯水槽の外側から採取した水から微量の放射性物質が検出されたが、原子力規制委員会への報告も、 会見もしなかったことについて、記者から「本店や現場で漏えいを疑わなかったのか」と問われ、尾野昌之原子力・立地本部長代理は「外部からの影響の可能性 などに頭がいっていた。後から振り返ってみれば、証拠が出た時に発表していればよかったなと申し訳ないところもある」と弁明した。

                         

 東電は、貯水槽の水位が4センチ下がったことについても「誤差の範囲」と認識したと振り返り、「土壌に 漏れれば海へ出る可能性があると考えなかったのか」との質問には、「おっしゃる通り。(報告が遅れて)申し訳ない」と陳謝した。その一方で、記者から「薄 いシートではなく、なぜもっと頑丈なものにしなかったのか」と問い詰められた尾野本部長代理が、「反論はしないが結果論の部分もある」と言い返す場面も あった。【鳥井真平、大場あい】

   

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福島第1原発:汚染水漏れ120トン 冷温停止後、最悪 <毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ120トン 冷温停止後、最悪
毎日新聞 2013年04月06日 11時29分(最終更新 04月06日 14時26分)
http://mainichi.jp/select/news/20130406k0000e040167000c.html
▼全文転載


汚染水の漏れが見つかった福島第1原発の貯水槽(中央下の四角いグレーの真ん中部分)=福島県大熊町で2013年4月6日午前10時33分、本社ヘリから西本勝撮影
http://mainichi.jp/graph/2013/04/06/20130406k0000e040167000c/001.html
汚染水の移送先(上)と、地下貯水槽の構造
http://mainichi.jp/graph/2013/04/06/20130406k0000e040167000c/006.html

 東京電力福島第1原発の 敷地内で地面を掘って造った地下貯水槽から汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏えい量は推定で最大約120トン(120立方メートル)、含まれる放射性 物質は約7100億ベクレルと発表した。海に流出する可能性は低いとしている。11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来、最大。地 下貯水槽からの漏えいは初めて。東電はすでにあるポンプに加え、仮設ポンプを3台設置し、汚染水の別の地下貯水槽への移送を始めた。完了までに5日程度か かる見通し。

                         

 過去の汚染水トラブルとしては、11年4月に2号機取水口付近から4700兆ベクレルを含む520立方メートルが、海洋に流出したケースなどがある。

                         

 東電によると、貯水槽は、原子炉建屋西側の敷地内に七つあり、三つに汚染水が入っている。貯水槽の構造はすべて同じで、内側から1、2枚目が厚さ各1.5ミリ、3枚目が6.4ミリの防水シートが張られている。

                         

 問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)に、ためられていた量は約1万 3000トン(約1万3000立方メートル)。塩分を除去した際に生じる濃縮塩水で、放射性セシウムは取り除かれているが、ストロンチウムなどは残ってい る。2枚目と3枚目のシートの間にたまっていた水から1立方センチ当たり6000ベクレル、3枚目のすぐ外側の水から微量の放射性物質が検出された。この ため、内側の2枚が破れているほか、一番外側の継ぎ目から漏れている可能性があるという。4月6日の水位は3月2日と比べて4センチ下がっていた。

                         

 東電は3日、貯水槽の外側の水たまりを調べ、同20ベクレルが検出された。これまでの定期検査では未検 出だったため、詳細な調査を始めた。報告が2日遅れになった理由を、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は6日の記者会見で「放射性物質の特徴から数値 は変わりやすく、きちんと調べようと思った。5日になって数値が上昇し漏えいは間違いないと判断した」と語った。

                         

 貯水槽は標高35メートル、海から約800メートル離れている。周りの土壌は水が通りにくいように改良してあり、尾野氏は「海へ流出する可能性はないが、心配をかけて申し訳ない」と陳謝した。【鳥井真平、大場あい】


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福島第1原発:汚染水漏れ 漏水、今後も最大47トン 貯水槽、シート破損か<毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ 漏水、今後も最大47トン 貯水槽、シート破損か
毎日新聞 2013年04月07日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130407ddm001040061000c.html
▼全文転載


汚染水が漏れた貯水槽。水を入れる前に3枚の防水シートを張っている=東京電力提供
http://mainichi.jp/graph/2013/04/07/20130407ddm001040061000c/001.html

 東京電力福島第1原発の 敷地内で、地下貯水槽から放射性汚染水約120立方メートル(約120トン、推定)が漏れた問題で、東電は6日、問題の貯水槽から別の2基への汚染水の移 送を始めたと発表した。3日程度で完了する見通しだが、最大47立方メートル(47トン)程度が漏れる可能性があるという。東電は原因は調査中としている が、作業上のミスのほか、汚染水の塩分濃度が高いことに伴う防水シートの遮水機能低下の可能性が浮上している。

                         

