「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

小出裕章5/24核燃料サイクル勉強会 推進側だけに原案示す・もんじゅ廃炉4つの選択肢・汚染水処理

YouTubeから
20120524 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=kxKOchC20LM
tacc77 さんが 2012/05/24 に公開
核燃料サイクル勉強会 推進側だけに原案・もんじゅ廃炉4つの選択肢・汚染水処理
ゴミ・WHOの内部外部被曝推計について
http://hiroakikoide.wordpress.com/2012/05/25/tanemaki_2012may24/


「ざまあみやがれい!」から全文転載(文字起こし)
核燃料サイクル勉強会 推進側だけに原案示す・もんじゅ廃炉4つの選択肢・汚染水処理ゴミ・WHOの内部外部被曝推計について 小出裕章5/24
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65807204.html

2012年5月24日(木)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演。原子力委員会の核燃料サイクル検討委員会が勉強会を開いて推進側だけに原案を示していたこと、もんじゅ廃炉の4つの選択肢、汚染水処理ゴミ、WHOの内部外部被曝推計について言及しています。

▼日本のエネルギー、これからどうすればいいの? (中学生の質問箱)

▼ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65721164.html

=====

千葉「京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんです。小出さん、きょうもどうぞよろしくお願い申し上げます」

小出「よろしくお願いします」

千葉「え…きょうは毎日新聞論説委員の池田昭さんと一緒にお話を伺いします」

池田「小出さん、こんばんは」

小出「はい」

池田「よろしくお願いします」

小出「こんばんは、よろしくお願いします」

千葉「え…まず最初の質問なんですけれども。さっきニュースでお伝えしましたが。核燃料サイクル政策の今後のあり方を検討している、内閣府の原子力委員会の小委員会というところが、使用済み核燃料の処理方法を議論する中で、全量再処理など3つの選択肢を作ったんですけれども。それが電力会社など核燃料サイクルの推進側に有利になるように選択肢の案の総合評価を書き換えていた事がわかったということなんですね。小委員会に提出する前に実は核燃料サイクルの推進側だけで、事前に非公開で集まって勉強会と称して資料を検討していたらしいんですけれども。」

東京新聞:核燃サイクル 推進側だけに原案示す 原子力委が事前勉強会:社会(TOKYO Web)

千葉「小出さん、政府の会議というものはこういうもんなんですかねえ」

小出「まあ昔からそういうものでした…し、まあ、未だにやってるんだなあというのが私の正直な感想です。」

千葉「ああ…」

池田「まさに原子力村の談合(苦笑)…ですよね、これ」

小出「そうですね」

池田「ああ」

小出「まったく変わっていないのですね」

池田「変わってないですね」

小出「はい」

池田「ほんとにね、結論ありきと思われても仕方ないなあという感じ…がするんですけれども」

小出「はい」

千葉「そんな中ですね。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」について、文部科学省が廃炉を含めた、4つの選択肢を示したというニュースも入っております。」

東京新聞:もんじゅ廃炉 選択肢 文科省4案 初の提示:社会(TOKYO Web)

千葉「で、その中の1つにですね、実用化を断念し、国際的な増殖炉研究施設として活用、という選択肢があるんですけれども。これよく読んでみると実用化できない高速増殖炉をこれから研究する意義っていうのはあるんでしょうか。」

小出「不思議ですね(苦笑)。はい。どういう日本語なのか私には理解できませんでした。」

千葉「ははい(苦笑)ね。で、あのもう1つの選択肢としましてですね、廃炉にして基礎研究のみ継続というものもあるんですけども、ま、研究し続ける限りは施設はあり続けるということかなあと思うんですが」

小出「しかし廃炉にしたらばもう動かないじゃないですか(苦笑)。それもどうするんですかね(苦笑)」

千葉「ですよ

島田市の大津小学校グラウンドから放射性セシウム1400ベクレル検出 (乖離のぶろぐ)

★阿修羅♪ >
島田市の大津小学校グラウンドから放射性セシウム1400ベクレル検出 (乖離のぶろぐ)
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/147.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 26 日 00:00:16: igsppGRN/E9PQ

島田市の大津小学校グラウンドから放射性セシウム1400ベクレル検出
http://ameblo.jp/pochifx/entry-11260342837.html
2012-05-25 19:57:11 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援

(゚ω゚)カレーにヒ素を知ってて入れているのと同じだな。
(゚ω゚)市長は殺人をしようとしています。

https://twitter.com/pochifx/status/205975296804003840
乖離 ‏@pochifx

市長に殺人罪だな RT @Sawa_Sayo: やはり RT @menpin1976: 島田市の大津小学校グラウンドから放射性セシウム1400ベクレル検出しました。今晩、緊急保護者説明会らしいです。

7:55 PM - 25 5月 12 TweetDeckから · このツイートをサイトに埋め込む


https://twitter.com/Sawa_Sayo/status/205921316023439361
サワディ・脱原発に1票 ‏@Sawa_Sayo
やはり RT @menpin1976: 島田市の大津小学校グラウンドから放射性セシウム1400ベクレル検出しました。今晩、緊急保護者説明会らしいです。
4:20 PM - 25 5月 12 ついっぷる for iPhoneから


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実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量 公式発表は「低く出る」よう細工をしていた

★去年の記事ですが、いかに実測値と、文科省の「調査結果」の数値が違うか、よく分ると思います。今年になっても、全く同じです。実際の計測器の数字を信頼するか、文科省の「調査結果」の数値を信頼するか??? よ〜く考えるべきです。それにより、政府・行政が何を考えているのかも、理解できると思います。内部被曝の健康被害が多発するには、しばらく年月がかかります。その間に、責任を「ウヤムヤ」にしてしまおうと言う考えが、見て取れます。要は、現実をごまかして『責任逃れ』していると言う事です。

★阿修羅♪ >
実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量 公式発表は「低く出る」よう細工をしていた (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/172.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 5 月 27 日 00:22:29: igsppGRN/E9PQ

図URL
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/8648.jpg

研究者などの有志が地上1mのところで計測したデータと比較して、上空で測っている文科省の「調査結果」の数値がいかに低いかがわかる

(元記事)
実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量 公式発表は「低く出る」よう細工をしていた
現代ビジネス「経済の死角」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/5688
2011年05月24日(火)週刊現代 


 公表されていた東京・新宿の放射線量データは、地上18mの高さで計測されたものだった。地面から離れれば離れるほど、数値は低く出る。実際に人間が行動している、地表1m地点の数値は---。

■2倍から5倍の数値が

 東京・永田町の首相官邸のすぐ近くに、「溜池交差点」がある。この東京のど真ん中で、購入したばかりのガイガーカウンターを用い、放射線量を計測した人物がいる。国土交通省政務官の小泉俊明代議士だ。

 真新しいガイガーカウンターが示した数値は、「0・128μSv/h(マイクロシーベルト毎時)」。この結果を見て、小泉氏は目を疑った。

「私の事務所には、小さなお子さんを持つ親御さんから放射線量を心配する声が多く寄せられていました。ならばと、いつ、どこでも調査できるよう、ガイガーカウンターを買ったのです。

 地元に帰る直前の5月2日、試しに溜池交差点付近で測ったのですが、この『0・128』という数値を年間の被曝量に換算すると、1・12mSv(ミリシーベルト)となります。これは、国際放射線防護委員会の定める一般公衆の年間被曝許容限度(1mSv)を超えるものです。

 ちなみに、首都高速の『霞が関』入り口付近でも測ったのですが、やはり0・11と高かった。福島第一原発から220km以上離れた東京で、これほど高い数値が出るとは予想していませんでした」

 後日、驚きの事実が判明する。溜池交差点で計測した「0・128」という数値が、実は文部科学省の公表している「都道府県別環境放射能水準調査結果」(以下、「調査結果」)の東京都の数値の、2倍近くも高かったのだ。

 文科省福島第一原発の事故以降、各都道府県から寄せられた数値を集計した「調査結果」をホームページで公表している。1時間ごとに数値がアップされているので、それらをパソコンでチェックすることが可能だ。

 そこで、5月2日の「調査結果」をチェックしてみると、東京(新宿区)の数値は0・067~0・068。小泉氏の計測結果と比較すると、2分の1程度にしか過ぎない。

 乳児や幼児は大人と比べて放射能の感度が高く、がんの発症率も高まる危険性が指摘されているが、「毎日この程度で推移しているなら、今日も大丈夫だろう」と安心して子どもや孫と公園などへ出かける人もいるのではないか。しかし、2倍近くも高い「本当」の放射線量を知ったら、マスクをしたり雨の日にはレインコートを着用したりと、外部被曝や体内被曝を防ごうと心がける親は多くなるだろう。中には、「無用な外出は控えよう」と考える人がいても、決して不思議ではない。

