20120627 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章(ざまあみやがれい!)
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20120627 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=ZgRrTfwCNpc&feature=player_embedded
tacc77 さんが 2012/06/27 に公開
事故はちいちゃなトラブルが集まった時に中ぐらいの事故が起きる。中ぐらいの事故がいくつか起きてるうちにまた大事故が起きる 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/28/tanemaki_2012jun27/
•北陸電力株主総会での発言「原発を持ってない沖縄電力の株価が今一番高いと。原発は無いほうがいいんじゃないですか」
•大飯原発 特別高圧送電線開閉所の異常示す警報 1時間鳴り続けたことのリスク
についてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/31261
(内容書き起こしブログ)
「ざまあみやがれい!」から全文転載
北陸電力株主総会での発言「原発を持ってない沖縄電力の株価が今一番高いと。原発は無いほうがいいんじゃないですか」について 小出裕章 6/27(1)
2012年06月28日17:12
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812548.html
2012年6月27日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。
北陸電力の株主総会内での発言「沖縄電力の株価、ここが今一番高いと。で、原発は無いほうがいいんじゃないですか」について言及しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
=====
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんです。小出さんこんばんは」
小出「こんばんは」
水野「よろしくお願いします」
小出「よろしくお願いします」
水野「そして東京には近藤さんですー」
近藤「はい、どうもー」
小出「はい。近藤さんこんばんは」
近藤「こんばんは。よろしくお願いします」
小出「はい。よろしくお願いします」
水野「え、今日は電力会社9つ一斉に株主総会でした。え…小出さん」
小出「はい」
水野「北陸電力の株主総会で、こういう意見が出たので聞いていただきたいんですが」
小出「はい」
水野「北陸電力の株価は今低迷しておりますが。その一方で、原発を持っていない沖縄電力の株価、ここが今一番高いと。で、原発は無いほうがいいんじゃないですか、という意見が出たそうです」
小出「はい。」
水野「こうした考え方をどんなふうにご覧になりますか」
小出「(苦笑)、すいません。私は、原子力の専門…専門家ですけども、株の専門家でありませんので」
水野「もちろんそうです」
小出「はい。あの…正確に判断できませんが。ただ、原子力の発電単価は」
水野「はい」
小出「他のどんな発電単価よりも高いということがすでにわかっている、わけですし」
水野「はい」
小出「え、事故がなくてもですよ。」
水野「はぁ、事故がなくても」
小出「はい」
水野「ですね」
小出「はい。」
水野「除染の費用だとか賠償の費用だとか、抜きで」
小出「そうです」
水野「も、高いんですか」
小出「高い。はい。それで、おまけに…福島のような事故が起きてしまえば、もう東京電力は国有化、実質的な国有化されたわけですけれども。要するに会社自身が成り立たなくなるというそれほどの危険を、持っているもの、なのです。当然原子力をやめたほうが、株主としてはあんぜ…え…安心でしょうし。そういうところの株価が上がるのではないかと私は思います」
水野「ただ、原発を持っている電力会社はですね。火力発電のための燃料代がかさんで、経営が苦しい、く、なるんだって、言いますよね。」
小出「だから愚かな選択をこれまでしてきた、経営者の責任なんですね、これは」
水野「はあ…」
小出「はい。これまで高いにもかかわらず原子力が儲かるということでやってきてしまった。で、その挙句に事故が起きて原子力発電所がすべて不良債権になってしまえば、経営が困難になるってことは当たり前なことなんですけれども。ホントはそれは経営者が愚かな選択をしたというツケなんですね。」
水野「うーん」
小出「しっかりと株主も考えなければいけないと思います」
水野「はい。えー、じゃあもう1つ。再稼動の準備が進んでいる大飯原発についてなんですが。」
小出「はい」
水野「異常を示す警報が今日も鳴ったんだそうです。」
小出「はい」
水野「で、大飯原発3号機4号機の中央制御室というところでですね、外部電源を受け取る、発電所の中にある、特別高圧送電線開閉所、というところで異常が発生したことを示す警報が、作動いたしました」
小出「はい」
水野「小出さん、この、特別高圧送電線開閉所っていうのは、」
小出「はい」
水野「意味のある、場所ですか」
=====
「ざまあみやがれい!」から全文転載
大飯原発 特別高圧送電線開閉所の異常示す警報 1時間鳴り続けたことのリスクについて 小出裕章 6/27(2)
2012年06月28日17:13
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812617.html
2012年6月27日(水)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。
大飯原発での度重なる警報、特に株主総会のあった27日に、特別高圧走電線開閉所の異常を示す警報が、1時間鳴り続けていたことについて言及しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
=====
※「北陸電力株主総会での発言「原発を持ってない沖縄電力の株価が今一番高いと。原発は無いほうがいいんじゃないですか」について 小出裕章 6/27(1)」からのつづき。
水野「はい。えー、じゃあもう1つ。再稼動の準備が進んでいる大飯原発についてなんですが。」
小出「はい」
水野「異常を示す警報が今日も鳴ったんだそうです。」
小出「はい」
水野「で、大飯原発3号機4号機の中央制御室というところでですね、外部電源を受け取る、発電所の中にある、特別高圧送電線開閉所、というところで異常が発生したことを示す警報が、作動いたしました」
小出「はい」
水野「小出さん、この、特別高圧送電線開閉所っていうのは、」
小出「はい」
水野「意味のある、場所ですか」