 ためられているのは、放射性セシウムが取り除かれた後などに残る濃縮塩水で、ストロンチウムなどは含ま れている。東電は漏えい防止のため、問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)内の約1万3000立方メートルの水を全部抜く作業 を開始。常設1台に仮設を加えた計5台のポンプを使っている。

                         

 東電によると、貯水槽は計7基あり、大きさは異なるが構造は同じ。防水のため、内側にはポリエチレン製 のシート(厚さ1・5ミリ)2枚、その下に粘土質のシート(厚さ6・4ミリ)1枚が張られ、シート間には緩衝材の不織布が敷かれている。周りの土壌は水が 通りにくいように改良。注水前には水漏れがないことを確認していたという。

 水位の低下などから推計した漏えい量は120立方メートル。含まれている放射性物質は約7100億ベクレルで、事故前の年間排出上限(2200億ベクレル)の3倍以上になる。11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来最多。

                         

 内側から2枚目と一番下のシートの間にたまっていた水から1立方センチ当たり約6000ベクレル、一番下のシートのすぐ外側の水からも微量の放射性物質が検出された。

                         

 このため、上のポリエチレン製の2枚は作業上のミスなどから破損した可能性が浮上。一方、一番下のシートでは継ぎ目などの隙間(すきま)から漏れたとみられる。粘土質のシートは塩分があると機能が低下することが知られている。【鳥井真平、大場あい】

                         

==============

                         

 ■ことば

                         

 ◇福島第1原発の放射性汚染水

                         

 津波による海水のほか、雨水や地下水も原子炉建屋やタービン建屋地下へ流れ込み、大量の汚染水が発生している。東電は浄化して冷却水に再利用するシステムを導入、放射性セシウムや塩分を取り除いた一部の汚染水は、タンクなどに仮置きしている。


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福島汚染水漏れ:隣接貯水槽も 最初の水位低下は3月<毎日新聞>

毎日新聞
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福島汚染水漏れ:隣接貯水槽も 最初の水位低下は3月
毎日新聞 2013年04月07日 21時33分(最終更新 04月07日 23時28分)
http://mainichi.jp/select/news/20130408k0000m040074000c.html
▼全文転載


新たに漏えいを確認した貯水槽
http://mainichi.jp/graph/2013/04/08/20130408k0000m040074000c/001.html

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性汚染水が漏れた問題で、東電は7日、隣の貯水槽でも汚染水が漏れていたと発表した。七つある貯水槽の うち二つで漏れが判明し、東電は汚染水の保管計画を根本から見直す必要に迫られそうだ。一方、最初に漏れた貯水槽では3月中旬から水位が下がり始めていた が、東電は気づいていなかった。

                         

 貯水槽は地面を掘り下げ、その上を3層の防水シートで覆っている。東電は5日に最初の水漏れを公表後、 東隣の貯水槽(縦約56メートル、横約45メートル、深さ約6メートル、容量約1万1000トン)の周辺の水に含まれる放射性物質の濃度を調査。6日夜に シート外側で1立方センチ当たり0.11ベクレルを検出、7日には2、3枚目のシートの間からも同2200ベクレルを確認し、漏えいと判断した。

                         

 東電は原因として、水面から約30センチ上に位置する測定穴2カ所付近でシートが1層になっており、水 圧で下に引っ張られて裂けた可能性を指摘。その場合、漏えい量は最大3リットルになるという。東電は汚染水の一部を移送して詳しい原因を調べる予定。その 影響で、最初に漏れた貯水槽の汚染水の移送完了は当初予定より2日遅れて11日になる。

                         

 一方、東電は最初に漏れた貯水槽で水位が3月中旬から低下していたことを示すデータを公表。3月20日 にシート外側で1立方センチ当たり0.28ベクレルの放射性物質を検出し漏れの可能性があったが、東電は「数値が小さくその時点では漏れは分からなかっ た」と説明している。【岡田英、奥山智己】


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クローズアップ2013:福島第1、汚染水漏れ 場当たり仮設の弊害<毎日新聞>

毎日新聞
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クローズアップ2013:福島第1、汚染水漏れ 場当たり仮設の弊害
毎日新聞 2013年04月07日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20130407ddm003040151000c.html
▼全文転載


                    

 東京電力福島第1原発で判明した、地下貯水槽からの放射性汚染水漏れトラブル。専門家は、汚染水に含ま れる高濃度塩分が、貯水槽の遮水シートの機能低下につながったと指摘する。事故から2年、東電は増え続ける汚染水の処理に追われ、こうした仮設の設備でし のぐ「自転車操業」を続けてきたが、そのほかにもトラブルやミスが頻発。綱渡りにもほころびが目立つ。

                         

 ◇濃塩分で機能低下か

                         

 地下貯水槽は地面を掘り下げて、その上を3層の防水シートで覆った構造。産業廃棄物処分場やため池も同 じ工法が使われている。3層の構成は、内側から1、2枚目がポリエチレン製のシート(厚さ1・5ミリ)。3枚目は粘土鉱物を主成分とする「ベントナイト」 (同6・4ミリ)といわれるもので、水に触れると内部の成分が膨らんで水の通り道が狭まり、遮水する機能がある。