 それにしても、同じ東京都内で測った数値なのに、なぜ文科省の「調査結果」と小泉氏によるデータとでは、こうも大きな差が生じるのか。

 両者の測り方には、大きな違いがある。文科省の「調査結果」は、地表から数mから十数mのところで測ったものなのだ。

 たとえば、東京都の場合、新宿区百人町にある「東京都健康安全研究センター」の屋上に設置されたモニタリングポストによって計測している。地表からの距離はおよそ18m。千葉県は市原市岩崎西にある「千葉県環境研究センター」の地上7mの地点にモニタリングポストを設置している。

「測定基準について、文科省から全国一律の指示が出ていないので、各自治体でバラバラの基準で観測しているのが実態です」(千葉県環境生活部大気保全課)

 一方、小泉氏は地表から100cmのところで測っている。

「多くの方たちが普段、おもに生活しているのは、地上18mよりも低いところです。ですから、そんな高いところで計測するのはどうかと思い、100cmと決めて測ったのです」(小泉氏)

 同氏はその後、同じ方法で、茨城県南部の9市町村の放射線量を測ってみた。結果は、取手市=0・484、守谷市=0・503、龍ケ崎市=0・326、牛久市=0・315だった。文科省の「調査結果」によれば、地上3・45mのところで測られている茨城県(水戸市)の放射線量(5月2日)は0・ 104~0・110だから、同じ茨城県内でも文科省の「調査結果」の3~5倍の高い数値が出たということになる。

■人間ではなく鳥の被曝量

 そもそも、福島原発から放出された放射性物質は、最初のうちは空気中を浮遊している。いったんビルの屋上に落下しても、その後、風などの影響でさらに地面に落ちる。そうして地面には放射性物質がどんどん蓄積されるから、地表に近いところの数値のほうが高くなるのは、当然の結果ともいえる。

 だからこそ、人間の身体への影響という観点を考慮するなら、地上18mの放射線量を計測するのではなく、「もっと低いところで測るべき」と指摘するのは、群馬県立県民健康科学大学診療放射線学部准教授の倉石政彦氏だ。

「いったい誰が、地上18mの屋外で生活しているのか。鳥ぐらいのもので、鳥の被曝量を調査しても仕方がないでしょう。

 人体への影響を測るというのであれば、人間の身長は高くても2m弱ですから、その半分の1mくらいのところで測りましょうというのが、専門家の間での共通認識となっています」

 測定地点を変えるつもりはないのか。東京都健康安全研究センターの企画管理部に取材すると、

「あくまでも文科省からの委託を受けて、ウチは測定した数値を文科省に上げているだけです。(測定方法を)変えるつもりはありません」

 というばかり。

 ちなみに、文科省の「調査結果」に反映されている群馬県(前橋市)のモニタリングポストは、ビルの屋上(地上約20m)に設置されている。

 倉石氏が勤務する大学はそのビルの隣にあり、大学のグラウンドの地上1mで同時に測ると、

「ひどいときにはグラウンドのほうが3倍も高い数値が出る」(倉石氏)

 という。

 実は、文科省のホームページを確認すると、「調査結果」以外に、「全国大学等の協力による空間放射線量測定結果」というデータも掲載されている。どのような方法で測定されたのか詳しい説明や、データの意味は書かれておらず、「非常に分かりにくい」(前出の小泉氏)ナゾのシロモノだ。そこで文科省原子力災害対策支援本部広報官に尋ねると、「地上1~1・5mの地表に近い場所で観測した結果です」と説明した。

 つまり、文科省は「調査結果」よりも高い放射線量を示すデータを把握しておきながら、どういうわけか声を大にして国民に対して注意を喚起していないのである。

 実際、放射線量の1週間の推移がひと目でわかるグラフは、低い放射線量がまとめられた「調査結果」を基に作成されている。新聞やテレビも連日、「調査結果」の数値を報じている。「調査結果」こそ文科省の「公式発表」であるかのような印象を受けてしまうのが実態だ。

■事実は事実

 これに対し、放射線の研究者らが独自に野外の地表1mのところで計測した、「本当」の放射線量を確認できるホームページがある。放射線計測学を専門とする近畿大学原子力研究所講師の若林源一郎氏が中心となって開設した、「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」がそれだ。

「より正確な情報や数値を出すことで、風評などの被害を防ぎたいと思い、全国の同業の研究者たちに声をかけ、天気図のアメダスのような、全国を網羅した放射線マップを作成しようと考えて始めたのです。

 もともと、放射線というのは、場所だけでなく、測定器の種類や精度、測定者の違いによって多少の誤差があります。ですから、われわれの数値が政府の情報と違うことで、不安を与えている面もあるかもしれません。その点は反省しています。ただ、事実は事実ですので、数値が高いから発表しないということはありません」(若林氏)

 有志の一人で、九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門准教授の前畑京介氏によると、「地上から近い分、計測地の下の岩盤から放出される放射線の影響を受けて数値にばらつきが生じやすい。もし特異な数値が出たらその周辺を繰り返し計測する」など、できるだけ厳格に測るようにしているという。


研究者などの有志が地上1mのところで計測したデータと比較して、上空で測っている文科省の「調査結果」の数値がいかに低いかがわかる
http://gendai.ismedia.jp/mwimgs/8/9/560/img_891e3efd79ae390e7a4b7fc513e5bda9110597.jpg

 上のマップをご覧いただきたい。5月10日、文科省の「調査結果」で東京(新宿区)の放射線量は0・068だった。ところが、若林氏の集計によれば、同じ都内でも、浄水場のある葛飾区金町では0・359と「調査結果」の5倍以上の数値が計測されている。文京区本郷も0・140とやはり2倍の高い結果となっている。

 福島原発からの距離もあまり過信しないほうがいい。放射性物質は、必ずしも同心円状に拡散するわけではない。「風向きなどの気象条件や、平地・山間地といった地形によって、高いレベルで汚染される『ホットスポット』が生まれる」(長崎大学先導生命科学研究支援センター教授の松田尚樹氏)からだ。

 たとえば、茨城県ひたちなか市より、福島原発からの距離が約70km遠い守谷市や、千葉県我孫子市、柏市や流山市のほうが、放射線量の数値は高い。若林氏が解説する。

「水素爆発で多量の放射性物質が空気中に飛散した後、たまたま風向きの影響を受けて葛飾区や柏市などの数値が高めになったのだと推測しています。しかし、風向きの影響だけなら、すでに風は通り過ぎて数値が下がっているはずなのですが、それが下がっていない点を考えますと、おそらく降雨の影響があって土壌に染み込んでいるからでしょう」

 前出の倉石氏によると、高い数値が出るエリアには、いくつかの特徴があるという。

「まずひとつは、緑の多い山間地などは高い数値が出る傾向があります。草に付着した放射性物質は、表面の細かな毛につかまって、風が吹いてもなかなか飛んでいかない。

 また、学校のグラウンドでも、水をまいて整備するかしないかによって、数値に差が出ています。私の子どもが通っている高校へ測定に行ったところ、野球部とサッカー部のグラウンドでは、数値が違った。練習が終わるたびに水をまいて整備をしている野球部のグラウンドのほうが低かったのです」

■足立区は「管理区域」寸前

 高い建物に囲まれたエリアは、吹き溜まりができやすく、東京で言えばビルの谷間にある公園や小学校などでも高い数値が出る可能性がある。倉石氏が続ける。

「高いビルが建つ地域にはビル風が吹きます。これは、ビルの間だけを舞ってまたビルの間に戻ってくる風なので、外には飛んで行きにくい。渋谷のような都心でも、大震災の前より数値は上がっていて、もし私に小さな子どもがいたら、都心にある砂場では遊ばせたくありません。いくら少ないといっても、以前より多いのは確かだからです。

 だからこそ上空ではなくて、小学校の校庭なら地上50cmくらい、幼稚園の園庭なら地上30cmくらいのところで放射線量を測定すべきだと考えるのです」

 福島では放射線量を減らすために校庭の土の入れ替えを行っているが、都内でも同様の対策を考える必要があるかもしれない。

 1平方センチメートルあたりの放射能汚染が4Bq(ベクレル)を超える場合、被曝を避けるために「放射線管理区域」として指定することが、国の法令で定められている。福島では事故後、警戒区域や計画的避難区域が設けられ、立ち入りが制限されたが、

「実は、東京でも管理区域のレベルに近い、放射能汚染が確認されている地域があるんです」

 と指摘するのは、自民党代議士の村上誠一郎氏だ。

「GEの原子力事業部に所属し、プラントの設計などの業務に従事していた経歴のあるコンサルタントの調査によりますと、4月中旬の時点で、足立区内の東綾瀬公園にある雨で濡れた木製のベンチ上で測定をしたところ、1平方センチメートルあたり3Bqの汚染が確認されています」