小出「えー、原子炉本体とは違いますけれども」
水野「はい」
小出「発電所という…そういう施設にとっては、大変重要な場所だと思います」
水野「はぁー、なんかこう、電気を送り出す施設」
小出「はい。えーと、送ったりあるいは受電をしたりすると…ためにも使います。」
水野「はぁー」
小出「大変高圧の電気を扱いますので」
水野「ええ」
小出「え…トラブルも多いと思います」
水野「はぁ…。ここで漏電があったと関電は見ているんだそうです」
小出「はい」
水野「で、その漏電の原因が何かといいますと。火災やショートによる焦げ跡はなくてですね、どうやら結露、結露などの影響と考えられているという発表なんですね」
小出「はい」
水野「あの、結露って言ったら、私の、家でも、ありうることなんですけど(笑)」
小出「(笑)」
水野「あたしから見たらたかが結露でね、」
小出「はい」
水野「原発の中で、警報機が鳴るなんていうのは、びっくりするような話なんですが。そんなもんなんですか」
小出「え…。う…私のところにも、もちろん、大量の電気を流すような施設がありますし」
水野「ええ」
小出「え…そういうところはまあ、うー……、設置している、まあ漏電しているかどうかということがですね、かなり重要なことになりまして、定期的に毎日のようにその漏電があるかないかということを、あの、調べている、のですが」
水野「へえ…」
小出「私のとこでも時に、まあ漏電…に近い状態にだんだん近づいているというようなことを見つけてですね」
水野「ええ」
小出「原因を調べてそれを取り除くというようなことを、やりますので。え…特に、原子力発電所というような大量の電気をまあ送ったり、あるいは受けたりするという、そういうところでは、時にやはり起こりうるだろうと思います。」
水野「ほほー。およそ1時間鳴ってたっていうんですよ、警報が」
小出「はい。警報というのはですね、一度なっ、鳴ってしまった場合には、原因がわかるまで止めてはいけないのです。」
水野「そりゃそうですよ」
小出「はい。あの…う…嫌なんですけど鳴り続けてるのは」
水野「ほああ」
小出「でも要するに原因が突き止められるまでは警報は消してはいけないということになって、いますので。え…原因を突き止める、まあ結露だろうという判断にいたるまでに、時間がかかったということだと思います。」
水野「ええ。ただですね、大飯原発、につながる送電線の監視システムでは、6月23日から、まあそれも深夜から24日の朝にかけて、警報鳴ったのは26回」
小出「はい」
水野「え〜?、一晩で26回っていうんですけど」
小出「(苦笑)。はい」
水野「こんなにしょっちゅう警報って鳴るのが原発なんですか」
小出「えーと多分それは原発とは関係なくて。」
水野「はい」
小出「送電線の異常をチェックするための、確かなんか無線の、え…、信号にトラブルがあったと私は聞きましたけれども」
水野「そうですねぇ。監視システムの通信回路の電波が」
小出「はい」
水野「大気の状態で乱れたということですね」
小出「はい。まあ、う…今、今時になって、そんなことが、そんなに度々起こるのかなあと。私電気の専門家ではありませんので。」
水野「ええ」
小出「正確にわかりませんけれども。ちょっと意外な気がしました。」
水野「はあ。近藤さ〜ん」
近藤「はいー」
水野「あの、前回19日に警報機が鳴った時に、それ、公表が半日遅れて問題になったので、これから速やかに公表するって言ってましたよね」
近藤「ええ」
水野「だけど、保安院は、まあ、こんなふうにもう、しょっちゅう鳴るようなね、あの、たぐいの警報についてはもう、即座に公表しない方針だって言い出してるんだそうですよ」
近藤「うーん。それもおかしな話だよね。それは、あの、1回鳴るたびに言うてもらう必要はないかもわからんけども。その…5回鳴ったぐらいな時に言うてもらうとかね(笑)」
水野「(笑)。それあたしらにはね、ことのね、重大性がわかりませんやん。どれは重大でどれは大丈夫なのかって。」
近藤「うん。勝手に、やっぱり保安院の感覚で、判断されると困るんじゃないですか」
水野「でそれ、今までの判断を間違いに間違ってる保安院が、判断するんですよ」
近藤「うん、そうだね」
水野「小出さんどう思われます?」
小出「今、水野さんがおっしゃるとおり、です。これまでずうっと判断を間違えてきた保安院、なわけですから。その保安院が、また重要かどうかを判断する、というようなことは私は、認めてはいけないと思います」
水野「そうですよね」
小出「はい」
水野「判断基準を保安院が決めてるんですからね」
小出「はい」
水野「その人達を信用できてるのかってとこですよね」
小出「はい(苦笑)。まずはこれまで誤ってきたことの責任を明らかにしてからにして欲しいと思います」
水野「うーん。ただこうした、しょっちゅう警報が鳴るっていうのは、特別な監視体制を敷いているって、副大臣も行っているっていう大飯原発でもこれだけあるっていうのは、これ、大飯原発の、今の状態に限るものなんですか」
小出「え…」
水野「それとも…」
小出「送電線の信号なんていうのは、大飯に限らないと思いますので、他の、まあ、本当にきちっと調べていけばきっと他の原発でも、起きているということだと思います」
水野「ほおー。で、それでも、何の問題もないって私達思っていて、大丈夫なんですか?」
小出「えーと、もちろん大丈夫ではありません。え…事故というのはちいちゃなトラブルが集まった時に、中ぐらいの事故が起きる。中ぐらいの事故がいくつか起きてるうちにまた大事故が起きるということになりますので。ちいちゃな故障でもしっかりと監視をして、え…次の故障が起きないようにという手を打たなければいけません」
近藤「それとあれだよね、先生。その警報慣れっちゅうのはあるよね」
小出「はい。そうですね。もう、なんでもないと思ってしまう」
近藤「うーん、なんでも鳴ったら」
小出「そうです。」
近藤「うーん。」
水野「そうですね、本当に重大なことがまた隠されはしないかと。いうところは非常に危惧されますね」
小出「はい」
水野「はい。どうもありがとうございました」
小出「はい、ありがとうございました」
近藤「どうも〜」
小出「どうも〜」
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんにうかがいました」
=====
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Twitterでは、マスメディアが伝えきれない情報を中心に「意識的」にツイートしています。情報源としてお役立てください。
☆以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載。
☆ブログ「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!