                         

 東電は、本来は汚染水が入り込むことがあり得ない2、3枚目の間に放射性汚染水があるのを発見。1立方センチ当たり6000ベクレルの放射性物質を検出した。これにより、内側から1、2枚目がともに破れている可能性があると推定した。

                         

 さらに3枚目と、土壌との間からも汚染水が見つかったが、東電は3枚目については「シートの継ぎ目から漏れている可能性がある」とみる。東電は三つのシートについて、使用前に実際に水を入れた漏えい試験を実施したが、これまで異常はなかった。

                         

 一方、土木工事に詳しい専門家は、貯水槽にあった汚染水が濃縮塩水だったことに注目している。

                         

 茨城大の小峯秀雄教授(土木・地盤工学)は、(1)汚染水に含まれる高濃度塩分によってベントナイトが膨らまず、防水機能が発揮されなかった(2)汚染水などの重みでシートの継ぎ目に負荷がかかり、隙間(すきま)が生じた--とし、複合要因が重なったとの見方を示す。

                         

 小峯教授は「3枚目のベントナイトに、想定外の塩水が浸入したことが原因ではないか」と言及。ベントナイトは厚いほど防水性が増すため、シートの厚さ不足も背景にあるとの見解を示した。

                         

 岡山大の西垣誠教授(地盤環境学)も「真水であれば十分耐えられたが、濃縮塩水では1、2枚目が破れると外部へ漏れる可能性が高い」と語った。

                         

 こうした指摘に、東電広報部は「塩分の影響があることは一般論として把握しているが、それでもある程度 の遮水性はあると期待している」としている。1、2枚目の破損原因について、事前の点検漏れの可能性もあり、東電は汚染水を別の地下貯水槽に移し替える作 業を終了次第、本格的な原因調査をする方針。【鳥井真平】

                         

 ◇規制委、依然「東電頼み」

                    

 「仮設設備を使い続けた弊害が出た」と、第1原発所長を務めた二見(ふたみ)常夫・東京工業大特任教授は指摘する。

                         

 今回の地下貯水槽は2月に運用が始まり、容量の1万3000立方メートルはほぼ満杯だった。汚染水は地 下水などの流入で1日約400立方メートルずつ増えており、約1カ月分ためる能力があった。タンクに比べてコストがかからないことから、東電は汚染水を仮 設保管する「切り札」と考えていた。

                         

 地下貯水槽は漏れがあったものを含めて計7基(全容量5万8000立方メートル)あり、約5カ月分に相 当する。だが、いずれも同じ素材のシートを使用。同様のトラブルが起こる可能性を抱えており、東電の汚染水保管計画全体に影響しかねない。尾野昌之原子 力・立地本部長代理は6日、「汚染水の保管状況は非常にタイトになっている。今回の結果、貯蔵プランの見直しが必要になる」と述べた。

                         

 第1原発で、貯水槽やタンクに保管されている汚染水は2日現在、約27万6000立方メートル。これに対し、保管容量は約33万立方メートルで、容量の8割強。東電は今後もタンクを増設して急場をしのぐ方針だが、事故から2年経過しても「自転車操業」は変わっていない。

                         

 一方、原子力規制委員会は水漏れがあった貯水槽について法的な「使用前検査」などを実施せず、東電が作成した建設計画を事実上「追認」しただけだった。「貯水槽の建設計画を提出した段階で、規制委の承認を受けたと認識している」。尾野氏はこう述べた。

                         

 規制委は昨年11月、第1原発を改正原子炉等規制法に基づく「特定原子力施設」に指定。廃炉が完了する まで、規制委が収束作業を監視する態勢を法的に整えた。しかしトラブルが絶えない。規制委は今回、漏水発覚後に汚染水を他の貯水槽に移すよう東電に指示し たが、計画段階では規制組織としての役割を発揮できなかった。第1原発の出先機関に当たる「原子力規制事務所」の職員はたった8人。一方、第1原発では1 日当たり約3000人が収束作業に当たっており、規制組織の「マンパワー不足」も課題だ。【中西拓司】

                         

 ◇地元の声 県、「早く究明を」/漁連、風評被害懸念

                         

 汚染水漏れを受け、福島県庁では6日午前、関係課長会議が開かれた。水産や避難地域復興など各課から7 人が参加。渡辺仁・原子力安全対策課長が「一刻も早い原因究明は当然だが、海へしみ出していないか詳しい調査も東電に求めている」と報告した。参加者から は「イメージダウンにつながりかねない」などの意見が相次いだ。

                         

 東電は「海に流出する可能性は低い」としているが、地元では海の再汚染を懸念する声が出ている。

                    

