浜岡原発周辺で放射線監視体制強化<中日新聞 CHUNICHI WEB>
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浜岡原発周辺で放射線監視体制強化
2013年1月11日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130111/CK2013011102000065.html
▼全文引用
◆モニタリングポストを12カ所に新設
県は四月から、中部電力浜岡原発(御前崎市)周辺で放射線を監視する体制を強化する。重大事故に備えて重点的に防災対策を進める「緊急時防護区 域」(UPZ)を、県内で三十一キロ圏に拡大したのに伴い、監視が手薄だった十〜三十キロ圏に計十二カ所のモニタリングポスト(監視装置)を新設。住民へ の避難を指示する際に活用する。
県原子力安全対策課によると、既存のモニタリングポストは原発から十キロ圏内の十四カ所と、東京電力福島第一原発事故で放出された放射線を測定するため静岡、浜松市などに置かれた八カ所。新設分と合わせて三十四カ所となる。
原発から陸側の方向にむらなく配置するとともに、周辺十一市町に一カ所以上設置するよう場所を選定。建物の耐震性に配慮し、津波で浸水する可能性のある地域は避けた。
今月着工し、既存のポストと同じように四月以降、測定データを県環境放射線監視センターで常時監視し、センターのホームページでリアルタイムに公開する。
従来は、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による情報で避難の指示を決めることになっていたが、福島の事故をきっか けにモニタリングポストで測った実際のデータを主に、避難指示を決める方向になった。同課の担当者は「新設するポストを含めて、万が一のときに役立てた い」と話した。
(加藤隆士)
新設地点は次の通り。
萩間小学校、静岡空港(牧之原市)、堀ノ内公園、倉真小学校隣接地、大須賀支所(掛川市)、菊川市役所、焼津市大井川庁舎北、島田市中央公園、袋井市役所、磐田市福田支所、吉田町役場、森町飯田総合センター。
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