「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

社説:いじめ自殺 事実の解明を丹念に <毎日新聞>

★毎日新聞:社説  から全文引用

社説:いじめ自殺 事実の解明を丹念に
毎日新聞 2012年07月05日 02時32分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120705k0000m070121000c.html

(1)

 大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中学2年男子生徒が自殺した問題で、直後に学校が在校生にアンケートを実施した。

 回答の中には、この生徒が「自殺の練習をさせられていた」「死んだスズメを口の中に入れろと言われていた」などとあり、いじめがかなり深刻だった可能性を示唆する情報があった。

 市教委は11月の記者会見でこれを明らかにせず、調査を打ち切った。生徒の両親が今年、市や関係者を相手取って起こした損害賠償請求訴訟では、「いじめが原因の自殺とは断定できない」と主張してきた。

 これらのアンケート回答内容が表面化すると、市教委は回答は伝聞や無記名だったことから事実確認できなかったと説明した。

 だが、その情報にどこまで時間をかけ、丹念な追跡調査をやった結果の打ち切りだったのだろうか。

 細かな点になると、市教委や学校側は「訴訟中であり、コメントは差し控えたい」となりがちなのも、釈然としない。

 近年、学校にまつわる問題で、説明に訴訟を意識したような対応が見られる。学校教育の現場で、真実を探求して、できるだけ明らかにするよりも、法廷での有利不利への思惑が優先することは、本来ありえないはずではないか。

 日本の学校教育でいじめの問題は古い。長く学校側は不祥事として公にはしたがらなかった。また、例外的な事例ととらえがちだった。

(2)

 しかし、06年、文部科学省は学校に「いじめはどの子、どの学校にも起こり得る」を前提とし、細かい注意点も示して、迅速かつ継続的な指導を求めた。また、一見ささいなこと、収まったようなことでも、陰湿ないじめが続いている可能性にも注意を喚起してきた。

 大津の在校生アンケートには、「自殺の練習」のほかにもさまざまな強要行為が加えられていた情報がある。その一つ一つに学校や市教委は徹底的な事実解明をしたのか。また先生に相談したという回答もあったというが、どう対応したのか。

 可能な限り、広く情報と教訓を共有したい。今回、アンケートについても、調査経緯と判断をもっと明らかにする必要がある。

 近年重視される学校の情報開示は、さまざまな不祥事も明らかにし、原因、過程、結果に学び、対策を共に講じることを含む。それは苦い教訓から認識されていたはずだ。

 司法の場は別とし、教育者自ら事実を掘り下げ、つまびらかにする姿勢を求めたい。もちろん、裁判を意識するがゆえに情報公開を加減するようなことはあってはならない。

★関連記事
J-CASTニュース
生徒15人が証言した「自殺の練習」強要 事実なら「自殺教唆罪」に当たる重大犯罪
2012/7/ 4 19:29
http://www.j-cast.com/2012/07/04138209.html

滋賀“中学生自殺”呆れ返るズサン対応!
ZAKZAK
2012-07-06 04:00:07
http://ameblo.jp/kitanoyamajirou/entry-11295219225.html

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社説:電力政策の未来 国民の主体的な選択で <毎日新聞>

★毎日新聞:社説  から全文引用

社説:電力政策の未来 国民の主体的な選択で
毎日新聞 2012年07月04日 02時31分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120704k0000m070109000c.html

(1)

 政府のエネルギー・環境会議が、中長期のエネルギー政策に関する三つの選択肢を示した。政府は国民的議論を経て、8月末までに一つに絞り、「革新的エネルギー・環境戦略」としてまとめる。

 日本の将来を左右する重大な選択だ。冷静な議論を重ね、納得いく結論を得る必要がある。それには、国民の判断の基準になる正確な情報提供や、民意を公正に反映する議論の場が不可欠だ。

 30年時点での電力の原子力発電依存度は0%、15%、20〜25%の3通り。原発依存度に応じ、温室効果ガスの削減度合いや電気料金の上げ幅、国内総生産(GDP)への影響なども試算している。

 もっとも、そうした試算値には大きな幅があり、影響の大きさは見えにくい。これでは国民が選択するのも難しい。算定の根拠を詳しく説明したり、さまざまな分野で生じる影響を実感しやすい形で示すなど、より丁寧な情報提供を求めたい。

 政府は、原発依存度を15%にする案を有力視している。三つの選択肢の中間に位置し、政府が掲げる原発の「40年廃炉規定」をベースにしているからだ。しかし、「国民的議論」を前提とするからには、「結論ありき」で、民意を誘導することがあってはならない。

(2)

 政府は、パブリックコメントの募集や全国での説明会に加え、今回初めて「討論型世論調査(DP)」を実 施する。選択肢に関する世論調査を行い、回答者から討論会への参加者を募って、討論の前後で意見がどう変わったかを調査する手法だ。積極的に意見を表明し ない層の意見をくみ上げられるなど、きめ細かく民意を探るのに適しているという。

 これまで、民意を政策に反映させるためのタウンミーティングや原子力政策を巡る公聴会では、やらせや不 公正な運営が、しばしば問題になった。DPの運営は、新たに発足させる第三者委員会に委ねられる。委員の人選に意を尽くし、途中経過も公表するなど公正で 透明性の高い運営を確保しなければ、結果への信頼は得られないだろう。