 福島沖では今年3月、事故以来自粛していた沿岸漁業のコウナゴ(イカナゴ)の試験操業が始まったばかり。福島県漁連の新妻芳弘専務理事は「風評被害につながりかねない。海への流出を食い止めるよう、東電にはあらゆる努力をしてもらいたい」と話す。【神保圭作】

                         

==============

                         

 ◇「冷温停止宣言」後の福島第1原発の主なトラブル

                         

11年12月 野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言

                         

  〃    1号機の使用済み核燃料プールの冷却が一時停止

                         

12年 2月 2号機の圧力容器底部の温度が急上昇。ホウ酸水を原子炉内に投入したが、後に温度計の故障と判明

                         

    3月 塩分除去装置の配管から高濃度の汚染水が海に流出

                         

    4月 1~3号機の圧力容器内に水素爆発防止のため窒素を注入していた装置が停止

                         

13年 3月 1、3、4号機の使用済み核燃料プールの循環冷却装置などが停電で停止。2日後に全て復旧した。ネズミが配電盤に接触してショートしたのが原因と発表

                         

    4月 正門付近にある、放射性物質が設定値を超えたことを知らせる警報が誤作動。過去4回誤作動していたが、県や周辺自治体に公表していなかった

                         

  〃    試験運転中の汚染水処理設備「多核種除去設備(アルプス)」が一時停止。作業員の操作ボタン押し間違いが原因

                         

  〃    3号機の使用済み核燃料プールの冷却装置が約3時間止まる。小動物侵入防止用の金網設置工事中に、針金が端子に触れて漏電したのが原因

    
    
    


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福島第1原発:汚染水処理の対応は「自転車操業」<毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水処理の対応は「自転車操業
毎日新聞 2013年04月06日 12時13分(最終更新 04月06日 13時27分)
http://mainichi.jp/select/news/20130406k0000e040174000c.html
▼全文転載


 東京電力福島第1原発で 放射性汚染水が漏れた「地下貯水槽」について、原子力規制委員会は使用前の現地検査を実施しておらず、汚染水処理が「自転車操業」になっている実態が改め て浮き彫りになった。廃炉作業には汚染水処理を完了し、周辺の放射線量を下げる必要がある。しかし、汚染水は増加の一途をたどり、事故から2年たっても 「汚染水との闘い」が変わらぬ状況が続いている。

                         

 「第1原発の汚染水処理は非常にタイト。1万3000立方メートル(漏えいした地下貯水槽の容量)の数 字は小さなものではなく、貯蔵プランの見直しもある」。6日の記者会見で尾野昌之原子力・立地本部長代理はこう述べた。地下貯水槽が今後も使用できなけれ ば、現状も綱渡り状態にある汚染水の保管が一層逼迫(ひっぱく)する。

                         

 第1原発周辺の汚染水総量は、処理済み分も含め2日現在、計約37万立方メートル(ドラム缶換算で185万本)。現在も地下水や雨水も流入し、1日約400立方メートルずつ増えている。

                         

 東電は地下貯水槽のほか、汚染水をためるタンクを増設し、2015年までに最大約70万立方メートル (同350万本)へ拡大する。また、放射性物質を除去する汚染水浄化装置「アルプス」を運転して処理水の海への放出も検討するが、地元漁業関係者の合意を 得られるかは不透明だ。6日、汚染水漏れを受け開かれた福島県の関係課長会議でも、「別の貯水槽に移送するまでに、さらに漏れる可能性がないか」「海へし み出していないか」など懸念の声が上がった。

                         

 第1原発では、仮設電源施設にネズミが入り込んだことによる長期停電事故や、敷地内の放射線測定装置が 誤作動するなど、トラブルが頻発している。二見常夫・東京工業大特任教授は「現場の最大の悩みは汚染水処理。蒸発などによって汚染水の量を減らす減容化を 進めるしかない」と指摘する。【中西拓司、神保圭作】


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福島第1原発:汚染水漏れ、3日に疑い浮上 対応後手に<毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ、3日に疑い浮上 対応後手に
毎日新聞 2013年04月07日 11時35分(最終更新 04月07日 12時07分)
http://mainichi.jp/select/news/20130407k0000e040152000c.html
▼全文転載


福島第1原発での汚染水漏れについて、記者会見で図を描きながら説明する東京電力・原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理=東京都千代田区の東京電力本店で2013年4月6日午前10時46分、山本晋撮影
http://mainichi.jp/graph/2013/04/07/20130407k0000e040152000c/001.html

 福島第1原発の 地下貯水槽から汚染水が大量に漏えいした問題で、東京電力は6日未明から断続的に県庁で緊急の記者会見を開いた。3日の時点で漏えいの疑いが浮上していた が、「断定できなかった」として、関係自治体への通報や公表は5日深夜になってから。対応は後手に回り、東電福島広報部は「みなさまにご心配をおかけし、 誠に申し訳ない」と謝罪した。【蓬田正志、神保圭作】