 現地で調査した、インターナショナル・アクセス・コーポレーションの上級原子力コンサルタントの佐藤暁氏が補足する。

「3Bqという数値は、その後、減っておらず、今後2~3年は同程度で推移すると思います。今回調査したのは足立区内の公園だけでしたが、場所によっては4Bqを超える公園があっても不思議ではありません」

 40Bqを超えることもある福島市郡山市ほどではないものの、同じ「管理区域」になりかねない汚染レベルなのである。

 しかも、今後さらに放射線量が増える可能性が危惧されている。

 これまでは大陸の高気圧の影響で陸から海に吹く風のほうが強く、放射性物質が内陸に飛んでくる量は少なかった。しかし、

「これが夏になって風向きが逆になると、東京都は今後さらに高濃度の放射性物質に汚染されることになる」(前出・村上氏)

 というのだから、事態は深刻だ。これまで以上に多くの地域において、地表から近いところでの放射線量の測定と測定データの周知を徹底すべきではないか。


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(速報)北九州報告・・島田市と併せて 「武田邦彦」

(速報)北九州報告・・島田市と併せて 「武田邦彦
http://takedanet.com/2012/05/post_cffd.html

(思想を含まず、科学的に整理しました)

北九州市で瓦礫が焼却されました。前後の線量率変化を整理してみます。まず観測点1では、次のようになったようです。

焼却開始前の線量率 北九州市民家  最低0.05―平均0.06―最高0.09μS/h
2012年5月23日から24日   日明焼却場で瓦礫焼却
同年   5月24日から25日   新門司焼却場で瓦礫焼却
焼却後線量率    北九州同一箇所  最高0.14μS/h

・・・・・・・・・
北九州市はやや自然放射線が高いところですが、福島原発事故前は0.04μS/hだったと推定されます。従って、事故後、いろいろなものが運搬されて約1.5倍になっていると思われます。それに今回、瓦礫を焼却したので、データからはさらに少し上がっています。推定では2倍程度になったと考えられます。

すぐ逃げなければならないということはありませんが、瓦礫の焼却は中止した方が良いでしょう。

・・・・・・・・・
一方、他地区に先行して瓦礫焼却を行った島田市ではセシウムの漏洩が見られています。

画像URL
http://takedanet.com/images/2012/05/25/bandicam_20120525_095802915.jpg

Bandicam_20120525_095802915

この表は実測を元に島田市の方が計算したもので、瓦礫の中に含まれるセシウム137が34.3万ベクレル、そのうち、最終的に無管理状態で空気中に飛散したのが11.2万ベクレルで、捕捉率は32.7%で、瓦礫の中に含まれていたセシウムの約3分の1が島田市の大気に出ています。

一般ゴミの場合の固形物の捕捉率は99.9%ですから、セシウムが捕捉しにくいことがわかります。セシウム134はこれより少し少なく、ストロンチウムプルトニウムは測定されていません。

また、島田市の瓦礫焼却による島田市の空気中の放射線量については、京都大学の方が測定を行っており、次のグラフが公開されています。

画像URL
http://takedanet.com/images/2012/05/25/bandicam_20120525_095735051.jpg

Bandicam_20120525_095735051

これによりますと、島田市の松葉に付着した放射性セシウム量は焼却によって平均1キログラムあたり3ベクレルほど上昇しています。牧之原市静岡市については変化が少なく、ハッキリはわかりません。

以上のことから、島田市においても瓦礫の焼却を続けると汚染の拡大が心配されます。特にセシウムの他にストロンチウムプルトニウムを含むものが東北の海岸線などからもたらされた場合の影響はまったく不明です。

・・・・・・・・・

瓦礫の中には放射性物質が含まれており、受け入れ瓦礫ばかりで無く処理プラント(放射性物質を取り扱う許可を得ていないプラント)内で1キロ100ベクレルを超えることは法律的に認められていません。従って、北九州市島田市も法律違反であることは間違いありません。

文科省が公開している1キロ100ベクレル(正式には1年10μS/h)を超えるものを扱った場合の罰則を文科省の図をそのまま示しておきます。

画像URL
http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2012/05/25/bdcam_20110429_093218382.jpg

Bdcam_20110429_093218382

このように「福島原発以前」なら、北九州市長も島田市長も懲役か罰金になる可能性のある行為ということになります。今朝、テレビを見ていましたら、「瓦礫の搬出に反対する人は論理的ではない」との発言がありましたが、その理由は「測定しているから」ということですが、測定値を見ると「法律違反」ですから、「お上が測定しているから、庶民は文句を言うな」というのでは封建主義のようなものです。

瓦礫を引きうけるとその土地が汚染されるのは当然で、「東北の人の恩に報いるために、自分たちの子どもを被曝させる」ということですから、まさに「国のために死んでくれ」を連発した戦争前に戻ったようです。

なお、福島のお母さんは「自分たちの苦しみを他県のお母さんに経験させたくない」と瓦礫の搬出に反対しています。誰のために、何のためにやっているのか、市長の腹の中が見えるようです。

(平成24年5月25日)

「tdyno.92-(9:22).mp3」をダウンロード

武田邦彦


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(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ




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医と法:被曝を機会に深くやさしく考える(1)・・・法を無視する医 (武田邦彦)

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http://takedanet.com/
医と法:被曝を機会に深くやさしく考える(1)・・・法を無視する医
武田邦彦




原発事故以来、緊急避難の方法として私は「被曝限度は法律を守ること」というのを第一にしてきました。この法律とは「事故後の特別措置」ではなく、「事故前に国民を被曝から守る日本の法体系」を信じようということでした。

でも、すでに原発事故から1年余が経ち、緊急避難というより「本当に、福島や関東は危険なのか? それ以外の土地はどうなのか?」を考える時期に来たと思います。つまり、法律ばかりではなく、本当の医療として被曝と向き合う必要が生じてきたということです。

これを「専門職」という点から整理をしてみたいと思います。
この世には「専門職」、もしくは「聖職」というものがあります。たとえば、人の魂を救う宗教家、人の体を傷つけて治療する医師、時によって人を死刑にする裁判官、そして、人の魂を育てる教師などです。これらの人が「人格の低い人」だったり、「自分のことだけを考える利権派」だったら、専門家に何かをしてもらう人はとんでもないことになります。

たとえば、医師が出血を止めれば命を救うことができる救急患者を前にして、「5時になったから帰る」と言って去ってしまったり、それほど極端ではなくても、「おそらく後、2時間でお亡くなりになる可能性がありますが、今日は私は会合があるのでこれで治療は止めます。治療を続けたらお亡くなりにならないかも知れませんが、私も労働者なので」などと言って帰ったらご家族はどんな気持ちになるでしょうか?

でも、その医師も言い分があります。実は重症患者が続き、昨日からすでに36時間も連続的に治療をしており、ヘトヘトです。世の中の人は退勤時間になれば帰ることができるのに、なぜ自分だけが仕事を終わることができないのか? そんなに給料も多くないのに・・・と思うのですが、それこそが「聖職」なのです。

私も教育者として、医師ほどではないのですが、学生の人生相談でどんなに疲れ切っていても夜、10時、11時と帰ることが出来ないことあります。目の前に悩んでいる学生を前にして離れることは出来ないのです。

・・・・・・・・・
このような専門家は、社会の尊敬を得ることができることと、その専門性から自分たちが守るものが決まっています。それが私がいつも使う次の図です。

画像URL
http://takedanet.com/images/2012/05/26/bandicam_20120226_093554315.jpg

Bandicam_20120226_093554315

詳しいことはすでにこのブログに載せたので割愛しますが、裁判官は「正義」、医師は「命」、教師は「知」が、その専門家の命令者です。国立病院の医師が野戦病院で治療に当たっていたときに、敵兵が負傷して担がれてきた。この敵兵を助けるのか、殺すのかという問題を考えてみるとすぐわかりますが、医師は「国家」の上に「命」がありますから、敵兵を助けます。

高等学校の教科書に「温暖化すると海水面が上がってツバルが沈んでいる」という記述があり、私が教科書会社に「これは「知」から言って事実ではない」と言いましたら、教科書会社は「環境白書に書いてある」と言い、私は「教育は「知」であり、政治は無関係」と抗議したことがあります。

・・・・・・・・・
これと同じ難しい問題は「医は違法行為ができる」という問題で、これを「医の法への不服従」と言います。ナチスドイツの時代に多くの医師が「ナチスの法律を守る、人の命を殺めた」と言うことがありました。今での「医は法に従うべきか」という議論が残っていますが、もちろん、「医の命令者は命だけ」ですから、命に反したら医師は法を無視しなければなりません。

その意味では簡単なことで、医師の最高指導者は「命と健康」だからです。それと法律が相反したとき、医師は無条件に「命」に従う必要があり、それを社会は批判できません。つまり、「足を切断するべき患者さんの足を切断するのは「法律に認められているから」ではなく、「医の命令者が命だから」なのです。