 今回の選択肢そのものにも問題は残る。軸になりそうな原発依存度「15%」は、立地条件などで耐用年数前に停止すべき原発があれば、引き下げ可能なはずだ。30年以降の将来像も見通せない。

 また、使用済み核燃料の処理については、依存度0%の場合を除き、全量再処理を含むあらゆる可能性が残されたままだ。

 国民にとっては、自ら主体になって選択する大切な機会だ。疑問は政府にしっかりとただし、将来に責任を持てる結論につなげたい。

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今週金曜日も首相官邸前で関西電力大飯原発再稼働に反対する大規模デモ

★阿修羅♪ >
今週金曜日も首相官邸前で関西電力大飯原発再稼働に反対する大規模デモ
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/411.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 7 月 06 日 21:12:12: KbIx4LOvH6Ccw

動画 Dailymotion
首相官邸周辺で反原発デモ 最大規模に
http://www.dailymotion.com/video/xs0380_yyyyyyyyyyyy-yyyyy_news?start=0

http://www.news24.jp/articles/2012/07/06/07209005.html

首相官邸周辺で反原発デモ 上空から撮影(NNN)

大飯原発が再稼働して初めての週末を迎えた6日、首相官邸周辺で再稼働に反対するデモが行われ、東京・霞が関まで数百メートルにわたって列が続いている。上空から撮影された映像では、多くの市民が集まっているのがわかる。目立った混乱は起きていない。

                                                                          • -

http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/220706035.html

総理官邸前の「原発再稼働反対」デモ 最大規模に(テレビ朝日)

総理官邸前では6日、反原発を訴える大規模なデモが行われています。

 (小木逸平アナウンサー報告)
 反原発脱原発を訴える官邸前のデモは、今週もこの金曜日、官邸前で午後6時から始まりました。「再稼働反対、再稼働反対」と訴える声が、官邸に向かって大きな固まりとなってぶつかっているように聞こえます。ほとんど自分が話している声が聞こえないような、大きな、大きな声、シュプレヒコールが続いています。集まっている人は、もうすでに歩道からあふれんばかりの状態になっていますが、今週は警備が非常に物々しいこともあり、反対側の国会側には人はあふれ出ないような状態になっていますが、この後もサラリーマン姿の人がどんどん増えてきていますので、どうなるのか分からないという状況です。カメラの列がずっと国会前から続いていますが、その後ろまでとらえることができません。もうすでに財務省のほうまで長く続いているということです。特定の団体がどこかで集まるというようなことではなく、駅から降りて一人ひとりがパラパラと集まってきているという感じです。ある参加者は、「毎週、これからも必ず来ます」と話をしていました。これからも終わりそうにありません。

                                                                          • -

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226906.html

首相官邸前で関西電力大飯原発再稼働に反対するデモ(FNN)

関西電力大飯原発再稼働に反対するデモが、6日午後6時50分現在、首相官邸前で行われている。
このデモは、大飯原発の再稼働に反対する人たちが、ツイッターなどを通じて、参加を呼びかけているもので、官邸前で毎週金曜日に行われている。
再稼働後、初めての金曜日となる6日もデモが続いている。

確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香・坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)(1)

★阿修羅♪ >
確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/430.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 7 月 07 日 09:40:06: KbIx4LOvH6Ccw

「写真・動画」多数あり。★阿修羅♪ >のURLからご覧ください。
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/430.html

http://www.labornetjp.org/news/2012/0706shasin

→動画4分(YouTube ユニオンチューブチャンネル)
7.6 大飯再稼動反対!官邸前行動 (レイバーネットTV)
http://www.youtube.com/watch?v=oxYFE_6JeBA&feature=youtu.be
確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)

7月6日、大飯原発再稼働強行を受けて「官邸前・毎週金曜デモ」は、雨にもかかわらず再び10万をこえる人々が集まった。この日は、警察の警備がきわめて厳重で、国会周辺の道路閉鎖やメトロ「国会議事堂前」入口を封鎖するなどしたため、かえって大混乱となった。集会では、民主・社民・共産・新党日本など多くの国会議員が個人として1分アピールしたが、亀井静香氏(無所属)が初めてマイクを握って注目を浴びた。また音楽家・坂本龍一氏も登場すると、取材陣が殺到して騒然とする場面もあった。警察の規制にもかかわらず、この日も人並みは歩道に収まりきれず、車道に広がった。紫陽花を手にする人、手作りプラカードを掲げる人、激しい雨もはねかえし「再稼働反対」のコールは、解散の午後8時まで止むことはなかった。(M)

確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香・坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)(2)

★阿修羅♪ >
確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/430.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 7 月 07 日 09:40:06: KbIx4LOvH6Ccw

確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2012/0706shasin
写真URL
↓警備は厳重だった
http://kwout.com/cutout/6/48/rv/7gy_bor.jpg
↓福島の人が怒りのマイクアピール
http://kwout.com/cutout/a/g9/qq/s2u_bor.jpg
http://kwout.com/cutout/a/g9/qq/s2u_bor.jpg
↓車道にあふれる人々と必死に規制する警官
http://kwout.com/cutout/w/iu/33/6t9_bor.jpg
http://kwout.com/cutout/w/iu/33/6t9_bor.jpg
http://kwout.com/cutout/s/h3/n8/pmv_bor.jpg
↓東京東部労組や郵政労働者ユニオンの旗も見えた
http://kwout.com/cutout/s/h3/n8/pmv_bor.jpg
↓次につながるために午後8時での解散を呼びかける主催者
http://kwout.com/cutout/8/up/wy/jbq_bor.jpg