                         

 東電によると、定期検査で、3日に貯水槽の外側の水たまりで通常より高い1立方センチ当たり20ベクレルを検出。しかし、「放射性物質が付着した土を含んでいる可能性もある」などとして通報・公表せずに調査を継続した。

                         

 4日には貯水槽の水位が3月上旬から0.5%減少しているのも確認したが、「蒸発なども考えられた」(東電)。5日深夜、貯水槽に張られている三重のシートの間にたまった水から同約6000ベクレルと高い数値を検出し、水漏れと判断。通報・公表したという。

                         

 会見では、3日時点で漏えいを疑っていなかったかとの質問に、広報担当者は「可能性はあったが断定はできなかった」などと説明。「早くお知らせするべきだったのかもしれない」と話した。

                         

 ◇県が緊急会議

                         

 一方、県は6日、原子力などの担当者を集めた緊急の関係課長会議を開催。参加した職員からは「別の貯水槽に移送する間にどれだけの汚染水が漏れ出す可能性があるのか」など、さらなる汚染を懸念する声が上がった。


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福島第1原発:汚染水漏れ 貯水槽、設計ミスか 施工業者「通常やらない」/東電「構造には実績ある」

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ 貯水槽、設計ミスか 施工業者「通常やらない」/東電「構造には実績ある」
毎日新聞 2013年04月09日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130409dde001040025000c.html
▼全文転載



                    

 東京電力福島第1原発の 地下貯水槽から放射性汚染水が漏れた問題で、設計した東電と施工した前田建設工業(東京都千代田区)の間で、原因をめぐる見解の食い違いが目立ってきた。 「ため池などで一般的な実績はある」と主張する東電に対し、前田建設は「通常はやらない設計」としている。一連の汚染水漏れは、設計ミスか施工不良が原因 の可能性が浮上するとともに、両社で十分な検討が行われたのかも問われそうだ。【中西拓司、岡田英】

                         

 東電は現時点の原因として、貯水槽のシートに漏水検知用のパイプを貫通させて運用していたことを挙げて いる。水の重みでシートが下に引っ張られ、隙間(すきま)ができて漏水する可能性がある。この方法について、前田建設は8日夜、毎日新聞の取材に対して、 「通常はやらない設計」と指摘した。

                         

 貯水槽は内側から1、2枚目はポリエチレンシート(厚さ1・5ミリ)、3枚目はベントナイト(同6・4ミリ)という、いずれも防水シートを使っている。漏水検知用パイプは、2枚のポリエチレンシートを貫通し地表に突き出している。

    
                    

 前田建設によると、漏水検知用パイプは通常、シートを貫通しないよう設計する。貯水槽の場合はパイプ下 部のシートが水の重みで引っ張られて隙間ができる欠点があり、同社担当者は「通常は貫通するように設計しない。シート自体も固形物の保管で使用されている が、水を入れた実績はなかった」と指摘した。一方、同社は昨年11月ごろ、東電担当者とともに水張り試験を実施したが、漏水はなかったとしている。

                         

 東電は現在、こうした構造が漏水の原因とみて、パイプ周辺を改良し貯水槽を継続利用する方針。しかし7基とも同じ設計のため別の問題があれば新たな対応を迫られる可能性もある。

                         

 東電は「貯水槽のような構造は農業用ため池などで使用実績がある。パイプ構造も汚染水の水面より上にあり、問題ないと考えていた」とコメント。設計・施工段階でどのような協議があったかについて、前田建設は「調査中」としている。

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福島第1原発:汚染水漏れ 移送先も 計3基、1基は継続使用<毎日新聞>

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
福島第1原発:汚染水漏れ 移送先も 計3基、1基は継続使用
毎日新聞 2013年04月10日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130410ddm001040039000c.html

▼全文転載


福島第1原発 地下貯水槽の位置と移送の流れ
http://mainichi.jp/graph/2013/04/10/20130410ddm001040039000c/001.html

 東京電力福島第1原発の 地下貯水槽で放射性汚染水の漏えいが相次いだ問題で、東電は9日、汚染水の移送先の地下貯水槽でも新たに漏えいしたと発表した。地下貯水槽7基(1~7 号)のうち、これで1~3号の3基で漏れを確認したことになる。今後は1、2号を使わず、貯蔵している約9000立方メートル(トン)分の汚染水を、地上 にある既存のタンクなどに移す方向で検討を始めた。3基で続けて漏えいしたことで、貯水槽の設計・施工ミスの可能性が高まった。【岡田英】

                         

 貯水槽は、東電が設計し、前田建設工業(東京都)が施工した。地下に穴を掘り、漏水防止用のシートを三重に敷いている。

                         

 東電によると、最初に漏えいした2号貯水槽の汚染水を1号貯水槽に移送中の9日午前、1号の2、3枚目 のシートの間にある水を採取。1立方センチ当たり1万ベクレルの放射性物質を検出した。前日は検出されず、東電は漏えいしたと判断した。シートの外側から は検出されなかった。