20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 (ざまあみやがれい!−1)
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20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=vj7QRnX_-mU&feature=player_embedded
tacc77 さんが 2012/06/28 に公開
原発ゼロの会「原発危険度ランキング」・1号機地下トーラス室で10.3シーベルトについて 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/06/29/tanemaki_2012jun28/
•福島第一原発1号機原子炉建屋地下のトーラス室で、10.3シーベルトを検出
•原発ゼロの会「原発危険度ランキング」発表
•大飯原発1号2号の特殊な原子炉の構造。設計耐圧0.8気圧
についてです。
ノーカット(wma)
http://goo.gl/CZYIQ
(内容書き起こしブログ)
「ざまあみやがれい!」から全文転載
1号機建屋地下トーラス室 10.3シーベルト検出「1時間弱いれば全ての人は死ぬ (廃炉作業などで)人間が行くことは多分出来ない」 小出裕章6/28(1)
2012年06月29日18:28
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812692.html
2012年6月28日(木)、小出裕章氏が毎日放送たね蒔きジャーナルに出演。
福島第一原発1号機の原子炉建屋地下のトーラス室で、10.3シーベルトを検出したことについて言及しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
=====
千葉「京都大学原子炉実験所助教の、小出裕章さんです。小出さん、きょうもどうぞよろしくお願いします」
小出「よろしくお願いします」
千葉「え、きょうは毎日新聞論説委員の近藤伸二さんと一緒にお話を伺います」
近藤「はい。今晩は。よろしくお願いします」
小出「はい、近藤さん。今晩はよろしくお願いします」
千葉「…では早速なんですが。まず、東京電力が昨日、福島第一原発1号機の原子炉建屋地下の、放射線量が、毎時最大10.3シーベルトだったと発表しました。」
▼1号機 毎時10シーベルト 2・3号機より大幅に高い値
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812524.html
千葉「え…それについて、え…リスナーの方から質問がきております。ラジオネームかるかんさんという方で、神奈川県にお住まいの方です。え、福島第1原発1号機の地下で毎時10.3シーベルトが観測されたそうです。メルトダウンしたのだからそうだろうなあと思うのですが。小出さんは、この数値どのようにお考えになりますか。という質問なんですが」
小出「はい、まぁ、今ご質問くださったかたの、おっしゃるとおりで。すでに炉心が溶け落ちてしまっているわけですから。え…その、その程度の値は充分、出ますし。多分もっともっと高いところもあると思います」
千葉「あの、改めてお伺いしますけど」
小出「はい」
千葉「毎時10.3シーベルトというのは、」
小出「はい」
小出「はい」
千葉「…ということは、これを人間が浴びたらどうなるんでしょうか」
小出「ええと、1時間あたりの被曝量になってるわけですが。人間というのは8シーベルト被曝をしますと全員死んでしまいます。ですからその場所にもしまあ、1時間…まあ1時間弱いれば、すべての人は死ぬという、それほどの被曝量になります」
千葉「はあ…。あの、この量というのは法律が一般の人が1年間に浴びる限度としてる」
小出「(苦笑)」
千葉「1ミリシーベルトの」
小出「はい。1万倍ですね」
千葉「……。それだけ高い数値が出たということ…なんですけれども」
小出「はい」
千葉「この数値はですね、トーラス室というところで計測されたということなんですが。ここどんな場所なんでしょうか」
小出「え…格納容器というものは、ドライウェルという…理科のフラスコのような形をしているものと、え…サプレッションチェンバーと私達が呼んでいるドーナツのようなもの、トーラスと呼ぶときもあるのですが。その2つがつながった状態で格納容器というものを構成している、のです。」
千葉「はい」
小出「それでトーラス室というのは、そのドーナツ状のトーラス、あるいはまあサプレッションチェンバーと呼んでいるものが、格納されている、まあ地下室です。」
千葉「ふーん。あの…その場所…に、まあ、これから入らなきゃいけないっていうようなことも、」
小出「はい」
千葉「出てくるかと思うんです、が」
小出「はい」
千葉「あの、このままではとても無理…ですよね」
小出「とても無理です」
千葉「で、この数値というのは将来、下がるんでしょうか」
小出「えー、基本的に下がりません。」
千葉「と言うことは」
小出「はい」
千葉「これから何年たっても何十年たっても何百年たっても、この場所に人が近づいて廃炉作業…というのは、出来ないということですか」
小出「人間が行くことは多分出来ないと思います」
千葉「はあ……。となると、将来ロボットかなにか開発して、」
小出「はい」
千葉「近づかないようにして、え…その、廃炉作業を進めていかないといけないということですか」
小出「はい。もう、たいーへん難しい作業になると思いますし。作業自身…の断念しなければいけない可能性も高いと思います」
千葉「はあ…。断念するということになると、そのまんま…」
小出「はい。まあそのままチェルノブイリ原子力発電所の事故の時にやったように、え…トーラス室を含めて原子炉建屋全体を、石棺という形で封じ込めるということに、なる可能性があると思います」
千葉「はあ…。
近藤「小出さんこの」
小出「はい」
千葉「今回こういう高い値が出たんですけど、これはあの、ある局部だけ出たというよりはもう、そのあたり一帯は、同じような値と考えたほうが、いいんですか?」
小出「え…むしろ、もっと別のところに行けば、もっと高いところがあると私は思います」
近藤「うーん」
千葉「うーん」
小出「たまたまその場所がその値だったというだけで。まぁ、若干低いところもあるでしょうけ…し、もっと高いところもある、と思います。」
千葉「うーん…。…でもまあこれぐらいの数値が出ているところというのは本当に、今の段階ではどうしようもないという状況なわけですね」
小出「そうですね、まあ、人間が行くということは少なくとも全く出来ません。」
千葉「ふう……。はい、分かりました。え…続いてはですね、朝日新聞が伝えるところによりますと」
小出「はい」
千葉「与野党の超党派議員で作る原発ゼロの会が、全国に50ある原発の危険度ランキングというのをまとめた、ということなんです。」
小出「はい」
千葉「で、年数や炉のタイプ、耐震性や地盤状況、周辺人口などを含めて評価したということなんですが。え…実は、上位には、福井県にある原発がズラリと並んでまして。1位から6位までが、すべて福井県にある原発でして」
小出「はい」
千葉「ええっと……、1位2位が大飯原発1号機2号機、3位が敦賀1号機、4位が美浜2号機、5位が美浜1号機、6位が美浜3号機ということになってるんですが。小出さん、これだけ福井県の原発が上位に並ぶというのはどういうわけなんでしょうか?」
小出「ええまあ、敦賀美浜といい、つ、敦賀と美浜の1号炉は、今現在現存している日本最古の原発ですから。」
=====
☆以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載。
☆ブログ「ざまあみやがれい!」の管理人さん、ありがとうございました!!!
