テレビ会議記録を保全申請=東電株主代表訴訟で原告側―東京地裁(時事通信)
「Yahoo!ニュース」から全文引用
テレビ会議記録を保全申請=東電株主代表訴訟で原告側―東京地裁
時事通信 6月29日(金)10時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000051-jij-soci
東京電力福島第1原発事故をめぐり、株主42人が勝俣恒久・前会長ら歴代経営陣27人を相手に、総額5兆5045億円を会社に賠償するよう求めた株主代表訴訟で、株主側は29日、東電本店と同原発などを結んだテレビ会議システムの録音、録画記録について東京地裁に証拠保全を申し立てた。
対象は事故発生から昨年3月30日までの記録と、記録を反訳した文書。
申立書によると、東電本店では事故直後からテレビ会議システムで、福島第1原発の緊急時の作業拠点である免震重要棟や、対策拠点のオフサイトセンターなどと情報を共有。幹部らが対処方法を協議していた。3月30日までの記録は東電のみが保管しているが、社内資料であることを理由に一般公開を拒んでいる。
株主側は「事故後の対応が正確に記録され、被告らの責任を立証するために必要不可欠な資料で、事故を繰り返さないための国民全体の共有財産だ」と主張。廃棄される可能性があり、保全が必要だとしている。