「北の山・じろう」時事問題などの日記

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全人類の未来のために国内の全原発停止を維持しよう! 〜だまされないための10箇条〜

★今日は、趣味人倶楽部の知人の日記を2本紹介します。1本目は、「贅沢な時間」サンの日記です。趣味人倶楽部の日記は、2000字の字数制限があり、その範囲内でとてもコンパクトにまとめられた、良い文章だと思います。

「贅沢な時間」さん
全人類の未来のために国内の全原発停止を維持しよう! 〜だまされないための10箇条〜
http://smcb.jp/_ps01?post_id=4217186&oid=318810(会員限定です)

テレビを見ていると東電の新社長が「電力会社は独占で選べないから東電では選べるよういくつかのプランを提供することにした」というようなことをいっていた。国民もなめられたものだと思ってみていたが、テレビ局ではそんな反応はない。会社でなくプランでも一応選べればいいのか。意味が違うと思わないのか。この手の話しはごまかしが多い。注意していないといつの間にが議論の矛先がそらされてしまう。


国内の原発全てが停止したのは素晴らしいことだ。これは世の中を平和にする千載一遇のチャンスである。今後は一つの原発も再稼働させないことが肝要である。一つだけでも、またたとえ一時だけでも再稼働を許せば,なし崩し的に原発の利用がまた始まってしまうだろう。何となく議論を聞いているとついごまかされてしまうようなことは、真実を理解していれば避けられる。以下の10点は是非抑えておいて、ごまかされないようにしたいものだ。


1)原発はまだ制御不能の技術である。「核燃料サイクル」がまだ実現していないことはよく知られている。核燃料を使用した後の廃棄物は現状では処理することができない。他の科学技術とは違うのである。「技術は使わなければ科学の進歩はない」などという意見はこれを理解していない。


2)原発は非常に危険である。爆発したときには、原発を誘致して利益を得ていた自治体のみでなくかなり広い地域が被害を受ける。むしろ被害は世界的であるといって良い。「代替エネルギーをどうするんだ」といった問題とは比較にならない。リスクが大きすぎるのである。


3)原発は地球温暖化を進める。膨大な熱を処理するために原発は海の近くに作ってあるのである。そもそも地球温暖化なるものが進行しているとは思わないが、しているとすれば、原発による放熱はこれを進めるものである。


4)原発はCO2を出さない代わりに放射能を出す。そしてCO2より放射能の方がずっと危険である。そもそもCO2が地球温暖化を進めるという議論自体、原発促進のためにねつ造されたデータによるものである。


5)リスクはベネフィットとの比で考えるべきだという議論はよくあるが、原発はリスクの方が極端に高い。火力発電では中東危機の場合に危ないとか、電気料金が上がるとかいって言う人がいるが、原発事故のリスクに比べればほとんど比較にならないほど小さなものである。


6)原発による発電費用は安価ではない。これはテレビでも報道されているが、それに加えて事故の場合の補償の費用がある。放射線は実は安全だとか言って補償していないだけで、ちゃんと補償すれば費用は莫大な金額になるはずだ。自殺者まで出ている現状を直視すべきである。


7)全ての国が原発を核兵器開発の潜在能力として位置づけている。「原発」は核兵器製造の基礎技術としても,その材料(プルトニウム)の調製工場としても必要であり、「人工衛星打ち上げ」と称するミサイルの開発も、核兵器を敵国まで移送するのに必要である。中国が日本を上回る宇宙技術を持っていることや、北朝鮮の最近の動きを理解すればわかりやすい。


8)大局から物事を判断しなければならない。「夏に電力が不足する」なんていう宣伝を信じて再稼働しては大変なことになる。仮に電力が不足するとしても再稼働によるリスクの方がずっと大きい。「親戚が原発で働いているから」とか「再稼働しないと地元の経済が振興しない」などはレベルの低い議論である。そのような問題は他の施策で解決すべきで、全国民を危険に巻き込んでまで原発を再稼働させる理由にはならない。


9)最新の原発でも事故は起こる。これまでの原発事故は全て,確率的にはあり得ないほどの何重ものヒューマンエラーが重なって起こっている。システムが安全になれば注意力は低下する。これは人間の性(さが)なのだ。もしも原発が安全なら、核兵器を廃止する根拠もなくなってしまうだろう。


10)放射性物質はたとえ低線量でも人類の将来にとってとても危険なものである。「この程度の放射線が害を及ぼすという科学的根拠はない」という解説を良く聞くが、「害を及ぼさない」という意味ではない。人工の放射性物質が現れてからの時間は,地球上に生命が現れてからの時間に比べるとものすごく短い。我々は放射線が人体に及ぼす長期的な影響をまだ知らないだけである。ネズミなら遺伝子の変異で弱くなった個体は死んでしまい、生存に不利な変異を持った個体は存続しない。しかし人間なら病院に行く。そのために人間には遺伝子の変異が蓄積している。我々は両親から2組の遺伝子を受け取っているが、一つに変異が既に入っていた場合、放射線によるもう一方の遺伝子の変異は致命的になる。



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