エネ庁、18日に売電市場−小口余剰電力にも対応(日刊工業新聞)
日刊工業新聞 -
エネ庁、18日に売電市場−小口余剰電力にも対応
掲載日 2012年06月06日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520120606abau.html?news-t0606
経済産業省・資源エネルギー庁は5日、分散型・グリーン売電市場を18日に開設すると発表した。新市場は日本卸電力取引所(東京都港区)に置く。
自家発電やコジェネレーション(熱電併給)システムなどによる1000キロワット未満の小口の余剰電力まで含めて売買する。売電量が不安定な「出なり発電」などの電力も対象にする。電力取引市場の活性化につなげる。
現在は1000キロワットが最低単位で、1日を30分ごとに48商品に区切って取引している。取引参加者は30分ごとに約定した電力量と実際の電力量に3%以上の差が生じた場合、インバランス料金として電力会社に支払う義務がある。この30分同時同量ルールが特定規模電気事業者(PPS)に不利だとして、改善を求める声が上がっていた。
新市場ではこのインバランス条件も取引条件に含める。