「北の山・じろう」時事問題などの日記

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各地で原発差し止め訴訟が続々と・・!!!(福井・玄海・泊)8月5日17時

各地で原発差し止め訴訟が続々と・・!!!(福井・玄海・泊)8月5日17時

浜岡原発廃炉提訴、大間原発訴訟(裁判中)に続き続々と「再稼動差し止め」などの仮処分申請などが、裁判所に提訴されている。

やはり、福島原発事故が発生しいまだ、事故収束のメドも立たず、経産省は旧来の安全基準で検査し「安全確認」をし、安全だから再開して下さい、と言う実に形式的と言うべきか、安全無視と言うべきか、電力会社の要望を自治体に求めているのである。

事故原因すら調査されておらず、原因はまだ不明のままである。
加えて、「安全基準」も従来のままである。
仮に、大きな地震がくれば、事故が発生するかもしれない。
新たに対策を採ったと言うが、例えば高台に電源を設置したと言う事であるが、原子炉1基動かせない、容量不足の電源を設置して「対策」を取ったと言っているのである。

これで納得しろ、と言う方が根本的に間違いである。
これが、経産省のやっている事であり、それに許可を出したのが、「安全保安院」である。

福島原発事故から、何一つ学んでいないのが、よく分かる。

単に、電力会社の都合により、原発再開を求めているだけである事が、良く分かるのである。

浜岡原発訴訟(朝日新聞から引用)
浜岡原発の廃止求め提訴 原告団に城南信金理事長ら
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107010198.html
 東海地震の想定震源域にある中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)をめぐり、同県の弁護士や住民ら34人が1日、中部電力を相手に、同原発の廃止(運転終了)などを求める訴えを静岡地裁に起こした。
 原告団には、城南信用金庫(東京)の吉原毅理事長や同県湖西市の三上元(はじめ)市長らが参加。訴状では、同原発は大地震時の津波対策が不十分で、安全 性が確保できないと主張。廃炉が決まっている1、2号機を除く3〜5号機の廃止と、1〜5号機の使用済み核燃料棒の安全性確保を求めている。(植松佳香)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以上引用>

大間原発訴訟・・・産経新聞2011.5.19 19:38
原告側「活断層想定せず設計」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110519/dst11051919380019-n1.htm

 青森県大間町で建設中の大間原発をめぐり、北海道函館市の市民らでつくる市民団体が、電源開発(Jパワー)と国に工事差し止めと損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が19日、函館地裁(蓮井俊治裁判長)であり、原告側は「近海の巨大活断層による地震を想定せずに設計され、安全性に問題がある」と主張した。一方、Jパワー側は原告側が指摘する巨大活断層の存在を否定し、安全性に問題はないとした。

 原告側弁護士は「巨大活断層によりマグニチュード(M)7・0以上の内陸直下型地震が起こる可能性がある」と指摘。大間町の原告奥本征雄さん(65)は「福島の事故を見ても安全神話を唱え続けるのか。建設で住民は命と暮らしを脅かされる」と訴えた。

 大間原発は平成26年に運転を開始予定。福島第1原発事故による資材不足のため、工事を中断している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以上引用>
参考・・・
原子力資料情報室(CNIC)
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=987
大間原子力発電所建設差止訴訟
大間マグロ原発を止める

このような中、新たに3件の提訴が、なされました。

①産経新聞・・・から引用
福井の7原発 運転差し止めを 滋賀住民らが仮処分申し立て
2011.8.2 19:57
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110802/trl11080219580002-n1.htm

 福島第1原子力発電所事故で国の安全審査指針や技術基準の欠陥が明らかになったとして、滋賀県の住民ら約170人が2日、関西電力に対し、定期検査で停止している福井県内の原発計7基の再稼働差し止めを求め、大津地裁に仮処分を申し立てた。
 福島第1原発事故後の原発差し止め請求としては、佐賀県の住民らが7月7日、九州電力玄海原発2、3号機の運転再開差し止めを求め、佐賀地裁に仮処分を申し立てている。
 弁護団には、金沢地裁で平成18年に、石川県の北陸電力志賀原発2号機について日本で唯一、原発の運転差し止めの判決を言い渡した元裁判官の井戸謙一弁護士も名を連ねている。
 再稼働差し止めを求めているのは、美浜原発1、3号機、大飯原発1、3、4号機、高浜原発1、4号機の計7基。原発立地の20〜110キロ圏内に住む住民らが申し立てた。