20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 (ざまあみやがれい!−2)
(内容書き起こしブログ)
「ざまあみやがれい!」から全文転載
原発ゼロの会「原発危険度ランキング」ーー「大飯1号2号は非常に特殊な原子炉 設計耐圧が0.8気圧 (他の原発より)圧倒的に低い」小出裕章6/28(2)
2012年06月29日18:30
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812789.html
2012年6月28日(木)、小出裕章氏が毎日放送たね蒔きジャーナルに出演。
原発ゼロの会が発表した「原発危険度ランキング」について言及。大飯原発1号機2号機の特殊性について説明しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
(内容、1と同じ)
20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=vj7QRnX_-mU&feature=player_embedded
=====
※「1号機建屋地下トーラス室 10.3シーベルト検出「1時間弱入れば全ての人は死ぬ (廃炉作業などで)人間が行くことは多分出来ない」 小出裕章6/28(1)」からの続きです。
千葉「ふう……。はい、分かりました。え…続いてはですね、朝日新聞が伝えるところによりますと」
小出「はい」
千葉「与野党の超党派議員で作る原発ゼロの会が、全国に50ある原発の危険度ランキングというのをまとめた、ということなんです。」
小出「はい」
千葉「で、年数や炉のタイプ、耐震性や地盤状況、周辺人口などを含めて評価したということなんですが。え…実は、上位には、福井県にある原発がズラリと並んでまして。1位から6位までが、すべて福井県にある原発でして」
小出「はい」
千葉「ええっと……、1位2位が大飯原発1号機2号機、3位が敦賀1号機、4位が美浜2号機、5位が美浜1号機、6位が美浜3号機ということになってるんですが。小出さん、これだけ福井県の原発が上位に並ぶというのはどういうわけなんでしょうか?」
小出「ええまあ、敦賀美浜といい、つ、敦賀と美浜の1号炉は、今現在現存している日本最古の原発ですから。」
千葉「はあ」
小出「当然、上位には入ってくるでしょうし。美浜2号機も美浜3号機も比較的早い時期に動き出してる原子力発電所ですので。まあ危険なところ…まあ危険ランキングでいえば上位に入ると思います。え…そしてまあ若狭湾は今、地震…あるいは活断層という問題が出てきていますので。それが評価されたのではないかと私は、思います。詳しく、その評価のやり方を知りませんので、なんとも言えませんが。まあ多分そうだろうと思います。で…大飯1号機と2号機というのは、」
千葉「はい」
小出「え…非常に特殊な、実は原子炉、でして」
千葉「ええ」
小出「え…世界的にも、多分10基無いんじゃないかと思うぐらいの、特殊な構造をしている、のです。で…格納容器というのは放射能を閉じ込める最後の防壁なのですが。例えば、う…昨年事故になった福島第一原子力発電所の1号機から4号機では、格納容器の設計耐圧は約4気圧あります。で…若狭湾にある関西電力のまあ原子力発電所、加圧水型と言ってるものも、基本的には2.5気圧位あると思いますし。大飯3号機4号機は、4気圧、の設計耐圧があります。しかし1号機と2号機だけは、0.84気圧しか設計耐圧がない、のです。え…簡単に壊れてしまうという、そういう格納容器を使っていまして。もし、格納容器が壊れれば、放射能の防壁が一切なくなってしまいますので、大変危険が大きいと考えなければいけません」
千葉「あの、格納容器自体の、」
小出「はい」
千葉「その強度が、他の原発と比べると非常に低いということなんですか」
小出「圧っ倒的に低いのです」
千葉「へえーーーー」
小出「はい。」
千葉「………。あ。それでこんなに危険度が高くなってるわけですか」
小出「はい。まあ、大飯1号2号を危険度ランキングで上に上げるとすれば多分それだと思います」
千葉「はあ…。あの、なんでまた、う、そんなにもともと低い状況になってるわけですか?」
小出「(苦笑)ええ、まあ、その当時の大飯1号機2号機を作ったころの設計思想…の反映だと思いますが。え…原子炉が溶けたりすると大量の蒸気が吹き出してくるのですが。それを、格納容器の中に大量の氷を、あらかじめ入れておきまして。」
千葉「はい」
小出「で、氷で蒸気を冷却して、圧力が高く、ならないという、そういう設計だった、のです。アイスコンデンサーと私達が呼ぶ、非常に特殊な設計で。ん…大飯1号2号機は、作られました。」
千葉「はい。でもそれがあの、わかった時点で、」
小出「はい」
千葉「例えば、それを補強するだとか」
小出「はい」
千葉「もう少しあの、強めるだとかそういうことってのはされてないわけですか。」
小出「あの…今更できない…と思いますし。まあもともと大飯1号機2号機も、米国のウエスティングハウスという、原子炉メーカーが作った、のですけれども。え…ウエスティングハウスもやはりこの設計はまずいということで、そのアイスコンデンサー式の格納容器はすぐに姿を消してしまった、のです。ですから大飯1号機2号機は世界的にも特殊な、格納容器の設計耐圧が低い原子炉、になっています」
千葉「はあ…。」
近藤「あ、あの、小出さんあの」
小出「はい」
近藤「えっと…。大飯3号、3号機と4号機ですね、あの」
小出「はい」
近藤「これまさにこれから再稼動という、う…段階なんですけども」
小出「はい」
近藤「これ見ますと、26位とかなり低いんですけれども」
小出「はい」
近藤「1号機2号機と、3号機4号機、これはまた違う設計なんですか?」
小出「え…今聞いていただいたように、1号機2号機はアイスコンデンサーという非常に特殊な格納容器になっていますし。3号機4号機はまた元に戻りまして、え…通常のPWR型の格納容器になっています。そしてさらに、格納容器の設計耐圧が、え…通常は2.5気圧ぐらいのものを、3…大飯3号機4号機は確か4気圧まで、え…高めていたと思います」
※スタジオ「うーん」
千葉「じゃあ同じ原発の中にある、え…原子炉といっても1号機2号機と3号機4号機では、やっぱり大きく違っているものがあるということなんですねえ」
小出「(苦笑)。まあその時代時代の設計を反映してしまいますので。おなじ大飯の原子炉といっても、全く違う原子炉なのです。」
千葉「はあ…」
近藤「その1号機2号機、この、ほ、補強といいますか、なんか、あの、改めてこう、工事するというそういうことは出来ないんですか」