                         

 このため、2号から1号への移送を停止。漏えいしている3基のうち、1号と2号にある約9000立方メートルの汚染水を優先的に、別の地下貯水槽や地上にある別用途のタンクに移す方針。3号については、移送先の確保が難しいことを理由に、当面は使い続けるという。

 漏えい原因について東電はこれまで、「貯水槽上部の縁にある漏水検知用パイプ周辺のシートが、水の重みで下に引っ張られ、パイプの根元付近に隙間(すきま)ができたため」と推定。水位を8割以下に保てば漏れないとみて、地下貯水槽を継続使用する方針を示していた。

                         

 しかし、9日に新たに漏れが発覚した1号の水位は約5割しかなく、貯水槽上部の縁が漏えい場所との推定 は成り立たない。東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理も記者会見で、「1号は状況として違う」と述べた。一方で、全貯水槽が使えなくなると「保管先が不 足する」として、3、5~7号は旧来方針通り水位8割以下に保ちながら使用する。4号は既にほぼ満杯。

                         

 福島県は9日、東電に早急な対策や周辺の環境調査を申し入れた。同様の申し入れは6日から4日連続。東電の広瀬直己社長と技術系トップの相沢善吾副社長が9、10日に現地に出向き、陣頭指揮することにしている。

                         

 ◇保管計画に赤信号

                         

 放射性汚染水の漏れが相次ぐ東京電力福島第1原発で 9日、移送先だった別の地下貯水槽で新たな漏えいが見つかった。汚染水は地下水の流入などで、現在も1日当たり400立方メートル(トン)増えている。保 管のため、東電はタンク増設に加え、設置が比較的簡易な貯水槽を「切り札」と位置づけてきたが、新たな漏えいによって、現行の保管計画に赤信号がともっ た。

 東電は今回の事態を受け、施設内にある空き容量の4万3000立方メートルを当面の移送先にして切り抜ける方針を示した。

                         

 しかし、この移送先には、すでに漏れが見つかった貯水槽と同じ構造の貯水槽も含まれている。また、1、 2号機のタービン建屋付近にある復水貯蔵タンク(4800立方メートル)も移送先候補だが、移送元の貯水槽からは約500メートル離れ、配管やポンプの敷 設工事が前提になる。周辺の放射線量は1日現在、毎時0・25ミリシーベルトで、作業員の確保も難航しそうだ。

                         

 東電はこうした「自転車操業」を打開するため、汚染水から62種類の放射性物質を取り除く多核種除去装 置(アルプス)の早期稼働を目指している。地元了解を前提に処理水の将来的な海洋放出を模索するためだが、漁協などは強く反発している。東電の尾野昌之原 子力・立地本部長代理は「海への放出はあり得ない。汚染水保管を維持する」と強調しているが、その根拠は示されないままだ。【中西拓司】

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原発汚染水漏れ、移送先でも検出 経産相「貯水槽使用中止を」<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
原発汚染水漏れ、移送先でも検出 経産相「貯水槽使用中止を」
2013年4月10日 14時51分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013041001001068.html
▼全文転載


 福島第1原発構内の地下貯水槽から相次いで汚染水が漏れた問題で、東京電力は10日、水の移送先となっていた1号貯水槽の防水シート外側で微量の放射性物質が検出されたことを明らかにした。東電は「汚染水が外部に漏えいしたか現時点で判断できない」としている。

 茂木敏充経済産業相は10日の衆院経済産業委員会で「最終的には汚染水をためる場所として使わない」と述べ、計7カ所ある地下貯水槽の使用をできるだけ早くやめる方針を示した。

(共同)

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福島第一 汚染水計画破綻 貯水池構造上の欠陥<東京新聞 TOKYO WEB>

東京新聞 TOKYO WEB
トップ >http://www.tokyo-np.co.jp/
福島第一 汚染水計画破綻 貯水池構造上の欠陥
2013年4月10日 07時08分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013041090070855.html
▼全文転載


敷地配置図
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2013041099070855.jpg

東京電力福島第一原発の地下貯水池で相次いでいる汚染水漏れ事故で九日、三件目の水漏れが起きた。池に構造的な欠陥があるのは明らかで、東電の汚染 水貯蔵計画は破綻した。東電は池の汚染水を数少ない地上の空きタンクに移す検討をし始めたが、しのげるのはわずかな期間で、毎日発生する汚染水の処理にも 影響が出てくるのは必至だ。 

 同日昼、すでに水漏れが確認されている貯水池(2番)から、放射性ストロンチウムなどが残る塩水を移送していた池(1番)の遮水シートの中で濃い塩分を検出。2、3番の池に続き、水漏れしていることが確定的となった。

