一夜明けてみると?
「アルゼンチンVSイラン 1-0」 なんだか?かろうじてのように見えますが??
メッシが、1点決めて予選突破。決勝トーナメントに向けてかなり不安の残る戦いぶりです。イランに、かろうじて勝っているようでは、先行きは明るいとは言えませんネ???ほぼ、優勝候補から一歩後退の感があります。
ドイツVSガーナ ドイツは、ポルトガル戦で頑張りすぎたのか??ガーナと「2-2」の引き分け。
ドイツは、余裕なのか?第3戦は、アメリカ戦です。ドイツも後半リードされてパワープレーをやっていました。日本との違いは、最初からパワープレー用の選手がメンバーに入っています。
「クローゼ歴代最多タイ 15点」
日本の監督を見ていると「アホだ!!」と思います。センターバックを前にあげてパワープレーをするなら、最初からメンバーにパワープレー用の選手をメンバー登録しておくべきです。
※ワールドカップに限らず、能力の足りない監督の困ったときの戦術。
①やたら、攻撃の選手を入れて、チームバランスをぐちゃぐちゃにしてしまう。
②センターバックを急に(思いつきで?)前線に上げて、パワープレーをやらせる。
某日本代表監督は、二つとも当てはまります。
ドイツの最終戦は、アメリカです。
アメリカは、第1戦でガーナに「2-1」で勝利しています。
アメリカの第2戦は、ポルトガルです。アメリカが第2戦に勝つと、間違いなく勢いに乗ります。
アメリカやオーストラリアのチームは、勢いに乗ると思わぬ番狂わせを演じます。アメリカが2勝で第3戦のドイツ戦に臨むと???
「あっと驚く、番狂わせ!」もあり得ます。
もっとも、これがドイツの狙いかもしれません。
ガーナが、第3戦のポルトガル戦に勝っても、得失点差でドイツは圧倒的に有利です。現在、両方第2戦を終えて、差が「5」あります。ドイツが1点差 くらいでアメリカに負けても多分、予選通過でしょうネ?そうすると??ドイツは2位通過となり、「めでたく??」ブラジルと反対側の決勝トーナメントの山 に入ります。ゲルマン魂の国ですから??そんな「姑息」なことは、もちろん考えていないと思います???
シュート練習を、ちゃんとやっているのかな??
これは、代表チームに限った話ではありません。
すべての年齢層にいえることです。
サッカーのコーチや監督にも言えることです。
ドイツ大会のとき。「ジーコ」監督が報道陣と雑談していました。
その時、代表チームはシュート練習をしていたそうです。
「はずしまくり」だったそうです。
その時の「ジーコ」監督のコメント
「練習でこうなんだから、試合で入るわけないだろ??」
私は、当時
「ご尤もです」
と思いました。
例えば、韓国ではフォワードの選手に「まず、シュートを撃つことを考える」ように指導するそうです。子供のころからです。これは、ごく普通のことだと思います。
一方、日本です。
「トップ下」なるポジションを作り、やたらパスをする選手を重んじる傾向があります。「トップ下」などというポジションは、外国のチームを見るとないように見えます。例えば、イングランドのベッカム選手です。右サイドのポジションからゲームメイクしていました。
大体、外国のチームを見ると、ゲームメイクするのは、サイドの選手かボランチの選手です。
「トップ下」なるポジションを作り、さらにそれを重要視すると??
そこを経由して攻撃しなければ、いけないような気がします。
わざわざ攻撃のスピードを遅くしています。
更にフォワードを軽視するようになります。
「トップ下」にいるのがエースで??
フォワードは、その子分のような印象があります。
事実、日本代表チームではそのような現象があります。
オランダの育成年齢のポジションの決め方。
上手い順番に
フォワード
攻撃的ミッドフィルダー
守備的ミッドフィルダー
バック
このように割り振るそうです。
「フォワード」に一番能力の高い選手を持ってくる。これは、普通のことです。
日本の場合、育成の段階から、「何か間違えている」様な気がします。
選手自身の「誤解」もあると思います。
「フォワード」が一番優れた選手で、その次が「攻撃的ミッドフィルダー」。
そこに入れなかった選手が、「守備的ミッドフィルダー」や「バック」。
「中田英寿」選手以来、何か?そのような傾向が見られます。
「三浦知良」の時代までは、チームで一番技術があり攻撃能力の高い選手は、「フォワード」になるのが、当然のことでした。
ミッドフィルダーは、守備的であろうと攻撃的であろうと「フォワード」にボールを供給するのが一番の任務です。「フォワード」の動きに合わせて、あるいは「フォワード」の意図するところにボールを出すことを心がけなければなりません。当然ですが、「フォワード」によく話を聞き「どのようなボールが欲しいのか?」あるいは「どのような動き方をするのか??」、事前によく聞いておかなければなりません。
さて、本題のシュート練習です。
やはり、ワールドカップで色々な国々の代表チームを見ていると自分の国と比較します。私に限ったことではなく、他の人も外国の人も同じでしょう。
ワールドカップで外国の代表チームのシュートを見ていると「あること」に気が付きます。日本代表には、非常に少なく外国のチームには時々あること???
