「北の山・じろう」時事問題などの日記

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福島第1原発:汚染水漏れ 漏水、今後も最大47トン 貯水槽、シート破損か<毎日新聞>

毎日新聞
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福島第1原発:汚染水漏れ 漏水、今後も最大47トン 貯水槽、シート破損か
毎日新聞 2013年04月07日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130407ddm001040061000c.html
▼全文転載


汚染水が漏れた貯水槽。水を入れる前に3枚の防水シートを張っている=東京電力提供
http://mainichi.jp/graph/2013/04/07/20130407ddm001040061000c/001.html

 東京電力福島第1原発の 敷地内で、地下貯水槽から放射性汚染水約120立方メートル(約120トン、推定)が漏れた問題で、東電は6日、問題の貯水槽から別の2基への汚染水の移 送を始めたと発表した。3日程度で完了する見通しだが、最大47立方メートル(47トン)程度が漏れる可能性があるという。東電は原因は調査中としている が、作業上のミスのほか、汚染水の塩分濃度が高いことに伴う防水シートの遮水機能低下の可能性が浮上している。

                         

 ためられているのは、放射性セシウムが取り除かれた後などに残る濃縮塩水で、ストロンチウムなどは含ま れている。東電は漏えい防止のため、問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)内の約1万3000立方メートルの水を全部抜く作業 を開始。常設1台に仮設を加えた計5台のポンプを使っている。

                         

 東電によると、貯水槽は計7基あり、大きさは異なるが構造は同じ。防水のため、内側にはポリエチレン製 のシート(厚さ1・5ミリ)2枚、その下に粘土質のシート(厚さ6・4ミリ)1枚が張られ、シート間には緩衝材の不織布が敷かれている。周りの土壌は水が 通りにくいように改良。注水前には水漏れがないことを確認していたという。

 水位の低下などから推計した漏えい量は120立方メートル。含まれている放射性物質は約7100億ベクレルで、事故前の年間排出上限(2200億ベクレル)の3倍以上になる。11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来最多。

                         

 内側から2枚目と一番下のシートの間にたまっていた水から1立方センチ当たり約6000ベクレル、一番下のシートのすぐ外側の水からも微量の放射性物質が検出された。

                         

 このため、上のポリエチレン製の2枚は作業上のミスなどから破損した可能性が浮上。一方、一番下のシートでは継ぎ目などの隙間(すきま)から漏れたとみられる。粘土質のシートは塩分があると機能が低下することが知られている。【鳥井真平、大場あい】

                         

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 ■ことば

                         

 ◇福島第1原発の放射性汚染水

                         

 津波による海水のほか、雨水や地下水も原子炉建屋やタービン建屋地下へ流れ込み、大量の汚染水が発生している。東電は浄化して冷却水に再利用するシステムを導入、放射性セシウムや塩分を取り除いた一部の汚染水は、タンクなどに仮置きしている。


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