・・・・・・・・・
ところで、福島原発事故で、法律が1年1ミリ以下となっているのに、1年100ミリでも良いと言った医師がいます。この医師は医師を廃業するべきとブログに書きましたが、まず第一に医師は「命」の命令に反さない限りにおいて「医に関する法律」を守る必要があります。その上で、法律が不十分なら法律に反しても「できるだけ被曝しない方が良い」と言うべきです。でもこれも日本の法律では「被曝は可能な限り減らすこと」という法律がありますから、問題はありません。

さらに、「被曝を心配するより、気楽に思った方が良い」というのは医の倫理には当てはまりません。医というのは「直接的な治療を優先する」という原理があるからです。医師が安楽死をさせるのが認められないのは「その人がいつ死ぬのが幸福か」という判断を医師がするのは不適切であると考えられるからです。

医師から見ると、苦痛の中で生きるより注射一本で楽に死ねると思うけれど、医師は「直接的治療」が第一だから禁止されています。つまり「被曝を避けさせる」のが医師の役目で、「被曝を心配するより、気楽に構えていた方が病気にならない」というような論理を持ってくると、医師の専門性を放棄することになり、その結果、アドバイスも出来ないということになります。

インフルエンザが流行している時に「学校に行かないと友達関係が悪くなるので、インフルエンザにかかっても良いから学校に行かせなさい」というのは医師のアドバイスではありません。このようなことは教師にも常にあって「この学生にこのことを教えて何になるのか」と言うことではなく「この学生にこの知を教える」ということに徹する必要があるからです。

・・・・・・・・・
今回「医の倫理」として、正義を命令者とする裁判官(法を守る)と命を命令者とする医師の倫理が相反した場合(ナチスの殺人命令、あるいは福島の被曝を勧める医師の行動)について、倫理が相反した場合、専門家は自らの命令者に従うべきであり、それによって違法性を追求されないことを示しました。

日本の医師会が「法に従う」ことを宣言しているのは、日本がナチスのような歴史を経験していないことによります。でも、戦争前には日本軍部による人体実験命令などがあり、今回の福島原発による被曝は日本としては第2回目になります。日本の専門職の制度を正常に保つために、日本医師会がさらに研鑽されることを期待します。

(平成24年5月26日)

「tdyno.95-(9:58).mp3」をダウンロード

武田邦彦


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(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ


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過労社会 防げなかった死(東京新聞)を、考える

★皆さんは、以下の記事をお読みになって、どうお考えになりますか???
単に企業の利益が上がれば、それで良いのですか???
そんな企業の経営者が、マスコミでもてはやされたり、東京都知事選挙に立候補したりしました。記事にある企業ばかりでなく、サービス残業・過労死の話は、ごく当たり前に聞きます。自殺者は14年連続で、「3万人以上」です。人間は、何のために働くのですか???生活のためです。幸せになる為でもあるでしょう。生活のために働かざるを得ない、人間の弱みに付け込んで、サービス残業を強要し「過労死」まで生み出しています。こんな事が、許されて良いのでしょうか???

ブログ「すくらむ」
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11133033530.html

サービス残業や過労死の話を聞くたびに、私が思うのは、戦前の時代の「女工哀史」です。
小説『あゝ野麦峠
あゝ野麦峠 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%9D%E9%87%8E%E9%BA%A6%E5%B3%A0
著作者『山本茂実
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%8C%82%E5%AE%9F

★現代版、『あゝ野麦峠』です。時代を超えて過去が蘇えりました。人間のやることや、考える事は時代が変わっても同じ部分が、あります。人間を、使い捨てにする部分では、戦前の「女工哀史」も、現代の「サービス残業・過労死」と、『何ら変わりは、有りません』。是非、一度『あゝ野麦峠』や『蟹工船』小林多喜二著を、読んで頂きたいと思います。そして、『あゝ野麦峠』や『蟹工船』の世界が、現代に蘇えっている事を、知って頂きたいと思います。
蟹工船
http://www.aozora.gr.jp/cards/000156/files/1465_16805.html

★そのような社会を、変えるために戦後、色々な社会改革がなされたはずです。しかし、現代の政治家や国家行政、企業経営者は、それを忘れ果てています。過剰なサービス残業を働く人間に押し付け、過労死があろうと「ほおかむり」をして、利益のためだけに経営をする。こんな経営者を、私は許せません。

★人間としての「良心」や「人格」に、欠けています。人間の欠陥品です。「人の心」を失った人間は、人間ではありません。しかし、今そんな人間が沢山います。しかも、社会の上層部に沢山います。これを、悪いと非難するのが、マスコミの役割です。その役割を、果たさず、それどころか、「サービス残業や過労死」のお先棒を、担いでいるのではないか???と、見受けられるような、マスコミさえあります。こんな社会が、「良い社会」であるはずが、ありません。


★「東京新聞」から記事3本、全文引用。
(1)自殺後 是正勧告10件 残業 月100時間超も
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月26日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052602000098.html

 ワタミフードサービスが二〇〇九年以降、経営する居酒屋などで、時間外労働・休日労働に関する協定(三六(さぶろく)協定)に定められた時間外労働の上限時間を超えて従業員を働かせていたとして、労働基準監督署から十件の是正勧告を受けていたことが、会社側への取材で分かった。〇八年六月に新入社員の森美菜さん=当時(26)=が過労自殺した後も長時間労働が残っている実態が明らかになった。

 三六協定は労使合意に基づき、例外的に従業員の時間外労働を認める手続き。協定で定めた上限時間を超えて働かせた場合は、労働基準法に抵触する。

 親会社のワタミによると、ワタミフードサービスは〇八年十月から、経営する「和民」など居酒屋全店の時間外労働の上限を、三六協定を結んで一斉に月百二十時間から七十五時間に引き下げた。

 是正勧告を受けたのは、首都圏や関西の居酒屋の九店舗と本社。〇九年二件、一〇年三件、一一年三件、今年二件だった(四月末現在)。協定の時間外労働の上限を、最長で一人当たり月三十数時間を超えていたという。

 勧告を受けた十件のうち三件の時間外労働は、厚生労働省が過労死との関連があるとする「過労死ライン」の月八十時間を超える勤務になっていた。

 是正勧告を受けた店舗には本社が指導し、改善を図ったという。

 ワタミ・ビジネスサービスグループの辰巳正吉グループ長は「客入りが予定を上回る場合もあり、上限時間をはみ出すことは現実にある。社員の業務の一部をアルバイトに委譲したり、必要人数に向けて採用活動するなど質と量で上限内に収まるよう改善を進めている」と話している。



(2)過労社会 防げなかった死<上> 急成長ワタミ「労使一体」
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月26日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052602000099.html

 ワタミフードサービス(東京)に入社して二カ月で自殺した森美菜さん=当時(26)=の同僚だった元男性社員(26)は、入社時の本社研修を忘れない。

 同期の一人が会場で「労働組合はあるんですか」と尋ねると、人材開発部の社員が即座に答えた。「うちにそんなものはないし、必要ありません。問題が起これば迷わず相談してください」。会場がざわめいた。

 四年たった今も、ワタミグループに労働組合はない。「創業者の渡辺美樹氏は社員を家族と言ってはばからない。その思想が背景にある」と元幹部は説明する。だが、“娘”だった森さんの葬儀に渡辺氏の姿はなかった。

 ワタミの法令順守担当の塚田武グループ長は「わが社は労使対等というより労使一体。問題があれば内部通報制度もあり、従業員の意見を集約する機能を十分果たしている」と話す。

 親会社のワタミは創業十四年で東証一部に上場。〇五年にはチェーン店が五百を超えた。社長だった渡辺氏の「二〇〇八年千店舗達成」の大号令に加え、介護分野など事業の多角化にも乗り出す。

 ある店長経験者は「むちゃな拡大路線で現場にひずみが生まれていた」という。元取締役も「会社の急成長の裏でコンプライアンスが追いついていなかった」と語る。

 森さんが自殺した〇八年前後は、ワタミフードサービスで労務管理の問題が噴出した時期だった。三十分単位で勤務時間の端数を切り捨てていた残業代の未払いが発覚し、アルバイトの解雇をめぐる訴訟も起きた。

 ワタミフードサービスは、この年を境に時間外労働の上限を全店一斉に短縮。店舗のパソコンで一分単位で出退勤時間が記録できるシステムに改めた。

 塚田氏は「いけいけドンドンの創業時と違い、会社が大きくなると法令順守が求められるようになり、企業として成熟していった」と説明した。

 ワタミの中堅幹部によると、今年二月、森さんの労災認定を、会社は驚きを持って受け止めたという。中堅幹部は「労働基準監督署は不認定だったし、労務管理も改善が進んだ。森さんの件は社内的には終わった話で、青天の霹靂(へきれき)だった」と明かした。

