早期廃炉求める　吉田町長「不安払しょくできず」＜静岡新聞　2014年3月＞

早期廃炉求める　吉田町長「不安払しょくできず」
（2014/3/14 08:41）
http://www.at-s.com/news/detail/973647104.html

▼全文転載

　政府の要請で運転を停止している中部電力浜岡原発（御前崎市佐倉）について、吉田町の田村典彦町長は１３日の町議会３月定例会本会議で、「できる限り早く廃炉にすべきだ」との考えを示した。佐藤正司氏の一般質問に答えた。
　中電が２月に浜岡原発４号機の再稼働の前提となる、原発の新規性基準への適合性審査を原子力規制委員会に申請したことを受け、佐藤氏が浜岡原発の再稼働の是非について尋ねた。
　浜岡原発の廃炉を主張している田村町長は「原発の活用については、国が責任を持って判断すべき」とした上で、東京電力福島第１原発事故や浜岡原発が東海地震の想定震源域内に立地することを踏まえ、「特異な見方をせざるを得ない」と指摘。中電が進める防潮堤設置などの地震津波対策を進めても、「どれほどの効果を発揮するかは計り知れず、住民の不安を完全に払しょくすることは困難」として、あらためて浜岡原発の廃炉を求めた。

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