<参照>
写真報告 : 7.6再稼働反対!官邸前行動(レイバーネット)
http://www.labornetjp.org/news/2012/0706shinya
以下は、Shinyaさん提供の7.6大飯原発再稼働反対、官邸前行動の写真です。とくにマイクアピール周辺。
写真URL(レイバーネット掲載分)
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-11
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-12
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-13
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-14
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-17
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-18
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-19
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-20
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-21
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-22
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-23
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-24
http://www.labornetjp.org/image/2012/0706-25

著作権

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不明な点は レイバーネット日本 http://www.labornetjp.org/にお問い合わせください。

確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香・坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)(3)

★阿修羅♪ >
確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香坂本龍一もマイク握る(レイバーネット日本)
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/430.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 7 月 07 日 09:40:06: KbIx4LOvH6Ccw

★以下は、「★阿修羅♪ 」からの引用です。
岩上安美さんのUSTREAM動画の一部です。
http://www.ustream.tv/recorded/23799769
http://www.ustream.tv/recorded/23799680
http://www.ustream.tv/recorded/23799641
http://www.ustream.tv/recorded/23799631
http://www.ustream.tv/recorded/23799246
http://www.ustream.tv/recorded/23798962
http://www.ustream.tv/recorded/23798854
http://www.ustream.tv/recorded/23798328

坂本龍一さんの官邸前抗議スピーチはこちら ⇒
http://www.ustream.tv/recorded/23798198


<参照>

坂本龍一さん 官邸前抗議でスピーチ「 1基2基再稼働されてもへこたれるな!」 再稼働容認という噂を否定
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65813843.html

《放射能》 群馬県のヨーグルトから16 Bq/kgのセシウム(7/4) (本当の食品 放射能汚染)

★阿修羅♪ >
《放射能》 群馬県のヨーグルトから16 Bq/kgのセシウム(7/4) (本当の食品 放射能汚染) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/442.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 07 日 20:17:24: igsppGRN/E9PQ

【放射能】群馬県のヨーグルトから16 Bq/kgのセシウム(7/4)
http://kaisyosite.blog135.fc2.com/blog-entry-443.html
2012-07-07(10:56)  本当の食品 放射能汚染|牛乳,粉ミルク etc


【群馬県のヨーグルトから16 Bq/kgのセシウム

毎日新聞によれば、群馬・下仁田町の販売店で採取したヨーグルトから、
1キロ当たり16ベクレルの放射性セシウムを検出。原料は、群馬産の原乳。

また、沼田市の製造所で採取した牛乳は同5・7ベクレルが測定されています。

群馬県による公表は、7月4日。

(ソース)
・毎日新聞:震災ファイル:下仁田のヨーグルトから基準値以下のセシウム /群馬
 (2012年7月5日)
 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20120705ddlk10040150000c.html

前回の記事では、東京都の市販の牛乳(流通品)から
1キロあたり4・6ベクレルの放射性セシウムが検出されています。

こちらの採取日は、6月25日。

詳しくは当ブログの次の記事をご覧ください。

・【放射能】東京都の市販の牛乳から 4・6 Bq/kg(厚生労働省
http://kaisyosite.blog135.fc2.com/blog-entry-442.html

しばらく牛乳や乳製品は、こういう状況が続くような気がします。


【食品の放射能検査ニュース】

遅ればせながら、facebookをはじめました。

・食品の放射能検査ニュース
 http://www.facebook.com/hosyanokensa

「ヘタの横好き」ということで(汗)、私は複数のブログをやっています。
ですが、食品の汚染については、facebookページに集中させる予定です。

また、福島原発4号機など、「気になるニュース全般」については、twitterに集約するようにしています。よろしければご笑読ください。

twitter
 https://twitter.com/#!/saito_mitsuo

引き続き、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

《放射能》 東京都の市販の牛乳から 4・6 Bq/kg(厚生労働省) (本当の食品 放射能汚染)

★阿修羅♪ >
《放射能》 東京都の市販の牛乳から 4・6 Bq/kg(厚生労働省) (本当の食品 放射能汚染) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/413.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 06 日 22:17:48: igsppGRN/E9PQ


【放射能】東京都の市販の牛乳から 4・6 Bq/kg(厚生労働省
http://kaisyosite.blog135.fc2.com/blog-entry-442.html
2012-07-06(10:01) 本当の食品 放射能汚染|牛乳,粉ミルク etc


【東京都の市販の牛乳から 4・6 Bq/kg】

厚生労働省公表の放射能の検査結果によれば、
東京都の市販の牛乳(流通品)から
1キロあたり4・6ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。

採取日は6月25日。放射線検査器はゲルマニウム半導体測定器です。

(ソース)
・厚労省HP:食品中の放射性物質の検査結果について(第428報)
 (2012年7月5日公表分。PDFファイル)
 *表中の「343番」が当該の検査結果です。

牛乳からは、絶えずセシウムが出ている印象です。ここまで来ると、メーカー側は「確信犯」なのかなと思います。
「10ベクレルまでならいいだろう」くらいに考えているような気がしてしまいます。