 森さんの労災認定の際、神奈川労働者災害補償保険審査官が指摘した、森さんの月百四十時間の時間外労働について塚田氏は「当時から異例だった」と言い切る。

 だがワタミフードサービスでは今も、従業員の意思が反映されないやり方で三六協定が結ばれ、労働基準法に抵触する状態が続く。従業員は、経営側の言うがままの労働条件を受け入れるしかない。

 渡辺氏は森さんの労災認定後、短文投稿サイト「ツイッター」に「労務管理ができていなかったとの認識はない」と書き込み、批判にさらされた。

 今月、渡辺氏に三六協定の手続きが適正かなどについて取材を申し込んだが、回答は「遺族と協議中のためコメントは控えさせていただきます」だけだった。

   ×  ×

 手帳に「誰か助けて」と書き残し、新入社員の森さんは自ら命を絶った。「過労死」という言葉が生まれて、今年で三十年。過労死はなくなるどころか、年々増え続けている。会社の利益を追求するあまり、人命が軽視されていく。彼女らの悲鳴はなぜ届かなかったのか。過労死を生む背景に迫る。

 「過労社会」へのご意見や過労死問題の情報をお寄せください。〒231 0007 横浜市中区弁天通4の52 東京新聞横浜支局。ファクス045(201)1046、メールyokohama@tokyo−np.co.jpまで。



(3)過労社会 防げなかった死<中> 外食大手「うちだけじゃない」
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月27日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052702000161.html

 「『過労死ライン』を超える時間外労働を認めているのは、うちだけではない」

 二〇一〇年八月の大阪高裁。大手居酒屋チェーン「大庄」(東京)が提出した資料には、他の外食大手十三社十八店で会社側が労働者と合意したとされる残業時間が列挙されていた。月百三十五時間、百二十時間、百時間…。厚生労働省が過労死と関連が強いとする八十時間を上回る数字が並ぶ。

 吹上元康さん=当時(24)=は〇七年四月に同社に入った四カ月後、心機能不全のため死亡した。労働基準監督署の労災認定は下りたが、両親は会社と取締役個人を相手取り裁判に持ち込んだ。過剰な長時間労働を認めていた経営者の姿勢を正したかった。

 吹上さんは大津市の「日本海庄や石山駅店」に配属され、午前九時に出勤し午後十一時すぎまで働くのが常だった。高裁は吹上さんの残業時間を、月七十八〜百二十九時間と認定した。

 自分より経験のあるアルバイトにも気を使い仕込み作業を率先してこなしていたと、同僚は法廷で証言した。「八歳の時の作文で、『食堂屋になりたい』と書いた。自分の店を持つ夢を抱いて入社したが、調理師免許を取る前に倒れてしまった」と、父了(さとる)さん(63)は悔やむ。

 吹上さんの店では当時、時間外労働の上限は百時間とされていた。長時間労働を認めてきた責任を問われた大庄側の反論は率直だった。

 「外食産業界では、上限百時間の時間外労働を労使間で合意するのは一般的だ。他の業界でも、日本を代表する企業でも同様だ」

 過当競争の業界で、自社だけが「健康第一」でやっていては生き残れない。経営側の論理が透けて見えた。

 昨年五月の判決で、坂本倫城(みちき)裁判長は「長時間労働を認識できたのに放置し、改善策を何ら取らなかった」と、社長以下取締役四人に計約一億円の賠償を命じた一審判決を支持。経営者個人の責任をあらためて認めた。

 大庄の主張は日本の働き方を象徴している。総務省の昨年の「労働力調査」によると、二十〜五十九歳の男女の一割強に当たる約五百三万人が「過労死ライン」を超えて働いている。坂本裁判長は判決で「労働者の健康は何よりも守らなければならない」と繰り返し、警鐘を鳴らした。

 厳しい就職戦線をくぐり抜け、やっと内定をつかんだ若者が毎年、過労で倒れていく。「判決は画期的だが、経営者が労働者の命と健康を守る自覚を持たなければ、事態は良くならない」。三十七年にわたり過労死遺族からの相談を受けている水野幹男弁護士は、こう話す。

 吹上さんの裁判で大庄側は、判決を不服として上告した。

 「過労社会」へのご意見や過労死問題の情報をお寄せください。〒231 0007 横浜市中区弁天通4の52 東京新聞横浜支局。ファクス045(201)1046、メールyokohama@tokyo−np.co.jpまで。

【田中康夫 にっぽん改国】 夏の甲子園を“シエスタ”すべし

日刊ゲンダイ」から全文引用
田中康夫 にっぽん改国】
夏の甲子園を“シエスタ”すべし
2012年5月23日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136698

民主党小沢一郎元代表が、野田佳彦首相との“直接会談”を来週、輿石東幹事長同席で応諾したのは、オザワンの焦りの表れ、と得意顔で論評する向きが居ます。
 縦(よ)しんばそうだとして、打つ手が見当たらないのは、「消費増税」法案の今国会成立に政治生命ならぬ、自身の命を掛けると大見得を切った「泥鰌(どじよう)番長」の方が遙かに深刻ではありますまいか。
 深刻なのは、震災瓦礫も同様。総量2千万トンだった阪神・淡路大震災では、実質1年で処理が完了しました。他方、2千万トンに満たないと判明した東日本大震災の瓦礫は、1年経っても全体の10%しか処理出来ていません。
 にも拘(かかわ)らず21日、「口先番長」の弟筋に元来は当たる「二股番長」の細野豪志環境大臣は、瓦礫全体の20%=400万トンを広域処理すべく、「この廃棄物はこの自治体で、と具体的にマッチングしていく」と本末転倒な御高説を披瀝(ひれき)。
 10+20=30。残り70%の瓦礫を何時迄に何処で如何に処理するか、工程表も示さぬ儘(まま)、税金とCO2を撒き散らして10トントラック40万台分を全国拡散する愚策に血道を上げています。
 真っ当な政治主導が欠落しています。領土を放射能に占領された「フクイチ」周辺30km圏内と宮城・岩手両県の瓦礫は冷静冷徹に区分し、後者は“地産地消”で地元雇用を創出すべき。不毛な神学論争「放射能が怖いVS.大和魂の絆」を続ける余裕など最早、日本には無いのです。
 関西電力は19日、来る7月〜9月の電力使用量を昨年同期間と比べて5%以上減らした家庭に、500〜1500円分のQUOカードを謹呈すると発表しました。おいおい、その費用も総括原価方式に基づき、電力料金に上乗せされる訳でしょ。
 不要不急なTV視聴を抑制するのが、最大の節電効果。その一環として正午から4時間、我が地元・尼崎の隣町に位置する甲子園での高校野球を“シエスタ”すべし、と昨年7月6日の予算委員会で提案しました。
 早朝6時から午前2試合。夕刻4時から午後2試合。同期間は阪神戦も他球場で実施されるのですから、十分に実現可能。これぞ、朝日新聞も高野連も全国民に胸を張れる大政翼賛節電事業。が、委員会では泥鰌宰相も詭弁番長の枝野幸男経産大臣も無反応でした。最後の砦は讀賣新聞渡邉恒雄主筆。敢行すべし、と一喝されたら、原発再稼働派も脱原発派も拍手喝采でありましょうに……。
田中康夫

節電ピークシフト 経産省が本気で検討していた夏の高校野球 真昼の試合休止「日刊ゲンダイ」

★私は、前の記事でも取り上げましたが、夏の甲子園を再検討するのは、当然だと思います。原発事故以前から、常々夏の甲子園には、「大問題」があると考えていました。

★まず、第一に選手特に、投手の健康上問題があります。それで、選手生命を絶たれた人も沢山いるでしょう。プロでさえ、現在は、「登板間隔」を空けます。中何日(5〜6日)は、あいだを空けて先発します。球数も大体、100球がメドです。

★甲子園は、どうですか???
プロが考えれば、メチャクチャと言える球数を平気で投げさせます。しかも、試合が上に行くと、試合間隔も短くなり、連投・連投です。これで肩を壊した高校球児は、数知れずいるでしょう。教育的見地から考えても、選手の健康から考えても、今の試合方式は、大問題があります。誰しも、関係者であれば、分かっていると思います。しかし、今の運営方式が、システム化しているために、悪いと分かっていながら、続けています。

★夏の暑い時期に、甲子園大会を無理やり開催する理由は、夏休みと言う以外に、何もありません。電力不足をテコに、この矛盾を解決する方向に検討して欲しいと、心底思います。「子供たちを商売の道具にするのは、止めてください!!!」こう思います。

★「あるのが、当然だ」と思っていることに、大間違いが存在するケースは、世の中に多々あります。夏の甲子園は、その一番分かりやすい例だと思います。

日刊ゲンダイ」から全文引用
節電ピークシフト 経産省が本気で検討していた夏の高校野球 真昼の試合休止
2012年5月25日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136728
午前中と午後4時以降にずらす