何でしょうネ???
その跳ね返りに、「一喜一憂」します。
特に、クロスバー直撃のシュートは面白いですネ?
真下に落下して、ゴールラインを割ったり、割らなかったり??
キーパーがジャンプ一番かき出したり?
ジャストミートした直撃弾は、そのまま跳ね返ってきて?
誰が、それに触るか??
あるいは、無情にもゴールポストに嫌われてポストの外に転がっていくボール?
幸運にもゴールポストの内側に当たり、マウスに吸い込まれるボール?
これは、全部「偶然ですか???」
日本チームには、「偶然」がほとんどなく??
外国のチームには、「偶然」が時々あります。
何故ですか???
もう分かりましたネ??
私が思うに、外国のA・Bクラスの国は、多分育成の段階からシュート練習に多くの時間をかけているのだと思います。
そして、段階を経て高度な技術を教えていくのであろうと推測します。
最初は、ゴールを狙わせるのかもしれません。
しかし、才能のある選手はゴールに入れるくらいは、すぐ出来るようになるでしょう。次は、どうするのでしょうか??
多分、ゴールの上下左右の隅を狙うように教えるのでしょうネ?
この場合、分かりやすい目標があります。
そのような練習を、積み重ねて代表チームの一員になると??
当然、試合でも「ゴールポスト」であり「クロスバー」を狙ってシュートを撃つことになります。正確には、ほんの少し(多分3~5cm)内側です。
練習をたっぷりやらなければ、このような芸当は出来ません。
「シュートは、パスと同じだ」
これは、ジーコの言った言葉です。
私のような素人の言葉では、ありません。
また、日本サッカー界の往年の名選手である「釜本邦茂」さんは、このように言っています。
「自分には、得意な角度があり、そこからのシュートは入れる自信があった」
「その角度からのシュートを外国の選手にヒントを得て徹底的に練習した」
このような内容のコメントを読んだ記憶があります。
「クロスバーやゴールポスト直撃のシュート」には、威力はさほど必要ありません。
正確さが求められるのですネ?だから、「ジーコ」は、「シュートもパスも同じだ」と言ったのですね?
もう一つ技術が必要で、それは「フェイント」です。
前に行くとかパスを出すとか、そのような動きをしてデイフェンダーをずらして、シュートコースを空ける技術です。
ちゃんと、「クロスバーやゴールポスト」を狙うシュート練習を子供のころから、やっているのかな???
ペナルテイエリアの近くや内側の斜め45度に近い位置などは、一番ゴールポストを狙いやすい位置ですネ?正面に近い位置だと、クロスバーを狙うことになるのでしょうネ?
フォワードの皆さん、たっぷり練習しないとこんなこと出来ませんよ??
一生懸命練習してくださいネ?
小学生年齢に期待しています。
この年齢から、練習すれば出来るようになるでしょう?
力任せにシュートを撃つのは、野球のピッチャーが全力投球するのと同じです。
威力はあっても、正確性に欠けます。野球のピッチャーが外角低めに正確にコントロールしたほうが、良い結果が得られるのと同じです。
日本には、職人の文化があります。
「フェイント」の技術と「ゴールポストまたはクロスバーを狙って正確にシュートする」技術を追求すれば、やがてゴールハンター職人が誕生するでしょう。
よく考えて見ると(考えなくても)、「ゴールポストまたはクロスバーを狙って正確にシュートする技術」は正確にパスをする技術と同じです。必要な半分は70%くらい出来ているのですネ?残りの30%の精度を向上させれば出来ることだと思います。あとは、「フェイントの技術」を向上させることだけです。これは時間がかかるかもしれません。
二つの技術が向上したとき、日本代表の「決定力不足」は解消されると思います。
問題は、その方向に向かって努力するか?しないで今までと同じ事を繰り返すか?です。
「努力する方向が、違っていはしないか??」
時々、考えて見るべきでしょうネ?
昔、常識
今、非常識
こんな例は、世の中には沢山あります。