【食品の放射能検査ニュース】

遅ればせながら、facebookをはじめました。

・食品の放射能検査ニュース
 http://www.facebook.com/hosyanokensa

「ヘタの横好き」ということで(汗)、私は複数のブログをやっています。
ですが、食品の汚染については、facebookページに集中させる予定です。

また、福島原発4号機など、「気になるニュース全般」については、twitterに集約するようにしています。よろしければご笑読ください。

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引き続き、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


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政府、風力拡大に送電網整備支援(中日新聞  NHK )

中日新聞 CHUNICHI WEB
政府、風力拡大に送電網整備支援
2012年7月1日 18時57分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012070101000569.html?ref=rank
中日新聞 から全文引用)
 枝野幸男経済産業相は1日、風力発電に適した北海道と東北地方の一部地域で、必要な送電網の整備・増強を財政支援する方針を表明した。補助金を念頭に「送電網を持つ電力会社と(恩恵を受ける)風力発電事業者の負担を前提に、国が協力する枠組みを考えたい」と述べた。
 固定価格買い取り制度の開始で、当面は太陽光発電の普及が見込まれるが、経産相は「風力が大きな柱になる」と強調。2013年度予算の概算要求に盛り込む考えだ。
 経産省によると、09年の総発電量に占める風力の比率は0・3%。強い風が吹く地域は過疎地が多く、送電線の容量不足が発電所建設のネックになっている。
(共同)


NHK NEWS WEB
経産相 風力発電拡大へ送電線支援
7月1日 18時49分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120701/k10013247861000.html
(NHK NWES から全文引用)

再生可能エネルギーによる電力を買い取ることを電力会社に義務づける新しい制度が1日から始まった のに合わせて、枝野経済産業大臣は、福島県にある風力発電所を視察し、風力発電を拡大するうえで課題となっている送電線の整備を、北海道や東北の一部の地 域に限って、国として支援したいという考えを示しました。
枝野経済産業大臣は1日、福島県郡山市にある風力発電所を視察しました。
この風力発電所は、200ヘクタールの農地の中に風車が33基あり、年間の発電量は一般的な家庭およそ3万5000世帯分に相当するということです。
枝野大臣は、発電事業を行っている企業の担当者から、6メートル四方の土地があれば風車の支柱を立てられるため、周辺では野菜の栽培が行われるなど風力発電事業と農業が共存しているといった説明を受けていました。
一方で、枝野大臣は、北海道や東北地方には、安定して風が吹くものの送電線が遠く離れた場所にしかない地域が多く、安いコストで風力発電所から送電線まで電力を送れないことなどが大きな課題になっているという説明も受けていました。
視 察を終えた枝野大臣は、記者団に対し「風力発電は再生可能エネルギーの柱となる。北海道や東北の一部に限って、国が送電線の整備を支援したい」と述べ、風 力発電の適地の近くに送電線が整備されるよう、北海道や東北の一部に限って国として支援したいという考えを示しました。

「原子力依存ゼロも再生エネルギーで可能」 メガソーラーでソフトバンクの孫社長(MSN Japan 産経ニュース)

MSN Japan 産経ニュース
「原子力依存ゼロも再生エネルギーで可能」 メガソーラーでソフトバンクの孫社長
2012.7.1 14:10
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120701/biz12070114120007-n1.htm
(MSN Japan 産経ニュース から全文引用)
(1)

 ソフトバンクの子会社、SBエナジー(東京)が事業者となる京都府初のメガソーラー(京都市伏見区)が1日、稼働を開始し、運転開始セレモニーが現地で開催された。ソフトバンクの孫正義社長は「通信も電気があって初めてつながるもの。再生エネルギーの事業は、今後IT事業とも相乗効果がはかれる」と述べ、今後も再生エネルギー事業を拡大していく考えを示した。

 メガソーラーは約8万9千平方メートルの京都市の所有地に2基設置。計約1万7千枚の太陽光パネルの出力は、京都府内最大の計約4200キロワット。太陽光や風力などで発電した電力を電力会社が買い取る再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度がスタートした1日に、まず1基目が運転開始。2基目は9月1日から発電する予定。

 セレモニーには、孫社長の他、太陽電池のシステム設計や施工などを担当した京セラの稲盛和夫名誉会長らも駆けつけた。

 孫社長は、関西電力が、大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット、加圧水型軽水炉)を再稼働させることについて「安全対策が不完全な中、誠に遺憾」と発言。「原発の事故から、何としても再生エネルギーを作らないといけないという思いでやってきた。原子力に対する依存を0%にすることは、再生エネルギーや省エネなどで可能だ」と意気込んだ。

(2)


 この日は、SBエナジーが事業者となる群馬県のメガソーラーも稼働を開始。さらに、年度内に長崎県、徳島県、栃木県など国内5カ所にメガソーラーを稼働する予定で「まだ電力の仕事は素人だが、余力のある限り、広げていきたい」(孫社長)という。

 この日の天候は、あいにくの雨だったが、孫社長は「たとえ、太陽がだめでも、水力がある。水力がだめでも、風力がある。自然をさまざまな形で生かして、目の前のリスクを考えず、長い目で真実のコスト価値はどこにあるのか見極めてほしい」と訴えた。


★関連記事
MSN Japan 産経ニュース
運転継続は理解できない 孫社長が批判
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120701/biz12070121390010-n1.htm
※リンク切れの場合
[ http://sawasugi381kinngo61590.blogspot.jp/2012/07/52894109843726.html ]

【月刊正論】太陽光発電に傾倒する孫正義氏、その真意を探る(MSN Japan 産経ニュース)