 政府と電力各社は夏場の節電要請を今後強めていく方針だ。「原発再稼働がなければ、大幅節電は免れない」という“ドーカツ”は腹立たしいが、本当に電力が逼迫(ひっぱく)するのは真夏の8月の昼間の一時期だけ。もっとピークシフトを検討すべきじゃないか。
 衆院議員の田中康夫新党日本代表が日刊ゲンダイ本紙コラムで「不要不急なTV視聴を抑制するのが、最大の節電効果。その一環として正午から4時間、甲子園での高校野球を“シエスタ(昼寝)”すべし」と言っていたが、これは非現実的な話でも何でもない。高校野球中継は1回戦、2回戦でも視聴率が7〜10%(昨年・関東地区)と、昼間のテレビ番組にしては高い。そのうえ、実は経産省(旧通産省)は、90年代から何度も、夏の電力ピークをずらすため、高校野球の開催時間の変更を検討してきた過去があるのだ。元経産官僚で電力の制度改革に携わった石川和男氏がこう言う。
「高校野球シーズンは最も暑い時季で、冷房をつけてテレビを見るために電力使用がピークになりやすい。それで、文部省に夏の高校野球の秋へのシフトやナイターへのシフトを依頼しようと真剣に内部で検討したことがあります。しかし結局、頓挫しました。毎回、文部省がけんもほろろに拒否するのです。『国民的行事であり動かせない』『夜の野球は高校生の教育上よくない』というのが理由でした。甲子園のナイター照明より、全国の人が昼間に冷房の中でテレビ観戦する方がよほど電力を使う。試合時間を午前中と午後4時以降〜ナイトゲームというようにしたらいいのではないでしょうか」
 今夏の高校野球は8月8日から15日間の開催で、高野連は先月、「3回戦までは午前8時開始」「2試合となる準々決勝と準決勝は午前9時開始」「決勝は10時半開始」という節電プランを発表している。しかし、昼間の試合をやめればもっと節電できる。今どき「夜は高校生の教育上よくない」なんて時代錯誤だし、「国民的行事」とか言っている場合じゃない。
 節電要請の前に、経産省も文科省も、今回は本気で検討してみたら。

NEWS2012/05/30

イタリア北部でM5.8の地震、15人が死亡
Reuters JP 2012年 05月 30日 04:21
http://jp.reuters.com/article/JPauto/idJPTJE84S02420120529

国会事故調:政府事故調の資料 提出の強制決める
毎日新聞 2012年05月30日 00時06分(最終更新 05月30日 00時15分)
http://mainichi.jp/select/news/20120530k0000m040126000c.html

被爆者援護:「黒い雨」地域拡大せず 厚労省検討会報告
毎日新聞 2012年05月29日 20時51分(最終更新 05月30日 00時02分)
http://mainichi.jp/select/news/20120530k0000m040068000c.html

中国新聞 -'12/5/30
「黒い雨」拡大、否定的見解 厚労省検討会
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201205300049.html


原発事故対応の誤り、既得権益ある専門家のせい−菅前首相が証言
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2012年 5月 29日 8:36
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_450532
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/20948717465093.html ]


ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2012/5/28 13:44
細野環境相らが福島第1原発4号機で見たもの
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/11512/?mod=ART
[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/05/58904019287634.html ]

東電、福島第1原発4号機の建屋を補強―燃料プールへの懸念に対応
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2012年 5月 28日 11:04
http://jp.wsj.com/Japan/node_449997?mod=ART
[ http://hukusimagenpatujikokankyouosenn.blogspot.jp/2012/05/16740934287639.html ]

浜岡再開「1年不可能」 環境整わずと川勝知事
静岡新聞社 - (2012/5/29 08:02)
http://www.at-s.com/news/detail/100127809.html
[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/05/59834032187326.html ]
「任期中の判断ない」/原発再稼働問題(浜岡原発)
朝日新聞 2012年05月29日
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001205290003

首相「原発止められぬ」 大飯再稼働、知事の意向くむ?
朝日新聞 2012年5月29日21時51分
http://www.asahi.com/politics/update/0529/TKY201205290501.html

ANN NEWS(05/29 23:20)
前原氏が関西の首長ら批判 大飯原発再稼働巡り
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220529052.html
[ http://siryou3751.blogspot.jp/2012/05/45983209183273.html ]

原告「安全性立証を」(伊方原発運転差し止め訴訟)
(2012年5月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20120529-OYT8T01299.htm
[ http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2012/05/82193094372176.html ]

時事通信(2012/05/29-18:36)
四国電は争う姿勢=伊方原発差し止め訴訟−松山
http://jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012052900774


特集ワイド:これだけは見過ごせない 原発再稼働の問題点とは
毎日新聞 2012年04月24日
http://mainichi.jp/select/news/20120424mog00m040007000c.html
[ http://kitanoyamajirougoomokuji.blogspot.jp/2012/05/40938121084792.html ]

特集ワイド:いかがなものか 規制庁なし原因究明なし信頼なし…急ぎ足の原発再稼働
毎日新聞 2012年04月24日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120424dde012010007000c.html
[ http://dunab785fsiwn80b3hrq67kk.blogspot.jp/2012/05/94503178325637.html ]

特集ワイド:関西電力「解剖」 今夏電力不足14.9%…原発依存の「独立王国」
毎日新聞 2012年05月16日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120516dde012020014000c.html
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/35980512871269.html ]

原発比率「30%は必要」 敦賀市
(2012年5月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120530-OYT8T00038.htm

原発比率「30%必要」 全原協会長の敦賀市
47NEWS 2012/05/29 17:32 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052901001945.html

FNN - ‎(05/29 20:21)
石原都知事原発住民投票条例案に反対意見をつけ都議会提出へ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00224321.html
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/56012789342871.html ]


「太陽光」契約トラブル急増 相談 過去最多
中日新聞 CHUNICHI WEB 2012年5月29日 09時23分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012052990092136.html
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/63029821732782.html ]

原発沖の魚、いぜん高濃度 シロメバルやスズキ
47NEWS 2012/05/29 20:59 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052901002361.html
[ http://siryou374943731.blogspot.jp/2012/05/79438102873216.html ]

国会事故調 (佐藤)知事、危機管理の落ち度認める
(2012年5月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120529-OYT8T01405.htm

「核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利」(毎日新聞)ほか


★毎日新聞の最初のスクープ。ここから一連の問題が始まった。
毎日新聞の一連の報道
核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
毎日新聞 2012年05月24日 02時30分(最終更新 05月24日 02時57分)
http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000m040125000c.html
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/59087613127637.html ]

核燃サイクル「秘密会議」:まるでムラの寄り合い
毎日新聞 2012年05月24日 02時30分(最終更新 05月24日 18時52分)
http://mainichi.jp/select/news/20120524k0000m040126000c.html
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/63098281276340.html ]

核燃サイクル秘密会議:「表」の会議上回る20回45時間
毎日新聞 2012年05月25日 02時53分(最終更新 05月25日 09時17分)
http://mainichi.jp/select/news/20120525k0000m040177000c.html

核燃サイクル秘密会議:古川国家戦略相、「疑義招き遺憾」
毎日新聞 2012年05月25日 11時06分(最終更新 05月25日 11時28分)
http://mainichi.jp/select/news/20120525k0000e040211000c.html

核燃サイクル秘密会議:「委員長は4回出席」官房長官公表
毎日新聞 2012年05月25日 11時18分(最終更新 05月25日 14時49分)
http://mainichi.jp/select/news/20120525k0000e010218000c.html

核燃サイクル:秘密会議「第三者検証を」 新大綱策定会議
毎日新聞 2012年05月29日 12時36分(最終更新 05月29日 16時23分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000e040190000c.html

クローズアップ2012:原子力委問題 秘密会議、消えぬ疑問 議事録「なし」解明に壁
毎日新聞 2012年05月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120530ddm003010068000c.html


★他のニュース

「J-CAST テレビウォッチ」から全文引用
元木昌彦の深読み週刊誌
東電値上げ「燃料高の大ウソ」「潜り込ませた原発再稼働準備金」
2012/5/26 12:00
http://www.j-cast.com/tv/2012/05/26133345.html

東京圏から福岡市へ大挙転入、震災影響か
(2012年5月30日17時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20120530-OYT1T00420.htm
[ http://350kinhuytgsy7453vyrmnao.blogspot.jp/2012/05/83094763121764.html ]

大飯原発「フル稼働間に合わぬ」 関電社長会見で見通し示す
福井新聞】(2012年5月29日午前7時21分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/34934.html
http://876hgerwapolgvre43.blogspot.jp/2012/05/60945818237943.html

東電に1億3500万円請求 越谷など5市1町
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月29日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120529/CK2012052902000119.html
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/05/20987401812742.html ]

震災義援金を着服容疑(滋賀県)
(2012年5月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120529-OYT8T01334.htm