 申立書によると、福島第1原発事故で現行の国の安全審査指針や技術基準が「規範性を有しないことは明らか」とし、電気事業法上の適法な定期検査を受けたことにはならないと指摘。新たな基準で定検を終えるまで、再稼働させてはならないとしている。
 また、若狭湾周辺には多数の活断層があり、既存の原発が老朽化していることから、福島第1原発事故と同様の事故が福井県内で起き、琵琶湖が放射性物質に汚染され、京阪神の住民が生命の危険にさらされる可能性があるとしている。
 弁護団長の吉原稔弁護士は「緊急性が高く、早急な審理が必要と判断し、仮処分を選んだ」と話した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以上引用>

玄海原発再稼働差し止めを 住民ら7日に仮処分申請(産経新聞から引用)
2011.7.7 00:06
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110707/dst11070700100001-n1.htm

 運転停止中の九州電力玄海原発2、3号機(佐賀県玄海町)をめぐり、佐賀県の住民ら90人が7日に、再稼働の差し止めを求める仮処分を佐賀地裁に申し立てることを、申立人の住民が6日明らかにした。
  申立人らは「国の安全審査指針は長期の全電源喪失を想定しておらず、これに基づいて設計された玄海2、3号機の安全性は保証されていない」と主張。福島第 1原発事故後に九電が実施した緊急安全対策については「対症療法的手段で炉心溶融が防げる保証はない」と指摘している。
 申立人の石丸初美さん(59)=佐賀市=は「玄海2、3号機の再稼働は、停止中の原発全てが動きだす引き金になってしまう。福島の事故で安全神話は崩壊しており、司法の力で止めてほしい」と話した

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以上引用>

③泊3号機再開反対で提訴=「国の審査指針は誤り」―北海道(朝日新聞・時事提供分)
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201108010100.html

 「国の誤った安全設計審査指針に従い原発の運転再開を認めるのは違法」として、北海道の住民38人が1日、国を相手に、海江田万里経済産業相が北海道電力に対して泊原発(泊村)3号機の定期検査終了証を交付しないよう求める訴訟と仮処分の申し立てを札幌地裁に提起した。
 東京電力福島第1原発の事故後、全国の原発で地元の不安や「やらせメール」問題などで、定期検査後の営業運転の見通しが立たない。原告側は「泊3号機の行方は全国に影響する」として、原発再開の是非を問う構え。
 訴状によると、福島第1原発で、従来あり得ないとされた長期の全電源喪失が発生。現行の審査指針は誤っており、電源車の配置などを指示した国の「緊急安全対策」でも不十分とした。
 泊3号機は検査最終段階の3月7日、通常1カ月程度の「調整運転」と呼ばれる試運転に入った。しかし、北海道電力は最終検査に向けて国と調整中といい、5カ月近くも試運転の名目でフル出力の発電を行う異例の状態が続いている。
 現行の審査指針については、原子力安全委員会が見直しに着手している。
 経産省原子力安全・保安院のコメント 訴状が届いておらず、コメントできない。 
時事通信社

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<以上引用>

このように、続けて3件の提訴が、なされるに至った。
国民が、裁判闘争で戦おうと立ち上がったのである。

玄海、福井とも「危険な古い」原発を抱えており、本来なら国が「停止・廃炉」を検討するべきものである。

政府は、半ば原発利権組に支配されており、国民が自らの環境と生命・身体・健康・財産・生活の手段を、守るために戦う事を決意し、「実行」に移したのである。

その勇気と行動力に、最大限の「敬意」を払うものである。
もう、国や行政に任せておいては、ダメだ!!!
国が滅んでしまう!!!
自分たちの生活が、破壊されてしまう!!!

こう考えての、行動だと思うのである。
我々国民全員を、代表して戦ってくれているのである。
国民は、最大限の「支援」をするべきであろう。
このように、考える。