「北の山・じろう」時事問題などの日記

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玄海原発の事故について

玄海原発の事故について
以下の新聞報道を見ると、最初は事故隠しとも受け取られるような部分的な情報提供をしていたようです。
追求されて、追加公表をしています。その後、もう一件異常が発生したとの報道です。事故1件、異常1件
合計2件です。

47NEWSから引用
玄海原発で放射線値上昇 九電、水漏れとは「関連ない」
2011/12/11 19:55 【共同通信
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121101001640.html

 佐賀県は11日、九州電力玄海原発3号機(同県玄海町)の放水口で、9日午後3時に放射線測定値が473cpm(cpmは1分当たりの放射線測定値)に上昇し、通常の変動範囲(433〜472cpm)を若干上回ったと発表した。

 玄海3号機では9日午前10時50分ごろ、浄化用ポンプから1次冷却水が約1・8トン漏れるトラブルが発生したが、九電は「関連はない」としており、今後原因を調べる。

 県によると、測定値が上昇したのは、2次冷却水を冷やすための海水の放水口。発電所内で低レベル放射性廃棄物を処理した水を捨てることもあるが、9日は処理水の放出はなかった。


毎日新聞から引用
玄海原発:放射線測定値、変動範囲上回る…3号機の放水口
2011年12月11日
http://mainichi.jp/select/science/news/20111212k0000m040022000c.html

 佐賀県は11日、九州電力玄海原発(同県玄海町)3号機の放水口で、9日午後3時の放射線測定値が通常の変動範囲を上回る数値を示していたと発表した。3号機では9日午前10時50分ごろ、放射能を帯びた1次冷却水が1.8トン漏れるトラブルが発生しているが、九電はトラブルとの関連を否定し、原因を調査するという。

 同県原子力安全対策課によると、モニターが示したのは473cpm(測定器に1分間に入ってきた放射線の数)。通常の変動範囲は433〜472cpmとなっている。放水口からは2次冷却水を冷やすのに使われた海水のほか、発電所内の汚染水を浄化処理した水なども排出される。九電は9日は処理水を放出していないと説明しているという。

 測定値は降雨などの自然条件で変動範囲を超えることもあり、昨年12月には雨で507cpmを測定した。9日朝にも雨が観測されている。また放水口周辺に貝類が付着した場合も、貝類の放つ放射線により値が高くなることがあるという。

 モニターは同県環境センター(佐賀市)が常時測定している。データを10日に回収した担当職員は週明けに九電に確認しようと判断したが、11日の別の担当職員がトラブルとの関連から、急きょ九電に確認したという。

 9日の冷却水漏れは3号機の原子炉補助建屋内で発生し、九電は建屋内で汚染水を回収し、外部には漏れていないとしている。汚染水の濃度など詳細は明らかにしていない。

毎日新聞 2011年12月11日 21時08分(最終更新 12月11日 21時52分)


同じく毎日新聞から引用
玄海原発:冷却水漏れ1.8トン 九電公表せず
2011年12月10日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111210k0000e040127000c.html


 九州電力は9日深夜、定期検査中の玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)3号機で、原子炉補助建屋内にある1次冷却水の浄化やホウ素濃度調整をするポンプから1次冷却水1・8トンが漏れたことを明らかにした。九電は当初ポンプの温度上昇のみを同日午後3時半以降に佐賀、長崎両県や報道各社に伝えたが、1次冷却水漏れは公表しなかった。

 九電によると、9日午前10時48分、3号機の充てんポンプ3台のうち稼働中だった1台で、通常は30〜40度の温度が80度以上に上昇して警報が鳴った。このため、休止していた他のポンプに切り替えた。1次冷却水はコバルトなどの放射性物質を含んだ汚染水で、原子炉補助建屋内のピットと呼ばれる回収ますに出たが、回収。外部への影響はないという。

 3号機は昨年12月11日に定期検査入り。原子炉内には燃料が装着されており、冷温停止状態を保つために冷却水を循環させていた。九電は高温になった原因は、冷却水不足や1次冷却水の不良などの可能性があるとみて調べている。

 九電は、温度上昇の警報が鳴った約4時間半後の9日午後3時半以降に佐賀、長崎両県、同6時ごろに報道各社にポンプの異常のみを知らせた。汚染水漏れについては、報道機関の問い合わせに、事実関係を認めていた。九電によると、汚染水漏れが設備内にとどまっているケースでは法規上、公表する必要はないという。九電は「1次冷却水の漏れは原子炉補助建屋内にとどまっており、広報する必要はないと判断した」と説明した。

 経済産業省原子力安全・保安院も、今回のポンプの異常や冷却水漏れは、法令による報告義務の対象にあたらないとしている。ただし、九電からは、警報が鳴ってすぐにポンプを停止し、冷却水が外部に漏れていないことや、モニタリングデータに問題がないとの報告があり、原因を調査することを確認したという。【中山裕司、竹花周】

毎日新聞 2011年12月10日 11時32分(最終更新 12月10日 18時41分)


佐賀新聞から引用
放射性物質含む水漏れ 玄海3号機 公表は警報だけ
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2100021.article.html

 定期検査中の九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)で9日、1次冷却水の浄化用ポンプに異常が起き、放射性物質を含む冷却水1・8立方メートルがポンプ軸受け部分から漏れるトラブルが発生した。水はポンプ台の受け皿を通って処理タンクにたまっていた。同社はポンプの警報が鳴る不具合があったことは発表したが、水漏れは「通常でもあり得る事象で、設備内に収まっていた」として公表していなかった。「やらせ」問題が収束していない中、同社の対応は批判を受けそうだ。

 

 同社によると、運転停止中も原子炉内の熱を取る1次冷却水が循環。冷却水の一部を抽出して不純物をろ過する浄化と、中性子を吸収するホウ酸濃度調整のシステムに設置したポンプ3台のうち1台が作動していた。

  ポンプの軸受けの温度は通常30〜40度だが、80度以上に上がったことを知らせる警報が同日午前10時48分に鳴った。点検したところ、水が流れ出ていた。外部への影響はないとしている。

  九電はポンプを停止し、予備のポンプに切り替えた。今回、簡易な点検を実施していたが、異常はなかったという。ポンプを解体して原因を調べる。

  佐賀県や玄海町には当初、ポンプ不具合の説明はあったが、冷却水漏れについては報告がなく、県はマスコミからの問い合わせを受け、九電に説明を求めた。
2011年12月10日更新


朝日新聞から引用
玄海原発3号機で冷却水漏れ=地元への連絡遅れる―九電
2011年12月10日14時6分
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201112100042.html

読売新聞から引用
玄海3号機の汚染水漏れ、九電当初は未公表
2011年12月11日18時55分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111211-OYT1T00353.htm?from=main1

産経新聞から引用
玄海原発で放射線値上昇 水漏れとは「関連ない」
2011.12.11 19:44
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111211/dst11121119440012-n1.htm