「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「ECCS」が取り外されていた!!!福島原発事故人災の証明(4)

テーマ:原発事故問題
何故、これが大問題にならないのか不思議です???
BLOGOS から転載
福島第一原発の安全装置は8年前に外されていた」原口氏が衝撃の告発

2011年06月02日 18:55

BLOGOS編集部
http://news.livedoor.com/article/detail/5605632/
 政治団体「日本維新の会」を設立した民主党原口一博・衆議院議員が2日、福島原発事故に関する記者会見を行った。主催は自由報道協会。原口氏は福島原発について、8年前の自民党政権の時代に、福島第一原発の安全冷却システムが外されていたという衝撃の事実を発表した。


なぜ「最後の砦」を取ったのか


原口一博氏(以下、原口):これまで当局の発表は「どんなことがあっても原発は安全です」というものでした。原発の冷却システムを作ってきた、佐賀大学元学長の上原先生が指摘しているように、蒸発系の冷却システムがあれば、電源喪失しても蒸気が出ている限り循環するので安全だったんです。なのに、事故が起きている。おかしい、作ったはずの冷却システムはどこにいったんだ!?と、なった。そこで4月3日、私が東電に直接行って、「冷却系の蒸気系のシステムがどこにあるか?」と聞くと、担当者は「ないんです」と言うんです。ないわけない。作ったんだから。という押し問答の末、原子力安全委員会の議事録を読むと、平成15年の自民党政権の時代に、ECCS(非常用炉心冷却装置)の中の冷却系の蒸発システムが取り外されていたんです。

なぜ、そんなことをしたんでしょうか。「ベントするから大丈夫」というんです。皆さんご存知のように、ベントは放射能を原子炉から出すことですが、「放射能を出すから、安全冷却システムがいらないんだ」という理屈だったようです。これは全く理解できません。安全装置を取り外さなかったら、このような大災害は起きなかったのではないでしょうか。少なくとも福島第一原発の冷却システムは全て取り外していることが分かりました。なぜ原子力安全委員会は「最後の砦」を取ったのか、他の原発はどうなっているのかを今、調査しているところです。

核燃料サイクルは欺瞞だ


 この後、菅首相の辞任後に原口氏が首相に就任した場合の原発政策について、会場から質問があった。原口氏は原発の即時停止は求めなかったものの、核燃料サイクルに懐疑的な見方を示し、エネルギー政策の転換を訴えた。

原口:原発は、急に止めることはできません。ただ、私は(自民党の)河野太郎さんと同じく核燃料サイクルそのものが欺瞞であると思っています。大規模で集中的に作るエネルギー政策から、分散型の物に変えないといけません。
(以上、全文引用)

YouTube動画から
【原口前総務相】福島第一原発の安全装置は小泉政権が撤去していた
http://www.youtube.com/watch?v=sraQ7NjFRr8

dekasuginop さんが 2011/06/05 にアップロード

原口前総務相は、6月2日に行われた自由報道協会主催の、
福島原発事故に関する記者会見で、

自民党・小泉政権時代に、
福島第一原発の2〜6号機のECCSのひとつ、
蒸発系の冷却システムを撤去していたと。

それがあれば蒸気がある限り冷やせているはずだと。

さらに、世界最大級の原発耐震テスト設備も売却、
スクラップにされていた。と。
http://p.tl/OEKk


☆これは、以前にもブログに書きました。しかし、告発から半年以上たった今も、全然問題になる気配がありません。ECCS(非常用炉心冷却装置)とは、原発の安全システムの「最後の砦」です。これが、取り外されていたと言うのです。これがあれば、事故は防げたかもしれません。あるいは、もっと被害が少なくて済んだかもしれません。

普通なら、国中ひっくり返るほどの大問題でしょう。ところが、マスコミは完全に無視しても黙殺しました。政府は、これに対して、何の反応も示したとは、聞いていません。

しかも、この装置の取り外しは、「原子力安全委員会」の審議を経てなされたと聞いています。
と言う事は、今回の大事故について政府の責任は、大幅に大きなものであると思います。
「最後の砦」であるECCS(非常用炉心冷却装置)の取り外しが、政府の機関である
原子力安全委員会の了承の下で、行われたのなら政府も、当然責任を追及されるべきであります。

この問題を、再度提起したいと思います。事故調査委員会には、事実関係を明確にしてもらいたいと思います。又、皆さんにもこの問題について関心を、お持ちいただきたいと思います。


☆参考資料
非常用炉心冷却装置ってなに?!
知らないと恥をかく一般常識の壁
http://korobehashire.blog86.fc2.com/blog-entry-297.html

非常用炉心冷却装置(ECCS、Emergency Core Cooling System)とは、
水を冷却材として用いる原子炉の炉心で冷却水が大量に
失われるような事態(冷却材喪失事故)や配管が破れて
急速に冷却水が流失した場合に動作する安全施設のことです。
緊急炉心冷却装置とも呼ばれます。

ECCSが作動して、炉心に大量の冷却水を注入することで
核燃料を長期に渡って冷却し、燃料棒の崩壊熱による
破損を防止します。つまり、ECCSの作動は原子炉の停止を
意味します。これは原発の安全を守るための最後の砦にあたり、
これが作動しなくなれば大事故に繋がります。

何らかの事故で、原子炉のパイプが破損して
冷却水が減少すると、このECCSが緊急に冷却水を送って、
炉心の溶融や放射性物質の漏出を防いでくれます。

簡単にいえば原子炉が空焚きになることを
防ぐための安全装置です

図解 よくわかる非常用炉心冷却系
ECCS:Emergency Core Cooling System
http://tokyo80.com/energy/P4.html

非常用炉心冷却装置 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E7%94%A8%E7%82%89%E5%BF%83%E5%86%B7%E5%8D%B4%E8%A3%85%E7%BD%AE




目次ブログ
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(ホームページ)
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
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