南相馬の線量地図作製 避難者らに無料配布<新潟日報 2014年3月>
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南相馬の線量地図作製 避難者らに無料配布
新大・内藤名誉教授ら
2014/03/08
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▼全文転載
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東京電力福島第1原発事故の影響を受ける福島県南相馬市で空間放射線量を調べている新潟日報読者・紙面委員で新潟大名誉教授の内藤真さん(66)=南相 馬市出身=を中心としたグループが7日までに、2013年9~11月に測定した結果をマップにまとめた。本県で暮らす福島からの避難者らに、新潟市中央区 の新潟日報メディアシップ1階の情報館コンパスで無料配布する。
線量マップはA4判32ページ。線量率が一目で分かるように、線量ごとに地図を色分けしている。過去3回のデータをまとめた線量地図も掲載し、変化が分かるようになっている。
8千部つくり、南相馬市内の小中学校の保護者に配布した。メディアシップには500部置く。
同市役所職員が放射線量を計測し、新大大学院医歯学総合研究科の菖蒲川由郷准教授が中心となりデータを解析している。
南相馬市の放射線量の今後について、内藤さんは「通常の被ばく限度とされる年間1ミリシーベルトを下回る地域が増えたが、場所によってホットスポットもあり丁寧な調査が必要だ」と話した。
情報館コンパス前に開設されている「福島コーナー」では7日から、原発事故に翻弄(ほんろう)される人々の苦悩や窮状に迫った本紙連載「福島は問う」第3、4部のパネルを展示している。
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