「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「溶けた燃料が現在原子炉のどこにあるか正確に知る方法を開発した」本当にわかるの? {みんな楽しくHappy♡がいい♪}

★これで、解け落ちた(メルトダウン〜メルトスルー)核燃料の位置が分かれば、多分、原子炉内には核燃料は、残っていないと思われますので、ムダに大量の汚染水を作らず、他の作業に取り掛かれます。現在、一番の問題は、核燃料が何処にあるのか分からない事です。その事は、小出先生が詳しく話しています。

★以下、「みんな楽しくHappy♡がいい♪」から全文転載


みんな楽しくHappy♡がいい♪
「溶けた燃料が現在原子炉のどこにあるか正確に知る方法を開発した」本当にわかるの?
2012-10-18(22:25)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2454.html


東京新聞 2012年10月18日 10時30分
原子炉内の溶けた核燃料位置把握 宇宙線使い画像化、米研究所開発
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012101801000695.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
【ワシントン共同】
昨年3月の事故で核燃料が溶けた東京電力福島第1原発で、
宇宙から降り注ぐ素粒子の散乱現象を使い、
溶けた燃料が現在原子炉のどこにあるか正確に知る方法を開発したと、
ロスアラモス国立研究所が17日発表した。

原子炉建屋を挟んで複数の検出器を置き、
1〜2カ月観測すればエックス線撮影のように内部の画像が得られる仕組み。
研究所のチームは今年5月に第1原発を訪れ、
1号機や2号機の原子炉建屋付近に検出器を設置できることを確かめた。


ーーー上記の文章以降の記事が
2012年10月18日東京新聞夕刊に詳しく載っていましたので、その部分書き出し。ーーー
(画像あり、省略)

宇宙船の散乱現象を応用
融けた核燃料位置把握 米研究所が開発

【ワシントン共同】
昨年3月の事故で核燃料が溶けた東京電力福島第1原発で、
宇宙から降り注ぐ素粒子の散乱現象を使い、
溶けた燃料が現在原子炉のどこにあるか正確に知る方法を開発したと、
ロスアラモス国立研究所が17日発表した。

福島廃炉の加速期待

原子炉建屋を挟んで複数の検出器を置き、
1〜2カ月観測すればエックス線撮影のように内部の画像が得られる仕組み。
研究所のチームは今年5月に第1原発を訪れ、
1号機や2号機の原子炉建屋付近に検出器を設置できることを確かめた。

第一原発は高い放射線に阻まれ、廃炉に向けた作業が難航している。
チームの宮寺晴夫さんは
「建屋外から炉心の状況が分かるため作業員の被ばくを減らすことができる。
融けた燃料の位置が分かれば原子炉内でなにが起きたかを詳しく知る手掛かりになり、
原子炉の解体作業の迅速化にもつながる」と話している。

チームは、宇宙船が大気にぶつかってでき、地上に降り注ぐ「ミュー粒子」に着目。
透過性が高いため原子炉を通り抜けるが、
ウランやプルトニウムなど思い物質を通る際には方向が変わる。
この散乱現象を検出器で捉え、原子炉内での分布を画像化する。
30センチ程度のものを見分ける解像度があるという。

(画像あり、省略)

検出器は縦横それぞれ3〜5m。厚さ数10cmの板状。
現場の状況に応じて2〜5基を設置すれば観測精度が高まる。

第一原発では1〜3号機で原子炉圧力容器の燃料が溶け、外側の格納容器に出たとみられる。

ミュー粒子が物質を通過する際に一部が吸収される事を利用した観測方法は、
1950年代からピラミッドや、火山の内部調査に使われ、
第一原発での応用に向け名古屋大学などが研究を進めているが、解像度が低いのが難点。

これに比べて散乱を調べる方法は、解像度がより鮮明になる。
2001年の米中枢同時テロをきっかけにロスアラモス研究所で開発が進み、
コンテナ貨物内に隠された核燃料の探知などに実用化されている。

<ミュー科学>
陽子などの宇宙線が大気にぶつかと、別の素粒子に変わる。
これがさらに崩壊する際にミュー粒子が生じ、常に地上に大量に降り注いでいる。
質量は陽子より軽く電子より重い。
周りとあまり相互作用しないため物質を透過する力が非常に強く、
かなり厚い壁も通り抜ける性質がある(共同)



(みんな楽しくHappy♡がいい♪)
福島原子力発電所の現在の状況。小出裕章&神保哲生9/8(内容書き出し)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-815.html
<一部抜粋>

神保哲生
で、そもそも燃料はもう、圧力容器を突き破って、おそらく格納容器またはすでにその外に出ている訳なんで
そこが何度になっているかを示しているわけではない。ということですね。

小出裕章:
そうです。
まったく、意味のない温度を問題にしています。

神保哲生
そうすると、これで冷温停止と呼んでいるのは
「単に、間違いというよりも、明らかに不誠実というか、ごまかしている」
というふうに理解していいんですか?

