大陸棚外縁断層:六ケ所・東通東方沖の海底断層、原燃と東北電が共同で調査−−年度内着手<毎日新聞
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大陸棚外縁断層:六ケ所・東通東方沖の海底断層、原燃と東北電が共同で調査−−年度内着手 /青森
毎日新聞 2012年10月30日 地方版
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20121030ddlk02040017000c.html
▼全文引用
使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)や東通原発(東通村)の東方沖にある海底断層「大陸棚外縁断層」について、日本原燃と東北電力の両社が共同で海上音波探査を実施することになった。原燃の川井吉彦社長が29日の定例記者会見で明らかにした。来月中にも詳細な計画をまとめ、年度内に着手する見通しだ。
原燃は07年11月にも同断層の南側部分にあたる南北36キロ、沖合約18キロの海域で探査を実施。断 層自体は「考慮すべき活断層でない」とした一方、より南側の三沢市沖にある「F−d断層」(長さ6キロ)を新たに活断層と認定した。今回の調査で新たに活 断層が判明すれば、再処理工場の操業開始や東通原発の再稼働に影響が及ぶ可能性もある。
大陸棚外縁断層は、 下北半島東方沖から津軽海峡にかけ南北約100キロにわたる海底断層。活動すればマグニチュード(M)8クラスの大地震を引き起こすとされる。原燃や東北 電は、再処理工場などの耐震安全性評価で「(評価対象となる)12万〜13万年前以降に動いた形跡はない」と活動性を否定。審査に当たった経済産業省原子 力安全・保安院(当時)や原子力安全委員会(同)も追認した。
しかし、原子力安全委の作業部会では、委員の池田安隆・東京大准教授が「それ以降における活動を否定することはできない」と述べ、活断層として考慮すべきだと指摘していた。一方、東洋大の渡辺満久教授らの研究グループは、再処理工場直下に活断層があり、大陸棚外縁断層とつながっていると主張している。【酒造唯】
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