小出「え…格納容器というのは大変巨大な建屋、ですので。それをもし補強しようと思うと膨大なお金がかかってしまいますし。多分出来ないだろうと私は思います。」
千葉「うーーーん。わかりました、小出さん、どうもありがとうございました」
小出「はい」
近藤「ありがとうございました」
小出「ありがとうございました」
=====
▼食品の放射能汚染 完全対策マニュアル2 (別冊宝島1883 スタディー)
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☆以上、ブログ「ざまあみやがれい!」から全文転載。
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原発ゼロの会「原発危険度ランキング」ーー「大飯1号2号は非常に特殊な原子炉 設計耐圧が0.8気圧 (他の原発より)圧倒的に低い」小出裕章6/28(ざまあみやがれい!−2)
☆内容は、前の記事と同じですが、重要ですので「ざまあみやがれい!」のタイトルで再掲載しました。前の記事をお読みの方は、スルーしてください。
☆『20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 (ざまあみやがれい!−2)』です。
http://d.hatena.ne.jp/point-site-play/20120705/1341416041
(内容書き起こしブログ)
「ざまあみやがれい!」から全文転載
原発ゼロの会「原発危険度ランキング」ーー「大飯1号2号は非常に特殊な原子炉 設計耐圧が0.8気圧 (他の原発より)圧倒的に低い」小出裕章6/28(2)
2012年06月29日18:30
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65812789.html
2012年6月28日(木)、小出裕章氏が毎日放送たね蒔きジャーナルに出演。
原発ゼロの会が発表した「原発危険度ランキング」について言及。大飯原発1号機2号機の特殊性について説明しています。
▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html
(内容、1と同じ)
20120628 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=vj7QRnX_-mU&feature=player_embedded
4号機プールの冷却は応急措置、共用プールからも大白煙 (カレイドスコープ ) ★阿修羅♪ >
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4号機プールの冷却は応急措置、共用プールからも大白煙 (カレイドスコープ )
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/335.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 03 日 00:09:49: igsppGRN/E9PQ
1号機〜6号機原子炉の使用済み燃料を保管する共用プール(2005年2月1日)
画像URL
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/9197.jpg
4号機プールの冷却は応急措置、共用プールからも大白煙
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1392.html
2012.07.02 カレイドスコープ
4号機の使用済み燃料プールの冷却が30時間以上停止し、あわやカタストロフィーか、と世界中が固唾を呑んでその成り行きに注目していましたが、昨日(7月1日)、応急処置が成功して、なんとか冷却を再開することができました。
冷却システムが自動停止したのは6月30日午前6時25分頃。
停止時の水温は33.3度で、一時は42.9度まで上がったので、ほぼ10度上昇したことになります。
保安規定(経済産業大臣認可。法的拘束力を持つ)上の管理温度の上限の65度に達するまで(東電が出してきた温度上昇率0.486℃/時が正しいとするなら)、残すところ45時間でした。
つまり、管理上限温度の65度以上になった場合は緊急事態ゾーンに入るということです。管理できませ〜ん、ということです。
4号機プールに入れられているのは真水ではなく重水ですから、65度以上で、どんな変化をするのか分かりません。
だから、もし冷却が、今日のこの時点まで復旧していなかったとすれば(たぶん、今の官邸の連中なら再び隠すでしょう)、現場は再びキリン出動の準備を始め、人々は続々と避難の準備を始めたことでしょう。
4号機プールでは6月4〜6日にも循環水ポンプの故障で冷却が停止、水温が42度まで上がるトラブルがあったばかり。
東電が毎日、定例でプレス向けにリリースしているホームページの7月1日発表−−
福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(7月1日 午後3時30分現在)
には、このように書かれています。
(※7月1日午後3時30分現在と書かれていますが、実際に発表があったのは午後4時から4時30分の間でした)
「4号機(廃止)
7月1日午後1時35 分頃より、異常があると推定されたUPSのバイパス作業を開始し、同日午後2時45 分頃作業が完了したことから、同日午後3時7分頃に使用済燃料プール代替冷却システムのポンプを起動し冷却を再開しました。
なお、冷却再開時の使用済燃料プール水温度は42.9℃(仮設温度計の指示値)でした。
今後、異常があると考えられるUPSについては、交換を実施する予定です」。
使用済み燃料プールから水を取り出して、いったん冷却し、再びプールに戻す仕組みは2系統あり、1つの系統がダメになっても予備系統のシステムを起動させれば冷却を復旧できるから問題ない、と東電は考えているのです。
しかし、今回は、この予備のシステムを含めて同時に2つの冷却システムが止まってしまったのです。
なぜか?
この2つの冷却システムを起動させるための電源は、同じUPS(無停電電源装置)から取っていたからです。
予備の冷却システムを他に1つといわず、何個つくろうとも、これらがすべて同じ電源から取っているのでは、そのたったひとつのUPSを破壊すれば核テロを簡単に起こせるということです。
たとえれば、デュアル・タイプのパソコンの電源ユニットが壊れてしまったのと同じようなもの。同じ電源ユニットから電源を取っているのですから、デュアルでも意味がない。
東電の危機意識のなさ?
