※原発を経済的合理性と安全と「常識!」から考えてほしい!!と思います。
原発は、危険なプラントであり、一旦制御不能になったら、どうなるか??
チェルノブイリ原発事故と福島第1原発事故を見れば、誰でも分かることです。
制御不能になり、甚大な環境汚染を引き起こします。福島原発事故の被害総額が、幾らになるのか??現時点では、誰にも計算不可能でしょう。かる~く数十兆円、もしかすると100兆円を超えるかもしれません。
※もう一回、事故が起こったらどうしようと言うのか??
例の!
「事故は起こらない。だから大丈夫!!」
と言う無責任の「極み!」と言うべき論理(こじつけ)により原発の新設や再稼働に向けた動きが、明確になってきました。
※「常識」と経済合理性で考えられる国は、少なくとも古い原発については廃炉にするのが、ロシアを除く欧米諸国の時代の流れです。
※ところが、原発事故の当事国である日本とロシアは、原発輸出に非常に熱心です。しかし、原発ビジネスには、巨大なリスクが潜んでいることを下記の記事は、示しています。
※原発の輸出など止めて、再生可能エネルギーの発電技術・プラントや新型火力発電プラントを輸出した方が、リスクはほとんどなく長期的に大きな利益を期待できるでしょう。研究開発にしても、原発関連のムダな税金投入は止めて、他のエネルギー開発に税金を投入するべきです。
※福島第1原発事故の後始末の巨額の費用も電気代に加算されるか、税金が投入されるのです。今でも高い電気代を払っているのに、今後は更に高い電気代を支払う事になります。
※三菱重工の訴訟も、最初は納入機器に関してだったと記憶しています。しかし、「運営主体の南カリフォルニア・エジソン社(SCE)は今年6月7日に2つの原子炉の再稼働を断念して廃炉を決定」したために、「7月18日には原発停止で生じた損害の全額賠償を三菱重工に求める方針を公表した。」という事のようです。
※もし、これが重大事故を起こした原発だったら、どうなるでしょう???
損害の全額賠償ともなれば、被害総額は天文学的数字になるでしょう。そんな金額を、いくら巨大であっても私企業が支払えるわけがありません。当然、原発輸出に関与した日本政府も最終的には、当事者にならざるを得ないと思われます。もし、訴訟に負けて支払いをすることになったなら、これも税金負担という事になります。
※原発利権企業は、この程度の(私ですら思いつく)リスクすら考えようとしません。「後の事は、後の人に任せよう。とりあえず、今利益があればよい」これが、原発ビジネスに共通する無責任な考え方です。
Foresight
「廃炉」で訴訟される三菱重工――「原発輸出」のリスクとは
2013年7月31日
http://www.fsight.jp/18626
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