「北の山・じろう」時事問題などの日記

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“いじめ自殺”ネットが異常暴走!加害生徒をさらしてリンチ状態{ZAKZAK}

★今の社会は、戦後に導入された教育刑法の影響で、犯罪者に甘すぎると思います。「教育刑法」の簡単な考え方は、犯罪を犯すものは、貧しいで育ち同じ境遇にある。犯罪を犯すのは貧しいが故である。だから罰ではなく教育で臨まなければならない、と言うものです。

★しかし、この思想の誤りは、明白であると思います。教育で間に合うのは、ごく軽い犯罪でしょう。重い犯罪には、重い刑罰で対応するべきです。刑法には、犯罪を未然に防ぐという、「抑止力」もあります。この「抑止力」が、現在ほとんど機能していません。「人を殺す」「死に至らしめる」ような、重大犯罪には、「厳罰」をもって臨むべきでしょう。そうでなければ、「殺人」に対する「抑止力」には、なりません。「教育刑法」の考え方により犯罪被害者が、余りに軽視されてきました。

★このような状況の中で、裁判官の判決も、世間一般の感情とは、かけ離れている場合が、多々あります。それを是正するべく、「裁判員制度」が導入されました。ある意味では、裁判官に対する、『不信任』でもあります。「教育刑法」の考え方と刑法の持つ「犯罪抑止力」のバランスを作り直さないと、根本的な解決には、ならないように思います。

★「死刑廃止」も同じです。「死刑廃止」にするのであれば、その準備として「終身刑制度」を作らなければ、つじつまが合いません。「死刑廃止」の声は、聞こえてきます。しかし、その代用として、「終身刑制度」を作ろうと言う話はサッパリ、聞こえてきません。第一、無期懲役という制度は、おかしすぎます。本来、裁判で決めるはずの刑期を、行政官の裁量で決めています。法治国家であるはずなのに、この部分は、人治になっています。「死刑制度の有無」にかかわらず、「終身刑制度」が必要なのです。終身刑があれば、今のように行政官が裁量で、無期懲役囚を仮出所させることは、出来なくなります。

★とにかく、重大犯罪に対し刑罰が「甘すぎる」と思います。被害者の心情・苦しみを考えるなら、また家族の心情を考えるなら、あまりに社会的公平性に配慮が、欠けていると言わざるを得ません。これだけのことを、やって他人を自殺に追い込んだ者達が、そもそも学校の中に放置されているのが、おかしすぎるでしょう。私の考え方は、間違いでしょうか???関係者は、普通なら「重過失」があったことになります。どちらも、警察(正確には、検察)から、ガンガン取調べを受けているのが、「普通」だと思います。学校の中で起きた事だから、一般社会とは、違うと考えるのは、誤りなのでは、ないでしょうか???

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“いじめ自殺”ネットが異常暴走!加害生徒をさらしてリンチ状態
2012.07.13
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120713/dms1207131129013-n1.htm

 滋賀県大津市で起きたいじめが原因とみられる中2男子生徒の自殺問題。県警が本格捜査に乗り出すなど異例の展開をみせるなか、インターネットの世界で は、ユーザーらが匿名の掲示板にいじめの加害者とされる生徒の名前や写真、その親に関する個人情報を次々書き込み、異様な状況が続いている。止まらぬ暴露 の連鎖に専門家は「ネット上のリンチ」と批判している。

 ハチやカエルの死骸を食べさせられ、トイレでボコボコ。階段から飛び降りる「自 殺の練習」に「葬式ごっこ」も強いられた…。昨年10月、男子生徒が大津市内の自宅マンションから飛び降り自殺した。その直後、通っていた市立中学校で実 施された生徒へのアンケートで、同級生3人から受けていたとされる、いじめの実態が浮かび上がった。

 今年7月になって、むごい仕打ちの 一端がおおやけになったのをきっかけに、同4日、ネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」のなかに『中2自殺 生前に自殺練習強要』というタイトルでスレッド が立つ。以後、書き込みは爆発的に増え、12日夕でその数、15万7000件を突破。他の関連スレッドを含めるとこの数十倍はあるとみられる。

 ユーザーたちの関心は、いじめた生徒は誰かに始まり、実名と顔写真、住所に電話番号。親の名や勤務先、さらに担任に関するものなど、ありとあらゆる情報に及び、「加害者のクソ餓鬼とクソ親はすぐ死ね」など脅迫めいた文句も目立つ。

 興味と好奇心、それに悪乗りするユーザーたち。まさに無法地帯といった様相だ。

  『2ちゃんねる宣言』(文芸春秋)の著者でITジャーナリストの井上トシユキ氏は、プライバシーが守られないこの状況について、「(ネットユーザーは)初 めのうちは義憤であったり正義感などで動いたのだろうが、いつしか情報を暴いて加害者を攻撃することが目的になっている」と指摘。「『こんなむごいことを した奴とその親はどんなツラをしてるんだ』などの好奇心を満たすため、新聞などのメディアなら規制するプライバシーのラインを軽々と踏み越えている」と問 題視する。

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「匿名を盾にして集団で個人を攻撃するのは非常に危険。いまの状態はネット上のリンチといえる」とし、こう続ける。

 「個人情報をネットに書き込む危険さは、間違って無関係な人の情報をさらした場合、侮辱罪や名誉毀損に問われる可能性があること。今回のように加害生徒に関係のある人の情報でも、刑事事件は難しくても民事的に損害賠償請求はあり得る」

 いじめで自殺したとみられる男子生徒をきっかけに立ち上がったスレッドが、いまや加害者とみられる生徒やその関係者を集団でいじめている構図。「恐ろしい探偵ごっこだ」と井上氏。

 「このままでは第2、第3の自殺者が出かねない」。若狭氏もこう危ぶんでいる。

 ■学校にカッターの刃

 異常反応はネット世論だけではないようだ。大津市の中2男子自殺にからみ、男子生徒が通っていた学校にカッターナイフの刃が送り付けられるなど、悪質な嫌がらせとみられる行為が相次いでいることが12日、大津署への取材で分かった。けが人はいない。

 いずれも消印が異なることから別々の人物が関与しているとみられ、大津署は脅迫容疑で調べている。

  大津署によると、学校には12日午前、カッターナイフやのこぎりの刃が入った封筒2通、生徒の射殺を予告するはがき2枚が届き、関係者から届け出があっ た。はがきは、男子生徒が自殺した経緯を公表するよう求めていた。大津市役所にも包丁が入った封筒1通のほか、透明な液体が入ったガラス瓶などが入った小 包が届き、12日午後に大津署へ届けた。