「北の山・じろう」時事問題などの日記

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“野田vs小沢”最終戦争!小沢グループ70人は離党固める(ZAKZAK)

ZAKZAK から全文引用
ZAKZAK 2012.05.30
“野田vs小沢”最終戦争!小沢グループ70人は離党固める
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120530/plt1205301812008-n1.htm

 ★鈴木哲夫の核心リポート

 野田佳彦首相と民主党小沢一郎元代表の直接会談は30日午前11時から、党本部で行われた。野田首相は、消費税増税法案について「待ったなしだ。協力してもらいたい」と述べ、今国会成立への協力を要請した。小沢氏は「大増税の前にやることがある」と拒否し、物別れに終わった。党分裂を避けたい輿石東幹事長の意向もあり、小沢氏は再会談に応じる考えを明らかにした。ただ、妥協点が見つかる可能性は低く、小沢氏は新党結党も視野に入れ、70人の離党予備軍を固めた。政治ジャーナリスト、鈴木哲夫氏が舞台裏に迫った。

 注目された、野田−小沢会談。仕掛ける野田陣営も、受けて立つ小沢陣営も、政局絡みの思惑を持って臨んだ。小沢氏は、野田首相の狙いを見抜き、事前に手を打っていた。

 先週24日、小沢氏は会長を務める「新しい政策研究会」(新政研)であいさつした。マスコミにもオープンのなか、直接会談について「私は『考え方は変わっておりませんので議論が平行線になるかもしれません』と(輿石氏に)申し上げた」と語ったのだ。

 これを聞き、小沢氏と長く行動してきたグループ議員は驚いた。

 「小沢さんが動く前に、その中身について公言することは一度もなかった。しかも、オープンな場で『考え方は変わらない』と語るなど、どういうことかと…」

 実はそこにこそ、小沢氏の狙いがあったという。

 前回の核心リポートにも記したが、野田首相はすでに消費税増税のパートナーを自民党1本に絞っている。今回の直接会談は「自民党に対し、『小沢切り』をアピールして、同時に『小沢が協力を拒否した』とイメージダウンを図る」(民主党中堅)ための“罠”だったのだ。

 会談終了後に、野田首相周辺が「小沢はこうだった」などと悪意のリークをしてくる可能性があった。そこで、小沢氏は先手を打って、事前に会談で語る中身について宣言したのである。

 もう1つ、小沢氏のあいさつにはキーワードが隠されていた。輿石氏への「踏み絵」だという。

 「(会談を受けるかについて)『3人で会って話をしよう』ということであれば、私は幹事長(=輿石氏)にお任せしますと申し上げた」

 小沢氏が「3人で」と、輿石氏の同席を求めた真意は何か。小沢グループの若手が明かす。

 「輿石さんに疑問符が付き始めたのは1年前、小沢さんの処分を止めなかったから。その後、輿石さんは民主党代表選で野田首相と接触して、幹事長ポストを手に入れた。輿石さんの目的は自らの権力維持であり、『党内融和』というのも党が割れたら権力がなくなるからだろう。若手議員の多くは輿石さんを信用していない」

 小沢氏自身も「最近、パーティーなどで同席しても輿石さんと話をしなくなった。距離感があるのは間違いない」(小沢グループ参院議員)とされ、直接会談で、輿石氏を試そうとしたのだ。

 「自分と野田首相を前にして、輿石さんがどちら寄りの、どんな発言をするのか見極めるのだろう。会談後のブリーフでも、小沢さんの主張を記者に伝えたかをチェックする。今後政局が緊迫していくなかで、輿石さんを信用すべきかを判断するのだと思う」(同)

 注目される小沢新党だが、官邸周辺は「小沢さんへの世論の批判は根強いし、求心力もない。資金もない。選挙に弱い1年生は新党にはついていかない。せいぜい30人前後だろう」と、軽く言い放つ。

 これに対し、小沢グループにいる50人近い1年生議員(北辰会)の1人がこう話す。

 「私たちは、マスコミや先輩議員が小沢さんを見る目に違和感を持っている。確かに、以前は権力闘争でギラギラしていただろうが、私たちはそんな小沢さんを知らない。愚直に政権交代の意義や、マニフェスト堅持を訴える姿が好きだから集まっている。結束は固い」

 そして、1年生50人のうち「4〜5人は脱落するかもしれないが、40人は(新党に)ついていく」と語る。

 このほか、2年生以上が20人、輿石氏と距離がある参院議員10人、新党きづなを立ち上げた9人が加わり、「計80人にはなると思う」(同)

 小沢新党だけでは爆発力も突破力も期待できないが、小沢氏は1年生議員らに「選挙協力など大きな枠組みは俺の仕事。心配するな」と話している。ポイントはズバリ、「大阪維新の会」を率いる大阪市の橋下徹市長や、「みんなの党」の渡辺喜美代表との会談だ。

 次期衆院選は「既成政党vs第3極」となる可能性が高く、小沢氏は「増税反対」や「道州制」などの政策で一致点を作り出し、新党結成直前にサシの会談を狙うとみられる。小沢氏と橋下氏、渡辺氏が連携できれば、維新と近畿圏で連携する公明党の動向も注目される。

 野田−小沢会談。その先の政局が見え始めた。

 ■すずき・てつお 1958年生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など。


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