「北の山 じろう」日記               (その心は?明日、天気にな~~れ!)

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発信箱:省エネ思考と原発=青野由利(専門編集委員)<毎日新聞>

毎日新聞
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発信箱:省エネ思考と原発=青野由利(専門編集委員)
毎日新聞 2013年06月21日 00時20分
http://mainichi.jp/opinion/news/20130621k0000m070114000c.html

▼全文転載

 

 「現代人は時間にケチ」。ノンフィクション作家の梯久美子さんがエッセーに書いていた。人と会っていても、少しだけ気が散っている。自分の時間を他人に与えることを惜しむ。そう言われると図星。我が身を振り返り、申し訳ない気持ちになる。

 時間にケチなだけでなく、省エネ思考のクセも私たちの脳にはある。よい例が、原発だ。「世界一安全」は ウソでも、「日本の技術は高い」「他の国が造るより安心」という決まり文句に、そうかと思ってしまう人々の気分を感じる。情報を吟味せず、限られた手がか りで判断する。心理学ではヒューリスティックと呼ばれる心の働きだ。

 今月、廃炉が決まった米国のサンオノフレ原発は、そこに一石を投じた。1年半ほど前、取り換えたばかり の蒸気発生器から放射性物質を含む水が漏れて停止。配管に多数の異常が見つかった。蒸気発生器を製造したのは三菱重工業。米規制委員会は日本での立ち入り 調査も実施。簡単には再稼働を認めず、「廃炉が合理的」と電力会社が判断した。重工は高額の損害賠償も求められそうで、「日本の原発は安全」が、むなしく 響く。

 そういえば、日本が原発を売り込むポーランドでも、「原発は安い」と歓迎する市民がいた。その誤りは、原発事故後にわかったはず。それでも決まり文句の力は根強い。

 確かに、複雑な情報を吟味するより、省エネ思考は効率的。だが、それは「安全神話」を生き延びさせてきた一因でもある。今週、新しい原発規制基準ができた。時間にケチも省エネ思考も返上し、原発のリスクとじっくり向き合いたい。

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