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東日本大震災:福島第1原発事故 東電、被ばく記録未提出 作業員2万人分<毎日新聞>

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毎日新聞
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東日本大震災:福島第1原発事故 東電、被ばく記録未提出 作業員2万人分
毎日新聞 2013年02月28日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130228dde041040048000c.html
▼全文転載

 東京電力が福島第1原発事故後に働いた作業員2万人超の被ばく線量の記録を、一元管理する公益財団法人「放射線影響協会」(放影協)に提出していないことが28日分かった。

 被ばく線量は電力会社が測定し、作業員個人の放射線管理手帳に元請けや下請け会社が記入。電力会社は電子化したデータを放影協の放射線従事者中央登録センターに送り、一元管理される。ただ、センターへの報告は法令で定められたものではなく、業界の自主ルールだという。

 電力会社や雇用主は作業員の被ばく線量を測定し、年間50ミリシーベルト、5年で100ミリシーベルト を超えないようにしなければならない。作業員が新たに原発での仕事に従事する際には、手帳で線量を確認する。センターのデータは、手帳の記載内容を照会す る場合や、手帳を紛失した際の再発行で使われる。放影協によると、電力各社からの照会は年7万〜10万件。

 電力各社は毎年5〜6月ごろに前年度分の被ばく記録を提出する。東電からは11年6月ごろ、10年度分 の提出が遅れると放影協に連絡があった。12年7月に、10年度分のうち3月11日の事故前までの記録は提出されたが、同年度の事故後と11年度の2万人 超の分は未提出のままになっている。

 東電は遅れた理由を「紙で記録を管理していたため、電子データにするのに手間取った」と釈明。未提出分は今年度中に出すとしている。【岡田英、西川拓】

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