「北の山・じろう」時事問題などの日記

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原発問題ー思い上がりと傲慢のツケ(再掲載)

★2011年08月18日掲載分


3月半ばから、原発事故に「激怒」し、それから日記で追求しながら自分なりに、原発行政・原発業界の実態、そして放射能汚染・放射能による健康被害などについて勉強して来ました。

今にして思う事は、『思い上がりと傲慢』という言葉です。
経済大国・技術立国・日本の技術は一流という、「思い上がり」です。

確かに、自動車産業など一部の産業は、あるいは一部の企業はトップレベルかもしれません。
しかし、その他大勢の業種・企業はどうなのか??
を、考えると一流とは程遠く、外国に学ぶべき事は沢山あります。

原子力業界など、その最たる例ですネ??
今、分かったのは、日本の原発発電は、ブレーキの無い自動車を運転しているのと同じ状態でした。
「アクセル」しか、ついていない自動車を運転していたのです。

道路が直線(事故が無い)であれば、運転できます。これまでは、そのような状況でした。
しかし、急カーブを曲がったり、停止したりする事は出来なかったのです。このような、「ブレーキ」の必要な状況を、原発業界では
「過酷事故」(シビア・アクシデント)とよんでいます。

過酷事故対応を想定してください。そのための準備をして下さい。訓練をしてください。
このような事を、IAEAから何回も要請されていました。
災害対策も不十分ではないか??とも指摘されていました。

※過酷事故とは、今回の原発事故のように通常の手段が失われた時の状況をいいます。

従って、過酷事故対策・対応の準備と訓練をしておけば、今回の事故は、被害の度合いにおいて、随分違っていたと推測されます。

ところが、自分たちの技術は一流である。事故は有り得ない。このような錯覚により、過酷事故対策は、日本では一切取られませんでした。
安全神話」です。事故が発生しないのだから、事故対応は必要ない。このような、「思い上がりと傲慢」により過酷事故対策は一切準備されていませんでした。

そのため、今回「過酷事故」が発生したら、政府・行政・東電全てに何の準備も対策も無く、場当たり的に「右往左往」していたと言う訳です。

更に、その後が「最悪」です。自分たちに技術も手段も無ければ、有る所に援助(又は救助)を頼んだら良いでしょう。
普通なら、そうすると思います。

ところが、ここでも「思い上がりと傲慢」が顔を出し、外国の援助を断ってしまいます。
「自分達で、できる!!」という訳です。
できたか??できなかったか??は、見ての通りです。

東電の出す情報は、「後出し」でしかも「間違って」います。データの隠匿もしています。
世界の「物笑い」に、なっています。
それが分からないのは、東電と政府だけでしょう。

今となっては、出来る事は、昨日の日記で書いたとおりです。
つまり、「思い上がりと傲慢」のツケとは、このような意味です。

残された事は、「いかに将来の健康被害を少なくするか??」
これだけです。
であるのに、政府・行政・自治体とも積極的に取り組もうとしません。

せめて、ご自分の身は、ご自分でお守りください。
個人レベルで出来るのは、これくらいのものです。

★追記 コレクターさんのコメント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コレクターさん  [削除] 2011年11月01日 18時28分

まだあります。

除染費用40兆円を国民負担にとの事です。

年金は上げられ金額は一律¥50000−に、、

さらに増税と。。。

自民党時代に赤字国債800兆円以上、政権交代し

1000兆円を超え、、全て国民負担です!