【福島第1原発の現状】 2号機建屋の調査開始 燃料取り出し計画決定へ<47トピックス 2014/02/03>
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【福島第1原発の現状】 2号機建屋の調査開始 燃料取り出し計画決定へ
(共同通信)2014/02/03 19:18
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▼全文転載
東京電力は、福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向け、原子炉建屋の状態を確認する調査を始めた。建屋の耐震性や放射性物質による汚染の程度を調べた上で、クレーン設備の新設が必要かどうかなどを判断し、取り出し計画を9月までに決定する。
2号機は建屋の水素爆発は免れたが、放射線量が非常に高いため、作業が困難で、内部の様子はよく分かっていない。
東電は、建屋屋上の7カ所に直径30センチの穴を開ける作業に着手。ここから線量計やカメラをつり下げ、プールがある建屋5階の状況を確認する。またロボットで床面などを掘削して試料を採取し、汚染の程度を調べる。
(画像)
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屋上の線量は高い所で1時間当たり4ミリシーベルトを超えており、被ばく低減のため、屋上に作業員の拠点となる 遮蔽 (しゃへい) 小屋を設置。小屋や免震重要棟から遠隔操作でデータを採取する。
東電は3月末までに主なデータや試料を集める方針。1時間当たり1ミリシーベルト以下への除染や既存のクレーンの復旧が可能と判断した場合、最も早くて2017年度後半の燃料取り出し開始となる。
除染などの条件を満たさない場合は、汚染された建屋上部を撤去。クレーン機能がある上部コンテナをかぶせるが、骨組みの状態などから耐震性が不足すると判断した場合、全体を覆う本格的なコンテナを設置する。最も遅いケースで23年度前半の取り出し開始を目指す。
東電は第1原発事故後の燃料取り出しを、昨年11月に4号機で始めた。3号機は建屋5階のがれきを撤去中で、15年度前半にも取り出し開始を予定。1号機は17年度中に始めたい方針だ。
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