もちろんそれもあるでしょう。
それより彼らには被害想定ができないのです。もともとクリエイティブな想像力が欠如しているのです。
それが証拠に、青字の部分に書かれているように、異常があると考えられるUPSについては、交換を実施する予定だというのです。
彼らがやるべきことは、「交換」ではなく、「別々のUSPを2つ取り付ける」ことであるはずです。
しかし、彼らは、2度の冷温停止トラブルから何ら学ぶことなく、「交換するだけ」という、また同じことを繰り返すのです。
だから、いつか再び同じ事故が起こるでしょう。
4号機の使用済み燃料プールだけでなく、実は2号機の使用済み燃料プールの冷却用ポンプも6月27日午後に自動停止していたのです。
こちらは、翌28日の午後2時46分に冷却を再開しました。
さらに本日7月2日、6号機のタービン建屋地下1階の制御盤から白煙が。原因は、電気系統のショートによるもの、とのこと。
(東電のリリース)
使用済み燃料の共用プールから深夜に大白煙
4号機の西側50mの場所に建てられた建屋の中には、共用プールがあります。
今朝(7月2日)、午前1時前から午前3時過ぎまで、この共用プールの建屋付近から白煙が上がっていました。
2012.07.02 01:00-02:00 / ふくいちライブカメラ (Live Fukushima Nuclear Plant Cam)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0CymmD8zkj0
2012.07.02 02:00-03:00 / ふくいちライブカメラ (Live Fukushima Nuclear Plant Cam)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=6AD87WJh2sI
午前2時頃までは、チラチラとタブを切り替えながら見ていたのですが、明らかに共用プール付近からの白煙(おそらく水蒸気)でした。
ただ、上の動画の1:20あたりから海に向かって霧が出てきて、吹き飛ばされていきました。
この霧の層の下に、共用プールからの白煙の層があって、二層に分かれていることが確認できます。
共用プール/2005年2月1日撮影
http://blog-imgs-54-origin.fc2.com/k/a/l/kaleido11/20120702-1.jpg
共用プールの大きさは、縦29m、横12m、深さ11m。
収容可能な燃料集合体の数は6840体で、ここに現在6375体の燃料集合体がラックという格納容器にギチギチに詰め込まれて冷却されています。
この6375体のうち、新品の燃料集合体も一定数あるものと思われますが、その内訳に関するデータは見つかりません。
ほとんどが使用済み燃料と見ていいと思います。
つまり、福島第一原発の1〜6号機の原子炉、使用済み燃料プールの中で冷却されている燃料は、もう他に移しようがないのです。
だから、4号機建屋の地上30mという不安定な場所にあるプールに1535体もの燃料集合体(使用済み燃料+未使用燃料集合体)を置いておくしかなかったのです。このお陰で、世界が大変なことになっているのです。
こうした状況は、日本中の古いどの原子炉にも見られており、原子炉を稼動したはいいが、ゴミを捨てる場所がないのです。
「再稼動の責任取る」と、なんでもかんでも口癖のように「責任を取る」と気前のいい総理大臣以下、官邸の連中は、まず、このゴミの始末をつけるべきです。
ゴミの始末さえ、つけられない人間に再稼動の責任など、取れようはずがないのです。
このままでは、日本中が「核のゴミ屋敷」になってしまいます。
さて、この共用プールからの大量の水蒸気が立ち上っている現象を多くの人が、それも何度も確認しています。
一時期、3号機と4号機のむき出しの使用済み燃料プールから、真上に吹き上げるかのように水蒸気が立ち上っているのを日本中の人たちがライブで見ていました。
この共用プールからの白煙の場合は、ほわっ、ふわっ、とした感じで周囲に漂うのです。
去年の3月11日の地震後、3月17日、18日には、いよいよ4号機の使用済み燃料プールがカタストロフィー直前まで行ったのですが、このとき、実は共用プールの冷却システムにもトラブルが生じていて、恐ろしいことに、共用プールでも循環冷却が停止していたのです。
使用済み燃料、共用プールにあと6400本
(2011年3月18日07時22分 読売新聞)
東京電力福島第一原発には、6基ある原子炉建屋の使用済み燃料プールとは別に、約6400本もの使用済み燃料を貯蔵した共用プールがあり、津波で冷却装置が故障したまま、水温や水位の変化を把握できなくなっていることが、17日わかった。
すでに数年以上かけて冷却されているため、ただちに爆発する危険は少ないとみられるが、政府と東電でつくる福島原発事故対策統合本部は、共用プールへの対応も迫られている。
共用プールは、4号機の西約50メートルの建物内にあり、縦29メートル、横12メートル、深さ11メートル。
使用済み燃料を6840本収容できる。
現在、1〜6号機の原子炉建屋のプールに保管されている燃料集合体の1・4倍にあたる6375本が貯蔵されている。
東電によると、10日までは水温が30度に保たれていたが、11日の地震後、水温や水位も測定できなくなった。
プールへの給水は自動的に行われているとみられるが、その水から熱をとるための冷却システムは故障しており、十分な冷却はできていないとみられる。
この翌月の4月にも、冷却システムの電気系統がショートしたために、共用プールは冷温停止しています。
このトラブルを収束させた後、東電は翌月の5月に共用プールの水を分析しています。
福島第一原子力発電所使用済燃料共用プール水分析結果(分析日:2011年5月14日)
去年5月の分析では、セシウム134、セシウム137ともに検出されています。循環冷却が復旧して大分経って、水をフィルターで濾した後でも放射能は出ているのです。
以後、まるで「月一回」のイベントのように、共用プールからの白煙を見ています。
そして、それは、事後発生後1年4ヶ月も経った今でも続いているのです。
つまりは、共用プールから湯気が出るたびに、放射性物質が放出されており、プールの水の温度が上昇しているのです。
今回の4号機プールの冷却システムの電源系トラブルと同じことが、共用プールでは、年中起きているのです。
大マスコミには、共用プールの冷却系等すべてが老朽化していないのか追及して欲しい。
また、ふくいちライブカメラを4号機側に数台設置するよう記者会見で求めてほしい。
ふくいちライブカメラを設置するコストなど微々たるもの。
電量料金を勝手に値上げして、それを社員の年俸のアップに回すだけでなく、レジャー費に30億円も回すというのだから、東電幹部、口癖の「金がかかるからできない」という言い訳は通用しないはずです。
こういうことを軽視していると、今に大惨事につなかることは3.11で身に滲みたはず。
4号機の傾きが拡大!! 約1ヶ月で1.3センチも傾きが増している? (がんばれ福島原発!)
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4号機の傾きが拡大!! 約1ヶ月で1.3センチも傾きが増している? (がんばれ福島原発!)
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/356.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 04 日 00:24:37: igsppGRN/E9PQ
4号機の傾きが拡大!! 約1ヶ月で1.3センチも傾きが増している?
http://blog.goo.ne.jp/genshiryoku_2011/e/8c9147b2ec2c5de27169b30ac8c6c933
2012年07月04日 がんばれ福島原発!
