「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

「もんじゅ」の恐怖を知っていますか???(再掲載)

高速増殖炉「もんじゅ」の内在する、巨大な危険性については、これまでも何回も取り上げました。前回の掲載を調べてみたら、「2011-10-26 06:16:07 」でした。ブログ目次は、私が一番活用しているかもしれません。「情けは、人のためならず」???

★と言うわけで、若干前回とは、状況も変化していますのでリニューアルして再掲載します。そのため資料や内容が古い部分もあります。しかし、本質は全く同じです。福島原発事故の被害範囲を考えるなら、「もんじゅ」が大規模事故を起こした場合、半径300kmが壊滅すると言われていました。しかし、これは、誤りであった事が分かります。事故を起こした場合の威力が、福島原発よりはるかに強力な「もんじゅ」が事故を起こしたなら、「日本壊滅」です。福島の場合は、放射能の約80%が海上に降下したと推測されています。これが日本列島に降下するのです。「もんじゅ」が大規模事故を起こしたなら、日本は『ジ・エンド!!!』です。

★以下、本文
高速増殖炉「もんじゅ」の恐ろしさを知っていますか???

これが事故を起こせば、ほぼ日本壊滅です!!!
福島の事故を見ると、これまでの予想は大幅に上方修正するべきでしょう。
(これまでは、半径300kmくらいに予想されていました)

まず、「もんじゅ」は、現在故障中で運転も停止も出来ずアイドリング状態が、去年の8月から続いています。故障の原因の一つである燃料棒交換装置の中継部品は、何とか7月に回収に成功しました。しかし、燃料棒交換装置は、故障したままです。ですから、燃料の取り出しが出来ないのです。

「もんじゅ」には、約1トンのプルトニウム燃料があると言われています。
これが、事故を起こす事は想像したくありません。
しかし、大型の地震が来れば、事故の起こる可能性は高いのです。


しかも、維持経費は「予算請求」から推測すると、1年間で「約200億円」です。
確実なところでは、一日5500万円です。
これだけの無駄金が(税金)使われているのです。建設費も当初見積もりの
4倍くらいになっている(2兆4千億円)。今、ウイキペデイアの説明では、変更されています。
共産党の吉井議員に言わせると、関連予算まで含めると5兆円は使っているとの事である。

★一番、見やすいです。ガジェット通信に、ず〜と掲載されていたブログです。
Dive into the Tech World!
2011-03-29
福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251

ウイキペデイアの説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85

NAVER まとめ
装置引きぬきに成功した「もんじゅ」これまでの作業と今後の予定
更新日: 2011年06月24日RSS
http://matome.naver.jp/odai/2130620158324944101

以下、説明です。

まず、(美浜原発も)わずか数百メートル横に活断層が走っています。
 この断層も賀半島西岸の地形を総合的に考えると、延長19kmにおよぶ活断層(敦賀半島西岸断層)である可能性が高く、M6.9の地震を起こす危険性があります。
 しかし、「もんじゅ」も美浜原発もこの地震に耐えられるようには設計されていません。
原発の耐震設計では、直下型地震としては、M6.5、深さ10kmの地震を各原発に一律に想定しています。
過去にM6.5以上の直下地震はいくらでも発生しています。
これで、十分とは全くいえません。事実、阪神・淡路大震災では、これより遥かに強力な地震に襲われました。
しかも、原発の地盤は、「サンドイッチ地盤」と言われ大地震には弱い事で知られています。もんじゅは普通の原発よりも一段と地震に弱い構造です。
M6.5を越えると断層や大きな地殻変動が地上にまで現れる例が多く、こうなれば、原発の基礎岩盤が破壊されるのですから、どんな「耐震設計」も意味がありません。
だから、原発ではM6.5以上の地震は起きないことにしているのです。

<結論>
構造に無理があり、特に地震に非常に弱い。


 高速増殖炉は、構造的にもさまざまな無理があり、特に地震に弱いという致命的な欠陥を持っています。
軽水炉の冷却水の温度は約300度ほどで運転されますが、高速増殖炉の冷却材=ナトリウムは500度以上の高温で運転されます。
このため材料の腐食や熱による変形、温度変化による衝撃など、さまざまな無理が起こります。
主な材料に使われるステンレスは熱膨張が大きいので、その影響を避けるために、
1. パイプをわざとグニャグニャ複雑に曲げ、軽水炉の10倍以上も長くする。
2. パイプや機器類をきっちり固定しないで動くように取り付ける。
3. パイプや機器類の材料は、太く薄くする。
などの無理をしなければなりません。
こういう特徴から、当然地震に合うと激しく揺れ動き破壊される危険が大きいのです。
起こるかどうかわからない地震には目をつぶらなければ高速増殖炉は造れなかったのです。
もし、大地震が起こったら・・・あきらめてもらいます。それが高速増殖炉です。
<以上、「脱原発講座入門」から引用>
ホーム
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/index.html
高速増殖炉の危険な特徴
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/fbr2.html
高速増殖炉って何?
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/fbr1.html
核燃料サイクル」って何?
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/cycle.html