川内原発:運転差し止め求め1114人が提訴…鹿児島地裁
毎日新聞 2012年05月30日 19時21分(最終更新 05月30日 19時40分)
http://mainichi.jp/select/news/20120531k0000m040029000c.html
[ http://kiuj87432werfcyukkg669br5eds.blogspot.jp/2012/05/29309813764582.html ]

原告「福島 凌駕の危険」
(伊方原発運転差し止め訴訟)
朝日新聞 - 2012年05月30日
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001205300001
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/05/078612365478064.html ]

関西電と中部電、北陸電と四国電から風力発電による電力を受電
マイナビニュース -   [2012/05/28]
http://news.mynavi.jp/news/2012/05/28/022/

節電:「家庭、昨夏の5倍必要」 エアコンや照明、できるだけオフ−−県まとめ /兵庫
毎日新聞 2012年05月30日 地方版
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120530ddlk28040441000c.html
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/05/10387598432768.html ]

原子力委、新大綱策定中断へ 非公開会議問題受け
朝日新聞 - 2012年5月30日5時15分
http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY201205300003.html
[ http://jurouis8749nhuhdy784fg67h.blogspot.jp/2012/05/24930198327637.html ]

原子炉等規制法改正案 消える「再処理の義務」
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月30日 07時04分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012053090070415.html
[ http://gydr5730ujirfwldi75632vdrw.blogspot.jp/2012/05/03982487612875.html ]

原子炉注入 漏れた水どこへ 高汚染水になりタービン建屋へ
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月30日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012053002000094.html?ref=rank
[ http://gydr5730ujirfwldi75632vdrw.blogspot.jp/2012/05/10398237643762.html ]

太陽光で原発20基分 ドイツ 過去最高2200万キロワット発電
東京新聞 TOKYO WEB 2012年5月30日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012053002000226.html?ref=rank
[ http://gydr5730ujirfwldi75632vdrw.blogspot.jp/2012/05/23801874589340.html ]

原発推進側有利に表現変更 勉強会後、原子力委
47NEWS 2012/05/24 21:14 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052401001861.html
[ http://syoko035syoko035.blogspot.jp/2012/05/74890342187236.html ]

核燃料再処理工場 動かなくても年1100億円
東京新聞 - ‎2012年5月13日‎
(リンク切れ)
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)記事掲載ブログ
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6218146.html
5392のブログ
2012/5/1410:30
核燃料再処理工場 動かなくても年1100億円
http://blog.livedoor.jp/gomi92/archives/6213003.html
[ http://syoko035syoko035.blogspot.jp/2012/05/30948712712649.html ]

原子力委員会 なれ合い体質の深刻さ
社説 05月27日(日)
http://www.shinmai.co.jp/news/20120527/KT120526ETI090011000.html
[ http://syoko035syoko035.blogspot.jp/2012/05/903420128732653.html ]

風知草:坂田昌一の警告=山田孝男
毎日新聞 2012年05月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120528ddm002070086000c.html
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/42094128763809.html ]

【コラム】中日春秋
中日新聞 CHUNICHI WEB 2012年5月27日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2012052702000063.html
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/49083401287342.html ]

原子力委員会、委員構成見直し 利害関係者は参考人の方向で検討
FNN (05/29 21:01)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00224304.html
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/45093428912093.html ]

原子力委の運営見直しも=野田首相
時事通信 - (2012/05/29-19:54)
http://jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012052900858
核燃政策見直し、月内報告を断念=事前配布発覚で−原子力委
時事通信 - (2012/05/29-21:51)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012052900959
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/59840127834986.html ]

核燃「勉強会」 原子力委の情報収集は必要だ(5月27日付・読売社説)
(2012年5月27日01時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120526-OYT1T01111.htm
[ http://siryou78453289761230987645siryou.blogspot.jp/2012/05/20985721873407.html ]

クローズアップ2012:原子力委問題 秘密会議、消えぬ疑問 議事録「なし」解明に壁
毎日新聞 2012年05月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120530ddm003010068000c.html
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/27064132970573.html ]

原子力委秘密会議:河野議員「委員長解任を」
毎日新聞 2012年05月28日 20時22分(最終更新 05月28日 20時42分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m010045000c.html
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/70984821376238.html ]


核燃サイクル:秘密会議「第三者検証を」 新大綱策定会議
毎日新聞 2012年05月29日 12時36分(最終更新 05月29日 16時23分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000e040190000c.html
[ http://h8976uku7654si8745ma612sewrtyu.blogspot.jp/2012/05/69843182376402.html ]

除染布:土壌、水から効率よく除去 東大生産技術研が開発(毎日新聞)

原発事故は、国民にとって大きな不幸でありますが、日本に技術があるのなら、ウクライナベラルーシでは出来なかった事が、出来るはずです。除染しても、汚染を移動させるだけで問題の解決には、なりません。この記事にあるように吸着して放射性物質を集めて環境から隔離する技術が求められています。今後に期待します。

★毎日新聞から全文引用
除染布:土壌、水から効率よく除去 東大生産技術研が開発
毎日新聞 2012年05月28日 19時39分(最終更新 05月28日 23時01分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m040031000c.html

 放射性汚染水や土壌から放射性物質を効率よく除去できる「除染布」を、東京大生産技術研究所(東京都目黒区)のチームが開発し、28日発表した。軽くて扱いやすく、東京電力福島第1原発事故後の除染に活用できるとしている。

 水に溶けた放射性セシウムを取り込む効果がある顔料「プルシアンブルー(PB)」が布の繊維に固定されている。PBは粒子が小さく固定しづらいが、PBを製造する際、原料である化学物質の水溶液にあらかじめ布を浸して反応させることで、生成したPB粒子を布に固定できることを見つけた。

4号機の使用済み核燃料貯蔵プールが、崩落したなら???(3)再掲載

★1月に掲載した記事ですが、記事内容は、URLからお読みください。今回は、「47NEWS」に書いてある、放射能防護の内容を、全文転載します。「イザ!!!」と言うときのことは、原発事故の状況悪化だけでは、なく大地震などの自然災害、火災などの人的事故などについても考えておく事を、お勧めします。記事内容については、皆さんにおかれましてご判断ください。あくまで、参考になると言う意味で、全文転載しました。自分自身で判断しなければ、ならないケースもありうると思います。4号機の使用済み核燃料貯蔵プールの危機は、継続しています。


★4号機の使用済み核燃料貯蔵プールが、崩落したなら???(3)
2012-01-14 10:11:48
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11135338827.html


☆「47NEWS」から全文転載
★【福島原発事故】放射性物質からどう身を守るべきか/各地の放射線量/(Q&A)屋内退避や避難が大原則
http://www.47news.jp/47topics/e/200463.php

≪地震・原発関連ニュース−総合一覧≫こちらをクリック
http://www.47news.jp/47topics/e/201899.php
≪地震・原発−Q&A≫こちらをクリック
http://www.47news.jp/47topics/e/201309.php
≪各地の放射線量≫こちらをクリック
http://www.47news.jp/47topics/e/201510.php

■放射性物質から身を守る注意点 原発爆発、漏出の危険に
 東京電力福島第1原発で爆発があり、放射性物質が漏れ、被ばくの危険性が現実味を帯びてきた。放射性物質から身を守る注意点をまとめた。irasuto.JPG
図URL
http://img.47news.jp/47topics/images/irasuto.JPG

 放射性物質の発生源からできるだけ遠く離れることが大事だが、車での移動は避難者が集中すると道路が渋滞し、かえって被ばくの危険が高まることがある。国の指示に従って行動すべきだ。
 漏れ出た放射性物質の量によっては、避難よりも屋内にとどまる方が安全な場合もある。避難なのか、屋内での待機なのか、国が出す指示に注意したい。屋内待機の場合は家の窓を閉め、不要、不急の外出をしない。外気を取り込むエアコンや換気扇も使わない。
 最も怖いのは放射性物質の吸い込み。避難途中ではぬれたタオルやマスクで口や鼻をふさぐ。体への付着を防ぐため、できるだけ露出を避け、気密性が高い雨具などを身に着ける。雨は放射性物質を高い濃度で含んでいる恐れがあるので、ぬれないように気を付ける。避難後はシャワーで体を洗い流し、着ていた服は処分した方がいい。
 放射性物質のうち、体に取り込むと甲状腺がんの危険があるヨウ素は、非放射性のヨウ素剤を事前に飲めば体内への蓄積をある程度は防げる。ただヨウ素剤は副作用があるため、必ず専門家の指示に従い服用すること。ほかの放射性物質については、被ばくの影響を防ぐ医薬品はない。(2011/03/15 10:21)【共同通信

【首相官邸】
放射線モニタリングデータについて
http://www.kantei.go.jp/saigai/monitoring/index.html
文部科学省
全国の放射線モニタリングデータ
http://www.mext.go.jp/
都道府県別環境放射能水準調査結果
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm
福島原子力発電所周辺の放射線モニタリングデータ