 東電はこれまで、満水近くなった貯水池の上部から水漏れが起きたと推測。水位を八割ほどに抑えれば、貯水池は問題なく使用できると説明してきた。しかし、今回の水漏れは水位が半分ほどの場所で起きており、貯水池の水漏れは構造上の欠陥である可能性が高まった。

 福島第一には貯水池が七つあり、容量は計五万八千トン。小学校の二十五メートルプールにすると、ざっと百十六杯分にもなる。地上の金属製タンクより貯水量がかせげるため、汚染水貯蔵の重要な柱になっている。

 貯水池にはすでに約二万七千トンの汚染水が貯蔵されており、地下水汚染を防ぐには地上タンクに移す必要がある。だが、地上タンクの空き容量は約二万二千トンしかない。

 東電は原子炉冷却用の水をためる予備のタンクなどを動員し、貯水池の汚染水の移送先にすることを検討。それでも用意できそうなのは計七千三百トン程度しかない。

 容量を使い切る前に次の移送先を確保しないと、一日約四百トンずつ増える高濃度汚染水を処理した後に残る水の行き先がなくなり、処理ができなくなる。東電は早急な汚染水処理の計画練り直しを迫られている。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「貯水池の信頼性が損なわれていることにまったく反論はない」と認める一方、貯蔵先をほかに確保できないとして、まだ問題が見つかっていない貯水池は引き続き使う方針も示し、矛盾した説明に終始した。

東京新聞

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福島第一原発、貯水槽からストロンチウム7100億ベクレル放射性汚染水がダダ漏れ!-地下水脈を流れ

ベスト&ワースト
トップ>http://www.best-worst.net/
福島第一原発、貯水槽からストロンチウム7100億ベクレル放射性汚染水がダダ漏れ!-地下水脈を流れ海洋汚染へ
 2013年4月7日 12:00 
http://www.best-worst.net/news_aBJS8FpSnq.html?right
▼全文転載


■収束宣言後も放射性汚染水は増加の一途

2013年4月6日、東京電力は地下の貯水槽から放射性汚染水が漏れ出したことを発表した。

汚染水
汚染水
汚染水



東京電力の発表では3日から5日の間に放射性汚染水が漏れ出したことを発見。6日から漏水対策のための作業に入っている。

汚染水



漏れ出した放射性汚染水は当初100トンとされていたものが現在は167トンとされている。

放射性ストロンチウムを含む7100億ベクレルとみられている。

これは福島第一原発年間排出上限2200億ベクレル3倍以上になる。

■また東京電力か!!

このニュースにはネットも注目である。

ツイッターでは「貯水槽」がトレンドワードに浮上した。

Twitter / 検索 - 貯水槽

汚染水
汚染水
福島原発 地下貯水槽から汚染水ダダ漏れ 地下水脈で海洋へ

東洋経済オンラインは東電の地下貯水槽を「管理型産廃処分場と同程度の遮水性能の施設」と報道。高濃度汚染水を補完するにはデタラメと言える地下貯水槽が、福1には7つもあるという。残る6つが早晩次々に漏れ始めるのではないか?

東 電「100トン漏れた」→「実は120トン漏れてた」→「あの、167トン漏れてました☆(ゝω・)v」new!! http://j.mp/XvoLG3 [bokkiage] ◆ さらに47トン漏れも 最大で167トン 福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に…

→貯水槽の漏れは氷山の一角で、冷却水とともに地中に漏れた放射性物質の量を思うと暗澹とする。安全だの順調だのという言葉を用いる人達は、事故原因と同じ間違いを犯している。実態を知った上で対策を支援しなければならぬ。

[Tumblr-clipping] "バンゎ。1Fで貯水槽から汚染水漏洩し地下水に流れてるって事だけど、それは十分予測出来る事なんだ。心配してた事が起きてしまったでし。そもそも貯水槽は高汚染水を貯める為に造られた物じゃな... http://bit.ly/11AZHwK



流れ出した放射性汚染水は地下水脈を伝わり海洋へ流れ出しているとの可能性も指摘されている。

日々増え続ける放射性汚染水。そしてその保管場所の確保が出来ない――。

緊急に作られた地下貯水槽も放射性汚染水を溜めるには十分な安全性を持っていなかったということである。

今回も東京電力管理体制がずさんであることに非難の声が集まっている。

■増え続ける放射性汚染水と保管場所問題
 

現在の福島第一原発は冷却を続けるため日々放射性汚染水が増え続ける。

今回の漏えい事故により7つの地下貯水槽の使用はできなくなった。

約1月間で発生する放射性汚染水1万4000トン分の行き先がなくなってしまったのである。

東京電力は放射性汚染水の海洋放出の提案も行っている。

汚染水
同検討会の中で、東京電力福島第一原発で増加し続けている放射能汚染水を海に放出する方針を明らかとした。

福島第一原発では、原子炉冷却のために継続的に注水を行っており、放射能汚染水は増加し続けている。(参考:当サイト2013年1月28日記事)



