「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「事故に学ぶ姿勢足りず」=新規制は「ハード偏重」-班目氏〔東日本大震災3年〕(時事通信)2014/03/02

★阿修羅♪ >2014 年 3 月 02 日
「事故に学ぶ姿勢足りず」=新規制は「ハード偏重」-班目氏〔東日本大震災3年〕(時事通信
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/575.html
▼全文転載

 

「事故に学ぶ姿勢足りず」=新規制は「ハード偏重」-班目氏〔東日本大震災3年〕
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2014030200116


 東京電力福島第1原発事故から3年を迎えるのを前に、原発の安全規制を担う原子力安全委員会(廃止)のトップとして対応に当たった班目春樹元委員長が時 事通信のインタビューに応じた。班目氏は緊急時の情報伝達に大きな問題があったと振り返り、後を継いだ原子力規制委員会が進める安全規制について「ハード ウエア偏重で、事故に学ぶ姿勢が足りない」と懸念を示した。

 -事故対応の問題点は。

 指揮命令系統がマニュアル通りに動かない中、それぞれが自分の役目を認識できず右往左往してしまった。非常時は臨機応変にやらざるを得ないが、そのことが伝達できていなかった。緊急時の情報のやりとりの仕方も徹底的に反省し、訓練を積み重ねないと駄目だ。

 -当時、最悪の事態をどこまで想定したか。

 (2011年)3月11日深夜から翌朝にかけ、楽観と悲観の両極端に振れていた。ある時はもう現場は逃げ出しているのではないか、チェルノブイリ旧ソ連原発事故)のように空から砂でも水でもまくしかないと考えた。

 -転機になったのは。

 4号機の水素爆発(3月15日)まで、ずるずると行ってしまった。(政府と東電の)対策統合本部ができたのがポイント。あれがなければ、東電首相官邸の連絡の悪さはそのままだった。情報の集まる所で判断するのが正しい姿だ。

 -今後は規制委が判断する。

 その訓練をしているかというと、していない。ハードウエアの議論ばかりだ。規制委が大きな権限を持ったのだから、あり得ないようなシナリオの中で上がってくる情報を委員長がどう判断するか、訓練を積まないといけない。

 -規制委は事故の反省を生かしているか。

 規制委は私を呼んで話を聞かなくていいのか。当時のコミュニケーションがどうだったかなど、一番大切なことなのにやっていない。あれだけの事故があっても何も学ばないなら(規制を)やる資格がない。

 -再稼働の動きが進む。

 私も本当にいいのか悩んでいる。やるならば、安全とは何かを一からきちんと考えて、国際的にも胸を張って言えるようにしないと。規制委が言う「世界一厳しい基準」は設備だけ。安全かどうかの評価能力が必要だ。

 -安全性は高まったか。

 いろいろなことを想定するようになったという面では、1000倍くらい高まったとは思う。だが、もっと安全にしていく駆動力(姿勢)みたいなものは相変わらずだ。
 -福島の廃炉作業は。
 溶融燃料取り出しは30年でも無理。(作業員の)被ばくを考えたらやめた方がいい。形状もめちゃくちゃだし、高レベル廃棄物よりも危険。それを言うと進まなくなるから、長期計画は曖昧にして30年後とかにしている。
 -汚染水問題も進まない。
 トリチウムは希釈して流すしかないと思うが、規制委がもっと先頭に立たないといけない。放出限度を決めているのは規制委だから、説明責任がある。

 -原子力に対する自身の見方は変わったか。

 事故からもっと学ばないといけないと考えている。学ばないまま忘れてしまっていいのかと。いま原発を動かしても、あしたすぐ事故になるとは思わないが、学ばないのはひど過ぎる。

 

◇班目春樹氏略歴

 班目 春樹氏(まだらめ・はるき)東京大大学院から東芝総合研究所を経て、75年に東大講師(原子力工学)、90年同教授。01年から経済産業省総合資 源エネルギー調査会の原子力安全・保安部会で委員などを歴任。07年の新潟県中越沖地震では、被災した東京電力柏崎刈羽原発の調査・対策委員長を務めた。 10年4月に東大を退職し、原子力安全委員会の委員長に就任。12年9月の廃止まで務めた。(2014/03/02-16:08)

 

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時事通信http://www.jiji.com/

 

★班目春樹さんは「ハード ウエア偏重で、事故に学ぶ姿勢が足りない」と言っていますが、そのハードにおいてすら原発先進国と比べると格段に劣っています。

「コアキャッチャー」と呼ばれる、メルトスルー対策の設備です。

 

コアキャッチャー とは - コトバンク - Kotobank

夢老い人の呟き
日欧の原子炉の違い・・・・日本はコアキャッチャーの設置義務の無い国しか輸出できない。
2013-11-09
http://ameblo.jp/boumu/entry-11678204006.html
宮③シェアする喜びの暮らし=共生社会
福島事故で垂れ流しながら、コアキャッチャー付き原発推進は《多国籍銀行資本が中国・日本の原発企業を遣うマネーゲーム》 [⑴真実を暴く眼力で闇権力と闘う慈悲の怒り]
2013-12-02
http://miyataro.blog.so-net.ne.jp/2013-11-18

 ★阿修羅♪ >2014 年 1 月 07 日
またウソ言う安倍「世界最高水準の新しい安全基準」!! (脱原発を考えるブログ)
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/663.html

日刊ベリタ(※記事は、検索してお読みください。)
政府・原子力規制委が原発再稼動の条件とする「世界一厳しい規制基準」の嘘―原子力市民委員会が厳しく指摘 山崎芳彦
2014年03月01日


国際特許分類[G21C9/016]の内容
http://www.ekouhou.net/disp-ipc-G21C9,016.html
緊急臨界回避装置
原子力プラント
炉心溶融物保持装置

※ここでは、東芝の設備が紹介されています。と言うことは、「コアキャッチャーの設置義務」のある国に対しては、設置すると言うことでしょう。やる気があれば、既存の原発にも設置できるはずです。資金は沢山必要だとは思いますが。

 

★フランスのアレバ社の「ウリ」の設備です。この設備があれば、少なくとも福島タイプの事故は、回避できる可能性が高いと言えるでしょう。事故を起こしておきながら原発を再稼動しようと言うなら、最低限、このくらいの設備を増設してからにするべきでしょう。そうすると、金がかかりすぎると言うなら原発の再稼動は止めるべきでしょう。普通の人間が、普通に考えるとこうなると思います。

 

 

 

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