「北の山・じろう」時事問題などの日記

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ベラルーシ高校生物学教科書 ( 放射線防護の節 )  翻訳シリーズ上(2013 年 3 月)

★阿修羅♪
ベラルーシ高校生物学教科書 ( 放射線防護の節 )  翻訳シリーズ上(2013 年 3 月)
2013 年 3 月 02 日
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/515.html
▼全文転載

ベラルーシの高校生物学教科書の一部分です。
まとまった時間が取れないので、上下2回に分けて投稿します。
先日投稿して反響がありましたので、めんどくさいと思いながらも、成り行き上訳して投稿します。
発見者、SaveChild厨さんに感謝します。

引用元サイト
http://slovo.ws/urok/biology/11/01/txt/43.html

(以下訳)

43節
外部及び内部放射線被曝を減らす方法
人体から放射性核種を除去する方法

  一般生物学:11学年用教科書

放射線への被曝が「小線量」でも、人間に影響する危険性があります。
この危険性は、いかなる付加的被曝でも増加します。追加的被曝は、自然背景放射線による被曝量に加えて、被ばく線量の増加をもたらします。

「背景放射線被曝以上の被曝の可能性がある場合、防護手段を立案するに当たって、被曝限度を決定することが必要です。
原子力産業の労働者、放射線療法士、科学者および技術スタッフは、施設の放射性同位体からの追加的電離放射線にさらされています。
作業現場で余計な放射線を完全に除去することは、いまだ不可能です。
したがって、それらの事業で働く専門家のために定められた許容最大限線量は、年50mSvです。放射線を直接扱うのではない従業員は、年5mSvです。

一般住民は、背景自然放射線の作用にだけ曝されるようにしなければなりません。
国際組織の専門家は、自然背景より年1mSvを越える追加的放射線量は、住民には危険であると考えています。

われわれ地球上の住民への実効線量の計算値は、多次元的に平均されると、年2mSvです。
現実には、人々はより小さな被曝やより大きな被曝を受けて生活しています。

インドのケララでは、そこには7万人の住民がいますが、放射線レベルは、国際的平均値の50倍です。
フランス、イランその他の国々には、地球全体の平均値より30から40倍以上高い自然背景放射線量の居住地があります。
さらに、地球上には人工的な放射性物質により局地的に汚染された地域があります。
それもまた平均年間被曝量の増加へとつながります。

外部放射線を減らすことは、3つの方法で達成されえます。
放射線源からの距離を増すこと。(放射線量は距離の二乗に反比例して減少します。)
線源の周囲で過ごす時間を減らすこと。
放射線を吸収する遮蔽物を設置すること。(ガンマ線とX線には、コンクリート壁や鉛のスクリーン。中性子線を弱めるには、水・ワックスや他の炭化水素)

生物学的な対放射線防御に基づく、他のいくつかの原理が放射線の効果を減じるために使用されます。
この場合、放射線は減少しません。しかし、放射線作用への身体の抵抗力を増加させます。
被曝前か被曝時に身体にインパクトを与えた結果、放射線の影響を減らす要因は、放射線防護剤(レイディオ・プロテクタント)と呼ばれています。

放射線防護剤(レイディオ・プロテクタント)は、1949年に始まりました(システイン・システアミン)。
現在までに、数千の化合物が身体への放射線の影響を減らすことが知られています。しかし、それらのほとんどは効き目が少ないです。
加えて、放射線防護剤は、急性の一回限りの被曝で使用されなければなりません。
毒性の高さと効果の持続期間が短いことから、慢性の放射線被曝には適用されません。
したがって、現在は、植物由来の利用可能な毒性のないレイディオ・プロテクターと化合物に、特別な注意が払われています。

放射性核種に高レベルで汚染された地域内では、外部放射線を減らすための注意が必要です。(戸外で過ごす時間を減らす、埃の粒子を吸い込み放射線が身体を貫通することを防ぐための防護手段を利用すること。)
内部被曝線量は次のようにして減らすことができます。
まず何よりも、食品と水に含まれる放射性核種の摂取量を減らすこと。
身体からの放射性物質の排泄量を増やすこと。
身体の代謝過程で放射性核種の自然由来拮抗物となる、非放射性の元素摂取量を増やすこと。たとえば、ヨウ素(ヨウ化カリウム錠剤など)を摂取することで、甲状腺の過剰被曝リスクを減らすこと。

核爆発や核利用装置の事故からの放射性降下物が、同時に強烈な外部及び内部被曝作用を身体に及ぼす時は、特殊な事態が生じます。
このような場合は、住民に対して複雑な放射線防護手段が用いられます。
即座に住民に情報を知らせる。
商業ネットワークを介した汚染された製品の拡散に対抗するための、避難と移住処置。
放射能の局地封じ込め。
治療・予防・休養活動。
地域の除染
社会秩序の防護。


(下に続く)

文部科学省よ、これがカリウム肥料の輸出でステルス戦闘機を買っている、田舎国家の生物学教科書でっせ。恥ずかしくないのかな?


▲転載終わり

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