「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

天命 宿命 運命

三つの言葉をどうお考えでしょうか。

私は、天がその人に与えた使命を天命と考えます。
例えば、チンギス・ハンがモンゴル大帝国を築きました。
やろうと思って出来る事では、ありません。天がチンギス・ハンに
命令を与えたのです。だから、出来たのだと思います。
これが、私の考える天命です。

宿命は、個人・集団・地域・国などが背負った逃れる事の
出来ない定まった道です。どうあがこうと、この道を
辿る他に道は、ありません。このような状況を
宿命と考えます。

運命とは、何か???
運命とは、別の言葉で言うと自分又は自分たちの選ぶ未来です。
時代や状況により、宿命と似ている場合もあろうかと思います。

原発事故は、起こる前は運命でした。自分たちの努力や選択に
より事故を回避する事も可能でした。事故が起こった今は
運命が、宿命に変わりました。原発事故の宿命を背負って
未来に向かって歩いていくしか道は、無くなりました。
すなわち、宿命です。

もう一つ運命から、宿命に変わりつつある事があります。
まだ、運命であるかもしれません。自分たちの努力や選択に
より未来を変えうると言う意味です。しかし、時間と共に
宿命に変化しつつあります。

それは、何でしょうか???
これから発生するであろう、大勢の人々の放射能による
健康被害です。このまま、政府・国家行政が無責任のまま
何の対策も取らなければ、数百万人単位の被害者が発生するのではないかと危惧されます。

チェルノブイリ原発事故による放射能が原因とされる死亡者数は
ヨーロッパの一部研究者グループによると、2007年時点で98万5千人と推計されています。もう、100万人を超えているのではないかと思われます。

原発事故の放射能汚染の被害は、これほど甚大なものです。
チェルノブイリ周辺諸国より日本は、人口が多いのです。
被害もそれ以上になる可能性が大きいのです。

今、何の対策も取らなければ、現在のチェルノブイリ周辺諸国の悲劇が25年後、日本で再現されるでしょう。

今は、かろうじて運命かもしれません。しかし、時間と共に宿命に変化していきます。宿命に変化してしまえば、もう逃れる事は出来ません。


2012年01月05日 19時10分