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四川地方では初、西周時代の都市発見か
2014年8月29日23時13分
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中国四川省広元市で29日までに、西周時代(紀元前1050年ごろ-同771年)の都市とみられる遺跡が見つかった。四川地方では近年、長江(揚子江)流域で栄えた文明の多様性を示す遺跡発掘が続いており、今回の発見にも古代中国の謎を解く手掛かりが期待されている。
古代都市の遺跡は長方形で約5万平方メートル。各所で陶器の破片などが出土し、さらに発掘が進められている。中国メディアによると、四川地方で西周時代の都市の遺跡が見つかるのは初めてという。四川省文物考古研究所が7~8月にかけて地質調査などを行い、43カ所で都市や墓群などの遺跡を発見した。
四川省では1986年、広漢市で目が飛び出した青銅製の仮面や巨大な人物像などが大量に出土した三星堆遺跡が発見された。黄河文明に比べて未解明の部分が多い、長江流域の文明の解明が進められている。
中国メディアによると、今回の発掘では、古代都市のほか、当時の交通の要衝で、場所に諸説ある「葭萌関」と呼ばれる関所跡の可能性がある遺跡や、戦国から前漢時代の墓地も見つかった。(共同)
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