東京電力
福島第一・第二原子力発電所モニタリングによる計測状況
http://www.tepco.co.jp/nu/monitoring/index-j.html
【茨城県】
県内の放射線情報
http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/index2.html
福島第一原子力発電所事故に伴う県内水道水への影響について

■屋内退避や避難が大原則 放射性物質、衣服や靴に
 東京電力の福島第1原発事故で、放射性物質が外部に広く放出された。
 Q 周辺住民はどうすればいいのか。
 A 放射線量が一定以上に増加することが予想されると、国は近くの住民に建物の中にとどまること(屋内退避)や、一定の距離の外に避難するよう指示する。まずこれに従うのが大原則だ。
 Q 屋内退避や避難指示の狙いは。
 A 空気中の放射性物質から放射線を受ける「外部被ばく」や、呼吸や飲食物を通じて放射性物質を体内に取り込んで起きる「内部被ばく」をできるだけ避けるためだ。
 Q 指示はどう伝わるのか。
 A テレビやラジオのほか、防災行政無線、自治体の広報車などで伝えられる。対策は、可能な限り時間的な余裕を持って避難などができるように立てられる。うわさやデマに惑わされず、公式発表に従い、落ち着いて行動することが大切だ。
 Q 屋内退避の指示が出たら、どうしたらいいのか。
 A 屋外に出ていた場合は、衣服や靴に放射性物質がついている可能性がある。屋内に戻り、身に着けていたものはポリ袋に入れてしっかり口を閉じる。水が使える場合は、洗濯をすればかなりの程度、洗い落とせるが、心配なら廃棄する。髪や顔、体はシャンプーやせっけんなどで洗うが、水がない場合は布やウエットティッシュなどで拭き取る。
 Q 屋内で気を付けることは。
 A 換気扇や一部のエアコンなど、室内外の空気を入れ替える機器を止め、ドアや窓もすべて閉める。食品にはふたやラップをし、必要なら冷蔵庫に入れる。飲料水はなべやバケツなどに確保する。
 Q 避難指示が出たらどう動くのか。
 A 火事を防ぐためガスの元栓を閉めてコンセントを抜き、戸締まりをした上で、指定された集合場所に徒歩で集まり、係の指示に従う。自家用車の使用は禁止はされていないが、道路の混雑や路上駐車で物資運搬や消防の車などの通行を妨げる恐れがある。できるだけ避けたほうがよい。
 Q 服装や持ち物は。
 A 肌の露出を減らすよう、マスクや帽子、フード付きの上着があれば着用する。雨や雪の際には長靴や手袋も着ける。ぬらして固く絞ったタオルや木綿のハンカチで口や鼻を覆えば、ほとんどの放射性物質の吸い込みを防げる。すぐに持っていけるように懐中電灯や携帯ラジオ、着替えなど最小限のものを入れた避難袋を用意しておくとよい。
東京電力福島第1原発の避難指示区域から移動した人たちが過ごす避難所では2・9マイクロシーベルトを検出=15日午後、福島県郡山市
 Q 屋内退避や避難指示はいつまで続くのか。
 A 一概には言えない。緊急事態の解除宣言が出るなど、事態が安定するまで待つしかない。
 Q 避難指示などが出ている区域の外では。
 A 心配ならマスクを着けたり、より遠くに移動するなどの対処はあり得る。ただ原子力安全・保安院は「区域の外では、ただちに何かの対応を取る必要はない」としている。
 Q 雨や風など、天気は影響するのか。
 A 上空の放射性物質が雨によって落ちてくることがある。通常なら建物や山などに遮られる放射性物質が強い風でより遠くまで飛ぶこともある。ただ保安院は「屋内退避などの区域は気象条件も考えて設定されているので、屋内にとどまるなどの対処が必要なのは基本的に区域内の人だ」としている。
 Q 食べ物の心配は。
 A 放射性物質が付いた水や農作物を口にすることで体内に取り込んでしまう恐れがある。国は周囲の放射線量などから判断して、その地域からの農作物などの出荷を制限することもある。放射線医学総合研究所は「避難区域内の作物は安全が確認されるまで摂取を控えて」と注意している。
 Q ヨウ素剤を飲むといいと聞いた。
 A 放射性物質のうち、体に大量に取り込むと甲状腺がんなどを引き起こす危険があるヨウ素は、放射線を出さないヨウ素剤を飲めば蓄積をある程度防げる。ただ、ヨウ素剤はアレルギーなどの副作用があり、体に入ったほかの種類の放射性物質に対して効果があるわけでもない。専門家の指示に従って服用する必要がある。(2011/03/15 20:24)【共同通信

■放射性物質と被ばく
 東日本大震災でトラブルが起きた東京電力の福島第1原発から放射性物質が放出され、被ばくした住民が多数出た。
 Q 放射線と放射性物質の違いは。
 A 放射線は、高いエネルギーを持った電磁波や粒子線の総称。多くのものを突き抜ける性質があり、医療で使われるエックス線が身近な例だ。放射性物質は、放射線を出す物質のことで、放射線を出す能力を放射能という。放射性物質を放射能と呼ぶこともある。
 Q 被ばくとは。
 A 人体が放射線にさらされること。放射線は細胞や組織を損傷したり、遺伝子を傷付けたりする。わずかな量なら影響はないが、短時間に多量の放射線を浴びると、急性症状や発がんの危険がある。原子炉が爆発したチェルノブイリ原発事故では、大気に放出された多量の放射性物質を浴びたり吸い込んだりして多くの人が死亡した。東海村臨界事故では、放射線の一種の 中性子線を浴びて住民らが被ばく、作業員が死亡した。
 Q 許容限度は。
 A 人体影響の観点から放射線の量を表す単位が「シーベルト」。人は普通に暮らしていても1年間に平均2400マイクロシーベルトを浴びるが、それに加えて浴びても健康の心配がない年間許容限度が1000マイクロシーベルトだ。胃のエックス線検査は1回に600マイクロシーベルト、CTスキャンは6900マイクロシーベルトを浴びるが、明確な利益や理由がある場合は許容限度とは別と考えることになっている。また放射線作業の従事者には別の基準がある。
 Q 今回の被ばくは。
 A 福島第1原発は、原子炉格納容器内の圧力を下げるために蒸気を外に放出している。蒸気にはウランが分裂してできる放射性ヨウ素セシウムが含まれ、住民が避難する際に衣服や体に付着したらしい。吸い込んだ人がどの程度いるかは不明だが、表面被ばくなら洗い流すことで取り除ける。また放出された放射性物質が原因で、13日には原発の正門近くの放射線量が1時間あたり1557・5マイクロシーベルトに上昇した。周囲に数十分とどまっていれば年間許容限度を超える計算だ。(2011/03/13)【共同通信

■被ばく線量限度
 一般人は普通に暮らしていても年間平均2・4ミリシーベルトの自然放射線を受ける。それに加えて年間被ばく線量限度の1ミリシーベルトを浴びても健康の心配はないとされる。実際に人体に病気などの影響が出る危険性が高まるのは年間100ミリシーベルト前後からと考えられており、1ミリシーベルトの線量限度はより安全面に厳しく設定されている。シーベルトは放射線が人体に及ぼす影響を示す単位で、1ミリシーベルトは千マイクロシーベルト。(2011/03 /15)【共同通信

■米軍は93キロ圏内の立ち入り禁止 パイロットにはヨウ素剤(2011.3.17 10:45)【産業経済新聞

◆米、原発80キロ圏に退避勧告 情勢悪化で独自判断
 【ワシントン共同】米原子力規制委員会(NRC)は16日、東日本大震災で事故が起きた福島第1原発の半径80キロ以内に住む米国民に対し、予防的措置として避難するよう勧告した。避難が難しい場合は、屋内への退避を要請した。日本政府は半径20キロ圏内に避難、20〜30キロ圏内に屋内退避を指示しているが、米政府はより広い範囲を対象とした。
 カーニー大統領報道官は16日の記者会見で、米側の独立した分析の結果、判断したと説明。NRCは15日に日本政府の指示は妥当だとの認識を示していたが、カーニー氏は「情勢は悪化している」とした上で、米側の対応は日本政府とは「もはや一致しない」と述べた。
 在日米大使館は声明を出し、天候や風向きなどさまざまな条件が放射能汚染の範囲に影響すると指摘。低レベルの放射性物質は80キロ以上離れた地域に飛散する可能性もあるとした。
 NRCによると、住民の被ばく線量が計10ミリシーベルトを上回らないようにコンピューターで避難すべき範囲を計算した結果、半径80キロ以内の避難が妥当との結果になるという。
 カーニー氏の会見では、記者団から日本政府の情報に不信感があるのではないかとの質問が続出。カーニー氏は直接の回答は避けながら「日米では基準が違う」と強調。米側の退避勧告については発表前に日米間で協議しており「日本政府は承知している」と述べた。(2011/03/17 09:11)【共同通信