MSN Japan 産経ニュース
【月刊正論】
太陽光発電に傾倒する孫正義氏、その真意を探る
2011.8.11 03:00 (1/4ページ)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110811/biz11081103010000-n1.htm
★MSN Japan 産経ニュース から全文引用

(1)
 去る6月24日、千代田区丸の内の東京国際フォーラムで開かれた第31回ソフトバンク定時株主総会。収容人数約5千人のホールは、全国から駆けつけた株主らで埋め尽くされていた。東日本大震災被害者に対する30秒間の黙祷で静かに始まった総会は、やがて昨年度の事業内容に関する20分ほどのビデオ説明に移り、その後は孫正義社長の独壇場となっていった。(月刊正論9月号)

 孫氏の説明によれば、現在ソフトバンクの業績は絶好調。この5月まで携帯電話の純増数で14カ月連続して国内トップをキープし、売上高は前期比9%増の3兆2千億円と初の3兆円超えを実現。経常利益も2期連続で最高益を更新。営業利益は6期連続での最高益を実現した。フリーキャッシュフローも前期比44%増の5613億円と増加。有利子負債も2006年度の半分である1兆2千億円となる見込みだという。

「ソフトバンクは赤字のイメージもありますが、実態としては日本で3番目の利益を出している会社です。純有利子負債も予定より速いペースで削減できており、ドコモさんの利益率を抜きました。スケールメリットというものがあって、通常は大きい会社の方が、営業利益率が高いのですが、ソフトバンクは業界3位にもかかわらず利益でKDDIさんを上回り、利益率ではドコモさんをも上回り、業界ナンバーワンになったわけであります…」

 淡々とした口調ながら、孫氏の声は自信に漲っていた。

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 目下ソフトバンクの成長を牽引しているのは、iPhoneとiPadで、それぞれスマートフォン市場、スマートパッド市場を席巻している。中国のインターネット市場にも積極的に参入し、すでにポータルサイト大手の阿里巴巴(アリババ)や同国最大のオンラインテレビサービスPPTVにも大規模な出資をおこなった。ここで質問が入る。

「昨年の株主総会で発表された新30年ビジョンは実現しますか?」

 ソフトバンクが創業30周年を迎えた昨年の株主総会で、孫氏は今後30年の間に「分散・分権型で協調し、自己進化・自己増殖する」戦略的シナジーグループを5千社規模に拡大し、時価総額で200兆円企業を実現する、とぶちあげた。

 大風呂敷といえば大風呂敷だが、有言実行が孫正義のスタイルだと日頃から彼は強調してきた。なにしろ、「大ボラ吹きというのは大きなビジョンを持っていることの裏返し」(『孫正義語録−−孫氏の兵法』)というのが孫氏なのである。無謀と言われたボーダフォン日本法人の買収も成功させた。

「5年前のボーダフォン買収というのは、私どもの創業以来一番大きな賭けであったということは言えます。(略)ボーダフォン時代は下げが止まらないという状況でしたが、ソフトバンクは多くの皆さまのご心配とはまったく逆で、5倍の利益の増大を実現することができたのです…」

 そして「ウソばっかりとか、ペテン禿とか言われますが」と笑わせた後、「無茶苦茶にやってそうでいて約束は果たしています。言ったときは言ったことを守るのがソフトバンクの社風であります」とまとめてみせた。

 だがこの日、全国から駆けつけた株主たちを前に孫氏が真に訴えたかった目的は別にあった。再生可能自然エネルギー発電事業に参入できるよう、定款変更について理解を求めることである。後半約20分にわたって切々と語られた孫氏の自然エネルギー、特に太陽光発電にかける熱い想いは、聴く者の心を揺さぶるものであった。

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 「(震災前まで)私は電気に対する興味はゼロでした。エネルギーなんていうのは考えの外でした。しかしこの3月11日の大震災で私は心底考えさせられました。自己嫌悪にも陥りました。人生ってなんだろう。会社ってなんだろう。人間はなんのために生まれてなんのために死んでゆくのか。人々の幸せってなんだろう。生きがいってなんだろう。いろんな事を考えさせられました…」

 関知の外だったエネルギー分野に孫氏の興味を向かわせたのは、やはり3・11の東日本大震災だったという。

「我々の電波が繋がらなかったためにですね、失われた生命もあるかもしれないということを考えるとですね、ホントに胸が痛くてですね、ホントに涙が止まらなくて、なんとかしなくてはいけないと、心底考えさせられました。だからこそ、先程も言ったようにですね、しばらくここ2、3年は利益を度外視してでも電波を届かすんだと決意したところであります…」

 一流の経営者は一流のプレゼンテーターであることが多いが、孫氏もその例に漏れない。孫氏のスピーチの巧みさ、人をその気にさせる説得能力の高さには定評がある。そして、ここ一番の勝負の時には相手の情感に訴え、共鳴を促すのが孫氏のスタイルのようである。孫氏のスピーチを聴いて「泣いた」「感動した」と絶賛する信奉者も数多い。

 私も今回、この文章を書くため、USTREAMなどに保存されている孫氏の講演録を繰り返し再生して視聴してみたが、その言葉には凡百の起業家にはない迫力がある。

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 殊に彼が折にふれて語る、九州で在日韓国人三世として極貧の環境に生を受け、凄まじいまでの上昇志向と勝負勘でのし上がってきた半生の物語には胸打たれるものがあった。なかでも圧巻は、昨年の株主総会の最後に語られた祖母の思い出にまつわるエピソードであろう。