いかがでしょう??
M6.5以上に地震が来たら、ぼぼ確実に「アウト!!」の可能性が高いと推測されます。
しかも、使用している燃料が「プルトニウム」ですから、事故が起こった時の威力は、福島原発事故など比較にならないくらい強力だと思われます。
風の向きを考えるなら、ほぼ日本列島の中央付近は横に「全滅」でしょう。
福島の場合は、放射能の大部分が、太平洋に流されたと考えられています。
「もんじゅ」の場合は、それが全部陸地に流れるのです。
福島事故でさえ、アメリカまで放射能が到達しています。ハワイなど結構汚染されているようです。「もんじゅ」ならアメリカもかなり汚染されるでしょう。
更に、美浜原発・敦賀原発も同時に事故を起こす可能性すらあります。
こうなれば、「日本全滅」です。
これが、「地震」だけを考えた、「もんじゅ」の危険性です。

当然、他にも危険性は沢山あります。

★以下、参考資料
ガジェット通信
高速炉『もんじゅ』に出た“生殺し”死亡宣告
2010.10.26 14:00:27
http://getnews.jp/archives/82554
ガジェット通信
もんじゅは今、どうなっているか
2011.03.31 03:46:20
http://getnews.jp/archives/107555
河野太郎さんのブログ「ごまめの歯ぎしり」
http://www.taro.org/2011/03/post-966.php
日本原子力開発機構
もんじゅ関連情報ホームページ
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/monju_site/index.html

★現在の状況を伝える新聞記事
福井新聞
炉内中継装置の据え付け作業完了 もんじゅ、6月中旬にも復旧へ
(2012年5月29日午前7時02分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34926.html
もんじゅ、来月中旬にも完全復旧 炉内中継装置、28日据え付け
(2012年5月26日午前7時12分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/34880.html
敦賀原発など地震揺れ想定引き上げ 断層連動で現行の最大上回る
(2012年4月24日午前8時13分)※「もんじゅ」は敦賀原発のすぐ近くに位置します
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/34378.html
もんじゅ事故、再発防止策は妥当 保安院、根本原因分析指示も
(2012年4月3日午前7時10分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpower/33942.html
もんじゅ、数値4時間表示せず ナトリウム漏れ検出器に不具合
(2012年3月14日午後5時46分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/33592.html
もんじゅ事故、つり上げ器具原因 炉内装置落下、設計に問題
(2012年3月10日午前7時26分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/33505.html
もんじゅ安全確保に厳しい指摘続々 敦賀で有識者委員会
(2012年3月5日午後6時39分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/33423.html

もんじゅ:炉内中継装置を設置 10年8月に落下
毎日新聞 2012年05月28日 22時37分(最終更新 05月28日 22時53分)
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m040084000c.html
(別件です)
朝日新聞‎ - 2012年6月3日15時8分
原発業界、もんじゅ委員に寄付 3人に計1610万円
http://www.asahi.com/national/update/0603/OSK201206020174.html
▼全文転載
 日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の安全性を調べるために設置された専門家委員会の委員7人のうち3人が、原子力関連の企業・団体から寄付を受けていたことが、朝日新聞の調べでわかった。寄付は、もんじゅのストレステスト(耐性評価)の業務を受注した原発メーカーなどからで、5年間で計1610万円になる。

 委員会は、昨年11月に文部科学相の指示で機構が設置した「もんじゅ安全性総合評価検討委員会」(委員長=片岡勲・大阪大教授)。

 朝日新聞が委員の所属大学に情報公開請求し、対象となる過去5年分(2006~10年度)が開示され、委員に直接取材した。寄付を受けていたのは宇根崎博信・京都大教授(計180万円)、片岡教授(計450万円)、竹田敏一・福井大付属国際原子力工学研究所長(計980万円)で、3人は取材に対し受領を認めたうえで、審議への影響を否定している。
▼「朝日新聞」から全文転載