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東日本大震災:国対応、「黒い雨」と同じ 被害者連絡協の代表者会議参加、福島避難者ら憤り--安芸太田 /広島
毎日新聞 2013年04月14日 地方版
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20130414ddlk34040340000c.html
▼全文転載
原爆投下後に降った黒い雨の被害解明を目指す県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会(高野正明会長)の 代表者会議が13日、安芸太田町であり、福島第1原発事故後に福島市から廿日市市に避難してきた等々力(とどろき)隆広さん(50)らが初めて参加した。 国から被爆者と認められない黒い雨の被害者の活動を知りたかったといい、線引きで援護区域が決められる理不尽さなどについて意見交換した。
同問題では、広島市や県などが10年7月、被爆者と認定される対象区域を現在の約6倍に拡大するよう国に要望。だが厚労省の有識者検討会は昨年7月、「科学的・合理的根拠がない」として拡大は困難と判断、政府も追認している。
等々力さんは原発事故の影響を逃れるために昨春に自主避難。同日は政府による避難指示と自主避難では周 囲の理解や待遇で大きな差があることについて説明し、黒い雨でも川などを境に線引きされた経緯について質問した。また同原発周辺に住んでいた子供らに甲状 腺異常が見つかっていることについて、「チェルノブイリ原発事故(86年)と症状が違うから事故の影響ではない、というのは到底納得できない。黒い雨以 来、扱われ方が変わっていない」と憤った。【加藤小夜】
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