 1957(昭和32)年、佐賀県鳥栖市で生まれた孫正義氏の出生地は、「無番地」と戸籍に記載されているという。線路脇の空き地を不法占拠した在日部落だった。朝から晩まで働き詰めに働いていた正義少年を親に代わって育ててくれたのは、14歳で言葉もわからないまま日本に嫁いできた祖母であった。壇上スクリーンに大写しになった在りし日の祖母の写真を背景に、「大好きだったお祖母ちゃんが、ある時から大嫌いになった。お祖母ちゃん=キムチ、お祖母ちゃん=韓国だったから…」と、眼にうっすらと涙を浮かべ、声を震わせた孫氏の姿に、会場はしわぶき一つ聞こえない静まりようだ。(続きは月刊正論9月号でお読み下さい)

野村旗守氏

 昭和38(1963)年生まれ。立教大学文学部卒業。外国人向け雑誌編集長、フリー編集者などを経てフリージャーナリストに。主要な取材テーマは「日朝関係」「日本のアンダーグラウンド」。『北朝鮮 送金疑惑』(文春文庫)、韓光煕『わが朝鮮総連罪と罰』(取材構成、文春文庫)、『北朝鮮利権の真相』『社会党に騙された!』(いずれも編者、宝島社)など著書多数。近著は『中国は崩壊しない』(文藝春秋)。

想定外の地震を想定せよ!! 原発周辺地域で発生しうる最大規模の地震を前提と・馬淵澄夫レポート<現代ビジネス>

<現代ビジネス>から全文引用
2012年04月20日(金) 馬淵 澄夫
馬淵澄夫レポート(1)〜(5)

想定外の地震を想定せよ!! 原発周辺地域で発生しうる最大規模の地震を前提とした新基準でなければ、新たな「安全神話」を作り出すだけだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32360
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32360?page=2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32360?page=3
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32360?page=4
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32360?page=5

(1)
 先週、政府は大飯原発3,4号機について「二基が新たな安全基準を満たしていることを最終確認」したとしての再稼働を認める方針を決定した。前回、私は再稼働の是非に先立って、「新基準」の問題点を指摘規した。福島第一原発の事故原因特定がなされないまま、主たる原因を津波と「仮定」して行った緊急安全対策、外部電源対策、シビアアクシデント対策によって、安全だとする判断を「安易かつ無責任」だと厳しく指摘してきたものである。再稼働という個別事案を問うているのではなく、そもそも「安全」に対する政策決定のプロセスが不透明だと指摘したものである。

 しかし、世論並びにメディアは個別の再稼働の議論にどうしても流れてしまうと思われるが、あらためて私は、今回の福島第一原発事故において事故原因の特定を行い基準の見直しを考えていくうえでも何が問題の本質かを指摘しておきたい。

1.想定外の地震は、人為的に発生

 そもそも、福島第一原発の事故の第一原因は地震である。マグニチュード9.0レベルの地震発災によって引き起こされた事故であることは間違いない事実である。もちろん、その地震によって発生した津波が第二原因となることは十分考えられることではあるが、今回の事故を検証し安全基準の見直しを検討していくうえで、「地震」について第一に検証していかなければならないことは当然である。

 そこで、今回の東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震原発事故の関係を整理したい。

 近年、原発事故と関連する地震動については、新潟県中越沖地震東北地方太平洋沖地震がある。新潟県中越沖地震では柏崎刈羽原発東北地方太平洋沖地震では福島第一原発に対して設計上の基準を超える地震動を計測している。柏崎刈羽原発については、保安院IAEAの当時の現地調査のコメントとして「設計を超える地震動が発生したことについて、設計上、常に安全裕度を織り込んでおくことにより、実際に発生したことに耐えられる設計をするものであり、まさにそれが柏崎の事例。」として発表している。一方、「今回の重要な教訓の一つは、地震が設計時の想定値よりもはるかに上回ったこと。最大発生可能地震を想定する必要がある。」とも表明している。

http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g80220a12j.pdf

 つまり、わかりやすく言えば、「柏崎刈羽原発は設計を超える地震が来たけど原発は余裕度を見込んでいるから大丈夫だった。でも、想定をはるかに上回る地震が来たということは最大発生可能な地震を想定しないとダメだね」と言うことだ。

 そして、福島でも、それは起きたのである。

(2)
 更に、余裕度があるから大丈夫かどうかの確認は、いまだ近づくことができない原子炉の状況を考えると、まったくできていないということである。

 そもそも想定している地震動を超える地震が複数発生していること自体、大きな問題であり、このことは、自然界において偶然に生じたことではなく、設計上の地震動の策定方法そのものに問題があるという人為的な問題ととらえるべきなのだ。にもかかわらず、このことを「想定外」の一言で片付けている。これでは、同じ事象が再び生じる可能性がある。

2.リスクが多い設計基準

 原子力発電所の耐震設計に関する技術指針は、原子力安全委員会が決定した「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」(H18.9.19)により規定されているほか、耐震設計に用いる地震動の策定は、(社)日本電気協会の原子力規格委員会が策定した民間基準である「原子力発電所耐震設計技術指針基準地震動策定・地質調査編」に基づいて行っている。