小出裕章:少なくても専門的に言うならばごまかしている。あるいは不誠実。だと私は思います。

神保哲生
そこで先生、問題はですね、
この圧力容器の温度というのはそもそも燃料が入っていない温度の事を言っているので論外だとして、
燃料が外に出ているわけですがそれは今、どこにあってどのような状態になっていると考えられますか

小出裕章:
それが私にもよく分かりません
圧力容器からほとんどのものが出てしまっているだろうと私は思いますけれども
それが格納容器と言っているもう一つ外側の容器の中にあるのか、
あるいは格納容器をすでに破壊して、地面の下にもぐって行っているのかと、いうところに関しては
私にもよく分かりません。

神保哲生:わからない・・・

小出裕章:
ただ、その、
「格納容器をすでに突き破って、地面の中にめり込んでいっている」可能性は、やはりあるとおもいます。


神保哲生
という事は、まだ、外に出ている燃料はかなり高温の状態で、
ここで言っている100度以下だなんてとんでもない高い温度で
冷やし切れていない可能性が十分にあると言うことですね

小出裕章:もちろんそうです

神保哲生:温度計で測れていないと言うだけのこと

小出裕章:
そうです
温度計は圧力容器の温度を測っているだけですから
溶けた炉心の温度を測っているわけでもないし、
地面の下にめり込んでいっているその部分が何度になるかなんて事は
全く測れない状況にあるのです

神保哲生
なるほど。
あと、これは、僕はぜひ小出先生に聞かなきゃいけないと思っていたことなんですけどね、
先生、1号機については水位計というものを付けてみたら、ほとんどない。あるいは全くないという
要するに計測限界以下だったので、ゼロの可能性が高いですよね。
ほとんどないことが分かったと。
ただ、2号機3号機って、実際にまだ分かっていませんよね。
1号機がメルトダウンメルトスルーしたので
「多分2号機3号機もしただろう」という前提で話が進んでいますが、
まだ、2号機3号機は、燃料が実は、ハンパな形で中に残っている可能性というのもありませんか?

小出裕章:
もちろんあるのです。
1号機の場合には、原子炉建屋の中に入ることが出来て、
原子炉水位計の調整をし直した結果、「水がない」事が分かっているのですが
2号機と3号機の場合は、まだ原子炉建屋の中に「入ることすら」できませんので、
中の状態がどうなっているのか正確には分からないと
そういう状況で今があります

神保哲生
という事は今、2号機3号機も、
メルトダウンあるいはメルトスルーをしたことを前提のようにしゃべっているというのは
たまたま、1号機がそうだったから2号機3号機もそうだろうと言っているだけという理解で良いんですか?

小出裕章:はい。神保さんがおっしゃっている通りです。

神保哲生
そこでね、先生、
もし中に残っているとすれば、
なんか政府の感じでは
「危機的状況は完全に去った」というような印象の発言が多いんですけれども
一番この原発事故で心配な「水蒸気爆発」のリスクというのは、
もしもまだ、中に残っていると、2号機3号機については「十分にその危険性は去った」というようには
言えないんじゃないかと心配しているんですが、そこはどうでしょう。

小出裕章:
そうです。
それも、神保さんのおっしゃる通りで、
私もその水蒸気爆発という事を恐れてずっと来ましたし、
何とか、「そんな事はない」と言いたいですけれども
「もう、水蒸気爆発はありません」と、自信を持って断言できない。
という状態に私があります。

神保哲生
ちょっと変な話しですけれども、
「外に出て行ってくれた方が水蒸気爆発のリスクが減る」って言う
なんか、おかしな話になっちゃっているわけですね

小出裕章:
そうですね、
もう、地面にめり込んでいてくれるなら
地面の中で水蒸気爆発というのは、私は多分起こらないと思います。ので
むしろその方が、大量の放射性物質が大気中に出てくるという意味では危険が少ないと思います。


ーーーー

地中にのめり込んじゃっているのか、
原子炉の中に残っているのか、
そのことが判明することができるのならば、すごいことだと思います。

原子炉の中に燃料が無いんならば、
もう水を入れる意味もないっていう事でしょ?


ーーーー

原発作業にロボットスーツ開発 重い防護服でも軽快に作業
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012101801000852.html
東京新聞 2012年10月18日 14時04分
★以下、省略



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