「北の山・じろう」時事問題などの日記

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節電ピークシフト 経産省が本気で検討していた夏の高校野球 真昼の試合休止「日刊ゲンダイ」

★私は、前の記事でも取り上げましたが、夏の甲子園を再検討するのは、当然だと思います。原発事故以前から、常々夏の甲子園には、「大問題」があると考えていました。

★まず、第一に選手特に、投手の健康上問題があります。それで、選手生命を絶たれた人も沢山いるでしょう。プロでさえ、現在は、「登板間隔」を空けます。中何日(5〜6日)は、あいだを空けて先発します。球数も大体、100球がメドです。

★甲子園は、どうですか???
プロが考えれば、メチャクチャと言える球数を平気で投げさせます。しかも、試合が上に行くと、試合間隔も短くなり、連投・連投です。これで肩を壊した高校球児は、数知れずいるでしょう。教育的見地から考えても、選手の健康から考えても、今の試合方式は、大問題があります。誰しも、関係者であれば、分かっていると思います。しかし、今の運営方式が、システム化しているために、悪いと分かっていながら、続けています。

★夏の暑い時期に、甲子園大会を無理やり開催する理由は、夏休みと言う以外に、何もありません。電力不足をテコに、この矛盾を解決する方向に検討して欲しいと、心底思います。「子供たちを商売の道具にするのは、止めてください!!!」こう思います。

★「あるのが、当然だ」と思っていることに、大間違いが存在するケースは、世の中に多々あります。夏の甲子園は、その一番分かりやすい例だと思います。

日刊ゲンダイ」から全文引用
節電ピークシフト 経産省が本気で検討していた夏の高校野球 真昼の試合休止
2012年5月25日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136728
午前中と午後4時以降にずらす

 政府と電力各社は夏場の節電要請を今後強めていく方針だ。「原発再稼働がなければ、大幅節電は免れない」という“ドーカツ”は腹立たしいが、本当に電力が逼迫(ひっぱく)するのは真夏の8月の昼間の一時期だけ。もっとピークシフトを検討すべきじゃないか。
 衆院議員の田中康夫新党日本代表が日刊ゲンダイ本紙コラムで「不要不急なTV視聴を抑制するのが、最大の節電効果。その一環として正午から4時間、甲子園での高校野球を“シエスタ(昼寝)”すべし」と言っていたが、これは非現実的な話でも何でもない。高校野球中継は1回戦、2回戦でも視聴率が7〜10%(昨年・関東地区)と、昼間のテレビ番組にしては高い。そのうえ、実は経産省(旧通産省)は、90年代から何度も、夏の電力ピークをずらすため、高校野球の開催時間の変更を検討してきた過去があるのだ。元経産官僚で電力の制度改革に携わった石川和男氏がこう言う。
「高校野球シーズンは最も暑い時季で、冷房をつけてテレビを見るために電力使用がピークになりやすい。それで、文部省に夏の高校野球の秋へのシフトやナイターへのシフトを依頼しようと真剣に内部で検討したことがあります。しかし結局、頓挫しました。毎回、文部省がけんもほろろに拒否するのです。『国民的行事であり動かせない』『夜の野球は高校生の教育上よくない』というのが理由でした。甲子園のナイター照明より、全国の人が昼間に冷房の中でテレビ観戦する方がよほど電力を使う。試合時間を午前中と午後4時以降〜ナイトゲームというようにしたらいいのではないでしょうか」
 今夏の高校野球は8月8日から15日間の開催で、高野連は先月、「3回戦までは午前8時開始」「2試合となる準々決勝と準決勝は午前9時開始」「決勝は10時半開始」という節電プランを発表している。しかし、昼間の試合をやめればもっと節電できる。今どき「夜は高校生の教育上よくない」なんて時代錯誤だし、「国民的行事」とか言っている場合じゃない。
 節電要請の前に、経産省も文科省も、今回は本気で検討してみたら。