「６０（歳）になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」
原発が、危機的な状況にあり、東電が何回も撤退を政府に要請した次の日に、菅直人元首相が東電に、乗り込んで言った言葉だそうです。東電の勝俣会長は、国会の事故調で「撤退を要請したつもりは、ない」などと証言したようです。
しかし、同じく招致された当時の政権幹部（原発関係者）は、東電が撤退要請をしたと、解釈していたと発言しています。
この菅直人元首相の発言を、東電はリークし、マスコミ各社は、まるで東電を脅した菅直人元首相が、悪いようなイメージを国民に与えかねない報道をしていました。その時、私はマスコミに強い怒りを覚えました。
そこを放棄して、東電が撤退してしまえば、原発はフリーフォール状態となり、今頃、どうなっていたか分かりません。大惨事になっていたのは確かであろうと思います。
何回も撤退を要請した東電に責任感の無さを感じます。それを叱咤して、現場に踏みとどまらせた、菅直人元首相の強い口調のある意味「脅し」は、ごく当然の事でしょう。
私なら、「フザケロ！！！お前らが事故を起こしておいて、逃げ出すとは、何事だ！！！」と言うでしょうネ？？「死んでも、やれ！！！」とも言うでしょう。
「６０（歳）になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」
と言う発言は、「自分も行って一緒に死んだって構わない」と言う意味であると、私は解釈しています。
このように考えても、尚、菅直人元首相の発言と東電乗り込みを、誤りだと思いますか？？？場面は、日本壊滅をどうやって防ごうか、と言うギリギリのところです。
47トピックス 2012/03/15 11:10（共同通信）
【死んだっていい 俺も行く】原発危機的状況に前首相 東電が発言詳細記録
http://www.47news.jp/47topics/e/226717.php
リンク切れの場合
[ http://syoko035syoko035.blogspot.jp/2012/05/45028931287493.html ]
★尚、東電が何回も政府に撤退を要請したのは、下記の事情によります。詳しくは、記事をお読みください。２号機のベントが故障し、ベントが出来ず、格納容器爆発が、ほぼ確実な状況にあったのです。それが、爆発せず、周辺設備が（推測）爆裂して、格納容器内の圧力が下がり、格納容器爆発を、結果として免れたという奇跡的な「幸運」がありました。（推測）爆裂した設備が、通常の耐久性を持っていたなら、爆発したのは、格納容器であったと推測されます。そのような、破滅寸前の危機的な状況下で、菅直人元首相の発言と東電乗り込みがあったのです。
★マスコミは、この部分はキレイにカットして、菅直人元首相の発言をクローズアップさせようとします。情報操作は、常に誰かの都合の良いように行われています。事実を考え、推測する必要があるのです。そうしないと簡単に、誤魔化されてしまいます。
★ご参考
2号機「とてつもない事故」寸前だった 作業員に「ここから出るのは止めません」
JCASTニュース 2011/6/ 7 17:09
http://www.j-cast.com/2011/06/07097742.html?p=1
http://www.j-cast.com/2011/06/07097742.html?p=2
リンク切れの場合
[ http://siryykiua83473hyeijuhs74427.blogspot.jp/2012/05/59048941216378.html ]
☆ホームページのご案内
ニュースだけのページ
http://sites.google.com/site/japan20120418news/
福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
https://sites.google.com/site/kitanoyamajirou/
福島原発事故がもたらす放射能による環境汚染と健康被害の情報室
https://sites.google.com/site/ennpatujikonohousyanouhigai/