 この指針では、耐震設計に用いる地震動の策定に関して、想定する地震について、「敷地ごとに震源を特定して策定する地震動」と「震源を特定せず策定する地震動」に区分する考え方を基本的に採用している。

 「敷地ごとに震源を特定して策定する地震動」は、下記の3つの地震を検討用地震とし、距離減衰(震源地から離れれば離れるほど震度が減る)を行うことなどにより、敷地における地震動を策定することになる。

 ①内陸地殻内地震:敷地周辺の活断層の位置や長さより、震源と地震規模を設定

 ②プレート間地震:敷地周辺で過去に発生した最大規模か、想定した断層面から設定

 ③海洋プレート内地震:海洋プレート内におけるメカニズムや規模及び発生位置に関する地域的な特徴を踏まえて設定

 これらの方法の問題点は、震源を特定しているため、実際の耐震設計に用いる地震動は、距離減衰などにより、発電所において小さく見込まれることにある。このため、実際に発生する地震の震源の位置が想定と異なることにより、重大な被害が生じるリスクを持っているのである。

 一方「震源を特定せず策定する地震動」は、震源と活断層を関連づけることが困難な過去の内陸地殻内の地震について得られた震源近傍における観測記録をもとに地震動を策定しており、「敷地ごとに震源を特定して策定する地震動」に比べると小さくなる。

 このように、震源を特定して地震を区分し、地震動を策定する考え方は、「一般に、ある程度以上の規模の大きな地殻内の浅い地震が発生した際には、地表地震断層が出現する。同じ震源断層でこのような地震が繰り返すことによって、地表付近に地表地震断層の変異・変形が累積し、活断層として認識される。したがって、ある程度以上の規模の大きな地震であれば、活断層を調査することにより、将来発生する地震の位置や規模を想定することができる。」という仮定に基づくものであり、地震学においては「一般」とされている。

(3)
 しかし、そもそも本当にこの仮定は正しいのだろうか。

 20世紀以降、日本で起きたM6.8以上の規模の内陸地震は25回。そのうち、主要な活断層帯で発生した地震は6回。さらにそのうち、地表に断層が出現したものはわずかに4回に過ぎない。一方、まったく活断層がない地震は10回。これに加えて、新潟県中越沖地震など、事前の十分な地質調査が困難な、沿岸海域で発生したものは6回にも上っている。

 つまり、大地震が活断層帯で起きるケースの方がまれであるという地震の発生状況や、断層を含む地質の状況を完全に明確にすることは困難である沿岸部という立地条件を考慮すると、今の指針に基づく設計では、想定外の地震の発生するリスクが非常に高いのだ

3.リスクを認識している保安院

 政府は、再稼働の安全基準を策定するに当たり、様々な意見聴取会を開催して専門家の意見を反映させてきたと言っている。

 このうち、地震・津波に関しては、「地震・津波に関する意見聴取会」という会議が設置され、平成23年9月30日から平成24年3月28日まで15回開催されている。

http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/800/26/800_26_index.html

 東北地方太平洋沖地震を踏まえて、今後の地震動、津波に対する評価をどのように行うのを検討するとともに、個別の原発毎の地震・津波に対する評価の妥当性を検証しており、ここでの議論を参考として、平成24年2月16日「平成23年東北地方太平洋地震の知見を考慮した原子力発電所の地震・津波の評価中間とりまとめ」を保安院が公表した。

 意見聴取会第10回会議において、この中間とりまとめの素案に対する意見聴取が行われた。

 この時、保安院が配布した資料では、「今回の地震による知見を踏まえM7.0規模の地震動を考慮すべきとの意見も示されており、「震源を特定せず策定する地震動」についてはその策定に係わる考え方を整理する必要があると考える。」と記されている。

第10回配付資料10-4のP30中段
http://www.nisa.meti.go.jp/shingikai/800/26/010/10-4.pdf

 しかしながら、2月16日に保安院が公表した最終の中間とりまとめからは、素案にあったはずの「震源を特定せず策定する地震動」の課題に関する記述は削除された。

保安院公表資料P28〜30
http://www.meti.go.jp/press/2011/02/20120216003/20120216003-2.pdf

(4)
 この結果、問題点は、海溝及び活断層の連動性(これまでは5km以下だと連動扱い)だけに論点を絞っており、「震源を特定せず策定する地震動」に関する見直しは行われず、安全対策にも反映されないことになった。

 この議論の仮定からも明らかなように、保安院は、リスクを認識していても、安全対策、基準に反映しない姿勢であり、依然として、「人為的に発生する想定外の地震」の恐れがあるということになるのだ。

4.想定外の地震を想定せよ

 政府が決定した4大臣による再稼働に当たっての基準において、地震及び高経年化による影響は、外部からの受電系統における電気設備の損傷等による外部電源喪失しか認めていない。

 それ以外の地震による影響はどうしたのか、例えば、地震動によって原子炉プラント自体が損傷を受けたのではないかという懸念に関しては、

・被害が未だ確認できていない。
・データや分析の範囲で知見が得られない。
・シミュレーションの結果、基準値を満たしている。

 など、リスクが想定されているにもかかわらず、根拠にもならない理屈だけでそのリスクを排除している。

 これこそが、様々なリスクが想定され、指摘されていたにも関わらず、基準上では想定してこなかった姿勢そのものであり、「安全神話」の元凶なのだ。

 本来、安全を増すために用いるべき科学や工学の知見を、リスクを増大させる根拠として用いるべきではない。

 今回の、再稼働に向けた「新基準」は、また幻影に過ぎない新たな「安全神話」を作り出そうとしているのではないだろうか。

 想定外の地震が発生し、想定を超える地震動を受け、想定を超える津波の襲来を受けた、という事実に目を背けることなく、政府は、国民の信頼を回復するため、何よりもまず、最初に想定外の地震を想定する努力を行うべきなのだ。

