「北の山・じろう」時事問題などの日記

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汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機<日刊ゲンダイ 2014年2月22日>

日刊ゲンダイ拾い読み

これは、以前から言われてきた問題です。現在、福島第1原発1~4号機は、放射能に汚染された泥沼にかろうじて(地下水の水による圧力と地上の構造物=原発プラントの巨大な重量の微妙なバランスの上に)浮いているような状態です。原発の敷地の下は、一部の人々言う様な岩盤では、ありません。土砂の層が数十メートルあり、その下が砂岩層です。ですから、核燃料が、メルト・アウトしてしまえば、地下水脈と接触するのは、必然なのです。

 

日刊ゲンダイ
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汚染水で脆い地盤がユルユル…福島原発“敷地ごと崩壊”危機
2014年2月22日
http://gendai.net/articles/view/newsx/148186

▼全文転載

 

 ソチ五輪のお祭りムードを吹き飛ばす驚愕のニュースではないか。福島原発の貯水タンクから高濃度の汚染水100トンが漏水していた問題だ。

 事態を20日に公表した東京電力によると、原発敷地内の「H6」というタンク群の1基(容量1000トン)で、ふたと側面の継ぎ目付近から漏水し、周辺 の地面に流れ落ちているのが確認されたという。東電は「海への流出はない」なんてノンキなことを言っているが、冗談ではない。

 漏水に含まれる放射性物質ストロンチウム濃度は1リットル当たり2億4000万ベクレルで、国の基準値のナント、400万倍だ。「海に流れていないからOK」で済む話ではないし、敷地の地中に染み込んだこと自体も大問題なのだ。

 もともと福島原発の下は大量の地下水でユルユルだという。そこにどんどん水が入れば、プラントはグラグラになってしまう。

「67年に発行された『土木技術』(22巻9、10号)の『福島原子力発電所土木工事の概要』を読むと、福島原発は地下水が豊富で、地盤がもろいかが分か ります。著者は当時の佐伯正治・東電福島原発土木課長で、〈土工事にとって最も重要な問題は排水処理である。当所でもこの問題には大いに悩まされた〉と振 り返り、福島原発の設置工事は湧水続きで難しかったことが記されています。地盤についても〈湿潤化した場合泥土化してゆるくくずれやすくなる〉とも書いて います」(科学ジャーナリスト

 民主党辻元清美衆院議員は、昨年10月の経産委員会で福島原発の地下水問題を取り上げ、〈地下水の水圧に押され(略)建屋が浮いてこないように1日 850トンもの水を汲み上げて(略)防いできた地層〉と指摘していた。これが本当なら、福島原発はプールの中に箱が“浮いている”ようなもの。汚染水のダ ダ漏れで“プールの水位”が上昇を続ければ、ある日突然、福島原発は敷地ごと“崩壊”しかねない。原子炉ごと海に向かって倒れ込み、誰にも制御できないま ま沈んでしまう危険性もある。

 タダでさえ、地下水がジャブジャブな敷地に大量の汚染水をあふれさせるなんて愚の骨頂だ。まったく「アンダーコントロール」されていない。

 


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