「北の山・じろう」時事問題などの日記

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チェルノブイリ原発、新たな「石棺」着工 老朽化対策で

チェルノブイリ原発、新たな「石棺」着工 老朽化対策で
朝日新聞 2012年4月26日20時3分
http://www.asahi.com/international/update/0426/TKY201204260516.html
図URL
http://www.asahi.com/international/gallery_e/view_photo.html?international-pg/0426/TKY201204260544.jpg
http://www.asahi.com/international/gallery_e/view_photo.html?international-pg/0426/TKY201204260543.jpg
★このような記事も報道されています。国内の事については、中々書きにくい新聞も外国の事は書きます。そこに、日本の未来を重ねて考えて欲しいと思います。特に、チェルノブイリ関連の記事は、日本の未来と重なる部分が多いと思いますので、常に敏感であっていただきたいと思います。

★今の政府・行政のやりかたでは、チェルノブイリ以上の、色々な被害が予想されます。ほとんど、リスク回避をせず、リスクの拡大・拡散をするような政策を取っています。食品の汚染基準、ガレキの全国への拡散、汚染のひどい地域から住民を避難・移住させようとは、しない。どれを、とっても国民にとっては、「お先真っ暗」です。

★現状、このような状況に置かれている事を、理解して頂きたいと思います。原発事故にしても、旧ソ連政府は、石棺方式』を採用し、とりあえず、それ以上の放射能汚染の環境への拡大を防ぎました。日本政府は、汚染の漏出を防ごうとは、しません。時間だけがムダに過ぎていきます。放射能は、原発から漏れ出し続けているのですよ。風向きにより、周辺各地に流れて行き、どこかを汚染しています。

★解け落ちて、どこにあるのかさえ、よく分からない「核燃料」を回収するなど、現在の技術では、ほとんど不可能でしょう。「マキ」の燃えカスを拾いに行くのとは、訳が違います。1000度以上の高温でしかも、殺人的な放射線を発する物体を、地下からどうやって、回収するのですか???素人が、考えたって無理です。それが、何十年も続くのですよ。100年以上かもしれません。圧力容器の中で半分、解け落ちて冷却が可能だった、スリーマイルズ島の事故の時でも、核燃料を全部取り出すには、10年少々かかっているのです。

★日本の場合は、チェルノブイリと状況が似ています。と言う事は、核燃料の回収は、不可能と言う事です。汚染を封じ込める以外に、対応方法は無いのです。

★記事一部引用
『 旧ソ連ウクライナチェルノブイリ原発で26日、放射性物質を封じ込める新たなシェルターの組み立てが始まった。原発を覆う「石棺」の老朽化対策として3年での完成を目指す。原発の解体や、溶け出した核燃料の取り出しには100年近くかかる見通しだ。』

★これが、『現実』です。いい加減に「現実」と向き合うべきです。そうしないと、次のステップに進めません。