日々増え続ける放射性汚染水をどのように処理していくのか注目が集まっている。


外部リンク

Twitter / 検索 - 貯水槽
https://twitter.com/search?q=%E8%B2%AF%E6%B0%B4%E6%A7%BD

報道配布資料|東京電力
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts


ベスト&ワースト
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またダダ漏れ!貯水槽から消えた120トンの行方<日刊ゲンダイ>

★今日は、「福島原発の放射能汚染水」問題だけを、取り上げました。この問題は、深刻な問題でありながら、東電は場当たり的な対応に終始し、もうどうにも ならなくなっています。政府が主導権を取って、有識者や技術者を集めて対応しなければ、放射能汚染は、「放射能汚染水」だけに限っても、環境を汚染し続け るでしょう。

★京大の小出さんは、2011年の早い段階から、
「大型タンカーに仮置きして、刈羽柏崎原発に運び、そこで処理するべきだと主張しています。また、地下ダムを建設して地下水の汚染を防ぐべきだとも言っています。」
このような意見を、ことごとく無視して無責任としか言いようの無い、場当たり的な対応を繰り返して、こんにちに到っています。東電には、事故に対応する当事者能力に欠けているのは、誰の目にも明らかだと思います。

★ 事故から、2ヵ年が経過しているのに、事故対応は何の進展もありません。それどころか、悪化しています。もはや、東電には事故対応を任せては、おけませ ん。今こそ、安部総理に「政治決断」が求められていると思います。現実を、政府が認識し政府が行動しなければ、どうにもなりません。

★ 地下水汚染は、汚染がどのように拡大するのか、誰にも分かりません。地下水脈は、いろいろな方向に流れていて、海のそばだから海に流れるとは、限らないの です。その流れが、誰にも分からないのです。ですから、高濃度に汚染された地下水脈が、陸側に流れて、地上のどこかで、湧き出すことも考えられるのです。 あるいは、土壌を汚染することも考えられます。汚染されるのは、海だけではないのです。そして、地下水が汚染されてしまえば、それを浄化する方法はありま せん。


日刊ゲンダイ
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またダダ漏れ!貯水槽から消えた120トンの行方
2013年4月8日
http://gendai.net/articles/view/syakai/141812
▼全文転載


東電 姑息な汚染水処理作戦

 

<敷地内に井戸、地下水脈に逆流>

 いよいよシャレにならない事態になってきた。福島原発の放射能汚染水が地下貯水槽からダダ漏れしていた問題だ。

 6日までに120トン、7100億ベクレルもの汚染水が漏洩していたことが分かったが、7日、新たに別の貯水槽からも汚染水が漏れ出していたことが発覚した。貯水槽の構造自体に問題がある恐れも高まり、さらなる“流出ドミノ”が懸念されている。

 それでなくても、汚染水は毎日400トンずつ増え続けている。原発敷地内に並べた1000基の貯水タンクもパンク寸前だ。梅雨のシーズンを控え、文字通り“背水の陣”なのに、東電は会見で「ない袖は振れない」とお手上げ状態。とことんフザケた連中である。

 気になるのはダダ漏れ汚染水の行方だ。東電によると、「今のところ海洋への流出はない」という。だったら、汚染水はどこへ消えたのか。

 疑いの余地がないのが地下水への流入だ。それも、恐ろしい事態が起こりつつある。先月7日の衆院予算委員会で、民主党海江田万里代表がこんな指摘をしていた。

東京電力は(原子炉建屋内に地下水が入らないよう、敷地内に)井戸を掘っている。しかし、あまりたくさん水を汲み出すと、今度は(地下水の)水圧が低くなり、建屋の汚染された水が地下水に流れ込んでしまう恐れがある」

 補足すると、東電は先月までに敷地内に12本の井戸を掘っている。地下水が建屋に入り込んで汚染される前にガンガン汲み上げてしまえ、というわけだ。

 確かにそれで汚染水は減るかもしれないが、何のことはない、実際は大量の汚染水を地下水に逆流させるだけ。とんでもないインチキだ。加えて、地下貯水槽もダダ漏れだから最悪なのだ。

 環境ジャーナリストの天笠啓祐氏が言う。
「汚染水がいったん地下水に入ってしまうと、放射性物質の除去は困難になります。地下水脈を通じて汚染が拡大し、めぐりめぐって、どこからどういう形で影 響が出てくるかも分からない。当然、海にも流れ出すでしょう。問題は敷地内の汚染水を減らすことだけではない。放射性物質を環境中に出さないことが重要な のです。政府と東電はそこが分かっていないから、原発事故は終わったなどと言えるのです」

 汚染水ひとつとってもこのテイタラクなのに、安倍政権はもう原発再稼働に前のめりだ。本当にどうかしている。

★関連記事
東電に廃炉を任せていたら いつか北半球は死の灰で壊滅
2013年3月21日
http://gendai.net/articles/view/syakai/141548


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