「北の山・じろう」時事問題などの日記

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敦賀原発 運転認めず 直下活断層と判断{東京新聞 TOKYO WEB}

東京新聞 TOKYO WEB
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敦賀原発 運転認めず 直下活断層と判断
2012年12月11日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012121102000083.html
▼全文引用

写真(図URL)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2012121102100037_size0.jpg

 日本原子力発電(原電)敦賀原発福井県敦賀市)の断層(破砕帯)を調べた原子力規制委員会の専門家チームは十日、評価会合を開き、2号機直下を 活断層が通っている可能性が高いと判断した。国は活断層の真上に原発を建てることを禁じており、規制委の田中俊一委員長は「運転再開の安全審査はできな い」とし、運転は認められないと表明。敦賀原発は廃炉を迫られる公算が大きくなった。 

 敦賀原発では、1、2号機の東約二百五十メートルの敷地内を、活断層である浦底断層が走っている。浦底断層から枝分かれするように約百九十本の破 砕帯が原子炉直下などに通じている。当初、浦底断層から延びる2号機直下に続く「D−1破砕帯」が、浦底断層につられて動くかどうかに主眼が置かれてい た。しかし、現地調査では、浦底断層と破砕帯が交わる場所近くの試掘溝で地層の大きなずれがあることが確認された。

 このずれを中心に、十日の会合でチームの専門家四人が議論した結果、ずれは十数万年前以降の比較的新しい時期に、浦底断層の活動に伴って生じたものだと判断された。

 チームは、むしろこのずれこそがD−1破砕帯の本体である可能性が高いとの見方を示した。島崎邦彦委員長代理も「ずれはD−1破砕帯の延長か分岐の上にあると考えられる」と指摘した。2号機の下を活断層が通っていることの証拠になると結論付けた。

 これを受け、会合に出席していた田中委員長が運転は認められないとの考えを示した。十二日の規制委の定例会に結論を報告し、各委員に諮る。

 会合では浦底断層の危険性を問題視する意見も相次ぎ、チームの宮内崇裕千葉大教授は「原発直下の破砕帯以上の脅威。こういう活断層が敷地内にあることが驚きだ」と批判した。島崎氏も「活断層があると分かっていれば、普通、原発は建てない」と述べた。

 規制委は敦賀を含め全国六原発を対象に断層調査を進める。

 大飯原発福井県おおい町)では関西電力に試掘溝を拡大するよう指示し、東北電力東通原発(青森県東通村)は十三、十四日に現地調査をする予定。
 残る関電美浜(福井県美浜町)、日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(同県敦賀市)、北陸電力志賀(石川県志賀町)の三原発は、年明け以降に調べる
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