「北の山・じろう」時事問題などの日記

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格差社会を考える

その前に、参考になるかと思いますので、三歩さんの伝言を
ご紹介します。

三歩さん [削除] 2011年12月07日 17時22分

皆が原発の苦情や意見を下記に手紙で送ると、少しは
効果あるようです。金額¥80円 切手代が必要ですが・・・
(悪人も多いですが、善人も居るようです)

100-8901東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省 原子力安全保安院 電力安全課   宛て

※本日、別件で書類を送付して気ずきました。

<以下、日記本文>
これは、実は今に始まった事では、ありません。
もう、既にバブルの時代以前に「産業空洞化」と言う現象が起こっていました。私が、大学生の頃に問題は、既に顕在化していたのです。
その後、バブル景気に日本中が沸いて、問題が忘れ去られていたに過ぎません。

その後、バブルが崩壊して長い不況の時代が来て、今も続いています。段々、深刻さの度合いを増しつつあります。不況の時代の、雇用縮小と、「社会構造」の変化を政治・行政も国民も明確に認識しなかった事が、更に問題の取り組みや解決とは、程遠い状況を作り出しています。

自殺者が、3万人を超えるような社会現象が、10年以上続いています。就職難も、随分前から発生していました。失業問題も同様です。
これに対し、日本の社会の認識は、「個人の問題だ」と言う認識であったろうと思います。

本当に、日本の社会は、「人に冷たい」と思います。
「自分さえ良ければ、それで良い」
「他人の不幸は、見てみぬ振りをする」
このような社会の、行き詰ったのが、今の日本の社会であろうと思います。

これに、拍車をかけたのが、小泉改革です。
「改革」とは、名ばかりで、実際には、「弱者切捨て」政策であったことが、今分かります。簡単に言うと、アメリカ型の「弱肉強食」型社会を、導入しようとしただけです。

本家のアメリカが、どうなっているか???
日本と全く、同じ事が起こっています。元々が、弱者切捨て・金持ち優遇社会ですからそれが、一段とヒドクなったと言う事だろうと思います。

それを、ウオールストリート・ジャーナルが伝えています。
記事を書いているのは、肥田美佐子 (ひだ・みさこ)さん( フリージャーナリスト)です。
アメリカ社会の今の問題は、そっくり日本の社会に、当てはまります。アメリカと比較した方が今の、日本社会を理解しやすいとは、不思議にも思いますが、記事を読むと分かりやすいのでは、ないかと思います。

簡単に言うと、社会構造の変化に、社会自体が対応できていない、と言う事です。従来型の経済成長理論では、社会の変化に対応できないのに、それを強引に用いようとする所に、根本的な誤りがあるように思います。

それ以前には、経済成長が止まった現実を認識して「ゼロサム社会」なる言葉が流行しました。すでに、アメリカでは随分以前に、経済成長は止まっているのです。日本も同様だと言う事です。

「経済成長=正しい」の考え方を、改めない限り、現在の社会問題の解決の方向は見えてこないのでは、ないか??と思います。問題の正確な認識なくして、「問題解決など、有り得ない」からです。

皆さんも時間のあるときに、是非、一度読んで見て下さい。
私は、参考になりました。

ウオールストリート・ジャーナル日本語版から
【肥田美佐子のNYリポート】IT革命が奪う中流ホワイトカラー職―米雇用増の大半は高・低賃金
2011年 12月 2日 16:40 JST
フリージャーナリスト 肥田美佐子(ひだ・みさこ)さんのコラム
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_354117