☆まず、優勝回数の多い国。
ブラジル 優勝5回 出場19回
イタリア 優勝4回 出場17回
ドイツ 優勝3回 出場10回
☆比較的近い時代から優勝国を見ると?
http://sports-yakata.com/SOCCOR/WORLDCUP_WIN.htm
12 1982 スペイン イタリア 3-1 西ドイツ
13 1986 メキシコ アルゼンチン 3-2 西ドイツ
14 1990 イタリア 西ドイツ 1-0 アルゼンチン
15 1994 アメリカ ブラジル 0-0 イタリア 延長PK4-3
16 1998 フランス フランス 3-0 ブラジル
17 2002 日韓共催 ブラジル 2-0 ドイツ
18 2006 ドイツ イタリア 1-1 フランス 延長PK5-3
19 2010南アフリカ スペイン 1-0 オランダ
ドイツ式と書かなかったのは、優勝1回準優勝3回だからです。
優勝するには、少し足りないのですネ?
ブラジルは、優勝2回準優勝1回
イタリアは、優勝2回準優勝1回
ブラジルは、比較的勝ち負けがはっきりしています。点を取って勝つか、点を取られて負けるかです。不出来の大会は、比較的早く姿を消します。
一方、イタリアです。
1位2位3回のうち、2回はPK戦をやっています。
PK戦に勝って優勝1回、負けて準優勝1回。
神様は、公平ですネ??
ブラジルは、試合の主導権を握ってゲームをします。攻撃力の強弱がブラジルの成績を決めます。
イタリアは、強いのか弱いのか不明ながら、勝ち上がり何となく優勝します。イタリアは、ゲームの主導権を握らず相手チームの攻撃を潰しながら戦うのですネ?そしてチャンスがあれば、カウンターを狙う。チャンスがなければ(または少なければ)無理せず、PK戦に持ち込む。こんな戦い方をします。
ちなみに、1位2位以外の年の成績。
ブラジル
1982年2次リーグ敗退
1986年ベスト8
1990年ベスト16
2006年ベスト8
2010年ベスト8
イタリア
1986年ベスト16
1990年 3位
1998年ベスト8
2002年ベスト16
2010年グループリーグ敗退
これを見ると、ブラジルに分があるかな??と言う印象です。
これを見ると、優勝する条件が分かります。
ベスト16、ベスト8の「常連国」にならないと、「優勝には遠い」と言うことです。
出場回数を見ても、ブラジル19回、イタリア17回、ドイツ10回です。
日本は、今回5回目です。過去4回は、予選リーグ敗退2回、ベスト16・2回です。歴史が新しいわりには、「まずまず」と言うべきでしょうネ?
特に代表チームの監督は、まず予選リーグを勝ち上がることを第1目標にするべきでしょうネ?第2目標が、ベスト8です。そこまで行けば、組み合わせに恵まれればベスト4もあるかもしれません。
予選リーグをコンスタントに勝ち上がる「実力」を身に付ける努力をするべきでしょう。B・Cクラスの予選の戦い方は??「1勝1敗1引き分け」ですネ?この中で失点を少なくして得点を増やします。得失点差を+(プラス)にするのですね?それを繰り返すと、勝ち1引き分け2の年があるでしょう。予選突破ですネ?得失点差で2位通過できる年もあるかもしれません。
ブラジル式は、まねをするのは極めて難しいと思います。攻撃に特別のタレントが必要だからです。「特別のタレント」が不在の大会では、優勝できません。
一方、イタリア式は??
守備力の強さが必要です。
それと「0-0」に耐える「精神的強さ」ですネ?
PK戦を戦う「覚悟」も必要です。
どちらが、まねしやすいか???
何でも、最初は優れたケースをまねしなければなりません。
自分たちの「オリジナル」を作れるような国は、「とっくに!」Aクラスになっています。
Aクラスでない国が??
「自分たちのサッカー???」
それは、多分有り得ない事だと思います。
始め!
途中省略!!
勝利!!!
と??言っているような印象があります。
「途中」の部分が一番重要なのですネ??
☆ブラジルのサッカーを見る楽しみは、今回はどんな「特別のタレント」を用意したのかな???と言う点にあります。
アメリカ大会では???
「ロマーリオ」という、特別の選手がいました。
「身長169cm体重70kg」の小柄な選手です。
しかし、ブラジル・サッカー史の「歴代の大物」に間違いなく入る選手です。
フランス大会では、なぜ「ロマーリオ」をメンバーに入れなかったのかブラジル国内でも問題視されました。当時、32歳ですからまだまだ1線級の能力はあったと思います。もし、フランス大会のメンバーに入っていたら??フランスの初優勝は「幻」であったかもしれません。
日韓大会では、ロナウド・リバウド・ロナウジーニョの3選手がいました。
そして、今回のブラジル大会には??
「ネイマール」と言う「特別のタレント」がいます。
ネイマール・ダ・シウバ・サントス・ジュニオール - Wikipedia
(身長176cm体重65kg)
まだ、22歳です。
うわさは、聞いていましたが「ウルトラ!」でしたネ!!
予選3戦で2X2=4ゴールです。
おかげで、ブラジルは「左団扇」で予選通過でしたネ?
やっぱり、メキシコ戦は「猫を被っていました」ネ?
☆アルゼンチンです。
イタリア式に戦術変更したのでなければ??
今回もAクラスの「猫?」みたいですネ??
☆ネイマールとメッシの違い。
ネイマール→どこでも得点できる(特別の能力を発揮する)
メッシ→クラブチームのバルセロナで特別の能力を発揮する
(身長169cm体重67kg)
☆何を言いたいか??
「特別のタレント」と体の大きさは、全く関係ありません。
「体が大きくないと戦えない=技術がない(サッカーが下手)」
体のサイズの違いを、「下手」の言い訳にしていては、何時まで経っても「進歩しない!!!」と言いたいのです。
体の大きさが必要なのは、センターバックだけです。
仮に、センターバック2とします。
イタリアの守備の要であったカンナバーロ選手。
身長176cm体重75kg
一方、カンナバーロ選手とコンビを組むことの多かったネスタ選手。
身長187cm体重 82kg
こちらは、日本的感覚では大型です。
しかし、ドイツやイングランドでは大型というのは、190cm以上を意味するそうです。