国内の使用済み核燃料 資産価値15兆円(日本原燃・川井吉彦)ーー資産として、総括原価法式で電気料金に反映<ブログ「ざまあみやがれい!」
ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載
2012年04月05日11:01
国内の使用済み核燃料 資産価値15兆円(日本原燃・川井吉彦)ーー資産として、総括原価法式で電気料金に反映
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65798860.html
日本原燃の川井吉彦社長は、独自の調査結果を述べた。日本にある使用済み核燃料は再処理すると、原油換算で資産価値15兆円だというのだ。
その使用済燃料は、資産として電気料金を算出するレートベースに組み込まれている。
(管理人からのお知らせ 記事ではありません)
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
▼デーリー東北:北奥羽ニュース:使用済み核燃料 資産価値15兆円と試算(2012/04/03 11:16)
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/04/03/new1204031102.htm#
『国が核燃料サイクル政策の見直しを検討していることに関連し、日本原燃の川井吉彦社長は2日、国内に存在する約1万7千トンの使用済み核燃料を原発の燃料として再利用した場合、原油換算で約15兆円の資産価値がある―とする独自の試算結果を公表』
使用済燃料の資産価値って、たしか、電気料金に反映されていたんじゃなかったかしら(後述)。
また、原発の燃料としての再利用のコストと、天然ウラン輸入のコストと、直接処分のコストなどを比較して論じなければ、なんとも言えないですねえ。
この資産価値っていうのは、再処理というものの実現性を信じている人にとっては、の話なわけで。そりゃあウンコでも、価値がある人には価値があるんですよ。だけどその価値は、別のものと比較したときに、選択しうる価値なのかどうかが、重要なのですね。
ただ、俺の計算では「ウンコに価値はあるんだ!」って主張されても、それは結構なのですが、多くの人が納得するかどうかは別の話なのですね。
『「本当に再処理せずに捨ててしまって良いのか」と指摘し、再処理の見直し論議にくぎを刺した。 【写真説明】 原発の必要性を強調する川井吉彦社長=2日、六ケ所村の日本原燃 ...』
アメリカは、全部再利用せずに直接処分ですね。火力の発電コストが日本とは差がありますから一概には言えませんけれども。ただ、日本でも、再処理コストと直接処分コストの比較はなされていて、再処理のほうが高いというデータも出ていました。
だけど、経産省の安井正也氏の指示で隠蔽されたという報道があるのですね。
▼安井正也(ざまあみやがれい! 「安井正也」を含む記事)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/tag/%E5%AE%89%E4%BA%95%E6%AD%A3%E4%B9%9F
また、この使用済み核燃料は、総括原価方式によって、電気料金のコストとして計上されています。
▼なんと使用済燃料を資産にカウントし電気料金に反映!総括原価方式を解説する番組動画(そもそも総研)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65752438.html
(★以下、立命館大学・大島賢一教授の説明)
画像URL
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/7/3/73be576f.jpg
とまあ、総括原価方式とルールですね。
使用済燃料については以下のように述べていますね。
画像URL
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/0/6/06089dbf.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/4/1/41185a6a.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/b/3/b3977c12.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/3/3/336736db.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/1/0/10882c9b.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/7/0/70dad801.jpg
(ここで、画像を使い分かりやすく説明しています)
再処理すると燃料として利用出来る、というプルサーマルがあって。だけども、再処理をするまでは、燃料ではないのですよね。
で、再処理自体のコストが、直接処分よりも高いぞ、ということになったときに、再処理は今後どうするのか、という話になります。
で、再処理をやめたらいいというわけなのですが、実は再処理という国策をやめると、六ケ所の再処理工場敷地内に一時的に保管してある使用済み燃料は、電気事業者が引き取らなければいけなくなるわけです。再処理するならば六ケ所に置いとくけど、再処理しないならば、じゃまだから持って帰ってくれというわけです。
▼知らなかった!六ヶ所再処理工場の膨大な使用済燃料は、「再処理」困難となったら、電力会社が持ち帰らなければいけない!(ざまあみやがれい!)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65795841.html
だけど、膨大な使用済燃料を、電気事業者が持ち帰ることは事実上不可能です。持ち帰ることになったら、置き場所もありませんから、事業そのものが立ち行かなくなるというわけです。電気事業者は降参するしかないということになります。
そういった電気事業者側の都合を踏まえると、国は、再処理という国策を中止する、という決断ができない、というわけですね。
なんというか、再処理という政策はめちゃくちゃなダメなことになってるわけです。
(記事はここまで ※関連リンクは下にあり)
★以上、文章のみ全文引用