「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

「WHOの報告書(福島原発事故)」に見る、情報操作の影

WHOの報告書>福島原発事故のガン発症リスク(朝日・時事・CNN)
2013-03-03 11:32:00
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20130306/1362497848
WHO:放射線健康被害の専門部局を廃止/毎日新聞<薔薇、または陽だまりの猫>
2013-03-03 11:24:07
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20130306/1362497847
何故、チェルノブイリの健康被害が隠されているのか???(再掲裁)
2013-03-03 11:22:04
h)ttp://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11482408732.html
(記事、見つからず)
IAEAが何故??放射能の健康被害でWHOに優先するのか???(再掲載)
2013-03-03 11:20:08
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/20130306/1362497844



(1)全部、まとめると長い記事になりますので5つに分けました。
第一に、おかしなこと!
WHOは、2011年秋の段階で
以下、一部引用
 【ジュネーブ伊藤智永】国連専門機関の世界保健機関(WHO)が、2年前に放射線の健康被害に関する専門部局を廃止し、財政難を理由に今後も復活する予 定がないことがわかった。WHOトップのマーガレット・チャン事務局長が5月、WHOによる東京電力福島第1原発事故後の健康被害調査などを求めた、欧州 各国の非政府組織(NGO)約40団体の連絡団体「WHOの独立のために」代表らとの面会で認めた。

つまり、現在WHOは、放射能の健康被害を評価する組織や部署が無いことになります。ないのに、どうして評価が出来るのか???

普通に考えるなら、出来るはずがありません。

(2)第二に、WHOはIAEAと別に独自の調査や見解を発表することが、協定により出来ません。この点に関しては、常にIAEAの見解が優先します。WHOの見解は、IAEAの承認を得たものしか発表できません。

(3)部署も無く、独自の見解を発表できないWHOが、なぜ??今回、WHOの見解を発表したのか???
普通に考えるなら、IAEAIAEAの見解として発表しても世間の信頼を得ることは難しいと考えて、日本人は信用するであろうと思われる、WHOを使ってWHOの見解として発表させたと考えられます。

(4)放射能(放射線)被曝の健康への影響を、殊更低く思わせようというのは、チェルノブイリ原発事故の後にもIAEAが行ったことです。それは、放射能汚染の被害国政府にとっても都合が良いのです。

(5)
CNN
福島原発事故の心的外傷、がんリスクより大きく WHO
2013.03.01 Fri posted at 15:56
http://www.cnn.co.jp/world/35028954.html

この報道を、見るとチェルノブイリ原発事故のときと、ほとんど同じことが書かれています。「チェルノブイリ地方の人々は、強いタバコを吸う習慣があり、強い酒を飲む。事故のストレスとあいまって、健康被害が発生している。だから、チェルノブイリ地方で発生している病気や死亡は、放射能汚染の影響とは関係が無い。」。その後、いろいろな方面から原発事故のストレスが健康に一番悪い影響があったとの見解が発表されています。

もちろん、原発事故から受けた心理的ストレスの病気の原因の一つでは、あるでしょう。しかし、原発事故から今年で27年目です。今尚、様々な健康被害が続いています。ストレスが原因なら、もうとっくに終わっているはずです。

そして、IAEAは事故の5年後に調査団を派遣しました。調査団の結論は、「今後、放射能に起因する健康被害が発生するリスクはない」、というものでした。

(6)まとめ
以上を、考え合わせるなら、今回の「WHOの報告書(福島原発事故)」は、原発事故の放射能汚染による健康被害は、今後も少ないという印象を日本の社会に植え付けるために、IAEAによってなされたと推測されます。

それが本当か??嘘か??は、現在のウクライナベラルーシを見るなら、一目瞭然です。
「今後放射能に起因する健康被害が発生するリスクはない」
これが、チェルノブイリ原発事故から5年後のIAEA調査団の結論です。

同じ事を、日本で繰り返そうとしているように見えます。
国際原子力機関や政府は、マスコミをコントロールする巨大な力を持っています。国民は、何が正しく!何が情報操作による嘘なのか見極める目が要求されます。このような機関や政府・行政の自分たちに都合の良い公式発表を、鵜呑みにするなら、そこから発生する不利益や健康被害(死亡)は、全部国民自身に降りかかってきます。


(7)関連記事

チェルノブイリ原発事故の調査を通じて学んだこと
(これが、詳しい資料・図表などが掲載されています)
今中 哲二
京都大学原子炉実験所
http://home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/Pub/41/41-imanaka.pdf

1991年「チェルノブイリ安全宣言」発表した重松逸造氏(IAEA事故調査委員長)を糾弾したドキュメンタリー動画(一部文字おこし)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65718884.html

調査団報告書より (報告書P.4〜P.7)
http://nucleardisaster.web.fc2.com/00.html
放射線被曝問題から浮かび上がる過去の亡霊「悪魔の飽食
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20120422/1335020972
IAEAが福島に拠点/被害隠ぺいする原発マフィア】
http://www.mdsweb.jp/doc/1260/1260_03t.html
IAEA 福島廃炉を国際事業化 4月に調査団
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/cat_206262.html
【参考資料】『チェルノブイリの長い影〜チェルノブイリ核事故の健康被害』
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2013/01/blog-post_3533.html
チェルノブイリ原発事故15周年を迎えて
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JHT0104.html
チェルノブイリ事故4年後 日本のマスコミはどう伝えたか。そして4年後の福島は?
http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507/e/19da4393ca7d38dd7c491ebaab8fb515
IAEA国際原子力機関)とソ連が、チェルノブイリ事故の後でやったこと。
http://kogotokoubei.blog39.fc2.com/blog-entry-418.html


重松逸造 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E6%9D%BE%E9%80%B8%E9%80%A0
チェルノブイルノブイリ
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/Chernobyl.html
衆議院がひっそり掲載「チェルノブイリで子どもの甲状腺がん80倍に」<税金と保険の情報サイト>
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11444507136.html
重松逸造氏、長瀧重信氏、放射線影響研究所ほか(ブログ・ざまあみやがれい!)
http://ameblo.jp/l1ksy9j4ve8neao8-ih6sde0/entry-11229958635.html
原発事故】安全宣言のカラクリ そして子供になにが起きたか追跡:
http://nagatsuki07.iza.ne.jp/blog/entry/2263085