水素爆発で大きく壊れ耐震性が懸念されている4号機で、東電が建屋の外壁の膨らみによる傾きを
さらに調べた結果、先月の調査より大きな傾きが新たに見つかった。
東電は、4号機の建屋全体やプールの耐震性に問題はないとしているが・・・
4号機では、先月、原子炉建屋の西側で水素爆発の爆風でできたとみられる膨らみによる傾きが確認され、
傾きは、壁の高さ13メートルに対し3.3センチだった。
今月さらに調べた結果、外壁の傾きは建屋の西側や南側の広い範囲で確認され、西側の3階部分に高さ
13メートルに対し4.6センチと、先月の調査より大きなものが新たに見つかった。
傾きは、すべての場所で建築基準法で定められた制限値を下回っていると強調しているが・・・
今まで、建築基準法など持ち出したことが無かった東電がだ・・・
実際に働いていた現場の建屋が傾いている・・・想像も出来ないし、そこでの作業に従事するには
相当な覚悟が必要だと思う。
現場で働いている方々には、頭が下がる思いだが、それを統括する東電本店の姿勢が余りにも
現場と乖離しすぎてはいないだろうか?
耐震上、壁に強度は持たせていない事は周知の事実だが、強度躯体の状態についてより詳しく
説明すると同時に壁だけではなく、ベースマットの傾きの調査もすべきではないだろうか?
2012年6月頃のサカナの汚染状況(武田邦彦)平成24年7月4日
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http://takedanet.com/
2012年6月頃のサカナの汚染状況
http://takedanet.com/2012/07/20126_794f.html
主として水産庁が発表している太平洋岸のサカナの2012年6月頃の汚染状態を整理しました。まず福島沖です。(ダブルクリックかシングルクリックすれば、若干見やすくなります)
(画像URL)
http://takedanet.com/images/2012/07/04/bandicam_20120704_093351271.jpg
まだかなりの汚染が見られます。海洋が汚染されたとき、それが長期間にどのような影響をあたえるかは今回の福島原発事故が人類にとって最初なので、どうなるかわからないのが現状です。
食べられるレベルは1キログラムあたり40ベクレル以下です。現在の食品の基準値は政治的な思惑があって、かなり高く設定されていますが、関東、東北の方は外部線量でもかなりの被曝をしており、それにこのような食材からの被曝を「足し算」するので注意が必要です。
また、お子さんでグラウンドでスポーツをする場合は、土ほこりなどからの被曝を受けますから、少し安全側で考えなければならないと思います。
注意が必要なのは「福島沖のサカナの汚染を平均するということではない」ことです。たとえばここに示したサカナを全部食べる場合は平均でも良いのですが、普通の人は好き嫌いがあり、6月20日付近にシロメバルを食べた人は1500ベクレル程度の高い汚染魚を食べることになります。従って、あくまでも個人の健康という点で食材を提供する人も考えてください
またNHKが「福島沖で汚染されていないサカナが見つかった」と放送したので、福島県沖のサカナは汚染されていないと錯覚した人もいますが、正しくは「福島沖でも汚染されていないサカナもあった」ということで、まだ希な例のようです。
毒 物汚染がある場合や、流行病がはやったときには「安全な場所がある」という情報より、「あそこに毒物があるとか、細菌が見つかった」ということを先に伝え る必要があります。今回の原発事故の場合は東電からお金をもらったとか、力の強いものに逆らいたくないなどの事情で、報道なども「安全なところを報道す る」ということが続いています。もし毒物や細菌でそんな報道姿勢ではとても困ります。
つまり、台風が来ても「台風の進路」を報道するのではなく、「台風は沖縄を通過中で、北海道は快晴です。」という報道は無意味だということです。
(画像URL)
http://takedanet.com/images/2012/07/04/bandicam_20120704_093741880.jpg
いっぽう、千葉沖、茨城沖、宮城沖、青森沖(太平洋)の表を示します。ほぼ6月に水揚げされたサカナを表に示しました。
全体的に見ると、福島沖に比較して低く、数10ベクレルのレベルもサカナが多いのですが、なかにはスズキの83ベクレル、マダラの60ベクレルなどが見られますので、かなりの注意が必要でしょう。
茨城沖は福島に近いので1キログラム50ベクレル近くの汚染は仕方が無いのですが、青森沖が50から60ベクレルと高いのは驚きます。海流が北の方に流れたのは間違いないのですが、もしかすると生物濃縮(昨年、汚染されたサカナを今年は大きなサカナが食べて放射性物質が移動した)とも考えられます。
また北海道沖のサカナは数ベクレルに下がってきたようですが、先に示したように海洋の汚染は今回が初めての経験なので、海流や滞留、そして生物濃縮などがどのぐらい進むかは今後の問題です。
海とともに生きていた日本人、広島長崎で原爆の被災を受けた日本人、これまで世界に向かって「被曝は危険だ」と訴え続けてきた日本人、その日本人が始めて太平洋という公海を放射性物質で汚染し、国際基準では危険なサカナを水揚げしているというは実に恥ずかしいことです。
礼儀正しく、誠実で、法律などの社会的規律を守ろうとする日本人の伝統を思い起こして欲しいと思います。東電の社員の多くは立派な人なのに、なぜこんなに集団になると強面で、苦しんでいる人を助けようとしないのでしょうか?