(5)
 具体的には、内陸地殻内地震及びプレート間地震に関しては、地域で起こりうる最大規模の地震を把握し、その地震が原子力発電所の直下で発生するケースを基準地震動として採用すべきであり、設計上の地震動に関して、下記のような見直しが必要である。

 ①震源を特定する考え方をやめて、震源は直下型を前提とすること。

 ②周辺の活断層などの調査、過去の地震に関する調査、地震発生メカニズムなどから、その地域で発生しうる最大の地震規模を設定すること。

 ③具体的な地震動については、上記①②を前提とした上で、シミュレーションや過去の地震動の観測記録を参考としつつ、耐震設計上最悪の条件になるものに設定すること。

 そして、指針類の見直し方針を明確にした上で、原発の再稼働に向けた安全性の確認を、第三者のチェックを受けつつ行うべきなのだ。

 私は、民主党政権がどうのとか、あるいはどの勢力が原発の今後を訴えて国政を担うとかを論じる気は一切ない。ただ、この災厄に対して、私たちは科学と技術の知見をもって、安全を、誰も実際に見たこともないただ語り継がれるだけの「神話」ではなく、「日々の暮らしの中にある具体的な営みの積み重ね」に変えていかなければならないと、強く訴えるものである。

★以上、<現代ビジネス>から全文引用

古賀 茂明 {官々愕々}「4つの大罪」を引き継いだ民主党<現代ビジネス>

<現代ビジネス>から全文引用
古賀茂明「日本再生に挑む」
2012年07月08日(日) 古賀 茂明
官々愕々
「4つの大罪」を引き継いだ民主党
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32882


 幾多の茶番劇を経て、消費増税がついに決まった。

 財務省に洗脳された野田総理は、マニフェストの骨格を放棄してまで増税オンリー路線を貫いた。

 国民が熱狂したあの2009年の政権交代は一体何だったのか?

 自民党の失政による「失われた20年」。その間日本は確実に没落の道を歩んだ。自民党には4つの大罪がある。

 第一の罪は、900兆円の財政赤字を積み上げたこと。そのかなりの部分が官僚達の生活を守るための埋蔵金となった。

 第二の罪は、少子高齢化への対応をしなかったこと。人口増加を前提とした仕組みの抜本改革を怠り、社会保障の持続可能性をなくしたこと。少子・高齢化はずっと前からわかっていたのに100年安心プランなどという寝言を言い続け、子育て政策も無策だった。

 第三の罪は、成長できない日本を作ったこと。世界最高水準の技術、世界でも有数の勤勉で教育水準の高い労働力があり、民間企業には資金が余っている日本。技術と人とカネが揃い、しかも、世界の成長センター、アジアの中にある。成長できないのが不思議だ。

 その原因は、デフレ・円高政策を変えられない日銀とそれを放置する政府、モノづくり偏重で新たな産業構造への転換を阻む産業政策、何よりも、新たな成長分野におけるがんじがらめの規制である。農業、医療、再生可能エネルギーという3大成長分野で企業が自由に活動できない。中国の話ではない。資本主義、自由主義の日本においてである。加えて、各分野に必ず官僚達の利権がある。

 そして、第四の罪は、原子力ムラと原子力神話を作り、福島第一原発事故を招いたこと。

 事故の責任は民主党ではなく自民党にある。これも官僚の利権が絡み、彼らが支える世界だった。

 この自民党政治に国民がレッドカードを突きつけたのが2009年の政権交代だった。民主党は自民党と違ってクリーンでしがらみがない。官僚とも闘える。だから思い切った改革が出来るはずだ。国民はそう信じた。しかし、それは間違いだった

 民主党はクリーンではなかった。野党時代は単に権力がないから誰もすり寄って来なかっただけだ。政権に就いた途端に農協や医師会などの既得権グループが陳情の窓口に並んだ。彼らの支えで選挙を戦う体制が出来て行き、あっという間に自民党化した。しかも、もっと悪いことに彼らには労組というしがらみがある。「しがらみだらけの民主党」だ。

 新幹線、高速道路など自民党長老も驚くバラマキで財政赤字の累積スピードは加速。社会保障の抜本改革も、マニフェストを無視して自民党の微修正先送り路線に乗る。さらに郵政をはじめ改革と真逆の政策で成長を妨げる。そして極めつけは、脱原発政策の放棄。安全神話復活に手を貸し、原子力ムラのメンバーになって利権に食い込もうと必死だ。いずれも自民党の4つの大罪を拡大する路線だ。

 しかも、この路線は官僚のシナリオ通りに進む。「官僚とは闘えない民主党」なのだ。最大の看板に偽りありだ。

 民主党がこの路線を行くなら、自民党は自らの罪を反省するどころか認める必要もない。それどころか今や事実上の連立が実現している。公明も入って「民自公大罪連合」の成立である。

 このままでは失われた30年になるどころか日本そのものが失われてしまう。解散総選挙、そして政界再編が急がれる。

「週刊現代」2012年7月7日号より