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リニア計画、JR東海に見直し要望 知事意見原案固める<信濃毎日新聞 2014年03月>

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リニア計画、JR東海に見直し要望 知事意見原案固める
2014年03月13日(木)
http://www.shinmai.co.jp/news/20140313/KT140312ATI090012000.php
▼全文転載

 

 JR東海が2027年の東京―名古屋間開業を目指すリニア中央新幹線計画で、昨年9月に公表した環境影響評価(アセスメント)準備書を審議する県環境影 響評価技術委員会は12日の最終審議で、知事意見の原案を固めた。沿線市町村から生活環境への影響を懸念する声が出ている工事用車両の運行は、交通量を減 らす方策を示すよう要望。作業用トンネル坑口は環境への負荷を減らす観点で数や位置を見直し、交通量抑制の方策とともに、知事意見を勘案してまとめる環境 影響評価書に明記するよう求めた。

 2月の前回会合までに委員から出た268件の環境保全に関する意見を分野ごとに整理し、50項目ほどにまとめた。亀山章委員長(東京農工大名誉教授) は、最終審議で出た意見を反映させた最終案を13日に阿部守一知事に提出。県は知事意見を作成し、25日までにJR東海に提出する。

 原案は、トンネル掘削で出る残土の置き場が決まった時点で、周辺に与える影響を調査、予測、評価するよう要請。下伊那郡大鹿村の国道152号で「1日最 大1736台」などとアセス準備書に記した工事用車両の交通量を減らした運行計画を立て、工事車両の運行時間や台数についてJRに関係地域と協定を結ぶよ う求めている。

 大鹿村の計画路線近くで確認されたサギ科の渡り鳥ミゾゴイ(絶滅危惧2類)など、貴重な生物の生息地を通行する工事用車両が著しく増えることが見込まれ ると指摘。生息環境に影響が及ぶのを前提に環境保全措置を検討し、評価書に記載するよう求めた。動植物調査の不足が判明した大鹿村釜沢周辺は、春夏だけで なく四季にわたり調査すべきだとした。

 会合では、リニアの建設には10年以上かかるため、現時点で予測できない影響が出た場合は「アセスの延長として(JRは)適切に対応してほしい」との意見が相次いだ。

 JR東海は、沿線都県の知事意見を勘案して準備書を修正し、評価書をまとめる。環境相国土交通相の意見を反映させて評価書を補正。公告するとアセス結果が確定し、着工の認可手続きに入る。


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