ところで、川魚などの淡水のものは汚染が高いのですが、これは川の中にイオンがすくないので、取り込んだイオン(放射性物質を含む)を排出しないためと考えられています。
(画像URL)
http://takedanet.com/images/2012/07/04/bandicam_20120704_093915490.jpg
いずれにしても、当面、太平洋側(千葉沖から青森沖)までは食べない方が良いでしょう。また慎重な人は北海道沖、神奈川沖も避けることです。
本来は汚染されたサカナを市場に出すことは許されません。水俣病の場合は水銀でしたが、「穫れたのだから売る」というのではなく、「健康のために食べる」という基本を水産業の方は守ってください。
また政府は原子力の通常予算4500億円を取り崩して苦しんでいる農業、漁業の人を助けて欲しいと思います。
「tdyno.166-(7:42).mp3」をダウンロード
下記URLに、リンクがあります。
http://takedanet.com/2012/07/20126_794f.html
(平成24年7月4日)
« 科学教室 寒い! | | 人生の節目・衝撃の一言:えっ!森がCO2を吸収しないってホント?! »
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(C)武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
国会事故調が最終報告書を決定 菅首相らの過剰介入批判
★記事は、URLからお読みください。
朝日新聞
国会事故調が最終報告書を決定 菅首相らの過剰介入批判
2012年7月5日13時35分
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201207050175.html
☆リンクきれの場合
[ http://salinybt672867bytsgolpjyqmn897njzu.blogspot.jp/2012/07/19302763450893.html ]
福島原発事故は「人災」、国会事故調が最終報告
★記事は、URLからお読みください。
AFPBB News
福島原発事故は「人災」、国会事故調が最終報告span>
2012年07月05日 18:15 発信地:東京
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2888099/9218869?ctm_campaign=txt_topics
国会事故調 “明らかに人災”
★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
国会事故調 “明らかに人災”
7月5日 14時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013358641000.html
☆リンクきれの場合
[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/83092167325361.html ]
「明らかに人災」原発事故で国会事故調 菅元首相による混乱も指摘 (1/2ページ)
★記事は、URLからお読みください。
SankeiBiz
「明らかに人災」原発事故で国会事故調 菅元首相による混乱も指摘 (1/2ページ)
2012.7.5 17:30
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120705/mca1207051731010-n1.htm
☆リンクきれの場合
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/07/62089412873180.html ]
事故調“東電に組織的問題”
★記事は、URLからお読みください。
NHK NEWS WEB
事故調“東電に組織的問題”
7月5日 17時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120705/k10013364391000.html
☆リンクきれの場合
[ http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/07/94083271265315.html ]
福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも
★記事は、URLからお読みください。
CNN Japan
福島原発事故は「人災」と国会事故調、「日本製」の災害とも
2012.07.05 Thu
http://www.cnn.co.jp/world/30007246.html
原発事故は「人災」、国会事故調が報告書 (動画あり)
★記事は、URLからお読みください。
TBS News i
原発事故は「人災」、国会事故調が報告書 (動画あり)
(05日17:22)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5072977.html
☆リンクきれの場合
[ http://yasou710jpnu30nnwxibqz8mw65.blogspot.jp/2012/07/94061272385042.html ]
【福島原発の国会事故調】「明らかに人災」 地震で損傷、否定できず 東電、規制当局を批判
「47トピックス」から全文引用
【福島原発の国会事故調】「明らかに人災」 地震で損傷、否定できず 東電、規制当局を批判
(共同通信)
2012/07/05 17:32
http://www.47news.jp/47topics/e/231439.php
東京電力福島第1原発事故で、国会が設置した事故調査委員会(黒川清委員長)は5日、「事故は自然災害ではなく、明らかに人災だった」とする報告書をまとめ、衆参両院議長に提出した。
約640ページに上る報告書は、政府、東電の事故対策の甘さや対応の不備を厳しく問う内容で、政府の危機管理体制の抜本的見直しなど七つの提言も盛り込んだ。
報告書は「第1原発は地震にも津波にも耐えられる保証がない脆弱(ぜいじゃく)な状態だったと推定される」と指摘。「東電や規制当局の原子力安全委員会などは地震や津波による被災の可能性、シビアアクシデント(過酷事故)への対策、住民の安全保護など当然備えておくべきことをしていなかった」と批判した。
地震の揺れによる原発への影響に関し「1号機の安全上重要な機器の損傷の可能性は否定できない」との見方を示し、1号機の複数の運転員が配管からの冷却材の漏れを気にしていたことなどを根拠に挙げた。
東電が事故当初、官邸側に原発からの全面撤退方針を示したとされる問題は、東電へのヒアリングの結果、全面撤退は考えていなかったと判断。清水正孝(しみず・まさたか)社長(当時)のあいまいな連絡で、官邸側が誤解したと結論付けた。
避難指示が住民に的確に伝わらなかった点は「規制当局の防災対策への怠慢と、当時の官邸の危機管理意識の低さが、住民避難の混乱の根底にある」と分析した。
東電の経営体質にも触れ「エネルギー政策や規制に強い影響力を行使しながらも、自らは矢面に立たず、役所に責任を転嫁する黒幕のような経営を続け、事故対応をゆがめた」とした。
提言は①国会に規制当局を監視する常設の委員会設置②政府の危機管理体制の抜本的見直し③被災住民の生活基盤回復④事業者が規制当局に不当な圧力をかけないよう監視⑤規制組織の抜本的な転換⑥法規制の見直⑦国会に独立調査委員会設置―を求めている。
(共同通信)
◎根源は「なれ合い」
【解説】東京電力福島第1原発事故を「人災」と結論づけた国会事故調査委員会の報告書は、東電と規制当局の長年にわたる「なれ合い」を批判、規制当局は力量不足のため専門性や情報量で東電に劣り、両者の立場が逆転、安全監視機能が崩壊していたと指摘した。
想定外の津波が事故につながったという表層だけではなく、根源的な原因に迫ろうとした意欲がうかがえる。
国会事故調が問題にしたのは、東電と経済産業省原子力安全・保安院、原子力安全委員会など規制当局の関係だ。
ともに安全への責任を負わず「意図的な先送りや不作為、自己の組織に都合の良い判断」を重ねてきたと分析。「既設炉を停止しないことを大前提に、体裁が整うような形で落としどころを探り合っていた」と原子力ムラの内情を明らかにし、特に東電は「規制を骨抜きにする試みを続けてきた」と指摘した。
津波により電源喪失に至るリスクの認識を保安院と東電が共有しながら、保安院は東電の対策先送りを是正しなかった。過酷事故に関しても、保安院は米中枢同時テロ後に米国の状況を視察しながら、東電に対策を求めなかった。
事故には、こうしたさまざまな背景があることを報告書は描き出した。
国会事故調は会合を公開し、インターネットでの動画中継やソーシャルメディアで国民向けに情報発信するなど、前例のない情報公開に努めた。国民の関心が高い事故調査の在り方に一石を投じたと言える。
(共同通信)
2012/07/05 17:32