「北の山・じろう」時事問題などの日記

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石原知事、「尖閣購入放り出せない」…続投意向

★権力に対する妄執の臭い
石原さんは、一旦引退を表明し、実際前回の都知事選には、出馬しない意向でした。そこに東日本大震災などが、発生し、埼玉県知事などが説得して、引退表明を翻して、都知事選出馬から当選した経緯があります。

★ところが、その後の石原都知事の言動を見ていると、前の任期中とは変化しています。前の任期中までは、東京都民のための政治を考えていました。トラックの排ガス規制などが典型でしょう。銀行は、失敗しましたが、中小企業の資金繰りを助けようとしたものです。根拠はあります。

★しかし、現在は愁眉の課題である、東電問題・原発事故・被災地支援・放射能汚染問題などには、まったく動きがありません。それどころか、原発再稼動には積極的であり、放射能汚染隠しでは、政府に協力しています。言うことは、東京オリンピック尖閣諸島問題です。完全に自分の世界に入り込んで、「東京都民の民意を汲む」と言う姿勢が、まったく感じられません。現在、早急の対応が求められている問題は、関心を示さず、尖閣列島問題と言う、東京都民の生活とは、無関係の事に異常に熱心です。東京都民の多数が、望んでもいない東京オリンピックの招致にも熱心です。

★読売新聞によると、尖閣問題を「中途半端に放り出せない」と言うことだそうです。民意と乖離して、自分しか関心のない問題に熱心である政治家は、東京都民には無用であり、害悪ですらあります。一旦、引退を決意した人が、このように変わってしまったところに、『権力に対する妄執の臭い』を感じます。石原さんは、311前の『石原さん』とは、別の人格の人になってしまったと思います。311前の『石原さん』には、『権力に対する妄執の臭い』などありませんでした。

★読売新聞から全文引用
石原知事、「尖閣購入放り出せない」…続投意向
(2012年6月23日11時17分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120623-OYT1T00366.htm

 「中途半端に放り出せない」。新党を結成し、国政くら替えも取り沙汰されている東京都の石原知事は22日、定例記者会見で、都による尖閣諸島の購入計画にめどが付くまでは知事を続ける意向を示した。

 同諸島購入のために都が全国に募っている寄付金は、21日現在で12億2800万円に達している。このため、「都が言 い出したことで、これだけの皆さんが反応してくれている。中途半端に放り出すわけには、ちょっといかない」と語り、“尖閣問題”を優先させることを明らか にした。

 都は現在、尖閣諸島の五つの島のうち、魚釣(うおつり)島、南小島、北小島の3島を所有する、さいたま市内の男性と交渉を続けている。石原知事は記者会見で、久場(くば)島を持つ男性の妹とも会食したことを明かした上で、「4島一括で東京が預かり、国のためにしっかり守ることが必要だ」と一括購入の意欲を見せた。

 また、「相手(中国)は勝手に人のいない島に乗り込んできて勝手な物を作ってしまって『これは俺のだ』とやりかねない」と述べ、国が所有する大正島の管理についても「きちんとやってもらわないと」と注文をつけた。
(2012年6月23日11時17分 読売新聞)




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