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殺人猛暑の次は“絶望寒波”が待っている!<日刊ゲンダイ2013年7月>

日刊ゲンダイ
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殺人猛暑の次は“絶望寒波”が待っている!
2013年7月11日
▼全文転載

 

四季は「二季」に

 

 日本列島は、日の出とともに気温がグングン上昇し、各地で35度以上の猛暑日になっている。10日は東京で、観測史上タイの4日連続となる猛暑日を記録 した。ジリジリと焼けるような暑さで、先週1週間に熱中症で救急搬送されたのは2594人。うち3人が死亡、3週間以上の入院が必要な重症者は58人とい う。
“殺人猛暑”にはウンザリだが、夏は始まったばかり。地獄はまだまだ続く。気象予報士の森田正光氏が言う。

「日本の猛暑に強く関係するダイポールモード現象が起きています。インド洋の海水温上昇が大気に影響を与える現象で、今はインド洋の東側、インドネシア付 近の海水温が高く、雨を降らす低気圧がある。その低気圧に押し出される形で、太平洋高気圧が日本上空に居座り続けるため、猛暑が続くのです」

 観測史上最も暑かった3年前の猛暑もダイポールモード現象が悪さをしていた。その年の東京は、30度以上の真夏日が71日、猛暑日が13日。今年の猛暑日は早くも4日だから、記録更新は間違いないという。

「例年の暑さは9月末までですが、ダイポールモード現象が起きると、暑さが長期化する。10月前半までは続くかもしれません」(森田氏)

 まだ7月前半なのに、10日は全国の観測点927のうち109地点で猛暑日を記録。これから3カ月も“殺人猛暑”が続いたら、みんな干上がってしまいそうだが、異常気象はもっとサラリーマンを苦しめる。

「ひとつは、ゲリラ豪雨です。猛暑になればなるほど、沿岸より内陸で起こりやすい。もうひとつは、冬の寒波です。ダイポールモード現象が起きると、厳寒化 する傾向がある。今年はペルー沖の海水温が低下して日本の厳冬を引き起こすラニーニャの兆候も重なるため、例年になく寒かった昨年の冬に匹敵する恐れも十 分です」(森田氏)

 昨年の冬は、北海道から甲信越などの広い地域で豪雪になり、雪の重さで潰れる家屋も少なくなかった。

 北海道では、猛吹雪から娘を守った父が凍死するという悲劇が起きている。“殺人猛暑”に続いて、あんな寒波に襲われたらたまらない。

「ここ数年は気象の振れ幅が激しく、今年は冬が長引いたせいで、春と梅雨はあったのか、なかったのかと実感に乏しい。四季のうつろいがなくなり、夏と冬の“二季”になったという人もいます」(森田氏)

 生きにくい世の中だ。
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