「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原発廃炉の現実・茨城県東海村(The Wall Street Journal 2014年 3月)

★これが、原発の後始末の「現実」です。福島第1原発廃炉の工程表がいかに、いい加減な「作文」か分かると思います。正常に運転 を停止した実験炉でさえこの有様です。核燃料が解け落ちてどこにあるかさえ不明な、福島第1原発の「廃炉の工程表」など作れるはずがありません。当時の民 主党政権にせっつかれて東電が適当に工程表を作っただけです。

 

★その証明は、同じく事故を起こしたチェルノブイリ原発です。いまだに石棺に封じ込められて、その石棺を新たに建設中です。最初の 石棺が経年劣化により放射能漏れがひどくなったためです。これを見るなら、現在、東電や政府が福島第1原発について説明していることが、本当かどうか?? すぐ分かると思います。

 

★事故当初、訳知り顔で、「石棺はダメだ。地下水を汚染してしまう」と言うような解説をしている評論家がいました。石棺にするほか は、方法がなかったと今、分かります。いくら資金がかかろうと、放射能を封じ込める以外に方法はありません。ロシアは、すぐ石棺方式を勧めました。アメリ カも石棺方式にするべきだという意見でした。核先進国の意見を無視して出来るつもりで、自分(日本)勝手なことをして、今では「にっちもさっちも」行きま せん。

 

★ロシアが、旧ソ連時代にチェルノブイリ原発を石棺で覆うには、60万人とも80万人とも言われる軍人を中心とする事故処理員が投 入されました。それだけの人数を動員して、やっと石棺が完成しました。そこから考えるなら、もはや民間企業の手には負えません。自衛隊を投入するべきで しょう。軍隊とは、このような非常時に対応するために存在します。戦争するばかりが軍隊ではありません。

 

★歴代政府が「原発推進」を政策としてきた以上、一番の責任は日本政府にあります。東電を公的管理下におき、政府が責任を持って、事故処理に当たるべきです。

 

The Wall Street Journal

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停止38年、廃炉未完=試験炉、処分地決まらず—施設内で保管・茨城
2014年 3月 21日 16:30[時事通信社
http://jp.wsj.com/article/JJ12735758722385973301718117353492270758120.html

▼全文転載

 国内で唯一、廃炉を成し遂げたと言われる原発茨城県東海村にある。日本原子力研究開発機構の「動力試験炉」。日本初の発電用原子炉で建屋などは 撤去されたが、低レベル放射性廃棄物の一部は埋設処分地が決まっておらず、東海村の同機構の施設で一時保管の状態が続いている。

 

 動力試験炉は1963年10月26日に発電を開始。水を沸騰させてタービンを回す軽水炉特性把握や、技術の国産化を目的に76年まで稼働した。 出力は1万2500キロワットと小型で、低レベル廃棄物の発生量も3770トン(4170立方メートル)と通常の原発に比べ少ない。

 

 しかし、敷地内に埋設処分できたのは最も危険レベルが低い「L3」の廃棄物だけ。6割は埋設できず、ドラム缶などに詰められ施設内で保管されている。

 

 原子力機構は「処分場所が決まらない限り、ここで保管が続く」と説明するが、東日本大震災が発生した2011年3月11日には大きな揺れに襲われ、廃棄物が入ったドラム缶などが崩れ落ちたという。 

 

時事通信社

 The Wall Street Journal

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