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東電、筋違いの調査 管理体制検証より「犯人」捜し<東京新聞 2014年4月>

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東電、筋違いの調査 管理体制検証より「犯人」捜し
2014年4月9日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014040902000129.html

▼全文転載

 東京電力福島第一原発で二月に起きた、タンクからの百トンを超える処理水漏れで、東電原子力規制委員会から、事故を防ぐ好機をいくつも逃した管 理体制を検証するよう求められているのに、本来とは別のタンクに送水するよう配管の弁を操作した「犯人」捜しをする、筋違いの調査に終始していることが分 かった。 (岸本拓也)

 二月十九日の水漏れ事故は(1)弁が誤った設定になっていて、処理水が別のタンクに送られていた(2)本来の送り先タンクで水位をきちんと監視し ていなかった(3)タンクの満水を知らせる警報が鳴っても計器故障と決めつけ、タンクの水位を確認しなかった-の三つが重なって起きた。

 逆に、どれか一つでも適正に運用されていれば、事故は起きなかった。

 事故を受けた規制委の議論では、「悪意を前提とした調査は好ましくない。不信感が蔓延(まんえん)する職場では安全は守られない」(田中俊一委員 長)、「だれがミスをしたかではなく、ミスや事故は起きることを前提に、拡大防止の体制ができていることが大切だ」(更田(ふけた)豊志委員)などの意見 が出た。東電は、事故対応マニュアルや安全管理体制の現状を報告するよう求められた。

 ところが、東電が三月二十四日に規制委事務局へ報告した内容では、調査は弁を誤操作したのは誰かを特定するために実施。計百二十四人への事情聴取や監視カメラの画像を確認するなどしたが、大きな進展はなかった旨が記されている。

 東電は事故後、満水警報が鳴れば、実際のタンク水位を確認する手順を決め、移送ポンプを自動停止する設備変更を進めた。しかし、これらは対症療法 的なもので、誤操作した作業員の特定に力を入れるような安易な体質が続く限り、別の場所で別の事故が起きる可能性は十分にある。

 三月十八日には、新型の除染装置「ALPS(アルプス)」で不具合を知らせる明らかな兆候があったのに、迅速に確かめる努力をせず、タンク二十一基を汚染させる事態を招いた。

 

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