「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

原子力の平和利用であるならば???

原子力の平和利用であるならば???

★なぜ、いつまでもウラン型原発にこだわり続けたのか???

★同じ原発であるなら、日本にある軽水炉型原発より事故が起きにくい、起きてもウラン型原発のような被害は発生しないと言う意味ではるかに、安全な「トリウム溶融塩炉」を何故活用しないのか、疑問であります。

★中国などは、これから原発の大増設計画を立てていますが、「トリウム溶融塩炉」を検討しているような記事を昨年、見ました。やはり安全面を考慮しているのでしょう。「トリウム溶融塩炉」のメリットは下記のブログに書いたとおりです。なにより良い点は、建設コストが3割位安い。水素爆発や水蒸気爆発の危険が、無いことです。そして、空冷式で冷却できますので今のように、危険な海岸近くに建設しなくても、よいのです。比較的安全な、内陸に建設が、出きるのです。

★但し、原発ですから、使用済み核燃料は、出来ます。この問題を考えるなら、ウラン型であろうと、「トリウム溶融塩炉」であろうと原発には、賛成できません。

★以下に、資料を掲載します。
核情報
日本のプルトニウム保有量
http://kakujoho.net/ndata/pu_jp.html
国際原子力機関(IAEA)の基準に従うと
2005年末で、昨年末の日本のプルトニウム保有量、核兵器5500発分
ニュースの小径
2010年03月24日
プルトニウムの保有量公表 − 電事連や原子力機構
http://newspath.meblog.biz/article/2459253.html
hsnemuのブログ
日本の脱原発への苦悶:プルトニウム超大国からの脱却は可能か?
http://blog.livedoor.jp/hsnemu/archives/2958147.html


★つまり、核兵器のための「プルトニウム」を確保する観点から、プルトニウムの出来る軽水炉型原発に、拘ってきたのだと思います。しかし、今や原爆数万発を作れれるような量のプルトニウムを持つに至ってしまい、原爆開発を疑われ「プルトニウム」を減らすために、「MOX燃料」を作り、無理やりプルトニウムを燃やして減らそうとしています。

ウラン燃料の「5〜6倍」の値段ですよ、「MOX燃料」の価格は。わざわざ、プルトニウムを大量に生産して保有して、今度はそれを減らすために、5〜6倍の価格の燃料を使うハメになっているのです。その燃料代は、当然、電気代として国民負担です。

★限度を知らないバカ者が日本の原発関係者です。本来、核オプションであったはずが完全に、金儲けに変質してしまったので、方向を変えることが出来なかったのでしょう。したくなかったのでしょうネ???それまでの、システムで金儲けしてきた連中の利益が大幅に少なくなるからでしょう。

★今では、話が古くなったのでピンと来ないかもしれませんが、国産ロケットとプルトニウムを足し算すると、その先にあるのは、核ミサイルです。昔の「佐藤内閣」の頃に、西ドイツ(当時)に共同核兵器開発を申し入れています。当時の、西ドイツ政府は核兵器を持たない政策を決めたので、話は立ち消えになったようです。
(このブログが、その当時の事情を説明しています)
方木修一 老いの僻みと言うなかれ。
非核3原則の裏地;これが政治・外交だ!・・・sauceはNHK
2010/10/13(水) 午前 8:53
http://blogs.yahoo.co.jp/fukuma_1936/50940953.html

★その後、「非核三原則」などと言う、聞こえのよい事を宣言しますが、実際には「核オプション」は、かなり後まで継続していたと推測します。国産ロケット開発を続けたのが、その証明です。

★今は、完全に「核オプション」は、無いと思います。H2ロケットの打ち上げが成功続きな理由を、ご存知ですか???アメリカから、スペースシャトルのエンジンの設計図を購入したからです。今の、H2ロケットのエンジンは「スペースシャトルのエンジン」を多少設計変更したものです。そして、H2ロケットのエンジンが格段に性能アップしたから、宇宙ステーションに物資を届けるほどに、精度が向上しました。

★宇宙ステーションに補給物資を届けられると言う事は、地球上のどこかに、「物騒な」プレゼントをお届けできると言う事です。「物騒な」プレゼントは「数万発作れる材料」があります。アメリカがスペースシャトルのエンジンの設計図の売却を許すには、「核オプション」の完全放棄の約束が、あったはずだと推測します。

★今や、過去の(と推測します)「核オプション」のために必要だった、大量の『プルトニウム』の
処分に悩む事になりました。何とも、バカげた話です。せいぜい、数トンもあれば十分だったはずです。

★ウラン型原発は、核兵器とセットなのです。平和利用は、核兵器開発と製造の目くらましのようなものです。

★ちなみに、「トリウム溶融塩炉」は1960年頃にアメリカで実用実験に成功しています。これなら本当の『原子力の平和利用』なのですから日本が、導入するあるいは、商用化に向けた研究をしてもどこからも苦情は、来なかったはずです。原発が、本当に「平和利用が目的」だったのなら、高速増殖炉や中間処理工場の研究に開発費を投入せず、「トリウム溶融塩炉」の商用化に振り向けるのが、筋道です。

★使用済み核燃料の問題は、同じですが、そうしていれば少なくても、原発事故は、ありませんでした。平和利用の裏に「核オプション」を隠し持った「ツケ」はとてつもなく、大きいものでした。


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福島第一原発事故と日本の原子力産業問題の情報室(北の山じろう)
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